2回目です たかひこん@デジタルメディアデザインコース
今日は2年生の授業を紹介します、と言ってもちょうど一週間前と同じ内容の授業なのですがね・・・詳しくはそちらで読んでもらうとして、今日は先週と少し条件を変えてみました。
まず、目安となる定規やコンパスといった決まった単位で計るものを使わないという条件を付けました、つまり皆が共有できる単位を使わずに図形を文字や言葉で伝える必要があるので、先週より少し難易度があがっています、そのぶん図形は少し簡単になってます。
その出来上がりはというと、なかなか上出来でした。
さて、これのどこがデザインの勉強なんだ?って思うかも知れませんが、デザインというのは表面を飾るだけの事ではありません、色々な物事の提案をする事もデザインの仕事、つまり「中身をどう伝えるか」「相手にどう伝わるか」「ユーザにとって何が必要か」「無いものをどう表現するか」「プレゼンテーションでどう理解を求めるか」などデザインを取り巻く色々な事に対してデジタルメディアデザインコースの学生は解答を出していかなければなりません、そういう時にこのようなトレーニングをしておくと何かと便利なのです。
例えば説明のつかないまだ世界に無いようなもののデザインを提案しようとすればするほど、周りの人やユーザに理解してもらう必要があるし、それを納得して使ってもらう必要がある訳です、そんなときに自分が提案している事が説明できなければ相手にされませんよね?なのでこのような課題を通してコミュニケーションの大切さや伝える事の難しさ、表現の難しさ、厳しい条件下での臨機応変さ、ずる賢さ、などなどを経験してもらっています。
今日はアナログ・・たかひこん@デジタルメディアデザインコース
今日の2年生の授業は3〜4名の班に分かれてのグループワークで「図形の説明書を制作すること」でした。
各班に配った封筒にはある図形が入っています、この図形、実は班ごとに全く違っていて、それぞれその図形についてA4用紙に文字や文章のみで説明を書いてもらいます。実はこの文章というのは配った図形の書き方を説明したもので、出来上がった説明を他の班に渡して、その図形が再現できるか?とうのが目標なのです。
人類は言葉を持ち文字を持ち、生活のなかでコミュニケーションツールとして使っています、これらは様々な事柄で応用する事ができますが、対象について他人に説明するにはある程度の技術が必要になりますよね、つまりうまく言い表すとか書き表す事によって伝えたい内容がよりスムースに伝わるという事になります。
課題は、なかなか言葉では表しにくい幾何学的な図形の固まりを、文字や言葉といった表現だけで説明してそれを再現して描き表す事が出来るか?とう事なのですが、実はこれがなかなか難しい、特に図形が複雑だと余計に大変、今日の課題は少し図形が複雑だったので定規やコンパスを使って単位化した数値を使ってもいい事にしていましたが、それでも最終的に再現に至るにはなかなか苦戦します、3班に分かれてそれぞれ作成してもらいましたが、内2班はおおよそ再現できる文章説明が作れた、という結果となりました。
まさに情報デザインという事になるでしょうかね、例えば世の中にはいろいろな製品などがありますが、複雑な物ほど説明書も複雑だったりします、より多くの人に簡単に使ってもらうためにはその製品そのものの設計やインターフェースのデザインも重要ですし、その使い方を説明する文章も重要になります、そういう意味で今回の課題は文字や文章という限られた条件でどれだけ意味の通じる説明ができるか?という情報デザインの難しさを経験できたのではないでしょうか。
久しぶりの雨ですね たかひこん@デジタルメディアデザインコース
「汗かくメディア」も昨日で展示通算4日目となりました、土日の愛知県児童総合セン ターの来場者数は700人以上にもなるらしくて展示開始の2日間は子供たちであふれかえっていました。週があけて平日は幼稚園や小学校があるので来場者数は少なくなって会場は少し落ち着いています、それでも参加してくれる子供たちは元気いっぱいにボールを投げてくれています、さらにリピータもいるみたいで、おかげさまで「なげる、あてる、ひろがる」は好評なようでうれしい限りです。
2年生が授業で訪れましたこの日は小林先生担当の授業で2年生が訪れました、インターフェースやインタラクティブを考える上でも「汗かくメディア」の作品を体験したり、愛知県児童総合セン ターの施設をみることはとても勉強になると思います、今回の「なげる、あてる、ひろがる」はスイッチで制作しましたが、主なメンバーは3年生が中心です、今後スイッチで活動を続けるにあたっても後輩たちに引き継いでいってもらいたい部分もたくさんあるので、ただ体験するだけじゃなく、造る側としてどうあるべきか?なんてことも考えてもらえたらと思います。
やきまくり! たかひこん@デジタルメディアデザインコース
デジタルメディアデザインコースのバーベキューを行いました。4年から1年まで皆でワイワイと楽しい3時間でしたよん。
デジタルメディアデザインコースBBQ 非常勤講師の皆様! みんなIAMAS出身(笑)もちろん非常勤の先生方や、職員の方々も参加、さらには卒業生も参加してくれてて、総勢30名以上。新年度が始まってちょうど2ヶ月が経過しましたが、皆さん先輩後輩それぞれ良い繋がりが出来ましたか?こういう機会こそ学年を超えて知り合うチャンス、どんどん交流してコースを盛り上げてください!
明日はデジタルメディアデザインパーティと題して、これまた学年を超えた交流会を開催予定、今日のBBQは外でワイワイでしたが、明日のパーティはおやつをつまみながらどちらかと言うと皆で将来の事や学校の事、コースの事や友達の事、時には恋話なんかで盛り上がってくれたらと思います!ブログ観てる学生諸君は明日も参加ヨロシク!
ゲリラで攻める! たかひこん@デジタルメディアデザインコース
今日は通常授業終了後の5時半から坂野先生によるゲリラ授業がありました。坂野先生はデジタルメディアデザインコース1年生のグラフィクデザイン基礎を担当されていて、彼自身もデザイナーとして仕事されています。
今回のゲリラ授業は、通常授業では押さえ切れない部分と、雑学も含めてデザインを学ぶ学生にもう少し予備知識として知っておいて欲しい事などが盛り込まれていました。授業は坂野先生のご好意で開催されたもので、完全なるサービス授業だったのですが、4年から1年まで約30名ほどが参加し先生の熱意が凄く伝わる授業となりました。
ゲリラ授業 ゲリラ授業内容は二部構成で、前半は文字の歴史から。人類が文字を持った紀元前の話から始まって、ローマ字形成の歴史、そこから文字デザインの遍歴とともにグーデンベルグの活版印刷の登場から印刷技術による複製の話に至り、現在の書体のデザインまでの流れという結構なボリュームの話でした。文字の歴史を知る事で、情報に合った適切な文字選びや見せ方に合わせた文字選び、また文法に合った文字選びなど、大量の書体の中から適切な文字デザインを選ぶという複雑な作業を、歴史や成り立ちを知っておく事で出来るというお話でした。
後半は組版について、これは特にグラフィックデザインを志す人にとっては基礎中の基礎でありデザインの要ともなる部分ですね、もともとは活版印刷の技術からきている組版ですが、現在はコンピュータに取って代わっています。しかしデジタル化した現在でもPC上で同じように組版を行っていて、その組み立てを行う事が出来るのが、いわゆるプロのグラフィックデザイナーという訳です。
特に紙面は組版という概念が重要になりますね。例えば文字のサイズにしてみても、ポイントと級というサイズ表記がありますが、ポイントはインチ法で級はメートル法を基準としているので、メートル法になじみのある日本人には級という単位が予測しやすくなります。1級は0.25mmなのでこれを級数にかけると文字サイズが出ますし、A版,B版と呼ばれる用紙サイズもメートル表記なので、紙面に対するマージン(余白)や文字数の計算もしやすくなります。
また段組みによる文字も、書体選びから文字の詰め、日本語と欧文が複合する長文に対する文字選択等々、実はかなり細かいセッティングと気配りをするのがデザインの基本となっていて、それらのノウハウを実際にIllustratorを使ってどのように行うのかを実践しながら授業をしてくれました。
ゲリラ授業 ゲリラ授業ということで今回参加した学生達には良い勉強になったと思います、今後、紙面のデザインをする上で授業の事を思い出しながら実践してみると良いのではないでしょうか。
とりあえず100個とか。 たかひこん@デジタルメディアデザインコース
2年生のWebDesignの授業では、ゴールデンウイーク中の宿題としてWebページの見出しなどに使う事を想定したアイコンを、とりあえず100個作って来るという課題が出ていました。
100個と言われると多いような気もしますが、並べてみると以外と少なく感じたりしますね・・・でも作るとなるとやっぱりそれなりに大変だったと思います。中には数を稼ぐ為だけに作った用途のよく分からないものも含まれていたりと、提出されたデータを観ると苦労の跡がうかがえてなかなか面白かったです。
今回はとりあえず100個という事で、数の多さに参った人も中にはいたようですが、とにかく限られた期限内に数をこなすという作業に慣れると言うのもデザインの仕事では重要です。もちろんそれでいて使えるものを提案しないと意味が無い訳ですが、まだまだ学生達にとってそれはハードルが高いので、今回はアイコンの善し悪しはひとまず置いておいて、数をこなして来るという事を第一目標としました。
ただ、そうは言っても、こういう作業を行うに当たって実際の社会で運営されているWebページのアイコンがどのように作られているのかを良く観察し、作り方を試行錯誤して、実用に耐えうるアイコンをどう産み出せば良いのか、デザインだけではなく技術も含めて自ら模索して制作を進めるという事に特に注意してほしかったのですが、少し説明不足だった事もあってかアンチエリアスの有無やトレスラインを入れるか否か、とか、カラーのバランスをどうするかなど、技術的な部分の不足がちょっと目立ってしまったのは失敗だったかもしれません・・。
それでもドット絵を描く事に慣れている人は、さすがにその辺りの使い分けがしっかり出来ていて、なかなか良いのもありました。
簡単にリアルタイム配信の時代 たかひこん@デジタルメディアデザインコース
ついにスタートしましたPrologue展!たった3日間しか開催されないレアな展示ですが、皆さんのお越しをおまちしております!
今日は展示会場にて公開プレゼンテーションが行われました、各ゼミごとに開催日が違います、本日は小林先生、上山先生、池田先生担当のゼミのプレゼンテーションが1時00分から3時50分の実習時間に行われていました。わたくしたかひこんは2年生のWebDesignの授業だったため前半参加する事が出来なかったのですが、今回はデジタルメディアデザインコース初のオフシャルUSTREAMを導入しました、つまりプレゼンテーションをリアルタイム中継してネット配信していたのです、なので実は2年生の授業中、同時進行で配信されている中継をのぞいていました(笑)またUSTREAMは配信した映像が記録として残す事ができるので、後にどんな内容だったかをもう一度確かめる事ができて便利です、見逃した人はここからどうぞ。
Prologue展・公開プレゼン Prologue展・公開プレゼン4時間目からは2年生も参加してかなり大所帯でプレゼンテーションを行いました、4年3年にとっては参加人数が多いほど色々な意見を聞く事ができますし、2年生は来年の事を見越してこういう現場をみておくと参考になると思います。
Prologue展・公開プレゼン Prologue展・公開プレゼンプレゼンテーションは1人5分、それぞれ様々な方向性が示された展示になっていますが、これから行おうとする研究テーマの展示とあって、まだまだ詰めが甘い提案が多いのも事実、でも逆にこのタイミングで色々な意見を参考にしてさらに発展して行けば良いかと思います、新学期始まって約三週間で仕上げるというタイトなスケジュールでしたが、今回の展覧会はとても意義があったように思います。
午後5時半からオープニング、若干コースの身内ばかりな気がしますが(笑)学長からの挨拶ではデジタルメディアデザインコースらしい展示になっていると褒めていただきました!運営チームも良く頑張ったと思います。
Prologue展・オープニングパーティ、学長挨拶 Prologue展・オープニングパーティ、上山先生の乾杯そうそう、今回は池田先生と職員のタチコマへ学生達から誕生日サプライズがありました!2名分のケーキを用意できれば良かったんですが、学生達の予算も色々ね、あるのでね、今回は2人で1つのケーキ、なので何故か2人でケーキ入刀(笑)そういえばロウソクを吹き消す定番のイベント無かったね?
誕生日ケーキ! 池田先生、タチコマ、お二人の誕生日、学生達がサプライズで準備してました、ケーキ入刀(笑)もちろんプレゼントも。池田先生には多方面からイジられるので写真をアップしないでって言われていたんですが、学生達からの愛しい想いを伝えるのもこのブログの大事な使命、なにより担当教員のわたくしたかひこんは学生達の気持ちを伝えるという仕事!だから池田先生ゴメン、やっぱり載せる事にした。誕生日プレゼントの写真はギャラリーにてお楽しみください。
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