



















12月24日 午後・アトリエD305 たかひこん@デジタルメディアデザインコース
メリークリスマス!と言う事で、世間では24日のクリスマスイブは3連休だったのですが、名古屋造形大学は特別開講日という事で普通に授業でした。この日の午後は2年生の実習授業で病院のピクトグラム制作のプレゼンテーションが行われました。
担当は渡邊先生。各自実際に存在する病院を設定し、内科外科など各科のピクトグラムデザインと名称などの文字組、それにトイレなどの共有のピクトグラムも含めて想定し、それぞれが新しいデザイン提案を行っていました。
病院というと、公共性があるうえに、短い時間でピクトグラムを認識し、文字情報の識字が出来る事が重要な所ですから、ピクトグラム一つにしてもかなり難しいデザイン(設計)が要求されますね。地と図の関係や色彩の関係、それにピクトグラムの実際の大きさ、設置されるしかるべき場所や高さ(身長や目線を考慮する必要性)など実際に考えないといけないポイントがたくさんあります、学生達もそれなりにいろいろと考えがあって制作して来たみたいですが、実際に使う事を想定してのプレゼンテーションではやはりまだまだ未熟でした、でもこれを機会に実際に利用する事を考えたデザインの価値や意味を今以上にシビアに捉えてもらえればと思います。
12月20日 午後・大学学食 たかひこん@デジタルメディアデザインコース
今日は学生主催のクリスマスパーティーが大学学食を貸し切って行われていました、ライブパフォーマンスありゲームありコスプレありという感じで学生達で盛り上がってました。
ライブではデジタルメディアデザインコースからKINECTセンサーを使ったインタラクティブなパフォーマンスが行われると聞いていたのでちょっと取材にお邪魔したのですが、わたくしたかひこんは本日教授会だったため、遅れて会場入り・・・いやつまり、既にライブ終わってました・・・
と、いうことで、ネタを拾い損ねたので、会場の雰囲気が分かる写真をお届けしときます(笑)メリークリスマス。
12月17日 午後・大学ギャラリー前 たかひこん@デジタルメディアデザインコース
先週の「TECHTILE」ワークショップに引き続いて、この日の1年生映像基礎の授業では担当の河村先生によるプロジェクションマッピングのワークショップが行われました。
今回映像をマッピング(投影)する被写体はバス!しかもなんと河村先生個人所有の自家用バス!!なんでバスなんてもってるの?っていう素朴な疑問はこの際忘れましょう!って言いたいところですが(笑)MOBIUMと名付けられたこのバスは河村先生の制作活動で使われてきたいわば作品の一部、実は前日に柳原商店街のイベントにも参加されていて、車体にはチョークによるたくさんの絵が描き込まれていました、その様子は2年生のコシくんことアサノくんのBLOGに掲載されています。
さて、話をワークショップに戻して、まずプロジェクションマッピングとはどんな技術なのか?というレクチャーから授業を進め、その後バスに投影する映像を制作。半日という短い時間だったのでプロジェクションマッピングの解説から制作、映像の書出しまでするには若干時間が無かったみたいでちょっと大変そうでした。
実際のバスへのマッピングは暗くならないと出来ないので午後6時からセットしてスタート、残念ながら雨となってしまいましたがバスに上手く映像投影が出来ました、各自の作品を順番に投影してワークショップは無事終了。投影が6時以降で少し時間が遅くまでかかってしまって最終的に全員で完成を鑑賞する事は出来ませんでしたが、一通りプロジェクションマッピングの工程を終了する事ができました、河村先生ありがとうございました。とりあえずこのワークショップを通じてマッピングや映像制作に興味もってくれればと思います。
写真が届きました! たかひこん@デジタルメディアデザインコース
今年度からデジタルメディアデザインコースで写真基礎の授業を担当してくださっているプロフォトグラファーの漆脇美穂先生から、秋の芸術祭の時のライブ写真が届きました。
3日間開催された芸術祭では様々なバンドによる野外ライブが行われるのですが、デジタルメディアデザインコースの学生の参加率が結構高くて、漆脇先生が撮影されたショットに多く写っているという事で、せっかくなのでブログに使って下さいと写真を譲ってくださいましたのでブログにアップしました!
漆脇先生はデジタルメディアデザインコース以外にもグラフィックデザインコースなどで写真の授業を担当されていて、名古屋造形大学では大学案内のパンフレットの写真なども撮影されています、また前回の記事で紹介した「高北幸矢インスタレーション「落花の夢」」の作品集やパンフレットの写真も撮影されていて、プロのフォトグラファーとして活躍されています。
12月12日 午前・爲三郎記念館 たかひこん@デジタルメディアデザインコース
名古屋造形大学・前学長の高北先生の展覧会「高北幸矢インスタレーション「落花の夢」」を観てきました、この展覧会は10月13日(土)から12月16日(日)まで古川美術館分館「爲三郎記念館」で行われている特別展で、高北先生による爲三郎記念館の空間を使ったインスタレーション作品です。
爲三郎記念館は数奇屋造りの母屋と日本庭園、茶室からなる家屋で、名古屋市は覚王山のビル群の裏手の閑静な住宅街に、古川爲三郎の遺志のもと、わび・さびの風情が残されています。「落花の夢」はそんな、わび・さびに一輪の華やかさをあしらい、随所に夢をちりばめた、空間全体を包み込んで感じるインスタレーション作品でした。古の日本の風情という素朴かつ力強い空間の力を受け止めるのではなく、むしろそれと馴染む高北先生の発想がとても良くて、お茶を飲みながら庭園を眺めている時間が心地よかったです。
爲三郎記念館には数寄屋カフェがあって、空間と作品を眺めながらお茶ができます。展覧会限定の和菓子「落花」は椿をかたどったもので、食べるのがもったいないくらいですが、抹茶とともに是非ご賞味ください。ミュージアムショップには高北先生の作品やポストカードが販売されていますので是非こちらも。そうそう椿をあしらった包装紙のチロルチョコ(イチゴ味)も売っていて先生の茶目っ気が垣間みれました、もちろん購入して帰りましたよ。
展覧会は12月16日(日)まで。もうあと少しですが是非この週末お出かけください。
http://www.furukawa-museum.or.jp/index.html
12月10日 午後・アトリエD305 たかひこん@デジタルメディアデザインコース
1年生映像基礎の実習授業担当の河村先生のご紹介で、山口情報芸術センター(YCAM)の三原聡一郎さんと、デザイナーの小原亘さんによる「TECHTILE」(テクタイル)ワークショップを行っていただきました。
「TECHTILE」は触感を意識した価値づくりを目指す活動として各地でワークショップを開催されていて、今回は1年生と2年生を合同授業に変更しTECHTILEによる触感ワークショップを体験してもらいました。1年生2年生合同って事で総勢50名以上の参加とあって、アトリエはもう熱気と学生達でいっぱいっぱい(笑)
まず導入として山口情報芸術センター(YCAM)の紹介と「TECHTILE」の説明、それから触覚など感覚についてと触感についてのプレゼンテーションが三原さんによって行われました。途中デザイナーの小原さんがグラフィックデザインを行ううえで紙の質量や質感がコンテンツに大きな影響を与える、単に表層のデザインだけでなく、物を触るという触感などの感覚まで意識しツールやメディアを選択しているという話をされていて、なかなか興味深いプレゼンテーションでした。
後半は実際に「TECHTILE」の活動で開発されたデバイスを利用して、触感をテクノロジーによって別の物に転送し、その感覚の相違や錯覚を試しながら、どのような触感の応用や活用が出来るのか?を各グループで検証しました。デバイスの構造は結構シンプルで、簡単にいうと入力側がマイクで振動を電気に変換し、アンプで増幅された振動の信号がもう一報のスピーカーで再現され触感(振動)として伝わるという物です、マスター側(つまりマイク側)に何らかの振動を入力するとスレーブ側(つまりスピーカー側)がそれと同じ振動を起こします。
構造は単純なのですが、様々な物の組み合わせで「触感」を意識した入力と出力を創作する事で意外な錯覚が産まれます、例えばマスター側ですり鉢に入ったBB弾をゆらして振動をおこし、スレーブ側の紙袋にその振動を伝え、マスター側のすり鉢と同じ動きで紙袋を左右に動かすとまるで紙袋の中にBB弾が入っていて中で移動しているような感覚が得られます、実際は紙袋の中は空なのですが錯覚するほどリアルに感じたのにはちょっと驚きました。
短い時間でしたが、デバイスやインターフェース開発、さらにデザインやアート作品を制作するうえで、表層だけじゃなく人の感覚や触感、それに錯覚などをうまく応用する事で、より使いやすいデザインや、より表現に重みをもたせる事が出来る事が学生達に分かってもらえたのではないかと思います。三原さん、小原さん、それにお手伝いくださったNODEの皆さんありがとうございました。
*テクタイル / TECHTILEは、先端技術を基盤として触感を意識した価値づくりを目指す活動です。 人間の受ける触にまつわる印象も含めた「触感」という視点を基に、アート、デザイン、科学、工学など多様な分野に携わる人々が同じテーブルに集い、発展的な議論・創作を行う場を提供することを目的としています。私たちは2007年から展覧会という形で触感表現に関して先端技術から身近な活動まで多角的に紹介し、分野や人のつながりを作ってきました。( TECHTILE公式ページより抜粋)http://www.techtile.org/
12月3日・アトリエD304 たかひこん@デジタルメディアデザインコース
インフォアニメディアチーム(Content design seminar/渡邊先生担当ゼミ所属)が現在制作中の「インフォメディカルウェア」について、国立がん研究センターの伊藤先生を名古屋造形大学に向かえて12月3日に打ち合わせが行われました。
今年度からこのプロジェクトは「患者面談用インフォアニメディアの創設に関する研究」として科学研究費助成に採択され運営されています、現在「インフォメディカルウェア」はβ版の制作が進んでいて、この日は現役の外科医でもあり本研究の研究分担者でもある伊藤先生に、実際の大腸がんのインフォームド・コンセントで利用する事を踏まえた使い勝手や改善点を伺いました。
芸術系大学としてはイラストの出来上がり等が得意分野でもあるのですが、こういったインフォメーションツールは絵だけではなく、実際に使われる場所や状況、使われ方などを踏まえたインターフェース設計や使用目的にあった動作の順番、絵のみせ方など総合的な判断がとても重要になります、実際の医療現場でのインフォームド・コンセントで使用する事を前提にしていますからもちろんとてもシビアなのはいうまでもありません。
今回は伊藤先生の具体的な指摘や改善案もあり、かなり前進した印象でした。今年度末の3月くらいにβ版の最終モデルを発表予定で、それに向けインフォアニメディアチームの制作はこれからも続きます。
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