2年生授業

2年生の授業は「使っていく道具」という1年間のテーマで、前期は、卒業するまで教室で使っていく椅子(住のデザイン)、後期は飯碗、汁碗、お膳の一膳セット(食のデザイン)で、人が生活していく上で必要な衣食住の「食」と「住」を、モノづくりのアプローチから体感するという課題でした。

前期の卒業まで使っていく椅子

実際に使っていくことを前提とした課題なので、例えば椅子の課題であれば、すでに壊れてしまったモノ、とてもじゃないけど長く座っていられないモノ、例えば一膳セットの課題であれば、サイズ感がつかめなく湯呑みみたいになったモノなど、身を以て失敗を痛感、体感しています。

一膳セット

もしこれが仕事であれば許されないことですが、まずは自らがユーザーとなって使うことで初めて理解し、実体験することが大切です。使ってなんぼなんです。

食う!ことで分かることもある。

それが「作品」と「製品」の違いでもあり、彼らは間違いなく、ユーザーに届けるための「製品づくり」が身に染みた1年だったのではと思います。

ライフデザインコース 鈴木

名作椅子を作る3年授業

プロダクトコースの3年生はジョージナカシマのコノイドチェアーを制作しました。

作業風景を紹介します。

まずは3面図をトレースしました。座面の高さや角度、仕口の細かい寸法を確認した上で作業にはいりました。

木取り作業   板が厚いので、焦げがないように少しづつ板をスライド丸鋸でカット。

 

グラインダー作業   座面の削る作業は実際に座りながら座り心地を確認しながらの作業。

南京鉋の作業   面に鉋を一定に当てながら、美しい曲線を形つくる。

 座面の仕上げ鉋   刃を立てずに傷つけないように優しく削る。

旋盤作業   綺麗に削るために刃の動かすスピードと、刃を木に当てる力加減をイメージしながら作業をし、8本のスポークが同じ形状になるように努力した。

ノミ加工   削りすぎないように、そして、面が滑らかになるように、力を加減しながらの作業。 

仕上げ作業   商品になるレベルを目指して紙ヤスリで削り。始めは180番からスタートして800番まで仕上げ、きめ細かい表面に仕上げた。

穴開け作業   正確な角度を維持するために一人が指示を出し、相方がハンドドリルで全体重をかけ、慎重に穴を開ける。

 

背もたれのカーブ制作   直定規を曲げ、身体に馴染むカーブを探して墨付けをした。

仕口加工作業   組み立て時に支障が出ないように、寸法に気をつけて確認しながらノミで削る作業を少しずつくりかえした。

組む

アルヴァ・アアルト-もうひとつの自然

アルヴァ・アアルト生誕120周年を記念した回顧展「アルヴァ・アアルト-もうひとつの自然」を2~3年生が名古屋市美術館に見学に行きました。

アルヴァ・アアルトとは、建築、都市計画はもちろん、プロダクトデザイン分野でも家具や照明器具、ガラス製品など、創作は多岐にわたる20世紀を代表するフィンランドの建築家です。また、旧フィンランド紙幣には肖像画が描かれていました。アアルトの代表作であるパイミオ市のサナトリウム(結核療養所)は、患者の為を考慮した設計になっており、そこに置かれ家具なども新しい技術開発を行うことで患者の使い心地を最優先したデザインになっています。そんなアアルトのオリジナルの図面や、模型、家具など、貴重な作品を見られる素晴らしい展覧会でした。

休憩スペースでは実物に座れます。

黒川紀章の設計の美術館 空の切り取り方

くつろぎ中?の3年生

 

ライフデザインコース 鈴木

1日体験入学は「ランプシェード」作り!

12/8(土)に大学では「1日体験入学イベント」を実施しました。
ライフデザインでは、今回新たなワークショップ授業として、オリジナルランプシェード作りに取り組みました!

今回は14名ものエントリーを頂き、盛り上がりの中でスタート。

鈴木先生の照明に関する歴史や役割についてのユニークなレクチャーを受け、いよいよ体験です。
ワークショップでは2通りの工法を用意し、先ずは半分にチーム分け。
1つは、発泡ウレタンを削りマスターを作り、真空成型器で立体化するチーム、2つ目はイラストレーターというソフトでレイアウトした図形をレーザー加工機で切り抜き組み立てるチームです。

照明についてのレクチャー。「照明」って深い!

アイデア出し、スケッチ、モデルやデータ作り、素材加工と組み立て…幾つかのプロセスを初めて体験しますが、なかなかどうして…工作や操作にも直ぐに慣れ、思ったよりも多くの時間をクリエイティブな作業に充てることができました。

真空成形チームは発泡ウレタンで原型作りです!

レーザーチームは、パソコンでデーター作り。

いよいよ、レーザー加工機でカッティングです!

きれいに切り抜けました!

頑張って作ってくれた中から幾つかの作品を御紹介します。 真空成形チームは、時間の都合で、内側の塗装が乾燥しきれなかった作品の写真が撮れませんでした…ごめんなさい!(>_<)

真空成形…成形する工程を目の前で見ることができるのは面白いですね。幻想的な光です!

そして、レーザーカッターチーム!

最後に今回、レーザー加工機を使用した工法に「ストーンペーパー」を御提供下さった株式会社ミツモリ様に深く御礼申し上げます。
「ストーンペーパー」は石灰石と樹脂による合成紙で、耐水性に優れ、温度や湿度の影響を受けない寸法精度が高く、何より普通の紙に比べ燃え難い性質が、焦げること無く綺麗にかたちが切り抜ける素材としてレーザー加工に適しています。耐熱性も紙より優れていますので、ランプシェードにもいいですね!
今回は、RBD300μ という素材を御提供頂きましたが、コシのある厚手の質感で、今回、穴をたくさん空けてしまった作品もしっかり自立させることができました。とても面白い素材です。

 

ライフ/プロダクトデザイン 金澤

こだわるかぐ展

名古屋造形大学 後期企画展のお知らせ


デザイナーは何に「こだわる」のか?
今回は、私、鈴木の専門分野でもある家具から8つの「こだわる」キーワードをピックアップしました。

形(カタチ) 積(つむ) 折(おる) 曲(まげる) 繋(つなぐ) 跳(はねる) 撓(しなる) 縫(ぬう)

8つのキーワードは構造、素材などのアプローチから実験的な「こだわり」を試みています。
「こだわる」ことで見えてくるデザイナーの意志を座って楽しんで頂きながらご高覧ください。
お立ち寄りの際は、お気軽に研究室までお声がけください。

「こだわるかぐ展」
会期:2018年11月19日(月)〜30日(金) 9:00〜18:00(最終日17:00)
場所:D-1ギャラリー(名古屋造形大学 管理棟1F)

ライフデザインコース 鈴木

本学の卒業生も活躍 学生交流会のお知らせ

JIDA(日本工業デザイン協会)が例年、主催している学生交流会を御紹介します。
3年生あたりになると、就活も気になり始める季節です。
造形大生も様々な分野に旅立っていきますが、学生交流会では、県内の美術系・芸術系大学、専門学校の学生がポートフォリオ(就活に使う作品集)を持ち寄り、JIDAのメンバーである企業のデザイナーや大学教員にレビューしてもらえるイベントです。

今年は、CDA(中部デザイン協会)との共催イベントとなり、規模も拡大して実施することになりました!
実施は、11月18日(日)13:30〜16:30 @ナディアパークデザインセンタービル4F クリエイティブ・ビジネス・スペースコード です。

このイベントでは、美術系の大学・専門学校を卒業した先輩達にも登壇頂き、就活時の苦労話や、学生時代にしておくべきこと、今の仕事の面白さや大変さなど、これから就活を始める学生達にとって知りたい・聞きたい情報を届けるイベントにもなっています。

今回は、名古屋造形大学のプロダクトデザインコースを卒業した先輩が2名も参加してくれます。

お一人は、2017年に卒業し、本多プラス工業株式会社に就職され、同社のオリジナルブランド「ame」の制作グループで活躍されている永田明里さんです。
在学中には学生会長を務め、芸祭ではお茶漬けリプライズで踊り、デザイン女子No.1決定戦2017でプロダクト部門のNo.1、卒展ではコースの最優秀賞を獲得した実力の持ち主です。

もう一人は、同年卒業で、豊田小原和紙ふるさと工芸館に就職され、伝統工芸を守りながら新しい和紙の表現にチャレンジしておられる園部莉世さんです。
在学中から、和紙大好きキャラ全開で、卒制では学内に紙漉場をつくってしまった強者です。芸祭でコビクロの元気な舞台を御記憶の方も多いのではないでしょうか!

この他にも、エレコム株式会社や近畿車輛株式会社、自動車関連会社、株式会社デンソーでデザイナーとして活躍されている計6名が皆さんの悩みに答えてくれます。

ポートフォリオは、「人に見てもらってなんぼ」…実際に企業がどんな視点でポートフォリオを評価しているのかを知ることができ、JIDAやCDAに所属するプロのデザイナー達とネットワークをつくる絶好のチャンスです。
作りかけでも構いませんので、ポートフォリオを持ち込んで、是非、他の学生や自分のレベルや実力を確認してみましょう!

ライフ・デザイン 金澤

「四時」の活動を御紹介します!

こんにちは。助手です。

今日は、本学プロダクトデザインコース(現ライフデザインコース)4年生西尾くん、ジュエリーデザインコース4年生廣田さんによるユニット「四時」(しいじ)についてご紹介します。

 

「四時」は陶器や真鍮を素材にしたアクセサリーやカップ&ソーサー、お皿などを中心にデザインから制作・販売まで2人で行うユニット。

 

 

真鍮を素材としたアクセサリーはジュエリーデザインコースの廣田さんが、陶器のアクセサリーや食器はプロダクトデザインコースの西尾くんが制作しているそうです。

 

 

岐阜市にある柳ヶ瀬商店街で毎月第3日曜日に開催される「サンデービルヂングマーケット」や、名古屋造形大学芸術祭などに出店しています。

名刺やタグ、お店で使用するディスプレイ用の台など、細部まで二人の美意識が行き届いています。

 

 

直近では10月6日(土)〜8日(月)開催の名古屋造形大学芸術祭に出店予定、
http://www.nzu.ac.jp/~artfes/

次回10月21日(日)開催のサンデービルヂングマーケットにも出店が決まったそうです。
http://ysbmkt.com/

 

そんな「四時」の活動が、この度「岐阜本 最新版」にて紹介されました。

 

 

59ページ目の左下です!

 

 

「岐阜本 最新版」は、エイ出版社より9月26日発売です。

岐阜本 最新版 (2018.9.26発売)
¥999(税込)
雑誌コード|62416-09
ISBNコード|978-4-7779-5280-9

 

四時
Twitter: siji_yoji
Instagram:siji_yoji

平野さんを御紹介します。

こんにちは。

随分、ブログの更新をサボってしまいました。

最近、「こんにちは。助手です!」の書き出しで始まるブログに気が付かれた方もおられると思いますが、今日は、この4月からライフデザインコースとジュエリーデザインコースの助手を勤めてくれている平野さんを紹介します。

彼女は本学の、現メディアデザインコースを卒業した後、東京藝術大学大学院の先端藝術表現の道に進み、現在はアーティストとしても活躍してる才女です。
デザインコースの助手の仕事をこなしながら、時折BSやラジオにも顔(声)を出しながら、自身の創作活動を進めています。

つい先日(7月22日)も、岐阜県立美術館で行われた彼女のワークショップに参加してきました。
題して「蘇生するユニコーンと物語る」
延命処置を受けているユニコーンが静かにテーブルに身を横たえ、その傍に白衣を着た御本人が佇み手当をしている…少しハレーションし気味に白いユニコーンと白衣が浮かび上がる空間を囲み、そこを訪れた人達が自分達の物語を鉛筆で原稿用紙に綴っていく…というもので、来場者は、なんとかユニコーンの息遣いを聞こうと…静かな空間に耳を澄ませます。

その場所に入ると…ユニコーンというチョイスに共感し、丁寧なユニコーンの存在に驚き、シュールな設定…空間に不思議な非日常を感じます。

普段、遠のいてしまった鉛筆での手書き作文では、減っていく芯の向きに気を配りながら、丁寧にひと文字ひと文字をしたためる確かさを感じ、勢い余って紙を破らない様に慎重に消しゴムを使う力加減には懐かしささえ覚えます。

懐かしい気持ちは、そのまま…自分を、自由に色々なことを空想した子供の頃に連れていってくれる様で、気が付くと無心に鉛筆を動かす自分に出会います。

畢竟、彼女の作品は「リアリティーとは何か?」とか「存在の意味」を問う様な哲学的なテーマに行き着くのかと思い込んでいましたが、今回、体験してみると…そんな難しいことは置いておいて…「束の間、童心に戻れるスイッチ」なのだと感じました。

そこには…デザインとは異なり、如何様にも受け止め解釈出来る自由があり、いつも焦点を合わせ仕組みを見抜こうとする観察ではない曖昧さがあり、それを心地良いと感じる自分に嬉しくなる…そんな不思議な時間がありました。

彼女は、岐阜県美術館のアーティストインミュージアムという企画の一環で、岐阜の盲学校での制作プロジェクトなども進めています。

参照:http://www.kenbi.pref.gifu.lg.jp/page5538.php

これからも興味深い作品がとても楽しみなアーティストのおひとりです。
とても面白い不思議な体験を請け合います。

イベントなども紹介していきますので、機会があれば是非足をお運び下さい!

ライフ 金澤

ZOKEI WEEK開催のお知らせ

こんにちは。助手です。

本日5月31日(木)から、名古屋市千種区の「5/R Hall&Gallery」にて名古屋造形大学9コース合同展示「ZOKEI WEEK」が開催されます。

名古屋造形大学の全9コース+コミックイラストレーションゼミから選出された卒業生・在学生の卒業制作作品・課題作品が展示されます。
ライフデザインコースからは、現2・3・4年生が昨年度制作した課題作品が5点、昨年度制作された卒業制作作品が1点の計6作品を展示しています。
それぞれ課題内容の説明やコンセプトなどのテキストも一緒に展示していますので、ライフデザインコースや他コースが普段どんな授業課題を行っているか、カリキュラム内容がよりよく分かる展示となっています。

ぜひ、千種の5/R Hall&Galleryへお越しください!

ZOKEI WEEK
会期:2018年5月31日(木)〜 6月04日(月)
出品作家:名古屋造形大学 学生
・美術(日本画・洋画・彫刻・コンテンポラリーアート)コース
・マンガコース
・アニメーション・CGコース
・メディアデザインコース
・イラストレーションデザインコース
・グラフィックデザインコース
・ライフデザインコース
・ジュエリーデザインコース
・建築・インテリアデザインコース
・5コース合同運営ゼミ:コミックイラストレーションゼミ
場所:〒464-0850 愛知県名古屋市千種区今池1-3-4
5/R Hall&Gallery
地下鉄の場合 、地下鉄千種駅4番出口より南へ徒歩2分
JRの場合、JR千種駅改札口より南へ徒歩2分

DESIGN STUDY展 会場の様子

こんにちは、プロダクト2年の篠田と石川です!

本日はこの場を借りて、名古屋市民ギャラリー矢田にて5月15日(火)~20日(日)まで開催されている『24th Design Study Exhibition』のご紹介をさせていただきます!

まずは私たち、プロダクトデザインコースから!
第5展示室で展示を行なっている、メインである3年生の展示のご紹介です。3年生は曲木の技術を使った[木造]、3Dプリンターから作られる[樹脂]、ニューボンという透光性をもつ[陶器]のそれぞれ違った素材で作られた3種類の照明の展示を行っています。

画像の作品は、3年生の三谷彩乃さん作「とけた電球」です。
同じ照明でも、素材が異なるだけでガラッと変わる表情が楽しめるかと思います!

展示室内も個々の照明がふわりと燈る、素敵な空間となっております!3年生の照明以外の制作の様子が描かれた映像も流れておりますので、そちらも合わせてお楽しみください^ ^

続いては第3展示室で展示している、4年生と2年生の紹介です!
4年生は自由曲面で構成された花瓶と、水栓&ソープディッシュのモデルの展示を行っております。

花瓶は花を美しく飾るためのデザインがされており、それぞれの作品が自由曲面を駆使した個性溢れる作品となっています。
水栓&ソープディッシュは、見た目だけではなく、使いやすさや既存のパーツを考慮したデザインになっています。
4年生は3年間勉強してきている成果がとても現れていて、2年生の私たちは追いつける気がしませんが…頑張ります……
そんな2年生は、『つながる』をテーマとしたプランターと、グループで制作したリバーシを展示しています。
プランターは、陶芸の鋳込みという技術で同じ形をいくつも作って、それぞれの方法で繋げて制作されています。
リバーシは、3~4人のグループで協力し、一つの作品を作っています。

画像の作品は、2年生の奥田さん、伊藤さん、後藤さん、寺澤さん作の「CONE」です。

どれも2年生らしい、個性が光る斬新なアイデアで、上級生に負けない活き活きとした作品となっています!
2年生と4年生、アイデアの方向性が全く違うところも見所なのではないでしょうか…?

プロダクトデザインコース、様々な作品が並んでおります!!第3、第5展示室でお待ちしております♪(´ε` )

続きまして、同時に展示している建築・インテリアデザインコースと、ジュエリーデザインコースのご紹介です!

建築・インテリアコースは第2、6、7展示室にて、3年生の作品が展示されています。
名古屋造形大学付属美術館を想定し、決められた敷地内でどのようなデザインをするのか、精密なモデルや見取り図などで表現されています。
あんなに細かいモデル…作れるのすごいなー…。

ジュエリーデザインコースは、第4展示室、1番奥のお部屋です。
2~4年生の作品がずらりと並んでおり、小さなスペースから一人ひとりの世界観が作られていて圧巻でした…!
ジュエリーも細かく繊細なもの、よく綺麗に作れますよね…さすがです!

そしてSTUDY展賞!なんてものもあるのです。
建築・インテリアからは佐々木佳乃さん、河合雄斗さん、プロダクトからは野呂翔子さん、ジュエリーからは塚本萌菜さんでした!
素敵な作品が揃っています、ぜひ探してみてくださいね^ ^

プロダクト、建築・インテリア、ジュエリーの3つのコースが集ったSTUDY展、とても充実した内容になっています!

1年の集大成、是非足を運んでみてくださいね!!
お待ちしております(*´ー`*)

PD2年石川・篠田