言葉で伝えるって難しい たかひこん@デジタルメディアデザインコース
先週に引き続き2年生の今週の月曜日の授業は図形を説明するという課題を行いました、今回もグループに別れての作業。4〜5名ほどに別れた各グループには前回同様に別々の図形を渡します、そして前回と同じくその図形についての説明を言葉に変換してもらい文章として書き起こしてもらいました。
図形からルールを見つけ出す作業前回と違うのはまず単位を使わないという事、そして図形を再現してもらう時に「喋り」で伝えてもらうという事です。前回は文章としての説明書きが書かれた用紙を相手に渡してそれを読んで図形を再現してもらいましたが、今回は喋りによって、つまり音声によって伝えてもらって図形が再現できるか?というのを行いました。
渡された図形について、まずどのように言葉で説明するか?をグループで話合い書面にまとめます、そして次にそれを喋りだけで伝えるにはどうするか?という文章に変えます、まぁいうなれば台本や台詞と言ったところでしょうか、ラジオのDJが事件や事故を喋り言葉だけで伝えるのと同じ感じ、と言えば分かりやすいでしょうか。図形の再現に今回はSkypeを使ってみました(つまり電話で図形を説明するような感じです)説明するグループは別の部屋からSkypeを通じて音声のみで伝えます、受け手はそれを聴きながら図形を再現します。
skypeを使って音声のみで図形を伝える skypeで相手の説明を聴きながら図形を再現するグループラジオと違ってポイントは電話と同じで相手に質問が出来るという点ですね、双方向のやり取りで伝わってるかどうかなどの問題点がリアルタイムに出て来るので、臨機応変に対応しながら図形の再現率が上がって行く過程は見ててなかなか面白かったです。それぞれのグループが色々な方法を利用していてなかなか興味深かったのですが、あまり手の内をここで書くと来年同じ課題が出来なくなるので解答に関してはとりあえず伏せておきます(笑)
文字で伝えるって難しい たかひこん@デジタルメディアデザインコース
今日は2年生の授業をご紹介します。この授業はプログラム基礎の授業の一貫なのですが、PCでプログラムを書いて物を作るという内容とは別に(ちゃんとしたプログラムの授業は別の時間にやってます)もう少し考え方や発想という部分を養うという事に重点を置いた内容で行っています、どちらかというと情報デザインを考えるという事になるでしょうかね。
とりあえず、まず3名〜4名ほどのグループに分け、それぞれに封筒に隠した図形を渡します、もちろん各グループに渡された図形は違っています、そしてその図形を文章のみで説明して表現するという作業を行ってもらいます、つまり、渡された図形を説明する説明文を書く訳です、そしてポイントは図形を知らない人がその説明分を読んで図形を再現できるか?というところにあります。要するに複雑なイメージを文字だけの説明書にして、それを読みながらイメージを起こすと、同じ図形が出来上がる(はず)というものです。
今回は定規や単位を使っても構わないという条件をつけました、なので比較的サイズなども再現しやすいものとなりました。しかし実際にやってみると文章による説明がとても難しいのです、最後に各グループの説明文を配って再現するという答えあわせをしましたが、それぞれ微妙な間違いがあったりとなかなか面白い結果になります。
これは説明文を作る人の文章表現力にも左右されるし、また解答する人の文章を読む読解力にも左右されます、デザインにも同じ事が言えて、デザイナーが想い描いたように物を使ってもらえないなど、デザインという共通言語で造り手とユーザが結ばれないと思わぬエラーを起こしたりします、そういう意味でもこの課題は実はとてもデザインやプログラムを考えるのに有効なのです。
若干五月病・・ たかひこん@デジタルメディアデザインコース
ご無沙汰しておりました、みなさんゴールデンウイークはいかがお過ごしでしたか?ゴールデンウイーク中は休みだったので「休みは休む!」をもっとうにブログもtwitterも一切書きませんでした(笑)今日からまた通常とおりブログも再開する予定です、が、わたくしたかひこんは若干五月病にかかりかけております(汗)・・はやく気持ちを仕事モードに切り替えねば!
2年生は加藤先生によるwebの授業が行われていました、今年はWordPressというCMSを利用したサイト構築をメインにHTML / CSSの基本的なコーディングとPHPによる処理など主軸にした12回の授業カリキュラムとなっていて、去年よりも今年は少し実践的な授業内容となっています。
芸術系大学のデザインコースに対して、ますますwebデザインの需要が高まる昨今では、webページの見た目のデザインとともに、それを構築するために構造などもある程度理解して組み立てれなければなりません、もっとも本気でサイト運営なども含めて考えていくとサーバ構築やセキュリティーなどもっと複雑な領域になってくるのですが、少なくとも今のwebがどのような仕組みで運営されていて、私たちのような「デザイン」を生業とするデザイナーがどのように関わって仕事をしていくのかという部分は知っておく必要がありますからね。芸術系の大学生にとってサーバやプログラムというのは敷居が高いですが、今やそれもやっていかなければならない時代ですね。
4年3年はゼミが行われていました、今日は渡邊先生のゼミが臨時でプレゼンを行っていました、渡邊ゼミはアニメーションを中心としたシーケンシャルコンテンツや、アニメーションを利用したサイネージやインタラクティブコンテンツなどを研究テーマにしたゼミです。3年はまずは基本的なアニメーションを描く事からスタートと言った感じで、それぞれ目標に向けてシナリオや原画作成を行っています。4年生は少し実験的な表現も含めたコンテンツ計画をたてているみたいで、詳しくは来週から始まるプロローグ展にて今年1年の各自の研究テーマが発表されますので、そちらも是非ご覧ください。
池田先生のゼミ生はインタラクティブ系の研究を始めました、まずはI/Oによる処理やセンサーによる外部デバイスによるコンテンツ運営を視野に実験を開始していました、去年の夏の「汗かくメディア展」で出展したスイッチの作品でも使っていたGainerを利用して作品を作るようです。
こちらも電子デバイスやプログラムといった芸術系の大学生にとって縁の無いような領域ですが、実はこのシステムは結構いろいろな作品で使われています、アート系の世界でもメディアアートと呼ばれる領域の作品などはインタラクティブコンテンツが比較的多く、こういった電子デバイスなどのシステムを組み合わせて制作されている事も多く、表現したい内容によってはこのような作業も必要になってきます。
ざっと、今日の授業風景をご紹介しましたが、本当にいろいろ多種多様なので今の芸術系大学の学生達は大変だと思います、でも、それらを習得していく事で新しい表現やデザインが産まれて来るのかなと思います、これからの彼等の成長が楽しみです。
後編は2年生の授業 たかひこん@デジタルメディアデザインコース
2年生は同じ頃アニメーションの授業、渡邊先生によるこのアニメーションの授業は最終的に15週で15秒のCMをアニメーションで表現するという目 標があります、そしてその制作手法はいわゆる商業アニメなどで用いられる一般的な技法を主体としていて、シナリオ、キャラデザイン、設定資料、絵コンテ、 原画、動画、コマ割り、デジタル着彩、編集、サウンド制作、音入れ、アフレコ、等々を順にこなして行きます。
一般的といってもアニメーショ ンの現場の一般的って意味ですので、つまり裏を返せば専門的ですね(笑)アニメーションを作るにあたってはいろいろな表現方法や技術があると思うのです が、この授業では一番オーソドックスなスタイルでアニメーション制作を経験してもらっています。
そしてお気づきだと思いますが、アニメー ションを作るには絵を描く必要があるんですね、絵コンテにしても簡単な表情や動きを表現しなければなりません、実は1年生の授業のドローイングは2年に なってこういう場合に役に立つ訳です、特にアニメーションは人物などのキャラクターの動きや躍動感を描く事が結構重要な要素になってきますから、短時間で 人物クロッキーをこなし表現できる事は利点となります。
実習時間の15週という短い時間でアニメーションを一通り体得するのは若干大変ですが、ライトボックスに向って動画描いたり、レタススタジオやイラストスタジオで着彩編集したりと、実はかなり本格的なアニメーション制作を授業で行っています。
搬出の模様もどうぞ たかひこん@デジタルメディアデザインコース
卒展も終わってそろそろ1週間が経とうしていますが、とりあえず最後の片付けもお届けしておきます、まぁ、つまり搬出の様子です・・・。
最後、閉館してから皆で記念撮影しました、前回のブログでも2枚ほど写真載せましたけど、恒例の連射撮影でGifアニメも健在です(ハイビジョン時代に映像で撮れば良いのになんて事は言ってはイケマセン・・)
さて搬出ですが、展覧会は搬入に凄く時間がかかるのですが、搬出はけっこう早く済みます(といっても他コースの事思うと、ほぼ最後まで片付けやってましたけど・・)午後5時の閉館と同時に皆で一気にバラします、作品はそれぞれが梱包し、展示用に作り付けた壁は全て分解します、壁はまた次回の展示に再利用できるように設計してあるので、学校へもって帰りました、気がつけばコース自前で作った壁が4セットにもなります、デジタルメディアデザインコースて名前だけど何故か建具系が多い(笑)
ということで卒展も終わって、4年生達は卒業式を待つばかりとなりました。
2011年のネタをやっと仕入れた・・たかひこん@デジタルメディアデザインコース
2011年になって、ブログ更新がぱたっと止まってしまいましたスミマセン・・・通常授業が始まったのが12日だったもので、それまでまったくコースのネタが無くて放置しておりました(笑)
今日は2年生の「次世代モバイルコンテンツの提案」という課題が最終で、各グループのプレゼンテーションが行われました。
去年は5月にiPadが出て、携帯市場ではスマートホンが拡大し、モバイルコンテンツの需要が一気に高まった年でした、それに伴って12月のデジタルメディアデザイン展でも幾つかのモバイルコンテンツ作品の発表を行いましたが、今回は2年生に5年後先を想定して、モバイルコンテンツやハードウエアの企画立案をグループで行ってもらい最終プランのプレゼンテーションを行ってもらいました。
プレゼンテーションには4年や3年も参加してもらって、企画の内容、プレゼンの方法や資料の見せ方など、細かな部分に対して質疑応答形式で様々な意見をぶつけてもらいました。発表された企画もなかなか面白いものがあり、中には近未来に実現すると良さそうな物まであって充実した感じを受けました。さすがに2年生はまだまだプレゼンテーションが下手ですが、4年や3年から質疑応答で様々な意見が出ていて、今後にかなり役立つ内容で2年にとって充実したプレゼンテーションにりました。
クリスマスですねぇ たかひこん@デジタルメディアデザインコース
今日はクリスマスイブですねぇ、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
年末に近づき、いよいよ大学の授業も終了となりました、今年も残すところあと1週間ほどです、そしてコースとして今年一番のイベントでもあったデジタルメディアデザイン展も無事終了し、教職員・学生共々良い年越しが出来そうです(笑)
昨日の事ですが、デジタルメディアデザイン展の最後の代表者会議が行われました、展示は終わりましたが、費用の決算など事務的な処理や、展示を行って見えてきた様々な問題点などを話し合いました。
4年から1年まで全学年で行う展示そのものが初めてという事もあって、分からない部分も多く、とりあえず想定できる範囲を予測しながらやってみないと分からないというのが現実でした。実際運営してみるとやはり問題もかなり露になりました、とりあえず展示そのものに大きな影響を与える事はあまり無かったのですが、良い所や悪い所があったので、最後にそれらを話し合いながら次に繋げるためにの会議を行いました。
問題点などがあれば、次に改善する方法が発見できますよね、失敗は成功のもとなんて言いますが、まさに失敗を活かすためにも、問題を共有して次に繋げて行く事が大切です、来年の2月には卒展も控えていますし、来年度もおそらく全学年の展示を行う可能性がありますから、こういう地道なデータ収集がコースノウハウとしても大切な訳なのです。
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