デザイン決まりました たかひこん@デジタルメディアデザインコース
五月に予定しているPrologue Exhibitionのグラフィックデザイン案が決定しました!Prologue Exhibitionは毎年4年3年のゼミ生が今年1年間の研究項目を発表する学内展で、ことしも各ゼミ生が展示に向けて研究内容を忙しく詰めているところです。
文字色をいろいろと・・・ 大量のデザインパターンゼミ生からデザイン案を募集した結果、いくつかの案の中から3年の山崎さんのデザイン案をもとにグラフィックイメージを制作することになりました。主に3年生の山崎さん横山さんが中心となって制作、最終的に2週間2回に分けた展示用にファーストとセカンドの2枚のセットをデザインしました。
最終決定これ例年まではコースキャラクターをあしらったデザインを使っていましたが、今年はPrologue Exhibitionオリジナルイメージとして打ち出しました、毎回の事ながらデザイン案が決定するまでの紆余曲折で大量に出るデザイン案のプリント・・・文字の色や背景の配色など微妙な違いが印象を変えるので、かなり時間かけて吟味した結果、なかなかデジタルメディアデザインらしいデザインに仕上がったかなと思います。
展覧会は5月中旬、また詳しい内容に関しては後日ブログでご紹介します。
特別講座 たかひこん@デジタルメディアデザインコース
月曜日の3時間目に関昌充先生による「美大生のための知的財産講座」が特別講座として開かれました。たとえば自身の作品の著作権や、デザイン等の仕事における知的財産の理解など、美大生に是非とも知っておいほしい知的財産についての概要を講演いただきました。
この授業はプロダクトデザインコース2年生のために設定されたものですが、大学全体として知的財産について周知していこうという流れのなかで、プロダクトデザインコース以外のコースにも参加してもらいたい、というプロダクトデザインコースの先生方のご配慮もあって、今回は特別に関先生をお招きして全学的に開講されました。
また名古屋造形大学では講義授業で「ものづくりの法律」という授業が1年生向けに開講されていて、こちらの講義でも知的財産について15週で学ぶ事が出来ます。
デジタルメディアデザインコースでも日々作品や研究が行なわれています、そして学生達の制作する作品等には必ず権利が発生していますし、また社会への発表や展示においても自身の著作権はもちろん、コピーしやすいデジタルデータを多く扱うコースが故に他人の著作侵害や複製などが起こらないようにするためにも的確な自己管理や、そういう意識が学自身に必要となります、ですので今回は同時間の他の授業の先生方に少しご無理を言いつつ、参加できる学生は極力受講するようにしました。
会場は300人を超える受講者、コースで聞きに行くようにとは言っていたものの、他コースからも多くの学生達が参加していて、知的財産に関する関心が結構高いんだなと思いました。また大学としても全体的にそういう意識を高めて行く事で、作品等の権利をまもり正当に社会へ発信していく事が出来る基礎固めをしていきたいと思います。
今年はどんな事が出来るかな? たかひこん@デジタルメディアデザインコース
25日の夕方から明治村にて今年の「宵の明治村」に向けた投影テストに行ってきました、今年はどんな事が出来るか?というところからのスタートなので、いくつか持ち合わせているプランが本当に実現可能かどうか?という事を確かめるために複数の地点をまわってきました。
プロジェクションマッピングは基本お金のかかる催しです、恒久的に置く訳でもないのに専用設計する割に短い期間で撤去となるので、実質かなり割高感のある展示物。そして世間はすでにもうプロジェクションマッピングとはどういう物か知っているので、規模が肥大化したり新たな趣向が必要となってきて余計に予算を圧迫するという事に・・・事実世間的に認知度が上がった事で、どこもプロジェクションマッピングを是非やりたいと要望を良く聞きます、ですが、いかんせん規模に対しての予算が高いので、だいたい予算との兼ね合いをみながら、限られた予算と、限られた機材、でなんとかするしかありません。
そういう意味でも2年間続けてきた宵の明治村でのマッピングも、新たな事を模索したり規模を大きくしたりしたいのですが、やはり予算や機材の限界が大きくのしかかってきます。大学が持っている機材は基本教育用のもので、イベント用に耐える物を持っている訳ではないので、流用や応用でなんとかなる範囲で、かつ、学生達のマンパワーだけでどうにかする範囲で考えなければなりません、なのでいくつかの可能性を探るために今回も何パターンかの投影テストや測量を行いました。
結果的に、何が出来るか(可能か)は持ち帰って検討になりますが、予想以上に厳しい部分があるのも事実。昨年同様ただ投影するというだけならそんなに問題無いのですが、投影範囲を増やす場合や複数の場所を設定する場合、また機材の設置が難しい場合など、想定したプランを実行するにはいくつものハードルをクリアして行く必要がまだまだあって、今年は何をやるかというのはまだ言える状態ではありません。実際テストしていくつか不可能な部分が出て来ているので、それに代わる方法など解決しなければいけない課題も多数発見しました。ですが出来れば去年とまた違うね、とか、新しさを演出できれば良いなと思っています、夏までまだ少し時間がありますので、これからしっかり詰めて行きたいと思います。
そろそろ慣れてきた たかひこん@デジタルメディアデザインコース
新緑の季節になりましたね、キャンパスの緑も新芽が芽吹いて凄く鮮やかな緑であふれています。そしてそろそろ新学期にも慣れて来たところかなと思います。今日は2年生の授業と1年生の授業の様子をお届けします。
2年生アトリエ・授業風景 2年生アトリエ・授業風景2年生はアニメーション基礎の授業、この日は絵コンテの書方のレクチャーでした、名古屋造形大学にはアニメーションコースがあるので本格的にアニメーションを制作するという事ではなく、アニメーションを制作する手順をおいかけながら、コンテンツの設計や手順をトレースし、そんな中からロジカルに物事を組み立てて行く訓練を行っています。絵コンテが描けるようになると動きや内容を分かりやすく第三者に説明する事が出来るようになります、そういう意味で実はアニメーション制作を経験する事で特に時間軸に沿ったコンテンツを設計するのに役立ちます、もちろん今後3DCGやPVといった映像コンテンツにアニメーション技術は欠かせません、なのでこの授業はデジタルメディアデザインコースには必須なのです。ちょうど今はフィンランドからの留学生が受講していて、中国、韓国、フィンランドの学生が同じアトリエで製作中、なにげに国際的。
1年生アトリエ・授業風景 1年生アトリエ・授業風景1年生は「デザイン」をロジカルに捉えようという感じの授業を行なっています、今はちょうどデザインについてざっくりと話しているところ、たとえばインタラクティブコンテンツやインターフェース設計、GUIやNUI、それにアフォーダンスといったデザインを捉えるのに必要な単語や概念をまずは知ってもらうというところから初めています、この日はいくつかのキーワードについて、自分で調べてレポートを作成してもらっていました。自ら調べて、それが何かを自分なりに理解を深め、それを分かるように文章化するという訓練も兼ねています。とりあえず何でも貪欲になる事がデザインを学ぶ上での第一歩だと思うので、いろいろな事に興味を持って、知りたがる、調べる、まとめる、を日頃から実践して出来るようになってくれればなと思います
。もじのくに たかひこん@デジタルメディアデザインコース
大阪は心斎橋にあるCaruta Bianca(カルタビアンカ)でおこなわれている「じぶんのかきたいじをかいたらこうなっ展」をみてきました。この展示は書体設計士の鳥海修さんの指導のもと、15名が10ヶ月かけて作り上げた自分の文字を披露する展覧会。15人がそれぞれの想いで書きたい文字を設計、その集大成として完成した文字のパネルと、そこまでに至る過程をまとめた15冊のポートフォリオが展示されています。
そして15人のうちの1人がデジタルメディアデザインコース4年の青山さん、とにかく文字好き(笑)3年の時のゼミの研究も文字、そしてついに鳥海さんの指導を受けながら自分の文字を造りました。10ヶ月間愛知から大阪へ通いながら丹念に文字を設計していった軌跡がポートフォリオにおさめられていました、手作業からPCによる作業まで、アナログとデジタルの相互作業によって完成して行くまでの過程をみていると、彼女がたどった作業量が垣間見えます、一つの物を完成させるのは実は大変な事ですが、ちゃんと完成した作品を目の前にすると作家のエネルギーみたいなものを感じますね。
実は現在金沢美術工芸大学の教員で、以前まで非常勤講師としてデジタルメディアデザインコースのグラフィックデザイン基礎を担当してくれていた坂野先生も15人の内の1人、青山さんはちょうど坂野先生が教えてくれていた時の教え子でもあって、気がつけば子弟が同じ土俵で展示しているという、とても良い関係を垣間みれた展示でした。
展覧会は明日までとなっています、文字やデザインに興味ある方は是非ご覧下さい。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「じぶんのかきたいじをかいたらこうなっ展」
開催日時:2014年4月16日(水)〜21日(月) 11:00〜20:00
会場:Caruta Bianca(カルタビアンカ)
(アクセスはこちら:http://
協力:株式会社竹尾 株式会社カルタビアンカ 大日本ス
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
異分野と たかひこん@デジタルメディアデザインコース
ここ数年、医学・工学・芸術学連携としてバイオメディカルインターフェースワークショップに参加するなかで、様々な研究を行なう先生方と知りあう事ができ、それが切っ掛けとなって、今日は関西学院大学総合心理科学科の片山先生の研究室へお邪魔してきました。
関西学院大学先生の専門は生理心理学、脳波から得られる様々なデータから知覚・注意・記憶といった認知過程の解明などの研究をされています。その他、文学部心理学の小川先生、広島大学の林先生を交え、今回は現在研究と開発を行なっているインフォームドコンセントのシステムにおける一つの課題として、表現に使われているデザインやイラストが与える心理的問題点をどう解釈して行くべきか?という我々の問題を題材に、デザインや芸術の評価や、その判断等を心理学的な側面から数値化できるのか?等、様々なコラボレーション研究の可能性を雑談を交えながらディスカッションしました。
心理学の実験質(防音室) 脳波測定のインターフェースもちろんこれという研究課題がすでにある訳ではなく、異分野連携を視野にいれながら、心理学・芸術学、あるいはデザインと医療における問題解決の方法などの模索など、それぞれの先生方の興味が繋がって新たな研究課題が産まれると良いですね、というざっくりとしたお話をしただけですが、来週は名古屋造形大学に皆さんをお招きして、デジタルメディアデザインコースの研究内容をご紹介しながら2回目のディスカッションを行なう予定です。
異分野連携から産まれる研究って目から鱗的な発見や驚きがあるので、今後も引き続きこういった関係を続け、いつかちゃんとした研究課題として立ち上がって行くと面白くなりそうです。
春でした! たかひこん@デジタルメディアデザインコース
今年の「宵の明治村」のための視察に15日明治村に行ってきました、2年間続けた「宵の明治村」でのプロジェクションマッピングですが、今年も何かしら参加する形で話をすすめています。
この日はとりあえず何が出来るか?を検討するために、施設内を見学してまわりました。去年、一昨年と行なった場所を基本としながら、新しい表現が可能かどうかを含めて検討しました。この時期の明治村は春の陽気でとても暖かく過ごしやすい!とても観光日和!春の明治村なかなか良いので是非行ってみてください〜
約2時間ほどうろうろと見て回りました、去年と違った手法や表現が出来たらと思っているのですが、なかなか野外でのインスタレーションはハードルが高くて、出来る事が限られているのも事実、そのなかでも最大限新しい事に挑戦したいとは思っていますが、まだまだ検討の余地がある事が多くて、どうなるかはまだまだ未定。とりあえず計測したデータや建物の設計図とにらめっこしながら可能性をみながら現在図面を書いています、来週早々にまた現場で投影テストを行なって、具体的に何が可能かどうかを検討して行きたいと思います。
Next Page →