



















12月25日(月)クリスマスですね〜。さてクリスマスと言えばクリスマスプレゼント!!ってことでゼミアトリエにはクリスマスプレゼント的なものが届きましたよ!!4K43インチモニター!それも2個も!!デカイ!!(プレゼントだったら予算的に助かるのだけど、プレゼントではなくプロジェクションマッピングの研究開発費で買っております・・・残念)
コンピューターを使った作業が多いデジタルメディアデザインコースですが、コンピューターの性能や環境が制作効率に直結していく事も多々あります。例えば映像制作や3DCG制作などは、扱うアプリケーションが複雑で、操作用のツールウインドウをいくつも開くという事がありますし、プロフラミングを行うには何行にも渡ってテキストを表示する事があります。そういう場合、作業効率に直結するのが画面の広さですよね。
現在コースで使っているディスクトップPCはiMacも含めて27インチWQHD (2560×1440)や5K-iMacなど大きめの画面サイズでそろえています。WindowsPCは場合よってはデュアルディスプレイで作業している事もあり、PC作業が膨大かつ複雑になってくると学生達からも画面の広さの要望が上がってきます。そこで最近少し出始めてきた4K43インチという巨大なPCモニターにすればさらに効率よくなるかもしれない?!とおもい、試験的に2台大サイズのモニターをゼミに導入してみました。
とりあえず、プロジェクションマッピングでよく使う3DCGと映像編集の作業で使い勝手いいかどうか検証したく、各担当のPCに接続して春まで使ってもらう事にしました。3DCGはMayaやcinema 4Dを主に、映像編集ではAfter Effectsを主に使ってます。
12月7日(木)佐川美術館で行われる「魔法の美術館」へ搬入に行ってきました。今年は夏に大阪は天保山にある大阪文化館での「魔法の美術館」に出展していたので年内2回目の展示となります。佐川美術館は滋賀県の琵琶湖のほとりにある奇麗な佇まいの美術館ですね、今回ここで行われる魔法の美術館は2回目だそうですが、私たちスイッチにとっては初めての出展となりました。
現在「魔法の美術館」に出展している作品「なげる、あてる、ひろがる」は長期出展に耐えるため改良を加えたものですが、それらの改良や開発に携わったスイッチメンバーが今年度で卒業していきます。なのでこれらの作品を運営するためには後輩メンバーが引き継いで行く必要があり、今回は今後のスイッチ運営を担う3年生2名をふくめた4名で設営してきました。
設営手順は今まで通りなので、特に新たな事を組み込む必要はいまのところなく、会場に持込まれた作品を組み上げるところから順調に作業は進みました。ただ夏の大阪展示など長期展示を耐えてきた作品でもあり、各所痛みや部品の欠損なども見受けられ、部品の補修や交換など幾つか行いました。この作品はボールを投げて物理的に動作する仕組みを使っているので、耐久性のことや痛みの具合などは結構シビアですね。今回の佐川美術館での展示も年をまたいで2月中旬までと約2ヶ月間の長期運営が行われますので、途中で壊れない事を祈りつつ、問題ありそうな部分は部品ごと取り替えました。
魔法の美術館は、体験型のメディアアート作品を存分に体験できる数少ない企画の展示かと思います、是非様々なアーティストの作品に触れて、メディア表現やデジタル技術の可能性、驚きや楽しみを体験してください!
会期・2017年12月09日(土)~2018年02月12日(月)
会場・佐川美術館 〒524-0102 滋賀県守山市水保町北川2891
問い合わせ・Tel:077-585-7800 Fax:077-585-7810
開館時間:9時30分~17時 (最終入館は16時30分迄)
休館日:毎週月曜日(祝日に当たる場合はその翌日)・年末年始
※展示替え等のため臨時休館する場合があります。
11月28日(火)明治村でこの冬に開催される「きらめき明治村」のひとつのイベントとして、聖ザビエル天主堂にプロジェクションマッピングを行います。聖ザビエル天主堂のプロジェクションマッピングといえば2014年と2015年のそれぞれ秋にデジタルメディアデザインコースで制作した作品の上映を行なっていましたが、2016年は行なっていませんでした。そして2017年ははきらめき明治村の趣旨に合わせた形で復活ということになりました。
この日は搬入日、投影する映像はDigital Media Design Exhibitionの展覧会の裏で実はゼミ制達がずっと作っていました。コース展の傍らで別のイベントのコンテンツ制作が進むというダブルタスクはまぁ日常茶飯事なコースですが(笑)今回の映像はきらめき明治村の趣旨に合わせて約3分という短いものなので制作は以前の事を思うと軽減できていました。が、実は裏があって12月と1月で映像を入れ替えるという事になっています、なので実質は6分以上の尺を作らないと行けないんですけどね・・・でも時間差があるので制作に少し余裕があると言う感じですかね。
昼間の通常営業に影響しないように今までは毎回機材を片付けていたのですが、今回は運営コストの事もあってプロジェクター等の設備を毎回出し入れする形式をやめて常設する形になりました。なので少し無骨ではありますがオペレータ用のボックスが建ちました。ここをボックスにする事で、プロジェクターやPC、ケーブルなどを常設する事ができ、毎回の開始前の機材の出し入れや接線、それに映像を合わせる作業などが省け、運営コストを下げる事ができます。
大事な事と言えば、大学といえども我々は無料でやっている訳ではありません、当然ながら何かを制作すれば制作費や人件費などコストがかかるのは当然ですので、機材費用、設備費用、制作費用、人件費など必要な予算は研究協力費という形で援助していただいています。プロジェクションマッピングは特にコストがかかりますからね、そして学生だからただ働きという訳には行かないので、援助いただく予算と照らし合わせながら可能な範囲で制作運営をすすめています。なのでコスト削減ももちろん課題になります。業者さんの事を思えばかなり安く上がってるとは思いますが、安売りをしている訳ではなく、大学やコースは研究や実験の場として使わせていただく事を前提として、明治村さんと協力してコンテンツ提供を行なっています。
2017年11月25日 23時59分
11月21日(火)〜26日(日) Digital Media Design Exhibition 2017を開催いたしました。Digital Media Design Exhibition 2017はデジタルメディアデザインコースの在籍学生1年から4年まで総勢113名全員が参加する年に1度のコースあげての大きな展覧会です。来年からコース名がDigital Media DesignからMedia Designに変るので、Digital Media Design Exhibitionという名称での展覧会は今年で最後を迎えます。
コース展では1年2年は課題制作やそれぞれの自主制作の出展、3年4年はゼミで研究している課題の出展となります。美術系大学ではだいたい作品展となると個人出展が多いですが、コースではグループワークやプロジェクト展示なども多く、あるていど規模の大きな課題なども展示しています。またデザイン分野の中でも現代社会と密接に関わるICT関連の内容をコースとしても主軸にしているため、映像や3DCG、ゲーム、Web、インタラウティブコンテンツなどコンピュータを中核として産み出される作品や研究課題が多いのが特徴です。
VRやMRといったゴーグル型のデバイスを使った表現、iPadやiPhoneなどのモバイル端末を使ったもの、流行のプロジェクションマッピングなど先端的な作品や研究課題もあれば、グラフィックデザインやWeb、写真、映像、アニメーションといった従来の表現を応用した作品や研究課題もあり、多岐にわたる表現が点在しています。
11月17日(金)国立がん研究センターとの共同研究している環境省研究プロジェクトの打ち合わせのため福島へ行ってきました。このプロジェクトは渡邊先生のコミュニケーションデザインゼミが現在研究している項目で「放射線の健康影響に係る研究調査事業」にて、インフォグラフィックスを活用した効果的なリスクコミュニケーション技術の開発を行なっています(会議中の写真が無くて・・・昼ご飯の写真しかありません)
簡単にいうと「放射線による健康影響」という難しい課題、たとえば放射線の基礎知識やそれらが私たちの生活や身体にどのように作用し影響を与えるか?という難しい事を、ちゃんと理解していただくための教材の開発です。震災によって大きくクローズアップされた放射線による問題は、日本人にとってとても関心の高い項目ですが、それらの知識を正確に知り理解している人は実はそんなにいないのでは無いでしょうか?
例えば造形大学のような美術系大学の学生達にとってみれば、放射線とは何か?それによる健康との関係は?と言われてもピンと来ない学生が大半だと思います。しかし放射線の問題が福島原発で起こった以上、それらに関する知識は持っておく必要があるかと思うのですが、内容は複雑で難しい・・・そこでそれをより理解しやすくするにはどのような教材が必要か?を考えるのがこの研究です。
造形大学では、難しい内容をインフォグラフィックス、要するにグラフィカルなイメージと、アニメーションやインタラクティブ性などを組み合わせてより理解しやすくした教材の開発を目指しています。この日は関係する方々が集まり、今まで取り組んできた内容の報告と、それらによる問題点の洗い出しなどが行なわれました。まだまだ開発段階で課題も多く難しい内容だと感じますが、ゼミ生達には今後も教材開発に注力してもらいたいと思います!
11月14日(火)そろそろコース展「デジタルメディアデザイン展」が近づいてきて各アトリエでは制作に追われるゼミ生達がせわしなく制作と研究に打ち込んでいます。インターフェースゼミではこのほど導入した3Dプリンターで早速プロトタイプの制作を続けて来ました。そもそも3Dプリンターの導入を急いだ訳は、スイッチで制作してきた独楽の作品「まわる、うつる、ひろがる」の独楽本体が長年の使用で破損が目立ってきて使用不能となる個体が出始めてきて運用がままならなくなってきたからです。
実はこの作品、来年で9年目を迎えます。展示で荒く扱われるだけにそれなりの強度が必要なのですが、初代は1回の展示で木製の筐体が全滅、電子基板はその後2年で再設計を行い、2世代目を改善しながら去年まで使ってきました。3Dプリンターが安価になってきた頃から設計をやり直そうと考えてはいましたが、他の事も色々忙しく、ついに使えなくなる所まで来てしまったため、早急に3世代目の開発が必要になりました。改良型の3世代目を「デジタルメディアデザイン展」に出展する事も決定しているので、動作させるところまでなんとかしたいと日夜ゼミ生の伊藤くんが開発を続けています。
独楽を回す事が作品を動作させるトリガーなので、電子基板にも結構負担がかかります。なのでプリント基板を専用設計して発注しました。以前までのユニバーサル基盤と違って結線等が少なくなるのでエラーが少なくなります。基盤や電池をおさめる筐体を3Dプリンターで制作、さらに独楽本体も今回は3Dプリンターで製造しています。独楽自体は木製が良いとの意見も多いのですが、とりあえず今回はすべてを3Dプリンターで制作しました。今後は木と3Dプリンターのハイブリッドモデルも開発する予定です。
10月27日(金)冬のプロジェクションマッピングにむけて明治村にあるザビエル天主堂を使った投影テストに行ってきました。夏に続き今年は冬のイベント「きらめき明治村」で、ザビエル天主堂を使ったプロジェクションマッピングをデジタルメディアデザインコースで制作し投影します。ザビエル天主堂を使ったマッピングは過去に2回行なっていますが、被写体が教会という事もあって前回、前々回ともにどこかしっとりとした印象の仕上がりだったように思います。今年はイベントの特徴から「きらめき」という事と「虹色」をテーマに、12月はクリスマスなど年末をイメージした感じ、1月は新春をイメージした感じ、2月は春の予感をイメージした感じ(仮)という具合に少しづつテイストを変えて短い映像を上映するという企画ですすんでいます。
前回の記事でも少し触れたと思いますが、去年プロジェクションマッピングを行なわなかった結果、制作に携わるゼミ生に過去の経験者が居ないという点が最大のハードルで、メンバーにとってすべてが初めてという状況。そしてこの日の実際の投影の合わせも皆初めてという事で、右も左も分からない状態からのテストでした。とりあえず投影に関しては過去のノウハウがあるのですが、プロジェクターの位置をはじめ、ケーブルの取り回しやスピーカーの位置など、この日に過去の事例をメンバーに教えていくところから始めました。そしてメンバーにとっても分からない事が多い状況ですね。
投影のほうはだいたい行ける感触を得たので、あとは投影の状況を考えながら映像を作る作業が約2ヶ月続きます。
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