



















6月29日(水)Prologue -prototype exhibitionにて最後となりましたコミュニケーションゼミの発表が行なわれました。このゼミはコミュニケーションデザインをキーワードとしており、今年は教育を視野に入れた研究やコンテンツ制作の企画が多く発表されました。
ICT化が進む昨今において、ICTを応用した教育ツールも増えてきています。教育と言っても義務教育で使う教科書を電子化するといった事だけではなくて、それ以外でも教育という位置づけのものは多数あります、ここでいう教育はもう少し広義的な捉え方をしていて、 人が教わる事や人が学ぶ事をどのように捉え、またそういった行為をどのように促すか、あるいは効率よく知識を得るか、など様々な捉え方をしています。
社会における今後のICTの普及を考えても、教育や医療といった我々の生活に書かせない分野のICT化による変化は加速していくと思います、そういった分野に対してデザインやアートはどのように関わるべきか?という事は重要なポイントだと思います、デザイナーと一概に言っても様々な仕事があります、もちろんICTによってもたらされた新たな仕事も含めて、変化し続ける世の中でデザインをどのように捉え役立てていくかを考えていくと、いろいろな問題がみえてきますしそれらを解決するツールやコンテンツはまだまだたくさんありそうです。
このゼミではそういった事を考え、何が出来るかを問う事を行なっています。発表内容を聞いているとまだまだ発展の余地もありそうですが、そんな可能性が見え隠れする感じが良かったと感じました、今後制作と研究を続けながらいろいろな発見をしてもらえたらと思います。
6月28日(火)Prologue -prototype exhibitionにてゲームデザインゼミ、コミックイラストレーションゼミの発表が行なわれました。今年からスタートしたイラストレーションデザインコース、マンガコース、デジタルメディアデザインコース3コース共通のコミックイラストレーションゼミのゼミ生(デジタルメディアデザインコース在籍者のみ)もプロローグ展にて展示と発表を行います。
ゲームデザインゼミの発表の多くはゲームの開発となっていますが、ゲームも今やあたりまえの存在となり世界中で数多くのゲームがリリースされています。様々なジャンルこそありますが、様々な既存のゲームが存在する中からオリジナル性や新規性を提案するのはやはりハードルが高いですね、おおむね発表の内容で制作・研究を進める事にはなりましたが、どういった所が新しいのか?や、どういったところが既存と違うポイントなのか?という質問が結構あったように思います。ゲーム自体を作る事も、プログラミングをはじめたくさんの作業がありますから、さらにオリジナリティなどを追求していくとなると結構大変ですね、ゼミ生達の苦労の一旦がみえる感じでした。
コミックイラストレーションゼミからは、イラストレーションの可能性を各自がどう捉えるかという感じでした、例えば人を描くための教育ツールだとか、背景表現に特化した研究とかなどです。コミックイラストレーションゼミは今年からスタートしたばかりで、まだ3年のみの在籍ですから少し手探りな部分もありますが、まずはゼミ生自身が”描く”という事で何ができるか?を考えるという感じでした。出だしという事もあるのでゼミの今後の流れもこれから作り上げていく感じですね、コミックイラストレーションゼミには液晶ペンタブレット等のデジタルワークフローに特化した機材を導入していますので、これからの”描く”をいろいろと追求してくれたらと思います。
6月27日(月)展示内容を金曜日の夕方に入れ替えPrologue -prototype exhibitionも2週目となりました、この日は映像デザインゼミの発表が行なわれました。ゼミ担当の池田先生も参加しての発表です。
映像デザインゼミの今年の発表は主にカメラを使った映像とカメラを使わないアニメーションの大きく2つのカテゴリに別れている感じです。アニメーションは主に手描きのものが多く、オーソドックスな作り方を基本としている内容が多いですが、そのぶん枚数を描く必要があるので工数が多いのが特徴です。1人で提案している研究内容が多いのですが、時間と工数を考えるとグループ制作や後輩などのアシスタントを組み込んでいくほうが現実的という意見も幾つかでており、コースとしても制作体制をどうするかが課題となりました。
アニメーションに限らず内容によっては肥大化する作業量に対して限られた1年間という時間で研究や制作を遂行するには、やはり1人だけで全てをこなすと言うのは現実的ではない事も多々あります、1年生や2年生がゼミ生の研究がどんなものかを知るという事もふまえれば、授業外の時間を利用した後輩達のアシストという考え方も必要なのかもしれませんね。
実写映像の提案は、ストーリーのあるものが主でしたが、今年度導入したronin-Mを組み込んだ撮影を実験的に導入していく提案もされ、機材導したからこそ出来る表現の可能性をコンテンツに落とし込んでいくというのは良い事だと思いました。4Kの本格的なカメラも導入したので、そちらも合わせて撮影等で使ってもらえたらと思います。そして実写映像のロケこそ1人では出来ないので、先のアニメーションと同じくアシスタントなどを抱えて数人で進める必要がありますね、大変な作業が多い映像分野ですが完成目指して頑張って欲しいと思います。
6月24日(木)Prologue -prototype exhibitionにてWebデザインゼミ、インターフェースゼミの発表が行なわれました。今年度からWebデザインゼミを担当しているのはデジタルメディアデザインコース卒業の加治屋先生、現在東京の企業でWeb関連の仕事をされていて、Web以外にもサイネージやインタラクティブな広告などを手がけていて、現役のデザイナーとして現場で働きながら週1回のゼミに来ていただいています。
Webデザインゼミでは表層的なグラフィックデザインをやるだけではなく、コーディングはもちろんサーバーサイドやアプリ開発などネットワークを応用したコンテンツ全般に関わる提案がされています、ゼミタイトルをネットワークデザインゼミにした方がしっくりくるかもしれませんね(笑)
Webデザインゼミ、インターフェースデザインゼミともに、ゼミ生それぞれの発表と、担当先生とコース常勤教員による質疑応答が今回も行なわれました、時には厳しい意見も出ますが、研究内容やテーマに対しては今くらいが最終判断の時期なので、それぞれ出た意見などを参考に引き続き研究と制作を続けてください。
6月23日(木)Prologue -prototype exhibitionにて3DCGゼミの発表が行なわれました。Prologue -prototype exhibitionでは各ゼミによる今後の研究内容について、ここ2ヶ月ほど進めてきた制作過程とともにプロトタイプを展示して発表する事になっています、おおよそこの時点で各自が何をテーマに何を研究・制作するかは決まっているのですが、その進行状況や問題点などをこのタイミングではかり、場合によっては再考なってこともあります。
この日は3DCGゼミ担当の岩田先生も参加しての発表となりました、3DCGゼミはおもに3DCG技術を使ったコンテンツの制作や表現方法などを研究題材にする事が多く、わかりやすいのは3DCGを用いた映像制作ですね。ただ3DCGと言ってもいろいろな作業行程があります、モデリングもあればアニメーションもあるし、マテリアルやレンダリングなど表現するコンテンツに合わせてどの技術がどのように必要かは大きく変わってきますのでそれぞれの研究テーマは様々です。
またゲームなどのインタラクティブコンテンツにも3DCGが多様されているようにリアルタイムに動作するものや、最近ではVRやMR,ARといった新たな表現技術やデバイスにも3DCGは欠かせない要素です、おそらく今後かなりの需要を占めてくる3DCG技術ですが、とにもかくにも基本から先端的な応用まで幅広い利用価値があるだけに、やる事や知っておく事、考える事は多岐にわたります、ゼミ生が在籍する2年間では到底足りないほどのボリュームがあるのも3DCGの世界ですが、その限られた時間のなかで自分にとっての3DCGは”ここ”という所を見つけて欲しいなと思います。
6月22日(水)搬入2日目、今日も熊本は雨です。前日のセンサー値がふらつく問題は原因がわからず朝を迎えましたが、会場到着すぐに起動するとなぜかセンサーが安定していました・・・ 昨日と何が違うのか??手順は?・・違うと言えばまだプロジェクターを起動していない事・・・
原因はプロジェクターとの接続でした(朝にわかったのは不幸中の幸い・・)今回自前のプロジェクターを持込んだのですが映像ケーブルを接続するとセンサー値が乱れるという怪現象が起こっていました、今までの展示でも同種のものを使ってましたが気になった事が無く、個体によるものか機種によるものかはっきりした事は結局わからないままですがとにかく今回持込んだ個体が原因という事で、会場の他の作品で使うプロジェクターと入れ替えてもらう事でなんとか解決しました。交換したのは他のメーカー製品で、そちらでは問題なく動作します(今まで気にしませんでしたが映像ケーブルを接続するとセンサー値への若干の影響はやはりあるようです)電気関係は難しいですね・・・
ということで会場設営の方の協力を得てプロジェクターを交換してもらってとりあえず動作は安定しました、あとは起動終了が手順とおり行くかどうかと長時間動作で安定するかを確認して終わりです。
魔法の美術館では搬入時にプロジェクター等の設営を専門にやってくれるプロの方がおられます、我々は今まで全て自分達でやってきたので、こういう方の存在はとてもありがたく感じます、プロジェクターの設置や天吊り、ケーブルの取り回しなど大変な作業をやっていただけるので工数も大幅に減ります、今回のプロジェクター問題もいろいろと対策して頂けてとても助かりました。作品は作家だけで完成しているのではなく、多くの方に支えられて展示が実現しているという事に感謝しなければいけませんね。
スイッチメンバーの本業は大学なので今回は2日間のみの滞在でした、飛行機の時間もあって18時に会場を後にしました。遠方という事もあってメンバーの僕達が内覧会や展示に直接参加できないのがちょっと寂しいですが、3ヶ月という長い展示期間ですので、お近くの方は是非ボール投げに熊本現代美術館へ行ってみてください!
6月21日(火)「魔法の美術館」へスイッチの作品「なげる、あてる、ひろがる」搬入のため熊本現代美術館へ行ってきました。
前日の夜、熊本市内は豪雨で警報が出ており渡航が少し心配でしたが、セントレアからの直行便は無事離陸、現地は昨晩から引き続き雨で天気が悪い状態でしたが飛行機は問題なく阿蘇熊本空港に着陸しました。
シャトルバスにて熊本市内へ移動、道中車窓からみえる家の屋根にはまだブルーシートがかけられていたりと先の震災の爪痕がまだまだ残る状況でしたが市内は普段の生活が戻ってきている感じでした。今回の「魔法の美術館」はそんな震災のあとですが、この展覧会で少しでも皆さんの希望や安らぎになればと思います。
11時ころに熊本現代美術館に到着、早速会場に搬入されている作品の組み立て開始です。前回の静岡での展示から新しいバージョンへ変えたので部品はそれぞれだいぶとスリムになりましたが、組み上げるとやはりそれなりの大きさになります。また前のバージョンよりも薄くなったぶん組み立て工数が増えていて、作業量も実質増えています。遠方での搬入という事で今回メンバー2名での設営となっていて、もろもろの条件から考えても普段よりも効率的な作業が要求されました。
あ、そうそう、全然関係ないですが、熊本現代美術館のすぐ近くにカフェ スイッチ/Cafe SWITCHというお店があって、これは是非いかなあかんやろ!ってことでランチに行ってきました(笑)本格的なオシャレカフェで美味しかったです。
とりあえずこの日は筐体の設営と動作チェックまで済ませました、トラブルも無く!と言いたい所ですが、実は何故かセンサーの値が周期的にふらつき何もしていないのに勝手に動作するという現象が発生・・・今までこのような事が無かったので全く原因がつかめず時間切れ、翌日に解決すると信じるしかないですね、まぁメディアアート系の搬入では全くいままで無かったエラーとか突然発生したりとか、あるあるな感じです・・・
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