イラストって難しい! たかひこん@デジタルメディアデザインコース
2年生の授業に取り込んで案出しを行った11月に開催予定の「デジタルメディアデザイン」展のビジュアルイメージ、50案程度のなかかから最終的に学生達の投票が一番多かった案が採用となり、それを基にブラッシュアップを繰り返してきました。最大の難関はコースキャラクターを用いた新たなビジュアルイメージを作りつつも投票時の案のコンセプトを出来るだけ守る所、これがなかなか大変・・・まず最初に2名のキャラを登場させるまで決め、そこからどういうシーンを想定する?や、どういうポーズにするか?の議論がなかなか落ち着かず、最終的なイラストが上がるまで一週間以上かかってしまいました。
2年生の授業の案(上)からブラッシュアップしたラフ案(下) イラストのラフをあてた文字校正案本当はビジュアルイメージが完成する前に制作段階をみせないのが良いのかもしれませんが、イラストがどのように完成してくるのか興味ある方も多いかなと思うのと、実際に使うビジュアルイメージやデザイン制作は学生が開発しているって事を紹介したいと思ったので、完成前にあえて少しだけここでご紹介します。
今回のイラストもキャラクターデザインを行った卒業生のアベさん、最近「スーパーおねぇちゃん」が学生CGコンテストにノミネートされ勢いのある彼女、今回も彼女に2名のキャラクターが何か制作しているシーンをお願いしました。ラフ画の段階でデザインチームがタイトル文字のデザインや構成、文字組を行い、アベさんからの完成線画が上がると同時に4年生のタカハシくん中心に着彩の案制作、写真は着彩の一連の流れになります。
多数の着彩案を校正して最終のイラストの上がりをどれにするか選択しますコミック系やアニメーションのイラスト集などを参考に、どういうテイストが良いのかパターンを作りながら最終イメージへ近づけて行くのですが、今回のイラストはキャラクターだけでなく背景に要素が多いという事でかなり難航・・・いろいろなパターンを作って見比べる作業をひたすら続け最終的な方向性が決まったのがなんと午前4時!
学生達が参加して本気でビジュアルイメージやデザインを組み立てているのでアトリエは学校というよりもむしろ仕事の現場に近い感じ、この日はたまたま泊まり申請をしていたので、出来上がるまで粘って作業した結果深夜を超えてしまいました、もちろんわたくしたかひこんもビジュアル制作に参加しているので午前4時までアトリエで一緒に作業してました、いやぁ老体にはキツいです・・・。
ビジュアルイメージの完成までもう少し、WebやDMも同時進行で制作しているので、今週中には完成したプロモーションツールをご紹介する事が出来るかと思います。
久しぶりに東京 たかひこん@デジタルメディアデザインコース
先週末の土曜日に日帰りで東京へ行って来ました、目的は東京理科大で行われた「ヒトが理解できる画像の科学」をテーマにしたシンポジウムに参加するためです。以前から活動している東京理科大の先生方と国立がん研究センターの先生方を中心として動いている異分野連携で開発する医療系画像診断のためのインターフェース研究をこれからも発展的に行うために、この件に関わりある先生方数名と、それぞれ繋がりのある新しい研究者の方を何名か招いて今後のこの研究の方向性のディスカッションを行いました。
医療や工学の先生方は多いのですが、美術やデザイン分野の先生が少ないので、今回は以前デジタルメディアデザインコースに非常勤で来ていただいていた、金沢美術工芸大学講師の坂野先生にお忙しいなか自身のデザインの仕事や考え方をお話していただきました、特に今回はエデトリアルというよりもダイヤグラムのお話が中心で、情報を整理する事がデザインの大きな仕事だという事を強調されていました、他分野の先生方もかなり関心を寄せておられました。
デジタルメディアデザインコースからは渡邊先生が、現在進行中の国立がん研究センターの伊藤先生との連携研究であるインフォームドコンセントの為のデジタルインターフェースの開発についてを中核に、使いやすい、分かりやすいをUIデザインに盛り込むためにデザインのノウハウがどのように必要なのかというお話でした。なによりプレゼン資料が手描き・・・今回あえて手描きで行くって新幹線で聞きましたけど、時間がなくて手描きだったのか、最初から手描きで行くつもりだったかは本人のみが知る事実です(笑)
Do It Yourself! たかひこん@デジタルメディアデザインコース
オープンキャンパスが終わったと同時に残してた仕事がわんさか・・その一つが何故か本棚制作。いやはやアトリエを使いやすくするのは大変なんです、ほら最近流行でしょ?Do It Yourself!つまりDIYってやつですな、自分で作れるものは自分で作る訳っすね(なんか違う気もするけど)
まぁ美大だけにいろいろ作れないとダメな訳でしてね、本棚くらいお手のものじゃないとね☆!って事でアトリエのPCテーブルにフィットするように設計、既製品でピッタリサイズをみつけるのはなかなか難しいっすよね、それに結構高かったりしますが、ほら自分で作るならいろいろ融通が効く訳ですよ!
と、言う事で、8個も本棚を作った訳ですが・・・正直疲れましたわ、作業しながら僕の職業はいったい何だった?って自問自答してたのはナイショです。写真にはないけど実はついでに靴箱も作ってたりします(笑)アトリエの壁の色塗りから始まり、ライトレールの設置、ピクチャーレールの設置、それに暗室のカーテンの設置、そして本棚、やっぱり職業が違う気がするんですけど・・・これでも一応デジタルメディアデザインコースの専任講師です。
安全第一 たかひこん@デジタルメディアデザインコース
工房安全講習会が午前中に行われました。これは毎年行われている工房職員さんや工房管理教員によって運営されている工房を使用するコースの担当者が受ける安全講習会で、木工室、金工室、陶芸室の3つの工房について簡単な講習を受けました。デジタルメディアデザインコースもよく木工工房を利用する事があるので、今日はわたくしたかひこんと研究室職員の松室君と2人で受講しました。
木工工房では作業時の服装の注意や、モータで駆動する機器の巻き込みなどの注意点、切断器具の安全な利用方法などが木工工房職員の榊原さんによる説明が一通り行われました、巻き込みの起る機器の使用で軍手等の手袋での作業は実は危険だという事はご存知でしたか?意外と安全にと思って軍手で作業しようとする人がいるのですが、実は軍手が巻き込まれて大怪我する恐れがあるので素手で作業するのが基本なのです。
金工室では鉄板などの切断や溶接について担当の坪井先生から説明がありました、エアプラズマカッターやアルゴン溶接など危険を伴う工作作業が主で、特に発火生の強いガスを多く使う作業は爆発事故という最悪の事態を招きますから特に注意が必要です。デジタルメディアデザインコースで溶接作業が必要になる事は滅多に無いと思うので、お世話になる事はあまりなさそうですが、彫刻コースの学生達はこんなハードな作業もするんですね、関心します。
最後は陶芸工房職員の渡邊さんから工房利用の注意点の説明がありました、土をこねるドレン機やガス窯や電気釜について一通り説明がありました、陶芸とデジタルとの融合ってなんか出来そう!なんて実は話しを聞きながら思っていました。
最後にオマケ、金工工房に溶接用メガネ!もう運命的な出会いですよね!そう今日は金星の通過という天体ショーが観れる貴重な日ではありませんか!ということで坪井先生にお願いして借りました(笑)太陽に小さな黒い点の金星がみえましたよ! 感動!
新しい試み たかひこん@デジタルメディアデザインコース
アトリエの天上にスポットライトを装備できるようにライティング用ダクトレールを実験的に設置してみました。通常は専門家による電機工事が必要な作業ですが、今回使用したのは家庭用コンセントプラグから電源をとるタイプのもので免許無しで設置が可能です、延長用の器具も売られていて、1mおきと施行は面倒ですが5〜6本繋げる事でデジタルメディアデザインコースのアトリエならほぼ端から端までライティング出来るようになります。
アトリエにスポットライトを装着出来るようにした最大の理由は、普段使っているアトリエをオープンキャンパスなどでギャラリーとして使用するためです、そのほかコース内での企画展示なども学内ギャラリーをわざわざ使わなくても利用できるメリットがあります。実は武蔵野美術大学の卒業制作展を観に行った時、アトリエにスポットレールが設置されていて展示に使われていました、古い校舎でもそれなりの事をすればまだまだ色々な事に使える事を参考にしました。
本当は電機工事してもらうほうが色々と楽なのですがコース予算も限られています、自分達で出来る事は出来るだけ自分でやって経費を抑えるのも仕事(笑)天上のフレームに打ち込むのは結構大変ですが、とりあえず2部屋設置完了しました!
スポットライトも消費電力の少ないLEDを検討、ここ2週間ほど色々試した結果、割高のLED照明ですが少し暗めの4WのLEDを多く設置する事で明るさを補うのが一番安くフレキシブルに対応出来る感じです。写真には業務用の明るい14wのLEDスポットも写っていますが、これは流石の明るさ!でも1個の値段が4wのタイプの5倍以上なので当分は安いのでなんとかする感じです(笑)
LEDの省エネ効果はパッケージに書いてあるうたい文句通りほぼ10分の1になります、アトリエに設置されている蛍光灯は1本が110w、計18本で1980w、LEDは暗いですが普段の作業に耐えれる明るさの数約25~30個を導入しても120wと相当な電力消費削減になります(蛍光灯とくらべると相当暗いですが・・)ネックはLEDのスポットライトを数入れる経費、その経費と電力料金の差し引きでどれくらいからプラスになるのか少し実験的にLEDスポットによるアトリエ運営を試したい感じです。
受験に向けて! たかひこん@デジタルメディアデザインコース
浜松駅前のえんてつホール8Fで開催された合同進学相談会に行って来ました、まだ5月ですが早くも受験に向けた進学の相談に多くの受験生が訪れます、また最近は高校2年生や1年生も積極的に参加される事が多くなりました、この日も今年受験を控えた高校3年生に混じって2年生や1年生の姿がありました。
受験を控える3年生はちょうど大学を選ぶ時期ですね、多くの大学が参加する合同の相談会では各大学の説明を聞いて回ってはそれぞれの大学のパンフレットをもらっている姿を多くみます、出来るだけ名古屋造形大学の魅力をアピールしなきゃいけない時期でもありますが、実は各大学どこも同じようにアピールしてくるので、会場は実は密かに静かな戦場なのです(笑)
名古屋造形大学のブースにも多くの方が訪れてくれました、それぞれいろいろな想いを胸に将来の夢や希望に沿ったコースはどこか?を真剣に探しています、いろいろ話しを聞きながら希望に沿ったコースを紹介させていただきました、そして何名かはデジタルメディアデザインコースに興味を持ってくれているみたいだったので是非次回はオープンキャンパスに参加して欲しいと思います。そうそう6月24日と7月29日のオープンキャンパスは浜松駅から名古屋造形大学までの無料の送迎バスが出ます、浜松近辺の方は是非ご利用ください!
今年度の名古屋造形大学が参加する入試相談会のスケジュールは以下のリンクにあります。
https://www.nzu.ac.jp/info/info2012/1053/
代わり目は節目 たかひこん@デジタルメディアデザインコース
今日は3月31日、つまり2011年度の最後の日ですね。そして明日4月1日から2012年度としてまた気持ち新たに新生活が始まります。31日といえば年度代わりでいろいろな節目、今日で任期満了という方も多いのではないでしょうか。名古屋造形大学でも任期に伴いここ数日はそんなシーンを多くみました。
そして、既に学長ブログの記事やニュースの記事などでご存知の方も多いと思いますが、我が大学の高北幸矢学長が本日をもって6年間の任期満了を迎えられます、名古屋造形大学を改革と躍進で押し進めてこられた高北学長、この6年間があったからこそ名古屋造形大学の今があるのだと思います、6年間本当にありがとうございました!
高北学長は4月から名古屋造形大学教授として引き続き教壇に立たれます、これからも名古屋造形大学の顔として、僕たち若手教員や学生達にご指導よろしくお願いします!(写真は名古屋造形大学卒展記念講演にて、浦沢直樹さんとのツーショット/撮影・漆脇美穂さん)
4月1日からはコンテンポラリーアートコースの小林亮介教授が新学長として就任されます、4月2日の入学認定式(入学式)が新学長の最初の晴れ舞台となりますね!この4月は新入生とともに新たな一歩の始まりです!代わり目は節目!名古屋造形大学は高北学長から小林学長へとバトンタッチ、新しい歴史が始まろうとしています、もちろんデジタルメディアデザインコースもこれを節目とし、更なる飛躍のためスタッフ一同頑張って行きます、みなさま来年度も名古屋造形大学とデジタルメディアデザインコースをよろしくお願いします!
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