7月28日(金)2年生の授業最終週は毎年恒例のプレゼミ期間。プレゼミとは、3,4年次生で別れる各ゼミがどのような事をやっているか?や3,4年次生が実際どのような研究をゼミでしているかなどを知るために、各ゼミに赴いてゼミの先生や授業に参加しながら半年後の進路を考えるための期間です。
メディアデザインコースのゼミは雰囲気や特徴が様々。研究するジャンルや内容はもちろんですが、ゼミ単体でアトリエに入り制作や研究を各自で行うゼミや、グループ制作を推奨し研究によって場所を分けているゼミ、アトリエを共有し研究内容によってゼミを跨ぐことを考慮したゼミ、さらに企画ごとに制作環境を固定しないゼミまで、ゼミの形態や環境もまちまちです。
今回のプレゼミで、メディアデザインコースにどんなゼミがあるのかを大体把握できたと思うので、気になったゼミがあれば来年度に向けてちょこちょこお邪魔して雰囲気を知っておく、既にゼミを定めている人はガッツリ関わっていくのも良いかもしれません!(アベより!)
7月26日(水)明治村でのプロジェクションマッピング「宵街映写」にむけた制作がいよいよ締め切り間近となり、アトリエはフルタイムで動いております!今回のプロジェクションマッピングは従来の映像投影に加え、携帯電話と連携するインタラクティビティを導入する事になっているので、制作現場は映像撮影・編集・3DCG制作・SE制作・制御システム構築・サーバー運営・携帯Webコンテンツ制作など多岐にわたっており、CGをレンダリングしていると思えば、プログラムをゴリゴリ書いているしと、ゼミアトリエ内は様々な事が同時進行しています。
音楽の時間の関係や編集技術の関係などから、クロマキーを使った実写撮影部分は最後の最後まで右往左往し、この時点でも撮り直しなどが発生しまくってました・・・絵コンテ通りには行かないのでカットを変える事もしばしばで、まだまだ余談を許さない制作現場です!学生とは言え、学内課題とは違い、本格的に外で上映する作品となるので責任ある仕上げが必要です!みんな頑張りましょう!
7月24日(月)今年度、2年次生の映像編集工学の授業にて、プロジェクションマッピングの課題が出題されました。数名ずつグループに分かれ、グループごとに投影対象物の配置や音楽などを決め、個人で制作した短い映像を1本にまとめ、投影状態を撮影し提出という課題です。今年度の2年次生はプロジェクションマッピングに興味を持っている学生が多く、中には「これがやりたくてこのコース入ったんで!」という学生もいて、いつにも増して熱心に取り組んでいました。
途中、投影対象物がグループごとに変わるため位置合わせに苦戦したり、プロジェクターとソフトの機嫌に振り回されたりと一筋縄では行かないことも多々ありましたが何とか全グループ提出にこぎつけました。授業後、2年生からデジタルメディアデザイン展に向けて新たにプロジェクションマッピングの作品を制作するというグループも出て来て、さっそく投影対象物の制作を行なっていました。この授業で学んだことをフルに活かして、さらにレベルアップした作品にしてくれることと思います!11月のデジタルメディアデザイン展をお楽しみに…☆(アベより!)
7月22日(土)明治村のプロジェクションマッピングの納期が差し迫っているので、出来る時に出来る事をやる!!ということで、授業の無い土曜日ですが(通常はお休みですが・・・)プロジェクションマッピングで使うプロジェクターを敷設するアルミフレームの台座の組み立てを行ないました。
そもそもどうして土曜日なのかというと、先の魔法の美術館の記事でも少し書きましたが、プロジェクトなどを運営していると研究内容や技術を先輩から後輩に色々と引き継ぐ作業があります。去年プロジェクションマッピングをやらなかったため1年のブランクがあり、プロジェクションマッピング経験者が全員卒業しており、実はマッピング経験者が教員以外居ない!という状況でなにも引き継がれておらず、2年前に台座を設計した水野くんにわざわざ大学へレクチャーに来てもらったという訳です。彼も卒業して就職していますので、どうしても土日しか対応できなかったので土曜日の作業となりました。
これでアルミフレームの組み立てはばっちりですね、本番でもよろしくです!
7月10日(月)明治村のプロジェクションマッピングにむけた制作もいよいよ本格的になってきた今日この頃、この日は今回初の試みとして携帯電話やスマートフォンと連携するプロジェクションマッピングを制作するという目標にむけ、初の現地実験を行ないました。当初は映像の投影も行い現段階の映像の問題点を洗い出す予定だったのですが、あいにく天気が不安定だったため機材保護を優先して投影は中止にしました。
携帯電話やスマートフォンとの連携を実行するために、専用のサーバーをたて、プロジェクションマッピングを投影する制御コンピューターからサーバーへ信号を送ると、携帯電話が反応するという仕組みです。ちょっと雨が心配だったので、PCを車の荷台に設営(笑)それぞれの携帯電話であらかじめ特定のWebページにまずアクセスしておいてもらって、あとはPCを動作させれば映像の進行にあわせて各自の携帯電話の画面が変化します!
上の映像はそのテストの様子、携帯電話によって反応する速度が微妙に違うのはしょうがないとして、PCの指示で複数台の携帯電話の画面がちゃんと変化しましたよ!これで一つハードルをクリアしました!
6月9日(金)4年ぶりのTシャツ制作です!!オープンキャンパスにむけてコース専用のTシャツをシルクスクリーンで作りました!今年度は入試広報から各コースにイメージカラーが設定されていて、オープンキャンパスではそのコースカラーに準じたスタッフTシャツが支給されます。基本は入試広報のデザインのものになりますが、コースで独自デザインしたい場合はコースで制作して良い!という事だったので、それならばと、学生達がデザインした図柄をシルクスクリーンで制作してみました。
コースには7人のコースキャラクター存在するのですが、それとは別になぜか”白猫”が題材に使われる事が多いデジタルメディアデザインコース(白猫の理由はあるのだけど、説明が面倒くさいので割愛します・・)今年のオープンキャンパス用のTシャツにももれなく白猫が使われました(笑)
デジタルメディアデザインコースのカラーはピンク(C0,M78,Y10,K0)なので、Tシャツもピンク。版を作って塗料を混ぜてスキージーで印刷。これが結構難しいんです、かすれたり、薄かったり・・・それでも何でも経験が大事!慣れない手つきで皆夜遅くまで残って制作してました。
6月2日(金)今年からプロダクトデザインコース(来年度からライフデザインコース)でも行なわれている課題”エッグドロップ”をデジタルメディアデザインコース1年の授業にとりいれてみました。この課題はかなり古くからあって、美術系の高校などの課題などで設定されている事もありますね、実際わたくしが高校生だった時(25年前・・・)にもやりました。
条件はB3ケント紙1枚のみを使い、たまごケースを作って2階の高さ(およそ3m50cmくらい)から落として、たまごが割れないケースを作る事です。接着剤は使用可ですが、必ずたまごを出し入れ出来る構造という条件もつきます。デジタル的な要素は全然ない課題ですが・・・与えられた条件から、ケースの強度や落下の方向など、いろんな事を考えてデザインを決めて行きます。例えば落下速度を落とす為にパラシュートのような面積の広い構造を付けてみたり、クッション材みたいなので覆ってみたり、それぞれ三者三様で結構面白いです。
そして、完成したら実際にたまごを搭載して落下させます! そして結構割れます(笑)割れたらまた最初からやり直しですが・・・失敗から学ぶ事もありますし、例えば成功した学生の事例を参考にするのも手ですね。割れないための条件て幾つかあって、それらをうまく取り込んでいくと実は案外割れないケースが作れるんですよ! 授業時間の関係もあって最終的に全員成功とは行きませんでしたが、構造と見た目でデザインを学ぶには良い課題ですね。
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