6月2日(金)今年からプロダクトデザインコース(来年度からライフデザインコース)でも行なわれている課題”エッグドロップ”をデジタルメディアデザインコース1年の授業にとりいれてみました。この課題はかなり古くからあって、美術系の高校などの課題などで設定されている事もありますね、実際わたくしが高校生だった時(25年前・・・)にもやりました。
条件はB3ケント紙1枚のみを使い、たまごケースを作って2階の高さ(およそ3m50cmくらい)から落として、たまごが割れないケースを作る事です。接着剤は使用可ですが、必ずたまごを出し入れ出来る構造という条件もつきます。デジタル的な要素は全然ない課題ですが・・・与えられた条件から、ケースの強度や落下の方向など、いろんな事を考えてデザインを決めて行きます。例えば落下速度を落とす為にパラシュートのような面積の広い構造を付けてみたり、クッション材みたいなので覆ってみたり、それぞれ三者三様で結構面白いです。
そして、完成したら実際にたまごを搭載して落下させます! そして結構割れます(笑)割れたらまた最初からやり直しですが・・・失敗から学ぶ事もありますし、例えば成功した学生の事例を参考にするのも手ですね。割れないための条件て幾つかあって、それらをうまく取り込んでいくと実は案外割れないケースが作れるんですよ! 授業時間の関係もあって最終的に全員成功とは行きませんでしたが、構造と見た目でデザインを学ぶには良い課題ですね。