8月13日(日)明治村のプロジェクションマッピング「宵街映写」、11日(金)が雨天のため中止となり通算にして4日目の上映の様子です。いよいよ夏休みも本格的に始まり、お盆シーズン突入となりました。お盆のこの時期は土日だけじゃなく平日も上映する事になっており、この週は8月20日まで明治村の夜間開村は休まず営業予定で、プロジェクションマッピングもそれに準じております(ただし雨天は中止となります)
先週の8月5日から始まったプロジェクションマッピング、一通り完成していますが、部分的な修正をかける事があります。例えば上映してみると思ったより色がはっきり出ていないなど、プロジェクターの輝度や特性、建物の色などの影響があるので、そういう場合色調を持ち上げたりなど細かな微調整は常に続きます。携帯電話の連携に関しては何台まで同時接続できるのかがはっきりしていない事もあって、変化する回数を少し絞りぎみで様子みてましたが、問題無さそうなのでこの辺りからコンテンツの追加と変化の回数を徐々に増やしたりもしました。
予想はしていたのですが、やはりお客さんはプロジェクションマッピングを動画撮影したいみたいですね(笑)撮影に携帯を使われている方も多く見受けられました・・・まぁみこしていて、2回目の上映で携帯連携に参加するなどしてくれるかな?という期待もあったりしますが、実際のところ2回目を観てくれている方はまだまだ少ない感じ、なかなか両立は難しいものです。
8月9日(水)大名古屋電脳博覧会で劇場を使ったパフォーマンスを行なう事になりました! 大名古屋電脳博覧会は2年ごとに、この地域の美術系大学が集まって開催するメディア系の展覧会で、例年はギャラリー矢田にて各大学の展示エリアを設けた作品展覧会を開催しております。そして今年はそれに加えて新たにギャラリーにある東文化小劇場を使った複数大学コラボレーションのパフォーマンス企画をやれないか?という話しがもちあがり、実行委員会で水面下で「dialogue」の企画を練ってきました。
この日は、おおよそ各大学が具体的に何ができるのか?が見えて来たので、それぞれの先生方や関わる学生達を集め、劇場での顔合わせと、企画の大まかな説明などを行いました。名古屋造形大学はパフォーマンスの舞台演出を受け持つ事となっており、映像関係の制御とプロジェクションマッピング技術、それにインタラクティブ技術の持ち込みを検討していく事になっています。
全体のディレクションは名古屋学芸大学の伏木先生が担当し、舞台設計は井垣先生、イメージとなるダイアグラムデザインは愛知県立芸術大学の森先生、サウンドデザインに名古屋芸術大学で非常勤講師されている牛島先生、そして舞台の映像演出として外山が担当する事になりました。実はデジタルメディアデザインコースとしても他大学の先生方と布陣を組んでコンテンツを作るというのは初めての事で、開催まで1ヵ月とかなりタイトなスケジュールですが、この先の制作が楽しみです!
8月6日(日)明治村のプロジェクションマッピング「宵街映写」2日目です。電話交換局が電話で人々を結んで来たことや、新たな試みとして携帯電話やスマートフォンと連携するプロジェクションマッピングを企画した事とをなぞらえて、電話で繋がるイメージから今回のプロジェクションマッピングのテーマは「結」としました。
マッピング時に接続していただくページの待ち受け画面や、マッピングまでの休息時間など、それぞれには「結」をイメージしたデザインが施されています。マッピングの内容や、インタラクティブコンテンツにはそのデザインイメージで使われているキーカラーを使っており、例年よりもデザインを意識した構成となりました。ちなみに今回のこの「結」というロゴやカラーイメージはグラフィックデザインコースの学生に外注して案を制作してもらったものを採用しています。
8月4日(金)名古屋造形大学ではオープンキャンパスが開催されました。今年は早い段階から、各ゼミ代表による会議を行ない、プロトタイプ展やオープンキャンパス、デジタルメディアデザイン展に向けた計画についてを話し合ながら、とりわけオープンキャンパスの計画はかなり本格的に行ないました。
◎広報ツール制作
「昨年度よりコースのゼミ室がA棟1階とD棟2階に分かれたことで、入口から遠いD棟2階にも体験があることを知ってもらいにくくなった」という意見があり、「A棟1階とD棟2階を関連付けてどちらにも足を運んでもらえるようにすること」を念頭に様々な広報ツールを導入しました。
◎スタッフTシャツ制作
経験者が全く居ないところからシルクスクリーンに挑戦しました。美術研究室の職員さんにレクチャーをしてもらい、たくさん失敗して事あるごとにつまづきながらなんとか刷り上げました。この短期間で主担当の学生の腕がメキメキと上達したのは言うまでもありません…!(うまくいかないことが多く、実は6月の段階ではほとんど前面のみの印刷でした…が、7月のオープンキャンパスにはバッチリ両面印刷でき、にゃわんがお腹を突き破って(怖)出てくるTシャツが完成しました!)https://www.nzu.ac.jp/blog/digital/archives/20764
◎アトリエMAP
名古屋造形大学に来場された方へ、デジタルメディアデザインコースの紹介とエリアの案内を兼ねてMAPを配布させていただきました。淡いキューブでできた地図部分を3DCGゼミ生が、全体のデザインをコミュニケーションデザインゼミ生が担当。それぞれの得意を活かして制作しました!
◎バナー
D棟2階とA棟1階の廊下に吊り下げバナー、階段手すりに側面バナーを設置しました!このバナーは特にコースのイメージを統一し導線を作るための役割を担っているため、担当学生と先生とで様々試行錯誤していました。大学の情報センターで布印刷ができるようになったということで廊下のバナーを布にしてみましたが、目も細かくてしっかりしているのでぱっと見ではわかりませんね(˘ω˘;)
◎反省会
オープンキャンパスが終了するごとにゼミ代表や主動の学生で反省会を行ない、次回のオープンキャンパスに向け改善を行繰り返しました。6月に「AO入試や一人暮らしなど学生の体験を聞きたいという高校生が多い」「アトリエに入りづらそう」「体験の予約を行えるようにしたい」という意見が出たため、7月はコースの学生に学生生活や入試経験などのアンケートを取り相談コーナーのタブレットで参照できるシステムを作成、アトリエ入口にゼミや体験の簡単な説明看板を設置、体験の予約システムの導入を行ないました。
さらに7月に「D棟2階に視線を向けてもらえるようにしたい」「制作途中の作品の説明が必要」「学生から外部に向かって発信しては」という意見が出たため、8月はD棟メイン階段ステップ部分に階段広告を設置、個別の作品にキャプションを配置、Twitter学生アカウントをゼミ代表で共有、さらにカフェコーナー壁面に雰囲気作りのため潜水艦の窓を投影したり、映像ゼミの体験をより実験的なものに改良したり…興味を持ってもらえる、楽しんでもらえると思ったことは時間の許す限り取り入れました。
1ヶ月毎に開催となるこのイベントは、大学やコースとして外部の方に深く知っていただく機会であると同時に、学生にとっても、実際に問題をクリアするためのアイデアを練り、実現可能か検討し、決められたリミットと責任の中で仲間と協力して制作し、来場者の方と直に接する、そして反省を元に改善を繰り返すといった、授業で課題をこなすだけでは味わえない経験ができる良い機会だと感じます。
メディアデザインコースでは毎年学生と共にオープンキャンパスを運営しています。その年ごとに学生のこだわりや得意分野が異なりオープンキャンパスの雰囲気も様々ですが、「自分たちで考え、作り、動かす」という貴重な経験ができるのもこのコースならでは。「プロデュースする」に興味のある高校生のみなさん、メディアデザインコースいかがですか?(アベより)
8月4日(金)名古屋造形大学ではオープンキャンパスが開催されました。夏休みということでそろそろ受験生のみなさんは本格的に受験にむけた準備に入るころですね。
高校2年生や1年生は休みを利用して大学でどんな事を学び、どんな事を研究しているのか知る良い機会となると思います。オープンキャンパスに来たらスタッフに遠慮なく色々聞いてください。
8月3日(金)いよいよ明治村でのプロジェクションマッピング「宵街映写」の搬入となりました!とりあえず機材をまず大学から明治村へ運ぶのですが、夏休みのこの時期って箱形のアルミバントラックってイベント関係などでレンタカーが枯渇するらしく、一足おさえるのが遅かったようで、平台のトラックしか調達できませんでした・・・。
トラックが平台ということで、以前にプロジェクターの台座を組み立てましたが、今回それを解体せずにそのままトラックに積んで作業工数を減らそうという事になりました、結構無茶してるような気もしますが(笑)明治村ではこの日「コスプレサミット」が行なわれていたようで、コスプレイヤー達がたくさん居る中での搬入作業、アニメの世界のような人達に囲まれてて、なんか普通の格好している僕達が変な感じでした。
明治村でのプロジェクションマッピングは約1ヶ月間あります、なのでケーブルなど敷設出来る部分は雨など養生を施したりケーブルモールを敷設したりと大変な作業が続きます、特に問題になるのは毎回ほとんどの機材を出し入れしなければならないという点。つまりPCやミキサーはもちろんプロジェクターも毎回設営し、かつすべてを結線していく必要があります。例えばスピーカーとミキサーは50mもの音声ケーブルで繋がなければならず、かつお客さんの歩く場所はモールで養生されていなくては行けませんから、この日の搬入だけでなく、毎回ごとの設営と解体を出来るだけスムーズに行なうための工夫が必要で、かつそれらを風雨から守る必要もあって実は結構大変なんですよね。
とりあえ設営は終了し、閉館後あたりが暗くなってきてからやっとプロジェクターの合わせや動作チェックです、プロジェクションマッピングは暗くならないと出来ない作業も多いのが結構厄介ですよね、一通り実装を確認し、あとは本番をまつのみとなりました。
7月28日(金)明治村にて投影実験を行いました。以前は天候がよくなく携帯連携のみを実験しましたが、いよいよ本番前という事もあってそろそろ建物の壁面に映像を投影しておかないと、問題点や改善点を修正する時間がなくなります。
この日の投影はほぼ最終段階という事で、出来て来た映像の速度や色などのチェックとインタラクティブ部分の各種チェックを行なおうと思っていましたが、やっぱりトラブルってついてくるんですよねぇ・・・明治村のwifiの一部が落雷によって破損したらしく、ちょうどマッピングを行なうエリアではPCがネットに繋がらない事件!携帯連携はじめインタラクティブ部分を動かすためには映像を制御するPCを外部サーバーに繋げる必要があるのですが、それが出来ないという事態に、急遽個人持ちのiPhoneでテサリングで乗り切るという荒技でなんとか動作をチェックする事はできたものの、これから本番を迎えるのでなにか対策を考えないといけなくなりました・・・。
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