アニメーションの魅力 たかひこん@デジタルメディアデザインコース
ゴールデンウイークって事で、刈谷市美術館で行われている「加藤久仁生展」に行ってきました。加藤さんといえば2008年開催の「第12回 広島国際アニメーションフェスティバル」の記事をこのブログに書いた時に「つみきのいえ」がひろしま賞を受賞された事を少し紹介しましたが、その後「第12回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門」で大賞を受賞され有名になりましたよね、今回の展示ではそんな加藤さんの「つみきのいえ」が出来るまでと、現在取組まれている作品を紹介されています。
アニメーションといえばデジタル化により効率化されていたり新しい表現もどんどん開発されていますが、まだまだアナログ作業の多い領域でもあります、彼の作品は特に手描きの良さが随所に活きていて、優しい鉛筆のタッチが作品の雰囲気を盛り上げています。展示では絵コンテや原画が展示されていますが、どれも繊細で魅力的でした、アニメーションだけでなくイラストレーションなどの領域で絵を描く事が好きな人も是非一度足を運んでください。
コースではアニメーションを制作している学生も居ますから、そんな学生は必須ですね!少し欲をいえばもう少しデジタル処理されている着彩や編集などのコンポジション部分の展示があるとコース的にはよかったなぁなんて思ったりもしましたが、多くのお客さんはやはり手業に魅力を感じられているようでしたので、それはわがままというものでしょうかね。
加藤久仁生展
【会期】 2012年4月21日[土]~6月3日[日]
【会場】全館
【入場料】有料
今年も3色 たかひこん@デジタルメディアデザインコース
5月中旬から3週間に渡って学内ギャラリーで開催予定の「Prologue exhibition 2012」の準備がそろそろ本格的になってきました、Prologue exhibitionは毎年この時期にゼミ生達の1年間の研究課題を発表しプレゼンテーションする展示として行っています、簡単に言うと研究課題の宣言みたいなものですね、彼等がどんな研究や制作を目指そうとしているのかが分かる展示になる予定です。
そして「Prologue exhibition 2012」のためのポスターデザインもそろそろ上がり始めています、今年も去年と同じく1週ごとにゼミが入れ替わっての3週間の展示ですので、ビジュアルイメージも3色展開となりました。だいたい文字組も終わり最後の色調整をしているところです、どんなポスターが上がって来るかは完成してからのお楽しみと言う事で、今日は作業中の断片的な部分の写真だけアップしておきます。ゴールデンウイーク開けには皆さんにお披露目できると思いますので、お楽しみに!
セルフメイキング! たかひこん@デジタルメディアデザインコース
いろいろな諸事情により工事が大幅に遅れていたデジタルメディアデザインコースのアトリエのリフォームがこのほどやっと完成しました。実はこの影響でわたくしのゼミ生達は3週間居場所が無く、ゼミ授業を学食2階のラウンジで行うというちょっととんでもない状況だったというのはナイショです(笑)
で、リフォーム工事は完了したのですが、テープで貼ったあとや剥げた跡だらけの汚れた壁はリフォームされず何故か壁面が古いまま・・・他が奇麗になったのにこれではもったいない、で、こうなったら自分達で塗ってしまえ!と言う事で、強引に塗装をしてみました。
まぁ色塗りは美大生の得意分野って事で何とかなるだろうと安易にスタート、いやぁ結構体力要りましたがゼミ生のヨッピこと吉岡君と2人でアトリエの壁をおよそ3時間かけて白色にしてみました、いろいろ予算も厳しいので自分達で出来ることは自分達でやるのがモットーのデジタルメディアデザインコースです!(本当か?)左が塗装前で右が塗装後。
でも、真面目な話、自分達の研究活動を行うアトリエを自分達で良い環境に仕上げていくというのは大事なことだと思うのです、居心地の良い作業環境は研究にも熱が入りますからね。やり始めはちょっとどうなるか不安もありましたが、なんとか奇麗に塗れました、めでたしめでたし。
まさか個展じゃない?これ?? たかひこん@デジタルメディアデザインコース
今日は武豊町にある武豊町民会館「ゆめたろうプラザ」に行ってきました。ゆめたろうプラザと言えば卒業生の天池さんの作品「もじがお」が去年の9月に展示された事をこのブログでご報告しましたね、実はあの展示が切っ掛けでデジタルメディアデザインコースの事を知っていただき、今回8月に新たに展示のご依頼をいただく事ができました!
展示は8月とあってまだ先の事なのですが「スイッチ」で活動してきた幾つかの作品展示を予定しています、今日は実際に展示するギャラリーでどのような展示が可能か検証するために下見に行って来ました。主にスイッチの作品はプロジェクターを使った暗い展示会場を必要とする作品が多いので、暗くする方法やプロジェクターの吊り位置、電源などの配線周りなどをチェックさせていただきました。
さて、展示も決まったと言う事で、あとはひたすら展示に向けて制作と調整を繰り返す日々が始まります!なんと言っても今回スイッチのみの作品出展という事で、個展という感じの展示になる予定なのです(汗)なのでかなり気合いが必要・・・早くもプレッシャーですが、スイッチ気合い入れて制作頑張ります!
駅名が大学名・・ たかひこん@デジタルメディアデザインコース
今日は午前中にちょっと用事がありまして名古屋大学へお邪魔いたしました、なんと地下鉄の駅名が大学名なのですね(わたくし愛知に引っ越して来て5年になりますが知りませんでした・・)以前から医療系の案件で東京理科大学や国立がん研究センター、それに宮古島のワークショップに参加したりしていますが、その関係でいろいろな先生方と繋がりが出来、今日は東京理科大学の先生に名古屋大学大学院 情報科学研究科の森研究室をご紹介していただきました。
内容に関してここで書く事は研究の事もありますので控えますが、いろいろな大学や研究機関にお邪魔させていただく機会がここ最近増えていて、毎回すごく驚かされる事ばかりです。デジタルメディアデザインコースは今、様々なプロジェクトを運営しつつあって、医療や工学関連などとの連携もその一つです、デザインと異領域との連携で何ができるのか?という視点にたって、積極的に新しいモデル開発や研究を進めて行きたいと考えています。
ちょっと京都まで たかひこん@デジタルメディアデザインコース
今日は展覧会をちょっと紹介したいと思います、京都は白川にあるPRINZで行われている「con moto,con moto」展に行ってきました、今回のこの展示はグラフィックデザイナー「笠井恵」さんと、日本画作家「松本園子」さんの2人による個展で、東京からの回顧展として開かれました。
展覧会の作家である笠井さんはご存知の方もおられると思いますが、去年度まで名古屋造形大学イラストレーションデザインコースの研究室職員をされていました(現在は横浜美術大学専任助手)そんな関係もあって、今回の個展に顔を出してみました。
名古屋造形大学で勤務されている時はデザインやイラストを制作されるイメージだったのですが、今回出展された作品はとても繊細で女性的な印象でした、デカルコマニを使った偶然できる図像をあえてスキャンしてデジタル化して切り取り出力するというひと手間から、みえなかった細かなマテリアルが彼女の感性によってフレーミングされています、図像は偶然から起こり、ともすれば森のような川のような、風景のような叙情的な表情をみせます。まだ作品を手掛けて浅いので手探りでいろいろこれからも制作して行きたいそうです、今後が楽しみですね。京都にお住まいの方、お近くにお越しの方は是非カフェに彩られた作品をどうぞ。展示は3月23日までです。
con moto , con moto [コンモート、コンモート]
2012年3月17(土)ー 3月23日(金)
月~金 11:30 – 24:00 (初日は11:30~)
土日祝 8:30 – 24:00 (最終日は18:00まで)
いよいよ卒業! たかひこん@デジタルメディアデザインコース
コースでは来年度に向けた準備で実はドタバタとしています、そんななか今日は卒展で選出された各コースの「桃美会賞」を受賞した作品の搬入でした。桃美会賞はコースで優秀とされる作品に贈られる賞で、毎年卒業式時期に学内ギャラリーにて各コースの作品の展示が行われます。
デジタルメディアデザインコースの桃美会賞作品は加治屋くんの「i-March」が選ばれました、卒展会場では残念ながらインターネッ環境が無くネットワークに繋げなかったためデモの写真が端末に入れてありましたが、今回は学内ネットワークに接続しているので実際動作する物をご覧いただく事ができます。
「i-March」はweb業界でも最近何かと言われるクラウドサービスやHTML5といった技術を利用したサーバサイドアプリケーション(ソーシャルネットワークサービス)の提案です。展示期間は明日の15日から25日まで、名古屋造形大学内のD1・D2・D3ギャラリーで開催されます。
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