黙々と作業 たかひこん@デジタルメディアデザインコース
11月末のデジタルメディアデザイン展まで約1ヶ月となり、それぞれの制作やプロモーションツールの制作が怒濤のように押し寄せています、アトリエでは夜も作業を続ける学生の姿がありました。
それぞれ様々な事情があると思うのですが、だいたい毎晩遅くまでアトリエに残って作業している学生は決まってくる傾向にあります、そして展示まで1ヶ月となった今、正直このタイミングで作業が進んでいない学生の姿が無いのは心配になります、家でも制作を続けていれば良いのですが・・・・
D303アトリエでは4年生がデジタルメディアデザイン展用のバナーを制作していました、今回のバナーは少し複雑な仕組みを入れる予定にしていて、今日はそのコーディング作業を行っていました。また前回ティーザーが上がったWebページは現在本格的なアップに向けて制作中です、デザインとコーディングを同時に行いながらPCやタブレット端末、スマートフォン端末での見え方を調整していました。
バナーのコーディング作業、ちょっと複雑な構造を組み込んでブログパーツ化しています。 美大なのに何故かみんなコーディング作業・・・2年生は12月の別件の展示に向けて作品の実験用コーディングを行っていました、こちらはスイッチで制作する新しいバージョンの「 ” target=”_blank”>まわる、うつる、ひろがる」になります、プログラムを大きく変更する予定で現在それに向けて可能性を探っている状況です、今日はパーティクル演算で生成されるオブジェクトに音が割り当てられていました、こちらもそろそろ本格的な制作へ移行する時期です。
2年生が先輩の制作を手伝いに来ます、こういう上下関係がコースの良い所。 コマ撮りで撮影した素材を編集中、別部屋に設置した仮説スタジオで日夜撮影しているようです。D304アトリエでは4年3年が各自制作を行っていました、こちらのゼミ生達はアニメーション作品が多いので工数が膨大です、今日は2年生が助っ人で手伝いに来ていました、作家本人が原画と中割りを書いていて、後輩は液晶ペンタブレットでトレース作業を行っていました、先輩後輩で制作するこういう風景がなんだか微笑ましいですね。こうやって協力しあって完成させるのも一つの醍醐味です。
気分はもう先生!? たかひこん@デジタルメディアデザインコース
今日はメナード美術館にて「名古屋造形大学公開講座2011」の第3回目「マンガ世界の歩き方」がマンガコースの石川俊樹(イシカワトシキ)先生によって行われました。マンガコースが名古屋造形大学に設立されて4年目、造形のなかでもダントツの人気を誇るマンガコースを一手に引き受け育てて来た石川先生のマンガ論とあって、どうしても聞きたくてお邪魔してきました。
もちろんデジタルメディアデザインコースも人気ですよ!(って言っておく 笑)でも今やマンガは日本の文化として無くてはならない存在となり、大学がマンガを研究するという時代です、東海地方で4年生大学としてマンガを専門にするコースは名古屋造形大学が最初、客員教授でもある浦沢直樹先生や長崎尚志先生、志波秀宇先生の御尽力もあってマンガ家を目指す若い人達の心を掴んでいるのもこのコース、学内でもマンガコースの学生達はアトリエで毎日マンガを描いて読んでと本当に熱心な姿を目にします。
今日の講義は石川先生のアシスタント時代からマンガを目指す切っ掛けになったマンガの紹介から始まりました。大友克洋さんの「気分はもう戦争」に影響を受けた石川先生は、好きな映画などの影響もあいまってこの世界に飛び込んだようです。それから過去のマンガの歴史を追いながらマンガの今を説明されました、マンガもロングテールの時代なんですね、これはネットによって購買構造が変わったと言われた内容と少し似ていて興味深かい話でした。
最後はマンガの構造を自身の短編作品を例に、構成やカメラアングル、カット割り、吹き出しの種類や感情の表現方法など、マンガ独自の記号化された表現について説明がありました、マンガを読む楽しみに加えてマンガ家があの手この手の表現を駆使して描いている表情や技術を楽しむという新しい視点が産まれた気がします。あ、ちなみにどうでも良い事ですが・・僕もマンガ家に一時憧れた時があって、その切っ掛けになった作品が大友克洋さんの「気分はもう戦争」でした、たぶんまだ実家に単行本あります(笑)
心に響く音 たかひこん@デジタルメディアデザインコース
9月28日の午後、東儀秀樹さんをお迎えして特別授業「SUPER LECTURE 2011 雅楽の秘められた力/演奏とレクチャー」が行われました、名古屋造形大学の学生や教員に加え学外から100名以上の方も訪れ会場は満員、少しリンと張りつめた感じの大講堂に笙(しょう)、篳篥(ひちりき)などの音が響き渡りました。
雅楽の歴史や楽器の原点についてのお話など興味深い内容に加え、少し緊張感をほぐすように時折冗談を交えながらのレクチャーは会場からも笑い声がしばしば起っていました、ゆったりとした話口調のなかに強さと優しさを感じる講演でした。
途中、東儀家に代々伝わるという笙を吹いてみたい人という呼びかけに手を上げて舞台に登場したのはなんとデジタルメディアデザインコース4年のタカギ君!笙をみたのも初めてならばもちろん吹いた事もないというタカギくんですが、突然の呼びかけにサッと手を上げて登場してしまうあたりはさすが我がコースの学生です(笑)そして東儀さんからアドバイスを受けて初挑戦、なんと見事な音色が響き渡り会場からは拍手が起りました。
何事にも率先して挑戦していく事が大切です、伝統的な楽器だからといって出来ないだろうと挑戦しないで決めつける事はよくない、何事もやってみる事が大事、と東儀さん。講演途中に「ジュピター」オリジナルの「ボーイズハート」そして最後の締めくくりに「ふるさと」を演奏、80分の講義はあっという間でした。
着実に前進中 たかひこん@デジタルメディアデザインコース
昨日の事ですが、Content design seminar(渡邊先生担当ゼミ)のインフォアニメディアチームが医療系プロジェクトの打ち合わせを国立がん研究センターの伊藤先生を向かえて行われました。
今回のプロジェクトは伊藤先生のご意見からスタートしました、ざっくり言うとデジタルメディアやアニメーション、デザインという分野の技術をうまく活かす事で医療現場の負担や患者さんの負担を極力減らし、難しい病気や手術の説明をスムーズに出来ないか?という事になります。
ここ最近医療現場には多くのIT技術が投入され、デジタルメディアデザインコースで普段の制作や研究で使っているような汎用PCからタブレット型PC、モバイル端末などを利用した新しい提案が日夜開発されているようで、その流れを視野に入れつつデジタルメディアデザインコースでも医療現場の先生と共同でプロジェクトに取り組んでいます。
伊藤先生は実務で手術をされているので、医療現場のリアルな状況を交えての打ち合わせはかなり具体的な内容が出てきます、難しい部分も多くありますが一つ一つ意見を交換しながら理想に近づけていく作業が繰り返されます、現段階はまだ駆け出しの状況ですが、今回のこちらからの提案も良い評価をいただく事ができ一つ前進しました、プロジェクトの今後の進展が期待されます。
プレゼンが本当に上手です! たかひこん@デジタルメディアデザインコース
SUPER LECTURE 2011で中島信也さんが来校されました。3年前に来校され当時は「中島信也CMの手の内」と題してCM制作の裏側を中心にご紹介していただきましたが、今年のタイトルは「ぼくのCMディレクション」という事で、CMディレクターになった経緯から長年に渡って従事されてきたCMディレクションについて、多くのCMの紹介とともに考え方や制作エピソードを交えつつ、相変わらず絶妙な喋りで聴衆を魅了していました。
プレゼンテーションで使用されるスライドのほとんどが手描きの文字というのもなかなか魅力的、紙にボールペンで書いた原稿をそのままスキャンして貼付けたらしいです、引き延ばしたのでさらに荒い文字になっちゃったとか(笑)それでいて大事なところはちゃんとデザインされたスライドが出てくるんですよねぇ、中島さんは聴衆の心を掴むのが本当に上手いです。
そういえば余談ですが2年前にも森本千絵さんのSUPER LECTUREの時に引率と言ってついて来ちゃった事がありましたね(笑)何かと名古屋造形大学に来るのが楽しみだそうです。1時間30分の授業はあっという間でした、遠方からの御来校ありがとうございました!
以前ご紹介した武豊町民会館「ゆめたろうプラザ」にて行わていた「うごく 光 音 顔」展を観に行ってきました。今回の「うごく 光 音 顔」展には3つのインタラクティブ作品が展示されていて、そのうちの1つが卒業生の天池さんの作品「もじがお」です。
「もじがお」は天池さんを代表とし、プログラムや部品製作などをデジタルメディアデザインコースの天池さんの後輩にあたる、洞口くん、三上さん、横井さんが協力、現在もこの4名で運営されていて、細かな調整やリニューアルもちょくちょく行われています。
「もじがお」はwebに公開されたコンテンツなので、インターネットの繋がるPC環境で楽しむ事ができます、出来上がったもじがおをお持ちのプリンターでプリントする事もできますので、是非いちど遊んでみてください。
「ゆめたろうプラザ」では無料開放されているギャラリーにて展示されていました、会場のスタッフの方も作品の事や操作方法などすごくいろいろと説明してくれたり手伝ってくれたりして、とても良い展示でしたよ。ゆめたろうプラザは名古屋市内からは少し遠いですが、知多半島の中間あたりののどかな所に建てられた立派な施設でした。
メディアアート系のインタラクティブ作品を展示する企画をして下さる団体や施設って東海ではあまり無いので、たった3日間でしたがとても貴重な展示だったと思います、今後も続けていってもらえると良いなと思いました。
マルチタスク たかひこん@デジタルメディアデザインコース
いよいよ明日は9月のオープンキャンパスです、そして昨日はその準備についてブログを書きましたが、その準備中に実は別件の打ち合わせがアクロバティックに行われていたので少しご紹介します。
このブログでも夏休みの様子として何回か取りあげているContent design seminar(渡邊先生担当ゼミ)の学生中心のインフォアニメディアチームの医療系プロジェクトは現在インターフェースのイメージをつかむために最初のプロットと動作モデルの制作へと作業が進展してきました、そして現在月末の進行報告に向けて全体の一部を仮に組み立てるための絵コンテ、デザイン、パーツ制作が行われはじめました。
つまりンフォアニメディアチームは忙しくなってきているという事で、オープンキャンパスの準備で慌ただしいアトリエでも合間をぬって今後の進行について打ち合わせを行っていました。デジタルメディアデザインコースではプロジェクトや展示準備に向けて既に幾つかの案件がスタートしていて、さらに学校行事であるオープンキャンパスや芸術祭などが加わる形となっています、なのでプロジェクト等に関わっている学生達はマルチタスクに物事を処理しなくてはならないので、結構大変そうでした。
そして後期は前期よりかなり多くの案件が同時に動く事になるので、これからもっと大変になりそうです・・。
← Previous Page — Next Page →