7月28日(金)明治村にて投影実験を行いました。以前は天候がよくなく携帯連携のみを実験しましたが、いよいよ本番前という事もあってそろそろ建物の壁面に映像を投影しておかないと、問題点や改善点を修正する時間がなくなります。
この日の投影はほぼ最終段階という事で、出来て来た映像の速度や色などのチェックとインタラクティブ部分の各種チェックを行なおうと思っていましたが、やっぱりトラブルってついてくるんですよねぇ・・・明治村のwifiの一部が落雷によって破損したらしく、ちょうどマッピングを行なうエリアではPCがネットに繋がらない事件!携帯連携はじめインタラクティブ部分を動かすためには映像を制御するPCを外部サーバーに繋げる必要があるのですが、それが出来ないという事態に、急遽個人持ちのiPhoneでテサリングで乗り切るという荒技でなんとか動作をチェックする事はできたものの、これから本番を迎えるのでなにか対策を考えないといけなくなりました・・・。
7月26日(水)明治村でのプロジェクションマッピング「宵街映写」にむけた制作がいよいよ締め切り間近となり、アトリエはフルタイムで動いております!今回のプロジェクションマッピングは従来の映像投影に加え、携帯電話と連携するインタラクティビティを導入する事になっているので、制作現場は映像撮影・編集・3DCG制作・SE制作・制御システム構築・サーバー運営・携帯Webコンテンツ制作など多岐にわたっており、CGをレンダリングしていると思えば、プログラムをゴリゴリ書いているしと、ゼミアトリエ内は様々な事が同時進行しています。
音楽の時間の関係や編集技術の関係などから、クロマキーを使った実写撮影部分は最後の最後まで右往左往し、この時点でも撮り直しなどが発生しまくってました・・・絵コンテ通りには行かないのでカットを変える事もしばしばで、まだまだ余談を許さない制作現場です!学生とは言え、学内課題とは違い、本格的に外で上映する作品となるので責任ある仕上げが必要です!みんな頑張りましょう!
7月22日(土)明治村のプロジェクションマッピングの納期が差し迫っているので、出来る時に出来る事をやる!!ということで、授業の無い土曜日ですが(通常はお休みですが・・・)プロジェクションマッピングで使うプロジェクターを敷設するアルミフレームの台座の組み立てを行ないました。
そもそもどうして土曜日なのかというと、先の魔法の美術館の記事でも少し書きましたが、プロジェクトなどを運営していると研究内容や技術を先輩から後輩に色々と引き継ぐ作業があります。去年プロジェクションマッピングをやらなかったため1年のブランクがあり、プロジェクションマッピング経験者が全員卒業しており、実はマッピング経験者が教員以外居ない!という状況でなにも引き継がれておらず、2年前に台座を設計した水野くんにわざわざ大学へレクチャーに来てもらったという訳です。彼も卒業して就職していますので、どうしても土日しか対応できなかったので土曜日の作業となりました。
これでアルミフレームの組み立てはばっちりですね、本番でもよろしくです!
7月13日(木)天保山にある大阪文化館で開催される「魔法の美術館」の搬入作業に行ってきました。名古屋造形大学からはプロジェクトグループ「スイッチ」が「なげる、あてる、ひろがる」という作品を出展しています。去年は静岡・熊本・大分と巡回しましたが、今年はこの大阪と12月に滋賀県を予定しています。
去年から引き続きの作品なので搬入作業はとても順調でした。来年以降の活動や運営の事も考える必要があるので今回は新たに3年生メンバーを加えて引き継ぎも兼ねた作業となりました。コースでは3年生からゼミとなりますが、ゼミに所属してプロジェクト等に参加するとしても、だいたいが4年で卒業していきますので、実質2年しか活動する時間がありません。なので研究内容やコンテンツによっては先輩から後輩へ研究を引き継いで行く必要がどうしてもあり、こういう機会を使って随時後輩が技術なども含めて引き継いで行きます。
もともと日帰りの予定でしたが、作業は思いのほか順調で夕方4時過ぎには完了、せっかくの大阪!ということでキタやミナミへ繰り出せ!!って思いもしましたが・・・明治村のマッピングなどやる事がいっぱいあるのでそのまま直帰となりました。
7月10日(月)明治村のプロジェクションマッピングにむけた制作もいよいよ本格的になってきた今日この頃、この日は今回初の試みとして携帯電話やスマートフォンと連携するプロジェクションマッピングを制作するという目標にむけ、初の現地実験を行ないました。当初は映像の投影も行い現段階の映像の問題点を洗い出す予定だったのですが、あいにく天気が不安定だったため機材保護を優先して投影は中止にしました。
携帯電話やスマートフォンとの連携を実行するために、専用のサーバーをたて、プロジェクションマッピングを投影する制御コンピューターからサーバーへ信号を送ると、携帯電話が反応するという仕組みです。ちょっと雨が心配だったので、PCを車の荷台に設営(笑)それぞれの携帯電話であらかじめ特定のWebページにまずアクセスしておいてもらって、あとはPCを動作させれば映像の進行にあわせて各自の携帯電話の画面が変化します!
上の映像はそのテストの様子、携帯電話によって反応する速度が微妙に違うのはしょうがないとして、PCの指示で複数台の携帯電話の画面がちゃんと変化しましたよ!これで一つハードルをクリアしました!
6月20日(火)夏に開催の「宵街映写」プロジェクションマッピングにむけて、絵コンテなどがだいたい上がってきたので、いよいよ素材制作も本格化しはじめた今日この頃です。今回は2年前ほどストーリー重視ではないのですが、一応シーンのなかで何名かの人物が登場する事になっています。ただ登場すると言っても影絵のようなシルエットとして扱うことになりました。
ということで、シルエットをアニメーションで描くか?実写撮影した演技をトレースするか?でどちらが作業的に効率良いか考えた結果、グルーンバック、つまりクロマキーで人物の演技の輪郭を抜き取って出来ないか?という事になりました。この日はそれを試すためにアトリエにグリーンの布を貼って最初の撮影を行なってみました。
夏の明治村でのプロジェクションマッピングはプロジェクターを2台使った通常より横長(2倍長い)な映像となるので、画像解像度を保ために4Kカメラにワイドレンズを装着して一気に撮影してしまおう!という算段!! まぁやってみたけれども、グリーンの部屋の狭さやら、安定した光量がセッティング出来ないやら何やらで、理想通りには全く行きませんで・・・・結局紆余曲折前途多難という感じとなりました(笑) まぁそんなものですよね、今後もトライ&エラーを繰り返しながらなんとか制作するしかないですね。
あ、ちなみに小道具でつかっている懐かしの黒電話は、わざわざ中古で買いました!
5月28日(日)名古屋造形大学の50周年企画「なごや寺町アートプロジェクト」の関連展示で出展していた「なげる、あてる、ひろがる」の展示、無事終了しました!ご来場くださった皆様ありがとうございました!天気もよくて気持ちいい一日でしたね、併設で行なわれていた「てづくり朝市」も大盛況でした。
「なげる、あてる、ひろがる」は魔法の美術館にも出展している作品です、これから行なわれる魔法の美術館でも体験する事ができますので、是非そちらにも足をお運びください!
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