RAURAプロジェクションマッピングに向けて

プロジェクト, レポート

5月中旬 D306アトリエ たかひこん@デジタルメディアデザインコース

2月末にFaceBookを通じてプロジェクションマッピングによる演出が出来ないか?という案件が舞い込んできてから、何ができるかをクライアントさんと実は打ち合せを重ねていました。その間に大学行事として卒展卒業式、入学式、それに大名古屋電脳博覧会など外部の展示などもあり、休む間もなく怒濤のようにここ数ヶ月が過ぎ、プロローグ展の対応をこなしていると、気がつけばプロジェクションマッピング本番2週間を切っていました。

今回の案件はRAURAという化粧品メーカさんの新商品発表と1周年記念を兼ねたパーティーでのサプライズ演出としてプロジェクションマッピングによる映像表現をするという事で、わたくしたかひこんが中心となって運営しているプロジェクトチーム「スイッチ」がそれを手掛ける事となりました。

2013_05_26_02 4月初旬にマッピングする現場を実測した時の様子 2013_05_26_03 4月初旬にマッピングする現場を実測した時の様子

スイッチはゴールデンウイーク中に開催された大名古屋電脳博覧会に「Motion」という新作を発表したばかりという事からもお分かりいただけると思いますが、4月はその制作と完成に費やす必要があり、今回のRAURAのプロジェクションマッピング制作に純粋に関われるのはゴールデンウイーク開けてからの3週間というタイトスケジュール。しかも本来はスイッチが得意とするセンサ等を応用したインタラクティブコンテンツとマッピング技術によるコンテンツを提案していたのですが、会場の制限によりそれがNGとなり、スイッチで経験のない純粋な映像コンテンツのプロジェクションマッピングという初めての挑戦となりました。

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とにかくまずは音楽を準備し、それに合わせた映像の演出を考える。そしてそれらは2台のプロジェクタから送出され、壁面と天上面に投射されるというところまで決めて、あとは画角の調整、壁面の特徴に合わせたマッピングスケールなどをマスキングして制作していくという流れです。そして準備した音楽がなんと16分もあってこれが大変・・1分作るのに何日もかかるのに16分って(汗)という事で連日スイッチメンバーはアトリエに籠もりながら制作地獄、写真は午前2時ころの様子だったりします(笑)それでも完成させるためメンバーは毎日毎夜頑張ってくれました!本当に良い作品を作るというのは大変な努力が必要だと言う事ですね、スケジュールにも無理がありましたが、やると言った以上は完成させる!を目標に気合の2週間でした!(あ、気合以外にも別件の制作が並行していたのでレッドブルが大量に投入されてたけど 笑)





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明治村で投影実験

プロジェクト

5月16日 夜 明治村 たかひこん@デジタルメディアデザインコース

明治村にて「宵の明治村」にむけたプロジェクターの投影実験に行ってきました。去年と違う建物を予定しているので去年の経験がほとんど使えないのが辛い所ですが、とにかくまずこの建物で投影が可能かどうか、投影距離等の場所の制限も含めて実験する必要があります。

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前回の記事でも書きましたように、今年はプロジェクターのレンズを近接に入れ替えてみました、また建物が大きいので複数のプロジェクターによる投影がどれだけ必要かも検討しなければなりません、単純に台数が増えるとそれだけ予算もかかるし、なにより映像の作り方や出力方法など技術的な問題が大きくなります。

現在デジタルメディアデザインコースが保有している技術では2個のプロジェクターによるマッチングが限界で、それ以上の台数になるとそれなりの機材とソフトウエアを導入する必要があります。今後プロジェクションマッピングの案件が増える事を想定すると、もう少しレベルの高いスキルが必要になってきますね、予算等難しい部分もありますが可能な限り良い作品に仕上げるためにも実験を繰り返す事は大事かと思いますし、場合によっては機材拡充も考えなければなりません。

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今回の実験では明治村プロジェクトチームが投影する映像を持ち合わせていなかったので・・・投影の感じをつかむ為にスイッチで開発しているMotion」のプログラムを走らせてみました、リアルタイムにレンダリング出来るので建物のいろいろな場所にエフェクトを出す事が出来て、ちょっと楽しかったです(笑)明治村のスタッフさん達には好評でしたが、本番はまた別にちゃんとプロジェクトチームが映像を作る予定ですので、写真は今回だけの特別なものです。





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またまた体育館でテスト(明治村編)

プロジェクト

5月16日 深夜 体育館 たかひこん@デジタルメディアデザインコース

プロジェクションマッピング系の案件がここ最近多いので、プロジェクタによる投影実験も必然的に増える訳ですが、16日は去年に引き続き今年も参加予定の「宵の明治村」のマッピングテストを体育館で行いました。

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とにかく大きな壁面が必要なのでどうしても体育館を使う事になるのですが(笑)今回は去年と同様に明るさの高い(ルーメン数の高い)高輝度プロジェクターをEPSONさんからお借りして実験しました。今年は投影する建物との距離の問題を解決するために近接レンズに入れ替えたものを使ってより大きく映像を出せるかを試しました。

特に明治村で投影する場所が去年と違う事もあって、投影位置や方法の模索はこれからちょっと実験を繰り返す必要がありそうで、この日はレンズを換えたのでプロジェクターの投影距離に対する画像サイズをあらかじめ知るための作業を深夜に行いました。





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プロジェクションマッピングテスト@体育館

プロジェクト, レポート

5月10日 深夜 体育館 たかひこん@デジタルメディアデザインコース

大名古屋電脳博覧会の展示を終えたばかりのスイッチですが、実はもう次の発表が5月末に控えていて新しい作品制作に追われています。今回の案件はプロジェクションマッピング、特にインタラクティブ的な要素等もなく一般的な映像と音によるプロジェクションマッピングなのでそんなに難しい制作でも無いかと思いきや、投影面に画像をマッチさせるのがやはり難しく、この技術こそがプロジェクションマッピングの神髄とも言えるのでしょうね、やっぱり大変です(汗)

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投影する場所がいつでも使える訳じゃないので、今回は壁面の特徴を全て計って同じ寸法の壁を擬似的に体育館に作りました。本番の壁は幾つかのユニットに別れているのですが、そのユニットと同じ形に凧糸を体育館の壁に張り巡らせて、それにプロジェクターを投影し、投影距離と位置、それにユニットサイズにあったマスキングとピクセル数を割り出す作業を行いました。

体育館を利用する理由は、なによりも現場と同じ大きな壁面が必要という事に尽きる訳ですが、暗くないとプロジェクターの投影実験が出来ないので結局この日は深夜12時まで体育館で作業してました。案件の詳細はちょっとまだ控えておきますが、今月末発表なので当分過酷な毎日が続きそうです。





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明治村へいざ!

プロジェクト, レポート

明治村再び たかひこん@デジタルメディアデザインコース

15日に明治村へ行って来ました。明治村と言えば去年の夏に参加した「宵の明治村」でのプロジェクションマッピングがありますが、今年の夏も「宵の明治村」にデジタルメディアデザインコースが参加する事になるかもしれません!

この日はまずプロジェクションマッピングする事が出来る建物を選定するためにゼミ生何名かと入村、明治村さんの意向も踏まえつつ投影可能な建物を巡りました。そもそもプロジェクションマッピングをする事を考慮した建物の位置やレイアウトでは無いので、プロジェクタの投射位置や建物との画角などを考えると、なかなか条件のそろった場所が無く、それぞれ長所短所があって決定するのがとても難しいですね。

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結局3時間ほどかけて6件ほどの建物を巡って投射距離などを計りながら、どういったプロジェクションマッピングが可能か?とかセンサー等によるインタラクションも含めたマッピングは可能か?などを調べました。いろいろと悩みましたが、とりあえず去年とは違う建物でプロジェクションマッピングを行う事を前提として、建物の条件を絞り込み、これならなんとか出来そうだという建物を選びました。

まだ確実に「宵の明治村」に参加すると断言できる段階ではないですが、今回選んだ建物で実現可能かどうか実験を繰り返しながら、できるだけ今年も参加する方向で進めています。デジタルメディアデザインコースが参加する事になりましたら、是非8月の宵の明治村にお越し下さいね!





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琉球大学でミニシンポジウム

プロジェクト, レポート, 研究

3月25日 午後・琉球大学医学部 たかひこん@デジタルメディアデザインコース

宮古島でのバイオメディカルインターフェースワークショップを終えたあと、那覇に移動して琉球大学医学部にて行われた「バイオメディカル・インターフェース」〜医療を支える新学術〜 と題したミニシンポジウムに出席してきました。このミニシンポジウムは4年間続けてきたバイオメディカルインターフェースワークショップに参加している代表的な研究者が、現在どのような研究を行っているのかを発表するというものです。

デジタルメディアデザインコースからは渡邊先生が現在すすめている「患者面談用インフォアニメディアの創設に関する研究」について発表しました、この研究はバイオメディカルインターフェースワークショップのなかから生まれた案件で、現在国立がん研究センター東病等の伊藤先生と進めているプロジェクトです。

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4年目を向かえたバイオメディカルインターフェースワークショップでは、国立がん研究センターはじめ医療関係の方も多いのですが、大学関係や企業の方もかなり増えています、そしてこの発表を通じて琉球大学ともなにか連携できれば良いですね。

そうそうこのミニシンポジウムの前に琉球大学の敷地内にある「おきなわクリニカルシミュレーションセンター」を見学してきました、ここは医療系学生や医療従事者を対象としたシミュレーション教育を行う施設です。マジックミラー越しに処置室や病室が設置されていて、訓練の様子をオペレーションスペースから見る事が出来ました、医療用のシミュレーターっていろいろあるんですね。海外制の上半身のロボットくんはかなりムキムキでした。





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インフォメディカルウェアの実証実験

プロジェクト, レポート, 研究

2月26日 終日 国立がん研究センター東病棟
たかひこん@デジタルメディアデザインコース

科学研究費助成に採択された案件「患者面談用インフォアニメディアの創設に関する研究」により研究と制作がすすんでいる「インフォメディカルウェア」β版の実証実験を、国立がん研究センター東病棟にて伊藤先生によって行われました。

今回は実際の大腸がんのインフォームド・コンセントで「インフォメディカルウェア」β版を実際に使わせていただきました、1日で2例の案件をお願いしました、今回ご協力くださった患者さんやそのご家族には本当に感謝しております(実証実験のため記録等を取る許可を事前に患者さん・ご家族からいただいております)実際に利用してみた結果、患者さんや家族の方、また実験に立ち会ってくださった医師、看護師の方からもなかなか良い評価をいただきました、特に患者さんからは分かりやすくて良かったとなによりの言葉をいただけてチーム一同の今までの作業が報われた瞬間でした。

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もちろん実際の現場でインフォームド・コンセントとして使う訳ですから、それぞれのご病気の違いや個人差にも対応しなければ行けませんし、現場での臨機応変な対応へのソフトウェアの柔軟性や、さらに追加で必要な基本情報など、今回で浮き彫りになった課題は結構ありました。実際に使ってみるという実験はどうしても患者さんの事があるので、なかなか難しい事ではあるのですが、今回こういう機会に恵まれた結果、とても良いデータを集める事ができ、今後のこの研究の発展と完成に向けて飛躍的な前進となるのは間違いないと思います。

今回の実験での評価は結構高く、現在は大腸がんをメインとしていますが、そのほか病院従事者からの要望などの意見を聞くと、さらに様々な応用や発展が期待される研究だと思います、「インフォメディカルウェア」が実際の病院で使われる時が来るのが楽しみです!





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