



















フィンランド3日目 たかひこん@デジタルメディアデザインコース
3日目は朝8時に駅前集合、バスに乗ってプロフィン(Profin)本社に見学に行きました、プロフィン社は窓枠やドアを制作しているフィンランドの会社で、ここ最近は日本への輸出も増えているそうです。最近の日本の建築物は基本的に窓やドアなどの枠はアルミサッシが多いですが、ここフィンランドでは特に個人住宅の窓やドアは木製が多いですね。
到着そうそう迎えてくれたのはExport managerのカイサ・コヴァライネンさん、最初に軽食のトナカイのパイとコーヒーを出してくださいました。まずはコーヒーを飲みながらプロフィン社の説明と、技術解説などを約1時間ほど聞きました。木材の裁断には柾目で切り出す事を基本としており日本の木工技術を取り入れているとのこと、木材には年輪の木目が入っていますが、その木目が平行に走る方向を柾目と言います、柾目で切り出す事で反りの少ない木材が取れますので窓枠など狂いの少ない条件の商品には適しています。
日本への輸出が増えている事もあって日本の環境にあった製品製作やオーダーメイドも行っているらしく、同時に商品開発や研究も行っていて、例えば木枠を固定するスプリング入りのボルトはその過程で産まれた技術だそうです、地震の多い日本では地震などで揺れると枠の歪みが出やすいためスプリングで吸収する事で破損や歪みを抑えるようになっているそうです。
一通り説明を受けたあとは工場見学。実際に切り出された木材を加工して窓枠に組み立て、塗装、ヒンジ等の取り付け、ガラスの組み込みなどの行程を見学しました。プロフィンの商品のガラスは2重が基本で、さらに断熱効果の高い3重もありました、冬はマイナス30度になる地域ですからね、断熱は必須です。窓枠や扉のロックシステムも結構複雑な作りになっていてかなり気密性の高い作りになっています。特にみんなが驚いたのは、商品のデモンストレーションで1枚の窓が横開きにも縦開きにも出来るという製品、しかもヒンジが完全に隠れていて見た目がすごくシンプル。ブラインドはガラスとガラスの間に設置されている点も日本にはあまりなじみの無いスタイル、見た目からはあまり想像できないくらい多機能で複雑な構造がデザインされていてちょっと関心しました。日本との取引も多くなってきているみたいで網戸もちゃんとセット出来るようになっています。
2時間ほどの会社見学でしたが、とても充実していました、特にインテリアデザインや建築デザインの学生達には良かったんじゃないでしょうかね、最後はみんなで記念撮影。この日は僕たちが来るという事で、社屋前にはフィンランドの旗と日本の旗が掲げられていましたよ!説明にあたってくださったカイサさんありがとうございました、また通訳してくださった内田さんにも感謝です。
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