8000ルーメンは明るい! たかひこん@デジタルメディアデザインコース
金曜日の夜、明治村さんとの共同プロジェクトのための実験で現場入りしました。前回も少しご紹介しましたプロジェクションマッピングの実験で今回もお邪魔しました。この日はEPSONさんのご協力で8000ルーメンと輝度の高いプロジェクターをお借りし、コースが持っている4000ルーメンのビジネスプロジェクターとの明るさの違いと、投影距離の概算、それと投影するイメージのアタリと雰囲気をみました。
いまのところ幾つかの映像コンテンツを考えていて、それぞれの静止画イメージをあててどのような感じになるのかを試しました、なかなか面白かったですよ! 今回の明治村さんとの共同プロジェクトは最終的にイベントという形式なので全部をお見せするのは若干難しいのですが、これから本格的な制作へと移行する事になると思いますので、また進展があったら報告できる範囲でレポートしたいと思います!
関西弁 たかひこん@デジタルメディアデザインコース
今日は大阪の某所で某案件の打ち合せの為、出張に行って来ました。わたくしたかひこんは関西出身なので、久しぶりの関西弁イントネーションが混じる会議が懐かしい感じでした(笑)まぁ内容はちょっとイロイロありましてゴニョゴニョなので詳しい事は書けませんけどね。ゲームでおなじみの「バイオハザード」のマーク(もちろん本物っすよ)が貼ってあるような関係のゴニョゴニョです。
朝の10時からぶっ通しで午後5時までみっちりとプレゼンとディスカッション、僕たちの美大のデザインというセクションとは全く違う分野が絡む内容で、ざっくりと言うと以前にも何回か紹介している宮古島等の関連です。さすがに異分野連携なので内容が難しくてなかなか我々がついて行くのは大変ですが、特にUI(ユーザーインターフェース)やUX(ユーザーエクスペリエンス)といった部分に関しては異分野交流の中における案件にまだまだ開発の余地が多分にあって、それらの課題と改善に我々が共同研究していく感じになりそうです、まだまだこれからですが何とか協力していけたらと思います。
アニメーションの魅力 たかひこん@デジタルメディアデザインコース
ゴールデンウイークって事で、刈谷市美術館で行われている「加藤久仁生展」に行ってきました。加藤さんといえば2008年開催の「第12回 広島国際アニメーションフェスティバル」の記事をこのブログに書いた時に「つみきのいえ」がひろしま賞を受賞された事を少し紹介しましたが、その後「第12回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門」で大賞を受賞され有名になりましたよね、今回の展示ではそんな加藤さんの「つみきのいえ」が出来るまでと、現在取組まれている作品を紹介されています。
アニメーションといえばデジタル化により効率化されていたり新しい表現もどんどん開発されていますが、まだまだアナログ作業の多い領域でもあります、彼の作品は特に手描きの良さが随所に活きていて、優しい鉛筆のタッチが作品の雰囲気を盛り上げています。展示では絵コンテや原画が展示されていますが、どれも繊細で魅力的でした、アニメーションだけでなくイラストレーションなどの領域で絵を描く事が好きな人も是非一度足を運んでください。
コースではアニメーションを制作している学生も居ますから、そんな学生は必須ですね!少し欲をいえばもう少しデジタル処理されている着彩や編集などのコンポジション部分の展示があるとコース的にはよかったなぁなんて思ったりもしましたが、多くのお客さんはやはり手業に魅力を感じられているようでしたので、それはわがままというものでしょうかね。
加藤久仁生展
【会期】 2012年4月21日[土]~6月3日[日]
【会場】全館
【入場料】有料
タイムスリップしたみたい! たかひこん@デジタルメディアデザインコース
明治村さんと共同でとあるプロジェクトの実験を行うために実習授業が終わってから明治村に行って来ました、営業終了後に自家用車で特別に明治村内を移動、車窓から見える景色が1900年初頭な感じでまるでタイムスリップしたみたい、あまり経験出来ないドライブがちょっと楽しかったです(笑)
実験はプロジェクターを使用するため暗くならないと出来ないので、あえて夕方にお邪魔しました。勘のいい人はもうお察しかと思います、そうプロジェクションマッピングの実験です。今日は投影に必要な距離や明るさを確かめる事と、同時に進行できる可能性のある幾つかの案件が実際に出来そうかどうかの調査でした、機材の準備を終え暗くなった宵の明治村、なかなか良い雰囲気!
投影出来る映像やイベントはまだこれからなので内容そのものは全く未知数な状態ですが、明治村さんと共同でこれからデジタルメディアデザインコースの学生達のプロジェクトチームが実際のコンテンツ制作に入る予定です。今までは打ち合せといえば机上での話し合いでしたが、こうやって実際に実投影してみるといろいろと分かる事もあります、もちろん問題もまだあるけれど、アイデアもふくらみます。
さて、1回目の実験が済んでこれから忙しくなるプロジェクトです、目標は7月末!プロジェクトチームは気合い入れてコンテンツ制作に打ち込んでください!
駅名が大学名・・ たかひこん@デジタルメディアデザインコース
今日は午前中にちょっと用事がありまして名古屋大学へお邪魔いたしました、なんと地下鉄の駅名が大学名なのですね(わたくし愛知に引っ越して来て5年になりますが知りませんでした・・)以前から医療系の案件で東京理科大学や国立がん研究センター、それに宮古島のワークショップに参加したりしていますが、その関係でいろいろな先生方と繋がりが出来、今日は東京理科大学の先生に名古屋大学大学院 情報科学研究科の森研究室をご紹介していただきました。
内容に関してここで書く事は研究の事もありますので控えますが、いろいろな大学や研究機関にお邪魔させていただく機会がここ最近増えていて、毎回すごく驚かされる事ばかりです。デジタルメディアデザインコースは今、様々なプロジェクトを運営しつつあって、医療や工学関連などとの連携もその一つです、デザインと異領域との連携で何ができるのか?という視点にたって、積極的に新しいモデル開発や研究を進めて行きたいと考えています。
3年目 たかひこん@デジタルメディアデザインコース
3年目3回目のバイオメディカルインターフェースワークショップが宮古島で行われました、今年も名古屋造形大学からデジタルメディアデザインコースの教員2名が参加、日頃の研究などを発表してきました。今年は宮古島滞在期間中ずっとあいにくの天候だったのが少し残念。
バイオメディカルインターフェースワークショップは簡単に言うと、医学・工学・芸術等、領域を超えて連携する事で新しいイノベーションが産まれる可能性を研究者達が集まってディスカッションするというワークショップです。
各方面の研究者が日々の研究や問題点などをそれぞれプレゼンする事によって、意外な繋がりやアイデアが産まれます、デジタルメディアデザインコースの僕たちは主にデザインやアートという切り口から普段取組んでいる作品制作やインターフェース研究、手法としてはアニメーションやイラスト、サウンド、ムービーなどを医療に役立てる事ができないか?という視点でプレゼンテーションを行いました。
例えばスイッチによる作品「まわる、うつる、ひろがる」や「なげる、あてる、ひろがる」「ころがる、ころがる、ひろがる」などを医学や工学の研究者の方々に報告すると、研究内容の違いからすごく興味を持ってもらう事が出来ました、それらに使っている方法論や考え方などを応用出来る可能性が無いか?などと言う意見なども多方面からあり、デジタルメディアデザインコースとしとても有意義なワークショップとなりました。またいろいろな方との繋がりを新たに持つ事ができ、来年度からの活動がさらに楽しみになりました。
次の世代達 たかひこん@デジタルメディアデザインコース
28日の土曜日に多治見工業高等学校と岐阜工業高等学校の卒業制作展を観てきました。
多治見工業高等学校は多治見市文化会館でデザイン科とセラミック科の二つの科による展示が行われていました、セラミック科は焼物に関する様々な実験や研究が発表されていました、純粋に焼物としての作品がある一方、焼物の技術や素材を使った様々な応用で新しい領域拡大なども実験されていて芸術としての焼物とデザインとしての焼物が混在した展示となっていてとても興味深いものでした。
多治見工業高校・卒業制作展 多治見工業高校・卒業制作展デザイン科は基本手描きポスターを中心とした展開でした、現在デザインの現場ではほとんどコンピュータで仕上げますが、多くの高校ではまだまだ手描きで制作しているところが少なくありません。手描きの制作はコンピュータと違ってやり直しが安易に出来ないというプレッシャーがあります、もちろん仕事としてデザインをやって行く以上はコンピュータは欠かせないですので大学では仕上げに手描きという作業はほぼありませんが、手描きには失敗出来ない精神力や忍耐力、それに失敗に対すやり直しなど作業量が多く、デザインを精神力と体力で乗り切るという技術が必要になります、高校生の卒業制作で鍛えられた技術は大学や社会でコンピュータに取って代わったとしても生きて来ると思います。
岐阜工業高等学校は岐阜県美術館でデザイン工学科の展示が行われていました、このデザイン工学科にはビジュアルデザインコース、デジタルデザインコース、スペースデザインコースの3つのコースが設けられているのが特徴です。ビジュアルデザインではポスターの他にその企画に関する説明と企画までのプロセスも併設で展示されていて、作品に至った経緯も知る事ができます。
岐阜工業高校・卒業制作展 岐阜工業高校・卒業制作展またデジタルデザインコースは名古屋造形大学のデジタルメディアデザインコースととても似ている名前で、作品内容もかなりシンクロしている部分を感じました。既存の企業を想定したPVを中心とした展開でしたが、テーマに選んだ企業のリサーチ結果から作品へ昇華していくプロセスなども展示されていました、高校生の段階から幾つかのアプリケーションをハイブリッドに使いこなしているなどこれからが期待できる若い世代が大学へ進むと思うとなんだかワクワクしますね。
今回はたまたま時間の都合が合ったのでこの2校の卒業制作展におじゃまさせていただきました、また機会があれば他の高校の卒業制作展にも足を運んでみたいと思います。
← Previous Page — Next Page →