折り返し地点 たかひこん@デジタルメディアデザインコース
「汗かくメディア」も展示通算9日目を迎え展示期間の折り返し地点となりました、残りあと1週間、まだ体験していない方は是非ご来場ください!
この週末は連休とあって展示期間中もっとも人の入りが多いと予測してました、が、予想以上の入場量にスタッフ一同唖然としてます(笑)メディアアート系の作品で1日でこれほどまでに多くの人が体験するなんてのもなかなか無いのではないでしょうかね。僕も長くメディア系の作品制作とか展示をやっていますが、自分の作った作品にこれほどまでの多人数が参加してるのを目撃した事もなければ、実際に作品を運営した事も無いです(汗)
子供達のエネルギーもすごくて、作品そのものがそれに耐えれるかかなり心配だったのですが、今のところ壁は問題なく動作しています。実は壁には子供達の底知れぬエネルギーに耐えるための工夫として、センサー入力のスイッチに赤外線を使って物理的接触の無いようにしています。単純に壁はバネで前面に押されていて、ボールが当たる事でそれがへこむのですが、そのへこんだ距離を赤外線で計ることでボールの当たり判定と強さを取っています、そうする事でセンサーの物理的な破損を最小限におさえています。
酷いとまっぷたつに割れます 展示終了後の壁の下はスポンジボールの破片でいっぱい・・・が、問題は壁ではなくてボールでした・・・テニスの練習用のスポンジボールを使っているのですが、ラケットで派手に打ちのめされるテニス用だから強度もそれなりにあると思っていたのですが、子供達のエネルギーはラケット以上みたいです。1日で表面がぼろぼろになり、酷い時は完全にまっ二つに割れます、展示終了後の壁の前はスポンジの破片だらけ、破損したボール分を毎回補ってはいるのですが、いたちごっこ状態、今日でやっと折り返しだと思うとちょっと先が思いやられますね(笑)さて2週間の展示でいったい何個ボールが必要なのでしょう・・・・
予定より早く完成! たかひこん@デジタルメディアデザインコース
センサーパネルの取り付け愛知県児童総合センターへの搬入2日目、センサーパネルの組み付けと部屋の暗幕設置を行ってついに「なげる、あてる、ひろがる」が完成しました、大きい作品だったので3日間の搬入期間を予定していましたが、設置もプログラムも順調に動いて2日間で全ての搬入作業を終える事が出来ました。
という事で、この記事は実は昨日の事なのですね(笑)本日は予定していた搬入が無くなったので大学のアトリエ掃除を行い、これであとは明日からスタートする展示を待つばかりです!皆さんのお越しをお待ちしております!
搬入日に限って雨・・たかひこん@デジタルメディアデザインコース
愛知県児童総合センターで行われる「汗かくメディア」展にスイッチの作品「なげる、あてる、ひろがる」を出展するため搬入を行いました。今回の作品は少し大きくて、設置に時間がかかる可能性があったため展示3日前から搬入をスタートさせました。
今日は台風接近で朝からあいにくの雨、搬入作業にとっては最悪の天候でしたが、トラックに荷物を積み込み終わった頃には雨も少し収まり、13時過ぎに愛知県児童総合センターに無事到着。
早速設置位置を確認し、手際よく梱包を解いて作品の組み立てを開始しました。センサー用のパネルユニットは事前に組み立ててあったので、展示用の台座にユニットを接合するだけでセンサーパネルを建てる事ができます、全部で5台組み立てましたがユニット化しておいたおかげで作業は意外と早く終了しました。
センサーのケーブルを配線中 5個のセンサーユニットを接続それぞれのパネルユニットにセンサー用の配線やPCとの接続IOなどを設置し、あとは5台を横並びに繋げて壁の中心部分は完了です、最後にセンサーユニットの外枠を設置して横幅約5m高さ約4.2m全容が1日でほぼ完成しました。
センサーユニットの接続完了 外装完成!明日はそれぞれのセンサーユニットにセンサーパネルを取り付けます、それが終了すればほぼ設置は完了です。
そうだ京都へいこう!再び たかひこん@デジタルメディアデザインコース
8月末に京都に行ったばかりですが5日の日曜日にも京都へ行ってきました、目的は「文化庁メディア芸術祭 京都展」今回の展覧会は京都芸術センターと京都国際マンガミュージアムの2つの施設で行われていて、主にメディアアート系の作品が京都芸術センターで、マンガ作品が京都国際マンガミュージアムで展示されていました。
京都芸術センターは元明倫小学校を改装したもので、当時のおもむきをそのまま残した風情ある建物、センターでは芸術の総合的な振興や芸術活動に対する支援などを行なっています。今回の京都展で展示された作品は主に歴代のメディア芸術祭で賞を取ったメディアアート作品から選別された物の実物展示と、映像作品の上映が行われていました。東海エリアでは特にメディアアート作品が実装展示されているような展覧会が少なく、その多くは関東方面が多い事から、なかなか観る機会も少ないのですが、今回は京都と言う事で気楽に日帰りで行ける距離、なので制作の合間をぬって行ってみました。
京都芸術センター 古い小学校を改装して利用されている、なかなかおもむきのある施設京都芸術センターの展示は建物の雰囲気とデジタル技術を使った作品がなんとなくミスマッチな感じで逆に新鮮で良かったですね、特に畳の和室に作品が点在している感じがとても面白かったです。作品も文化庁メディア芸術祭の歴代の入賞作品とあって興味深いものばかり、是非デジタルメディアデザインコースの学生には観ておいて欲しいと思いました(時間があったら行くように!)
和室に展示されたメディア作品、いい感じです 『Parallel Lives』安藤 英由樹, 草地 映介, 渡邊 淳司京都国際マンガミュージアムも元龍池小学校を改装した建物で、日本の歴代のマンガから世界のマンガまで様々な作品が展示されています、もちろん実際に手に取って読めるマンガも大量にあって、ミュージアム内はマンガを読む人達であふれていました。こちらの文化庁メディア芸術際の展示は主にマンガ作品で、作品の原画やネームが展示されていました。こちらはマンガコースの学生にミュージアムも作品も両方みておいて欲しいなと思いました。
ついに建った! たかひこん@デジタルメディアデザインコース
ついに9月になりましたねぇ、今日から新学期がスタートしたって人も多いと思いますが大学はなんとまだ夏休み(正確には9月12日まで休み)個人的に大学生の夏休みちょっと長過ぎる気がします、もうちょっと研究に使う時間とか有効なスケジュールにならないものでしょうかね・・
さて、そんな名古屋造形の夏休みですが、今日もデジタルメディアデザインコースのアトリエでは制作に励んでいる4年生が何名かいました、そろそろ卒業制作もある程度形になり始めないと間に合いませんからね、今から焦るくらいがちょうど良いように思います。
そして3年生中心のスイッチは相変わらず今日も汗かくメディアに向けて制作中、ここ最近ほとんど休みなしで制作しています、そしてついに今日壁の全容が現れました!センサーの設置位置や強度など色々とまだ解決しなければ行けない問題もあるので、とりあえず仮組をして問題点を洗い出す作業を行いました。
写真では分かりにくいかもしれませんが、いざ建ててみるとデカイ!これからまだセンサーの組み込みや実装実験、装飾など数多くの工程があるのでまだまだ作業が続きます。
ついに建ちました! たかひこん@デジタルメディアデザインコース
「汗かくメディア」に向けて夏休み後半も絶賛制作中のスイッチメンバー、ここ最近は本体にあたる”壁”の設計と制作を行っています。夏休み前半に制作していた40個のセンサーを埋め込むための壁は幅約5m高さ2.5mと巨大・・・それなりの重量になるので、設計もかなり大変。
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なにより真夏の木工工作はとにかく暑い!エアコンなんてもちろん無い木工室で連日大汗をかきながらの制作はとにかく疲労が激しいですね。今回の作品は大きいだけに作業工程が多くて時間がかかる、連続して制作するためには結構な体力と気力は必要で、夕方を過ぎると皆バテて来るんですよねぇ・・・・
デジタルメディアデザインコースお得意の言い訳「毎日マウスしか持たないから」なんていうのは聞きませんからねっ!というかデジタルメディアデザインコースは実は体力仕事が多いんですよね(笑)若いのにもうちょと体力付けて欲しいなぁ、とにかく僕より先にバテないでね。
ここ2日間木工室に詰めて制作して、このほどやっと1ユニット分の壁が自立!作品筐体の壁ができあがるまであともう少しです。展示までもう2週間を切っていますからね、作業もそろそろ佳境に入ってきています、来週にはセンサーを組み込んで実装実験が出来そうな感じです。
そうだ京都へいこう! たかひこん@デジタルメディアデザインコース
日曜日に日帰り強行で京都へ行ってきました、目的は京都近代美術館で開催されていた「生存のエシックス」展を観るため。この展覧会は京都市立芸術大学創立130周年記念事業として開催され、生命、医療、環境、宇宙など各方面の研究やプロジェクトを紹介するというもの(展覧会は終了しています)
各方面の研究はそれこそ宇宙事業から医療、それに芸術的アプローチと多方面に渡っていて、それぞれがなんら関係無いように思えて実はどこかで繋がっていると感じる展示になっていたように思いました、おそらくそれは美術作品を展示するという使命がある美術館で開催されたという点に他ならないように感じます。
美術館というのは本来芸術作品と呼ばれるものが鎮座する場所ですが、マルセル・デュシャンがレディ・メイド作品を置いたあの事件のように、芸術の世界は多種多様な表現であふれかえるようになり、今では現代美術のような表現への挑戦が日々繰り返されるようになりました、90年代にはそれらにコンピュータ技術が加わりメディアアートと呼ばれる作品も多く制作され、昨今の芸術美術の世界はさらに異分野のと協作(コラボレーション)なども頻繁に行われるよになりました、そういう時代におて今回の「生存のエシックス」展は今を映したような展示だったように感じます。
名古屋造形大学のような美術やデザインという造形を志す人にとっても、もはや各ジャンルに捕われた表現や考え方だけでは新しいものが産まれない時代となっていて、美術やデザインも社会との柔軟な接点を持ちつつ異分野との関連を模索しながらあらたな表現を産み出していく事が必要なんだと思います。
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