5月2日(火)刈谷市総合文化センターで行なわれる「かりやKidsフェスティバル2017」の併設ギャラリー展示にむけての最終調整の様子です。今回展示する作品は過去に制作したものの焼き直しですが、それでもそれぞれ微調整が必要なので作業は結構な量となりました。特に3色のLEDのデバイスをつかった「ドローイング」という作品は、去年も展示しましたが、ビジュアルの仕様や内容をすべて入れ替えたので、最後まで調整に追われていました。
スッチで制作してきた幾つかの作品は、常に開発と改良をくわえていて、展示ごとに微妙にバージョンが違ったりします。また、それぞれの作品は今現在出来る事を最大限にやっているという事もあって、まだまだ不都合や、もっと効率の良いやり方、あるいは全く違った表現、など常に新しく出来る可能性があります。このようにバージョンアップを常に行なって、より進化した形へと変化するのもメディア作品の特徴ですね。まだまだ発展の余地のある作品群があるので、随時更新して行きたいと思います。
5月1日(月)ゴールデンウィークにすでに突入している人もいるかと思いますが、名古屋造形大学は1日〜3日まで通常授業なので、学生達は暦より1日少ないゴールデンウィークなんです・・・
例年行なって来た明治村でのプロジェクションマッピングですが、そろそろ誰しもが知る表現となってきたので違った方向へ舵切りしようと、去年からプロジェクションマッピングをやめていたのですが、意外と多方面から「もうやらないのですか?」と聞かれたり、恒例のイベントとして期待されている事もあって、今年の夏、明治村でのプロジェクションマッピングを復活する事になりました。写真はそれに関しての制作風景です。
今年の夏もマッピングする建物は例年通りの札幌電話交換局の2面投影で予定しています。ただ、違う事への挑戦も必要という事で、上映だけでなく一部参加型に出来ないか?と現在模索中です。新たな仕組みにはネットワーク構築が必要になるため、課題が多く、実現するかどうかはまだ判断しにくい段階ですが、従来とおりの映像コンテンツの制作は必要となるので、アトリエではまずストーリーを作るためのプロット作業やエフェクトや3DCGによる演出のコンテを切りはじめています。
作業量が多いプロジェクションマッピングにくわえて、参加型の仕組みを導入するとなるとかなりハードルの高い作業が要求される事になるので、例年とちがってゼミで引き取ってゼミプロジェクトとして今年は運営しています。ただ、今年のゼミ生達にプロジェクションマッピング経験者はおらず、すべて最初からとなるため、ここ1ヶ月は各自の作業を円滑にすすめるためのワークフロー構築や実験に費やしています。
4月28日(金)写真はWebデザインゼミの様子です。Webデザインゼミの担当は非常勤講師で来ていただいている加治屋先生です。加治屋先生はデジタルメディアデザインコース卒業のコースOBで、現在東京でデザイン関連の仕事をされています。主にwebやサーバサイドを利用した広告、インタラクティブ系の広告などを手がけておられ、WebデザインゼミではWebページのレイアウトや見栄えのデザインだけでなく、サーバーなど介した複雑ネットワークの構造も含めた仕組みのデザインをとりいれていただいています。
今年、夏に行なう明治村でのプロジェクションマッピングで新たな仕組みの導入を検討しており、それらを行なうにあたってネットワーク構築やWeb連携などが必要となるため、ゼミ以外でも実はいろいろとお世話になっています。携帯電話をはじめネットに繋がっている事が当たり前になった社会ですからね、ネットワークとデザインは切っても切れない重要な項目ですね。
4月24日(月)新学期始まってまだ1ヶ月経ってませんが、すでにゼミアトリエでは泊まり込みで制作に追われています!・・・5月4日〜5日の2日間、刈谷市総合文化センターで行なわれる「かりやKidsフェスティバル2017」の併設ギャラリーでスイッチによる作品展を行なうため、作品の制作と調整が日々行なわれています。
出展作品のうちの1つ「なげる、あてる、ひろがる」は現在、魔法の美術館への出展のため運営会社に預けた状態で大学には無く、今回の出展のために「なげる、あてる、ひろがる」の複製を制作しました。設計図はあるので、複製はそんなに難しくは無いのですが、必要な部品を切り出す作業に時間を要するため、連日のレーザーカッター作業や、部品の組み立てに結構時間がかかって動作チェックがなかなか行なえないまま今に至という状態です。
レーザーカッターは便利なマシンなのですが、大学には1台しかなく、カッターの調子に作業が左右されるのが結構問題なのですよね。今回のように急ぎで大量の作業工程がある時に限って何かと問題が起こるのもどうにかしたいところですが・・・今回は集塵機の調子がわるくて右往左往しました。現場には魔物が居るとは良く言いますが、なかなかサラッと思い通りに行かないのが面白い所でもあり大変なところでもありますね。
新たに筐体を組み立てるためアルミフレームも大量購入しました、ネジやらボルトやらアトリエは部品だらけだし、すでに新学期始まったばかりとは思えない散らかり様です・・・。
4月21日(金)写真は1年生のデザインロジックの授業の様子です。デザインと言えば色々な物を指す用語として最近使われていますよね、ポスターやフライヤーのような印刷物などは”デザイン”する物としてわかりやすいかとは思いますが、そもそもデザインは設計という意味を持っていて、印刷以外にも様生な物事が”デザイン”されています。
この授業はデザインとは何をする事なのか?を問いながら、デザインを俯瞰的に捉えるトレーニング的な位置づけの授業です。例えば学内環境を見渡して、バリアフリーやインフォメーションのデザインを考えたり、生活の中に潜む問題を解決するためのデザインとは何か?を考えたり、文字や言葉で伝える事とはどういう事か?を考えたりしています。
写真は、”図形も伝える”という課題に取り組んでいるところです。言語で物事を伝える事は私たちの生活には欠かせないコミュニケーション手段ですが、ビジュアルを言葉や文字だけで伝える事の難しさや、文字や言葉を読解してビジュアルに置き換える作業は意外と難しいものです。ざっくりいうと言葉や文字だけでデザインしたものからビジュアルイメージを構築する事ができるか?という課題なのですが、説明を作る難しさと、説明を理解する難しさの2つを具体的に体験する事ができるので、作り手だけではなく使い手のスキルについても考える良い機会になります。
4月18日(火)この週は各ゼミから研究内容の発表を行なう週として「Prologue – Slide session」が設定されました。例年この時期に「Prologue exhibition 」(プロローグ展)として今年度1年間のゼミの研究内容をプレゼンテーションと展示で行なっていますが、前年の反省などをふまえて展示方式などを改良しています。
今年は去年の「Prologue – Poster session」(ポスターセッション)をやめ「Prologue – Slide session」(スライドセッション)と名前を変更し、展示形式を一切やめて、各ゼミ生からプレゼンテーション形式で今年度の研究内容を報告してもらう形にしました。ポスターセッションでもいいのですが、ポスターのデザインやレイアウトなどにも気を配る必要がある事や、展示用のポスター制作がメインの作業になってしまって肝心の研究内容がいいかげんなんて事も発生したので、研究内容をしっかり伝えるという事に注力するため、プレゼン資料の制作を行い、それをスライドでプレゼンテーションする形式に変えた、スライドセッションとしました。
おおむね、各ゼミから出て来た提案はそのまま続行という形になりましたが、中には内容不足やグループの解消など、いろいろとあって、最初から頓挫する研究も幾つかありました。まぁ例年何点かはそういう事が起こりますが、この時期にそういうのを洗い出すためのセッションでもあります。
次回は5月中旬に予定している「Prologue – prototype exhibition」(プロローグ、プロトタイプ展)です、こちらはギャラリーを借りての展示となり、各研究内容のプロトタイプが出展される予定です。
4月17日(月)横井先生担当の2年生映像編集工学の授業にて先週に引き続いて2回目のドローン飛行実習が行なわれました。この日はあいにくの雨だったので体育館での飛行となりました。ドローンの数が限られているので、先週と今週の2班に別れての実習です。なので今回のメンバーは先週とは違います。
せっかくなので屋外でブーンと飛ばしたいところですが、屋内は屋内で無風なので細かい制御がやりやすかったり、狭い範囲で的確に操縦する事に集中できたりなので体育館くらいの広さだと練習するにはとても良い感じですね。ドローン同士がぶつからないように操作するのに少し気を使いますが、それぞれ交代しながら全員がフライトを経験しました。
最近のドローンは追尾機能とかも付いていて、指定するとその人を自動で追いかけて撮影してくれたりします!どんな映像を撮影するかにもよりますが、ジンバルの性能がとても良いので、低空をゆっくりと飛行させるとレール撮影のような事も出来、撮影の幅が広がりますね。あ、でも、ドローンは飛行騒音が大きいので、音の問題は別途解決する必要があります。
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