Macを使うのです たかひこん@デジタルメディアデザインコース
今日は岡田先生担当の1年生のグラフィックデザイン基礎の授業をのぞいてみました、今週の課題はトレーディングカードのデザインだそうで、カードのビジュアルイメージとカードに記載する各種特徴などを自分で設定して1枚のカードに仕上げていました。もちろんビジュアルイメージに沿った文章が記載されていなければ意味が無いので、カードの内容もある程度考える必要がありますよね。与えられた内容だけでなく自分で考えなけれなならない部分も必ずデザインの作業には含まれますので、良いトレーニングになるのではないでしょうか、来週の月曜日が合評らしいのでまたレポートしたいと思います。
1年生は30名と4学年中一番人数が多い大所帯、なので今までコースで使ってきたコンピュータルームの最大許容人数ギリギリという状況で、コンピュータールームはコンピュータと人で熱気がスゴイ!もう真夏のような状態です・・・
デジタルメディアデザインコースの1年生の基礎授業は基本的にMacを使います、高校時代や家ではWindowsを使っているという人も多い昨今ですが、グラフィックデザイン系では多く利用されている事と、Mac OSのオペレーションも含めて慣れてもらいたいという事もあって、1〜2年生の間は主にMacを使って授業を進めています。
プロセッシング たかひこん@デジタルメディアデザインコース
5月2日の2年生の授業の様子です、現在2年生は竹谷先生によるプログラム基礎の授業を受けています、プロセッシングというプログラム言語を使った基礎的なプログラムを書く授業となっています、この日は時計のアプリケーシンをプロセッシングで組んでいました。
美大や芸大のデザインのセクションでは絵を描くという領域だけではなくPCを使ったアプリ開発やインターフェースデザインなど多岐にわたるデザイン分野について知る必要があります、特に昨今はWEBデザインやスマートフォンや電子書籍などのアプリ開発など新たな領域のデザイナーが必要とされています、従来のようにグラフィックだけを作るという作業だけではデザインの領域を習得する事が難しくなっているのが現実です。
デジタルメディアデザインコースではグラフィックデザインの領域も今後おそらく需要が増えるオンスクリーンへの移行を視野に入れて、デジタルサイネージなどの従来の紙とは違う媒体に対したグラフィックデザインや、WEBなどネットワークインフラを応用した広告、戦略、それにアプリケーション開発やタブレット、スマートフォンなどのコンテンツで必要になるUI(ユーザーインターフェース)やGUI(グラフィカルユーザーインターフェース)、UX(ユーザーエクスペリエンス)といった領域も出来るだけカバーして行きたいと考えています、それにはどうしても「プログラム」という領域を基礎だけでも通過しておく必要があると考えています。もちろん工学系の人のような専門的な所までやり込むには限界がありますが、デザインという視点からみた必要なプログラムの要素は知っておいて損はないかと思います。
最近のデザインを目指す学生達は様々な事を覚える必要があって昔と違って大変だなぁと感じる事があります、が、逆に言えば多様化に対応し新しい組み合わせをみつける事で新たな需要を産み出すチャンスがあるという事にもなりますよね、大変だと思いますが未来の自分の為にみんな頑張れ!
複雑なタイトルになってしまった・・
伝える難しさ たかひこん@デジタルメディアデザインコース
4月20日の2年生の実習授業は、以前紹介した図形を文字で説明するという課題の最終日でした。6チームにはそれぞれ違ったちょっと複雑な図形が渡してあって、各チームはその図形を「文字」のみで説明書を作成します。作成された説明書をもとに別チームがその図形を再現する事が出来るか?というのが今回の課題の流れです。
説明書作成の条件は「文字」のみという事と、長さを示す単位の使用を禁止という2点、あとはその条件をどう理解して説明書を編集するか?は各チームの頭脳にかかっている訳です、ここで大事なのは柔軟な発想力と俯瞰的な観察力、そして機転と言い訳です。
デザインを行う上で必ず必要なのは、事や物をいかにユーザーに届けるか?という事、そしてそれには大概様々な条件や制限がつきものです、しかしそれでもユーザーに理解してもらったり使ってもらったりするにはどうするのか?という事を日々考えなければなりません、デザインを学ぶ上で耳にするコミュニケーションデザインという言葉がありますが、何かを伝えると言う事はまさにコミュニケーションの方法を設計する事です。今回の課題はそんなデザインの難しさや意外な抜け道をみつける柔軟さ、それにユーザーの理解は作り手の意図とは大きく反する場合がある、という事を実際に経験してもらう課題となっています。
解答の時間は各チームの説明書を片手にみな真剣に図形を再現していました、再現結果をつき合わせてみると意外な失敗や読解の違いなどが見事に現れます、説明書を作る側やそれを理解する側の微妙な相違を体験する事で、情報をデザインする事の難しさや、コミュニケーションを具体化する難しさを、また意外なアプローチをみつける事で飛躍的な結果が得られる(今回1チームだけそれに気がつきました)事もあってそんな少しずる賢さなども学んでもらえたのではないかなと思います。
情報をデザインする たかひこん@デジタルメディアデザインコース
今日の2年生の授業は、図形を「文字」で表現するという課題に取組んでいました。
6つのグループにはあらかじめ別々の図形が描かれた用紙が配ってあります、課題はその図形を再現するための「文字」を使った説明書を作成するというものです(図形は解答まで各チーム以外に秘密のため写真の一部を加工しています)
作成した説明書は別のグループに配布して、その説明書のみを読んでもらって図形を最終的に再現してもらいます、つまりちょっと複雑な図形(情報)を「文字」だけを使ってデザインし、再現できるか?とういう課題。実際にやってみるとこれがなかなか難しくて、どう説明すればいいのか?から始まって、どこから図形を書き始めてもらうと効率いいか?、エラーを出来るだけ少なくするための手順は何か?、それに読解しやすい文章を組み立てるには?、などなど様々な要因を考えなくてはならない事に気がつき始めます、さて各チームどんな説明書が出来上がったのでしょうね、来週の書き上がった説明書を使った図の再現(ユーザーテスト)が楽しみです。
3分 たかひこん@デジタルメディアデザインコース
今日は以前の記事で紹介しました1年生の最初の実習授業「他者紹介」のプレゼンテーション、つまり友達を紹介(友達をプレゼンテーションする)してもらいました。
ペアになった相手の事を3分間という限られた時間で紹介します、1年生になって初めて顔を合わせた30名ですから、皆まだお互いの事をほとんど知りません、なのでこの機会にペアになった友人の事をしっかりと紹介してもらって、それぞれはやく皆の事を知って欲しいなと思います。そしてこれも恒例になってますがプレゼンテーションの場には時間のある4年生3年生が聴講で参加、一気に緊張感を煽ります(笑)
2日間かけて取材した相手の事を3分間でプレゼンする為にまとめる訳ですが、なかなかやってみると難しいものです、言いたい事もたくさん出て来るでしょうが、ある程度絞る必要もあるし、聴衆を飽きさせない工夫も必要ですからね。
今年も機転の利いたイベントを盛り込んで来る学生が何名かいて、緊張感はありましたが、所々笑いが起る和やかな雰囲気でプレゼンテーションが進みました、去年もそうでしたが今年も3分以内にうまくまとめる事が出来ていました、最初にしてはなかなか上出来な感じでした。人数が多くてちょっと長丁場でしたが1年生の皆さんお疲れさまでした。
導入の授業もこの3日間で終わり、いよいよ本格的な実習授業が始まります、様々な基礎授業が中心ですが、これからが本番、皆さん頑張って行きましょう!(写真多め)
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