まずはこれから たかひこん@デジタルメディアデザインコース
4月9日、1年生の他者紹介のプレゼンテーション日でした。デジタルメディアデザインコースの1年生の最初の授業は恒例となっている友人を紹介する他者紹介から、最初の3日間の実習授業を使って行います。今年は2分で発表という事で、相手の事を調べ2分で紹介できるようにまとめます。例年の3分から2分に短くしたので今年はかなりスムーズにすすんで時間が少しあまりました。
この課題は、聞き取り・調査・編集・まとめ・発表の流れをざくっと経験するという意味があります、なので最初にプレゼンテーションについてのレクチャーなども行なっています。デザインを行なっていく過程でも例えばクライアントの要望に対して的確な答えを示す必要があったり、あるいは自分の主張をしっかり伝えたり等、やりたい事を実現するためには周りを納得、あるいは説得する必要がありますから、プレゼンテーション力は大事です。
この授業には4年や3年のゼミ生ものぞきに来ます、これも恒例になってますね、上級生にとって入学してくる1年生が気になるのでしょう(笑)これからのキャンパスライフで先輩後輩の関係は欠かせませんからね、4年から1年まで学年を超えた付き合いをしてほしいと思います。
授業始まりました! たかひこん@デジタルメディアデザインコース
4月7日、2015年度の授業が始まりました。まずは1年生から、デジタルメディアデザインコースでは1年生の最初の授業はクラスメイトを紹介する「他者紹介」からと決まってます!!歴代のデジタルメディアデザインコースの学生達が通った通過儀礼的な授業ですね(笑)
デジタルメディアデザインコースに入学した縁で知り合ったので、とりあえずまずはお互いを知りましょう!という意味もあって、自分を紹介する自己紹介ではなく、知り合ったばかりのクラスメイトの事を皆に紹介するという授業を3日間で行います。ルールは簡単、2〜3名に別れてお互いの事をヒアリング、相手の事を調べたらそれをまとめて、最後にその人の事を2分でプレゼンテーションする、それだけです!
初日はまず、プレゼンテーションって?という講義からはじめ、3日間の流れを説明し、グループ分けしたのちそれぞれの相手をヒアリングしていくという具合です。いろいろな事を聞き出して相手の魅力を是非プレゼンテーションで伝えてくださいね!発表は4月9日の午後2時からです!
今年度の授業が終わりました たかひこん@デジタルメディアデザインコース
2015年始まったばかりですが、大学での実習授業がすべて終了しました。あとはそれぞれの授業のテスト等をのこすのみとなり、キャンパスでは学生達が課題提出やテスト対策に追われています。
写真は2年生のポートフォリオ制作の最終日の様子。3年生からインターンシップが始まり4年生は就活が本格化する春を目前に、とりあえずまずたたき台になるようなポートフォリオを制作するという事、それとついでにInDesignによる複数ページコンテンツの制作を体験しておく事を目的にこの授業を設定しています。
提出前に全員で完成したポートフォリオに目を通して、改善点や良いところなどをチェック。制作者以外の目線で内容、構成、デザインをみてもらう事で客観的な評価ができるので、こういう時の友人の意見は結構大事です。ポートフォリオとしてはまだまだ未熟な部分が多いですが、これを機会に常に内容を加えながら、3年のインターンシップや就活が始まったときに是非役立つようにしておいて欲しいものです!
音は大事 たかひこん@デジタルメディアデザインコース
1月7日、上山先生担当の「サウンド技術基礎」の授業の合評が行なわれました。サウンド技術基礎は、主に音や音楽などの音響についての技術的な部分や、様々なコンテンツにとっての音の重要性などを、基礎技術を通じて学ぶ授業です。
合評では4CHのマルチサウンドシステムを使った音空間を演出したコンテンツがあったり、デバイスを利用し「音や声」でユーザーを導くコンテンツがあったり、スマートフォンなどのアプリ機能を応用したコンテンツがあったりと、「音」を切り口とした様々なコンテンツの提案をしていました。課題はグループワークで行なわれていました、時間がなく全グループを取材できなかったのですが、この授業を通じて、これからの課題や制作に対して「音」を重要に考えてくれればと思います。
これからのデザインという仕事は、様々なメディアを複合した上で成り立つコンテンツをどう設計するかが鍵となります、グラフィックデザインはもとより、動的な映像やアニメーション、そしてそれらに欠かせない音声や音楽、さらにはスマートフォンなどのデジタルガジェットやインターフェースなどとの連携、そんな様々なメディアをうまく使って新しいコンテンツやビジネスを産み出す必要があり、今の若い世代の彼らは、様々な事を基礎だけでも体験的に経験していく事が大事ですね!
久しぶりに授業風景です たかひこん@デジタルメディアデザインコース
デジタルメディアデザインコースでは1年・2年の2年間を基礎と位置づけグラフィックデザインからWEBデザイン、プログラム基礎、映像基礎、サウンド基礎、などなど様々なメディア表現に必要な基礎授業をこなします。今日は2年生後期の授業のひとつ「ポートフォリオ制作課題」の現場の様子をお届けします。
デジタルメディアデザインコースでは基本的にグラフィックデザインの基礎は1年生の最初の授業で行います、主にIllustratorやPhotoshopといった定番ソフトの扱いを含め、文字組、組版、レイアウト、情報整理などを学びます。そして2年の後期にはInDesignを中核としたポートフォリオ制作を通じてページ構成のソフトウエアの扱いとページネイション、レイアウトなどを学びます。
ポートフォリオと言っても、まだまだ2年生なので入れる作品が少ないのが現実ですので、とりあえずまずはプロフィールページと今までの課題、それと現段階で持ち合わせている作品のページの構成からスタート、それから将来3年4年での研究などを想定したダミーページをいくつか設た8ページくらいを想定。あとはポートフォリオとして使えるようにレイアウトを考え、この授業ではいずれ就活や進学で必要になるポートフォリオのひな形の制作と位置づけています。
アプリケーションを覚える授業というのは基本的にないので、逐一アプリケーションの使い方をレクチャーする時間はほとんど設けていません、あくまで文字組やレイアウト、情報整理といったデザインのノウハウを身につける事が目的の授業ですが、ページ数のあるものを作るうえでInDesignは必要なアプリケーションなので、このタイミングで経験してもらっています。
ちょうどこの時期に一旦ファイルにまとめ、全員のポートフォリオを全員でみてもらって、意見交換を行います、まだまだ未熟で素人っぽいですが、こういうのは数をこなす事が大事。クラスメイトの作品から学ぶ事、プロの仕事をまねる事、などなど場数をこなす事で上達しますので、あせらずに常日頃から情報の整理と見やすさを意識して世の中にある様々なレイアウトを参考にしながら次の制作に繋げていってもらえたらと思います。
違うコースと授業をトレード! たかひこん@デジタルメディアデザインコース
後期からマンガコースと授業の交換をする事にしました、マンガコースの石川先生にデジタルメディアデザインコースの1年生を担当してもらい、わたくしたかひこんがマンガコースの1年生の授業を担当します。
石川先生にはマンガを制作するノウハウ、特にネームまでの流れでマンガにとって重要なストーリーやキャラクター設定など組み立て方を指導していただく事になりました、そして僕がマンガコースの1年生にPhotoshopとIllustratorを主軸にしたデザインの基礎授業を行います。
マンガコースはマンガを描く事が本業、なのでデザイン云々は副業的な事になりますが、PCを使った作業もこれから増えてくる可能性があるので、とにかくデジタルで制作する事に慣れようというのが主たる目標です。
今回は自身のマンガが単行本デビューしたと仮定して、7週でマンガ本の表紙をデザインする事にしました。タイトル、イラスト、作家名、巻数、が入っている事が基本なので、その要素をどう組み立てるかのレイアウトのスケッチを行い、必要なイラストを描いてそれを構成します。コースが違うと雰囲気も違いますね、なによりマンガを授業中に読むのが彼らの仕事なので、なんだか変な感じ・・・どうしてもはさぼってるように見える(笑)
デザインのノウハウとしては文字の組み立ても重要なので、以前デジタルメディアに来てくださっていた金沢美術工芸大学の坂野先生が行なわれていた文字のみで帯のデザインをするという課題を加えてる事にしました、たった7週なので出来る事は限られていますが、PC操作に少しでも慣れてもらえたらと思います。
バリア たかひこん@デジタルメディアデザインコース
日々の生活で困った事はありませんか?例えば大学生活で困った事は? 人それぞれ困るところは違うと思うのですが、1年生の授業でバリアについて考えるという課題を行ないました。
大学は公共の場として広く様々な人に利用される施設です、特に学生達がキャンパスライフを過ごすのに必要な様々な機能が求められます、そして利用する学生達すべてが五体満足な健常者では無いという事も実は大事な事です。世の中には障害を持っておられる方もいますので、あるていどそれを考慮した設計が大学には必要となります。
しかしながら、残念な事に障害になるバリアを取り除いたバリアフリーやユニバーサルデザインといった事を十分に考えられている大学ではありません、そもそも校舎自体の設計思想が古いので時代の流れもあって対応出来ないという現実問題もあります、しかしながら大学である以上、少なくとも地道に対応すべき点はいくつかあると思うのですが、なかなかそうは言ってもやはりバリアだらけなのが現実です。
そこで、今回はデザインを考えるということで、バリアについて実際にキャンパス内をうろつきながら考えてもらいました、一番分かりやすいのは車椅子で学内を移動出来るか?という事かなと思うのですが、普段の自分達の生活ではあまり見えなかった事が、自分がもし車椅子で生活していたらと考えるだけでちょっとした段差が気になり始めます。デザインを考えるにあたって一番大事なのはユーザーの立場に置き換えてみる、という事です。
今回の課題はバリアをテーマにしましたが、多くのバリアを見つけ出し大学に物申す!という事ではなく(もっとも、調べてもらって発表してもらうと、これでもか!ってほどバリアが出て来て、もう少し真剣に考えたほうが良いかも・・って思いましたが・・・)違った立場や見方を常に持って接する事で、問題点の洗い出しから解決の方法を見いだす切っ掛けが見えてくるというところがこの課題のポイントでした。
まだ1年ですから、デザインって何?ってところからのスタートなのですが、若い彼らにとって、とても地味な課題でちょっと消化不良的かもなぁと思いながらも、デザインを考える上で大事な事ですよね、この課題がこれからの制作の一つの糧になればと思います。
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