ちょっと京都まで たかひこん@デジタルメディアデザインコース
今日は展覧会をちょっと紹介したいと思います、京都は白川にあるPRINZで行われている「con moto,con moto」展に行ってきました、今回のこの展示はグラフィックデザイナー「笠井恵」さんと、日本画作家「松本園子」さんの2人による個展で、東京からの回顧展として開かれました。
展覧会の作家である笠井さんはご存知の方もおられると思いますが、去年度まで名古屋造形大学イラストレーションデザインコースの研究室職員をされていました(現在は横浜美術大学専任助手)そんな関係もあって、今回の個展に顔を出してみました。
名古屋造形大学で勤務されている時はデザインやイラストを制作されるイメージだったのですが、今回出展された作品はとても繊細で女性的な印象でした、デカルコマニを使った偶然できる図像をあえてスキャンしてデジタル化して切り取り出力するというひと手間から、みえなかった細かなマテリアルが彼女の感性によってフレーミングされています、図像は偶然から起こり、ともすれば森のような川のような、風景のような叙情的な表情をみせます。まだ作品を手掛けて浅いので手探りでいろいろこれからも制作して行きたいそうです、今後が楽しみですね。京都にお住まいの方、お近くにお越しの方は是非カフェに彩られた作品をどうぞ。展示は3月23日までです。
con moto , con moto [コンモート、コンモート]
2012年3月17(土)ー 3月23日(金)
月~金 11:30 – 24:00 (初日は11:30~)
土日祝 8:30 – 24:00 (最終日は18:00まで)
いよいよ卒業! たかひこん@デジタルメディアデザインコース
コースでは来年度に向けた準備で実はドタバタとしています、そんななか今日は卒展で選出された各コースの「桃美会賞」を受賞した作品の搬入でした。桃美会賞はコースで優秀とされる作品に贈られる賞で、毎年卒業式時期に学内ギャラリーにて各コースの作品の展示が行われます。
デジタルメディアデザインコースの桃美会賞作品は加治屋くんの「i-March」が選ばれました、卒展会場では残念ながらインターネッ環境が無くネットワークに繋げなかったためデモの写真が端末に入れてありましたが、今回は学内ネットワークに接続しているので実際動作する物をご覧いただく事ができます。
「i-March」はweb業界でも最近何かと言われるクラウドサービスやHTML5といった技術を利用したサーバサイドアプリケーション(ソーシャルネットワークサービス)の提案です。展示期間は明日の15日から25日まで、名古屋造形大学内のD1・D2・D3ギャラリーで開催されます。
去年と同じく日帰り たかひこん@デジタルメディアデザインコース
卒展から宮古島へと2月末までドタバタとしていてなかなか身動きが取れませんでしたが、なんとか文化庁メディア芸術祭に今年も行くことができました、去年とおなじく東京日帰りの強行です。
最終週の週末とあって会場はスゴイ人、なかなかメディア系の展覧会でこれほど集客あるのも日本では珍しいのではないでしょうかね、文化庁メディア芸術祭はアートをはじめアニメーションやエンターテインメント、マンガといった広く親しまれている作品郡も含まれているので、関心を持つ層もメディアというくくりですが多岐にわたっています、それにしてもこの混雑加減をみるとメディア表現に皆さん関心があるという事でしょうかね。
ちょうどparticlesの作家、石橋素さんと真鍋大度さん(真鍋さんスカイプでの登場だったけど)のトークセッションが行われていました、ここ最近彼等の活動をよく目にしますね、デジタルメディアデザインコースの学生達にも注目されている作家です。石橋素さんは実は良く知っていて、わたくしのIAMAS時代の後輩でもあります、当時から優秀なプログラム技術を持っていました、最近はすばらしい活躍をしています、彼等は要注目の作家です。
3年目 たかひこん@デジタルメディアデザインコース
3年目3回目のバイオメディカルインターフェースワークショップが宮古島で行われました、今年も名古屋造形大学からデジタルメディアデザインコースの教員2名が参加、日頃の研究などを発表してきました。今年は宮古島滞在期間中ずっとあいにくの天候だったのが少し残念。
バイオメディカルインターフェースワークショップは簡単に言うと、医学・工学・芸術等、領域を超えて連携する事で新しいイノベーションが産まれる可能性を研究者達が集まってディスカッションするというワークショップです。
各方面の研究者が日々の研究や問題点などをそれぞれプレゼンする事によって、意外な繋がりやアイデアが産まれます、デジタルメディアデザインコースの僕たちは主にデザインやアートという切り口から普段取組んでいる作品制作やインターフェース研究、手法としてはアニメーションやイラスト、サウンド、ムービーなどを医療に役立てる事ができないか?という視点でプレゼンテーションを行いました。
例えばスイッチによる作品「まわる、うつる、ひろがる」や「なげる、あてる、ひろがる」「ころがる、ころがる、ひろがる」などを医学や工学の研究者の方々に報告すると、研究内容の違いからすごく興味を持ってもらう事が出来ました、それらに使っている方法論や考え方などを応用出来る可能性が無いか?などと言う意見なども多方面からあり、デジタルメディアデザインコースとしとても有意義なワークショップとなりました。またいろいろな方との繋がりを新たに持つ事ができ、来年度からの活動がさらに楽しみになりました。
手際が良くなってきた たかひこん@デジタルメディアデザインコース
第19回名古屋造形大学卒展が終わって1週間が経ちましたが、いまさらですが卒展の搬出の様子です。搬出は搬入と違って展示終了から2〜3時間で全てを美術館から出す必要があるのですが、実際のところ搬入に比べ搬出は大抵作業が速いのが普通です。
デジタルメディアデザインコースは運営上展示の回数が多いという事、それに後輩達が手伝いに入る事など他コースとは違うのが特徴で、搬入搬出に関しての手際は年々向上しています。今回の搬出は特にスムーズに進み、作業中の事故もなく無事展示を終えました。
あ、そうそう、コースの恒例となっている記念撮影の連続撮影もちゃんと行いましたよ(笑)やはり今年も何故かGIFアニメーションでお届けです。
めったにみれない舞台裏 たかひこん@デジタルメディアデザインコース
名古屋造形大学卒展記念 「浦沢直樹トーク&ライブ「表現欲」」からはやくも一週間以上過ぎましたが、ここで滅多にみる事のない舞台裏をご紹介しようと思います。なかなかこういう本格的な舞台の裏でどのような作業が行われているのか知る人も少ないかと思いますが、今回の記念講演のような本格的なホールを使った本格的な規模のライブには30〜40人のスタッフが運営に携わっています。
この日は午前9時に会場入り、現場では照明・PA・映像・楽器のセッティングがそれぞれのプロによって行われていました。僕たちデジタルメディアデザインコースのスタッフは主にKINECTセンサーによるインタラクティブ装置のセッティングと運営のために入りましたが、実際は他の仕事もお手伝いしていました、現場は独特の緊張感とプロ達による手際良い作業が進み、学生達は彼等の指示に従って作業をこなしていました、現場のプロの方々も忙しいなか手順良く丁寧に学生達に接していただき、とても良い経験になった事だと思います。
僕たちの今回の試みはギターを弾く浦沢さんをKINECTセンサーで捉え、ギターを弾く動きからCGをリアルタイムに生成するというものでした、実際は時間が無くリハーサルもままならずほぼ本番直前に初めて舞台にセットしました、今だから言えますがほぼぶっつけ本番で実は動かしました、逆に本番で動いたのは奇跡じゃないか?と思うくらいです(笑)
本番で浦沢さんが「鉄人28号みたいな格好をさせられるんだよね〜」と言ってポーズを取ってくれましたが、あれはKINECTセンサーによるキャリブレーションで浦沢さんの骨格を取得する為です、この時に骨格取得に失敗すると断念するしかなかったのですが、本番でちょっとビデオスイッチャーでもたつきましたが無事取得に成功、浦沢さんがギターを持って準備をした瞬間にピックを持つ手の辺りからCGが広がり、会場から「お〜」という歓声が出た時は本当に嬉しかったです、バックヤードでは学生はもとよりビデオ関連のスタッフの方も一緒になって成功を喜んでくれました、あの時のバックヤードの雰囲気はおそらく学生達にとっても忘れられない瞬間だったと思います。
リハーサル中の舞台横でKINECTのプログラムをその場で書き換えるなど、かなりアクロバティックな作業を行ってました、舞台でシゲことカネシゲ君にエアギターをお願いしてる時の写真なんかは遊んでいるようにみえますね(笑)でもいたってマジメです。
ライブ中スクリーンに投影されていた映像は卒業生イワシマ君と彼のVJ仲間にお願いしていました、映像素材の制作からエフェクト、VJ、それにビデオカメラによるライブ撮影は彼等の手によって実現しています。今回の記念講演の映像関連はデジタルメディアデザインコースが実はほとんど運営していました。
あまり触れられない完全な裏方でしたが、それぞれのセクションのプロの方々や参加してくれたコースの学生達、身の回りの世話などをして下さった事務の方々など多くの人によって支えられ講演が成功した事を知っていただけたら幸いです。浦沢直樹さん、和久井光司さん、和久井バンドの皆さんはじめ多くの方の御尽力によって成功した事を心から感謝いたします。
写真多め!! たかひこん@デジタルメディアデザインコース
プロフォトグラファーから名古屋造形大学卒展記念 浦沢直樹トーク&ライブ「表現欲」の写真が届きましたのでご紹介します!
名古屋造形大学で非常勤講師として写真の授業を担当してくださっている漆脇美穂先生はロックフェスティバルでもオフィシャルカメラマンとして撮影しているプロフォトグラファーです。今回、名古屋造形大学卒展記念「浦沢直樹トーク&ライブ「表現欲」」のオフシャルフォトグラファーとして撮影をしていただきました。
午前中のセッティングからリハーサル、本番、そして最後のサイン会までほとんどの工程を撮影していただきました、今回はそのうち本番の写真を多数いただく事ができましたのでブログにアップしました!
さすが臨場感ある表情がよく撮れていますね、72枚アップしましたのでご来場くださった皆さんは当時を思い出しながら楽しめると思います、またご来場なれなかった方は写真からどんなイベントだったか雰囲気が伝わるかなと思います、是非ご覧下さい。
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