展示に向けて日々研究と制作! たかひこん@デジタルメディアデザインコース
年末年始ですね、皆様いかがお過ごしですか?そろそろ帰省される方もおられると思います、デジタルメディアデザインコースの学生達も冬休みをそれぞれ楽しんでいる事だと思います、大学は完全に休みモードでほとんど人影がありません。ただ、デジタルメディアデザインコースのD306アトリエだけはいつも通り通常運行です、何故って年始早々に始まる「文化庁メディア芸術祭 愛知展」に向けての制作が間に合わないからでした。
今月中旬まではCBC創立63周年記念式典プロジェクションマッピングに向けてアトリエは映像コンテンツ制作のため3DCGレンダリングマシンなどが散らかりまくっていましたが、今度は電子部品やアルミフレームが散らかりまくっています(笑)毎回取り組んでいる内容によって常に流動的にアトリエの作業状況を変えますが、共通しているのはいつまでたっても片付かず基本は散らかりまくっているという事・・・んーどうして毎回こうも散らかるのかなぁって思いつつも、毎回こうなるので、たぶんこれは永遠の課題なのかと。
とりあえず独楽の中身を新しいバージョンに変え、必要な数がなんとか完成、あとはビジュアルイメージとサウンドプログラムを残すのみ。ハードウエアはとりあえずなんとかなったので、正月はPCだけで制作できるソフトウエア開発という感じになりました、アトリエに来なくても制作できるまで進めたので、お正月を過ごせそうです(こたつでプロフラムは書き続けなきゃいけないけど・・)来年1月4日が搬入なので、3日までになんとかプログラムが間に合う事を祈りつつ制作メンバーは年末年始を迎えます。
プロジェクションマッピング行いました たかひこん@デジタルメディアデザインコース
12月16日、CBC(中部日本放送株式会社)局内にて行なわれた「CBC創立63周年記念式典」にて舞台演出としてプロジェクションマッピングを行ないました。制作したのはCBCホールの舞台奥の壁と床に投影するためのオープニングと、式典のコンテンツである各賞の映像、それにエンディング映像。
デジタルメディアデザインコースの院生から1名、学部生3名、それに教員1名という態勢をとり実質約3週間で仕上げました。院生の近藤君はおもに3DCGパートを受け持ち、2年の一柳さん、宮田さんが、絵コンテと3DCGのアシスタントを、3年の浅野くんが映像エフェクトと各賞の映像制作、それに本番のオペレーションを行いました。
プロジェクションマッピングという事で、3DCG映像による錯視などを盛り込みつつ、音楽のテンポに合わせて切り替わる映像を基本に、今回の式典のディレクターさんと途中何度も映像効果による演出を打ち合わせ、修正を繰り返しながら制作。時間が少なかったため時には大学に泊まり込みを続けながらという過酷な日々もありましたが、そんな紆余曲折を経て完成した映像は制作こそ大変ではあったけれど皆さんに喜ばれる作品になったのではないかと思います。
式典も滞りなく進み、プロジェクションマッピングの送出も予定通り順調に終える事が出来ました、オープニングや各賞への映像の切り替えは3年生の浅野君が行いました、インカムから聞こえてくるタイムキーパーとディレクターの指示に従って的確なタイミングで映像を送出して行くのは相当緊張した事だと思いますが、なかなかそんなライブの現場を体験するなんて事も少ないですからいい経験になったのではないかと思います(写真提供・CBC)
11月19日 夜のアトリエ たかひこん@デジタルメディアデザインコース
コース全体の大きなイベントでかつ今年の最後のイベント「デジタルメディアデザイン展」が終了しても実は息つく間もなく次の案件に追われていたりします・・・展示現場からPCなどアトリエの荷物が帰って来たその時から次の仕事にあわせてPCやアトリエのレイアウトをセッティング、次の案件に関わる主要メンバーはすぐにサンプルの制作に入り、さっそく深夜まで作業をする始末・・・忙しい事が良い事なのかどうか分かりませんが、一部のプロジェクトチームだけではありますが4月から学生・教員共に全力疾走し続けている感じです。
ここ最近は1年生からもプロジェクトへの参加希望があったりと、コースでは学年を超えてのチーム編成が頻繁に起こっているのが特徴的ですね、この日は1年生にも手伝ってもらって次の案件につかうテスト部品の制作をしてもらっていました。
ありがたい事に、多方面からいろいろな案件が舞い込んで来ていて、プロジェクトがいろいろと立ち上がっています、ただ案件の都合やクライアントの条件などでブログに書けない事も増えてきているのも事実で、若干文章の歯切れが悪い事もしばしば起こると思いますがご了承ください、ちなみに今回の案件も細かな内容はお知らせ出来ませんので、とりあえず作業の雰囲気が分かる程度の写真をアップしておきました。
オペラとプロジェクションマッピング たかひこん@デジタルメディアデザインコース
名古屋音楽大学で開催されていた「第1回めいおん音楽祭」の催しの一つとして最終日の11月4日にオペラ「ドン・ジョヴァンニ」(Don Giovanni)が講演されました。今回、名古屋造形大学のデジタルメディアデザインコースとイラストレーションデザインコースから、このオペラ「ドン・ジョヴァンニ」にプロジェクションマッピングによる演出を施すというコラボレーション制作を行いました。
デジタルメディアデザインコースでは去年から宵の明治村など幾度かプロジェクションマッピングを利用した展示やイベントへコンテンツを提供してきましたが、今回はそのノウハウをグループ校である名古屋音楽大学の「第1回めいおん音楽祭」で活用する事となりました。また今回のマッピングでは素材となる絵(画像)をイラストレーションデザインコースの学生から提供を受けました、それぞれの得意分野をうまく融合させた協力制作を行う事で、よりコンテンツのクオリティを上げる事ができ、また一つ良いコラボレーションの事例を成功させる事ができたかと思います。
従来の派手な動きのあるプロジェクションマッピングとはまた違い、オペラという特有の雰囲気にあう形としての絵作り、映像の動きの組み合わせを行う事で、コンテンツに合ったしっとりとしたマッピングが行えたのではないかと思います、時間がなくイラストレーションデザインコースの学生達にもかなり無理な作業をお願いしていた事もありますが、学外で発表するコンテンツ制作のシビアな感じはお互いのコースの学生にとって良い経験になったかと思います、制作に関わった皆さんお疲れさまでした。(写真提供・浅野博善)
http://koshikun.blog97.fc2.com/blog-entry-404.html
第1幕
target=”_blank”>二重唱「また一体なんということに、ああ、もう」
target=”_blank”>アリア「もうおわかりですわね」
第2幕
target=”_blank”>アリア「恋人よ、さあこの薬で」
target=”_blank”>六重唱「ひとり、たったひとり暗いところで」
target=”_blank”>アリア「おっしゃらないで、あたくしの素晴らしい憧れのお方」
スクールバスで搬入は初めて! たかひこん@デジタルメディアデザインコース
ウッドエコテック展の搬入に行ってきました。今回はプロダクトデザインコースの展示に混ざる形となったため便乗で搬入。会場までスクールバスで学生達と移動すると言う事で、ついでに作品もバスのトランクに入れてしまえと言う事で積込み、意外とバスのトランクって小さいのね・・・乗らなくはなかったけれど、結構一杯になってました、長物が2500mmあったので若干入れ辛い感じでしたが、なんとか全部乗せて会場のポートメッセ名古屋へ。
会場搬入口にバスで乗り付けたものだから、担当の警備員さんがなんで観光バスが来たのかびっくりしたって言ってました(笑)そりゃそうだね、普通はトラックとかだよね・・・とりあえず今回の展示作品もスイッチによるもので、2個の作品を同時に展開、アルミフレームで組み立てる櫓を2セット立ち上げました、実は2セット同時に使うのはこれが初めて。先週の殿町ハロウィンでも同じセットをくみ上げていますし、最近この組み立ても慣れて来たのか結構早く組み上がりました。
約3時間ほどで搬入完了、会場がかなり明るくて映像があまり鮮明に見えないのが残念、ちょっと今回ばかりは展示会場としてあまり良いコンディションじゃないですね、まぁいつものデジタルメディアデザインコースの展示と違って、展覧会の趣旨や目的がだいぶかけ離れているのでしょうがないですね。4日間の展示をとりあえずこなします。
完全屋外は初めて たかひこん@デジタルメディアデザインコース
10月26日、岐阜市は殿町で行われた「殿町ハロウィン」というイベントに「まわる、うつる、ひろがる」を出展してきました、プロジェクションマッピング技術を使った出し物という感じで紹介されていますが、そんなだいそれた感じじゃないですね(恐縮)かなり小さい物なので印象が違ったかも知れませんが、独楽を追随して映像を投影しているので、まぁ技術的にはプロジェクションマッピングと言えるかもしれませんね。
今回は初の完全野外展示、スイッチとして出展をいろいろやってきましたが、屋外というのは去年の明治村以来、そして今回は屋根すらない完全屋外、台風一過で搬入時の青空から夕空までがやたらと奇麗でしたよ!でもちょっと台風の影響で風が強いのと寒くて実は結構つらかった・・・ハロウィンのお祭りは午後3時から始まっていたので、僕たちの搬入途中から結構な数のお客さん達が公園を訪れていました、作業していたのでお祭りにはほとんど参加しませんでしたが、家族連れに子供達にと盛況なスタートでしたよ!
僕たちの展示はプロジェクターを使っているので暗くなる夕暮れ以降の5時過ぎからと思って準備をすすめていたんですが、テストで動かしているとあれよあれよと子供達が集まってきちゃって、プログラム調整中から無し崩し的にスタートしちゃいました(笑)まだ辺りが明るくてそんなに画像が見えない状態でも、独楽をまわすと映像が出る事がわかるとどんどん集まってきてしまって、結局キャリブレーションを取る間もない状態、なので実は動作不良も結構起こしていたんですけど、ま、いっか!ってな感じでした。
6時頃は辺りも暗くなって映像もはっきり見えるようになりました、今回は「殿町ハロウィン」専用のバージョンを仕込みました、独楽をまわすとおばけとキャンディーが出るようにしました、これが結構子供達が楽しんでくれた感じですね、今回はこれを機会に映像だけじゃなくプログラムも完全に書き換え、音声もサウンドプログラムを別途組み込むなど、実は見た目以上の改良を加えています、あまり皆さんには分からない部分かもしれませんが、常に進化させているといったところでしょうか、僕たちの最近の制作は主に改善と進化が多いですね、パッケージ化とともに改良と新しい表現で次の可能性を探っているといったところです。
この日はちょっと寒かったというのもあって、終了間際の7時頃にはお客さんもほとんど居なくなっていて、逆に公園にぽつんと建つ作品の風景が不思議でした、またこのような機会があれば是非展示してみたいなと思います。また、今回のイベントを運営された殿町ハロウィン実行委員の方々にも感謝いたします、ありがとうございました。
10月23日 夜 名古屋音楽大学 たかひこん@デジタルメディアデザインコース
名古屋音楽大学の名音ホールにてプロジェクションマッピングのテストに行ってきました。来る11月4日に開催される「第1回めいおん音楽祭/オペラ「ドン・ジョヴァンニ」 Don Giovanni」に、名古屋造形大学のデジタルメディアデザインコースとイラストレーションデザインコースからプロジェクションマッピングによる演出効果の協力をする事になりました、この日はプロジェクターの設置位置と映像の感じを把握するため、イラストレーションコースの担当学生とデジタルメディアデザインコースの担当学生とともにホールにて設置テスト。
今回のプロジェクションマッピングはオペラのシーンに合わせた絵をイラストレーションデザインコースが制作し、それを映像として編集してマッピングするのがデジタルメディアデザインコース、2つのコースの学生達が協力して制作を進めています。
名古屋音楽大学は名古屋造形大学とおなじ同朋学園のグループ校、大学の所在地が違うのでなかなかコラボレーション企画といった機会もいままであまり目立ってはいませんでしたが、グループ校同士でいろいろな企画の可能性がまだまだありそうです、特にデジタルメディアデザインコースはメディア全般を扱う事もあって、音や音楽、音響効果など”音”に関する協調とう事がこれからもますます盛んに出来そうな気がします、今回のオペラを切っ掛けにさらなる充実したコンテンツや企画が立ち上がると良いですね。
さて、オペラ当日まであと約1週間、ちょっとばかり名古屋造形チームの作業が遅れているみたいですが、今週が勝負、みんな頑張って仕上げてください!
← Previous Page — Next Page →