文字組を忘れてない? たかひこん@デジタルメディアデザインコース
2年生は今、Webデザインの授業を展開しています。今日は最初のデザイン作業という事で、以前から進めて来た「どのようなページを制作するか」という企画書によるコンセプトに基づいて、それぞれがそのWebページを想定したページデザイン案を3つ制作して提出する日でした、Webデザインと言ってもまだ最初なので、とりあえずトップになるヘッダーと言われる部分のみのデザインで制作してもらいました。
Webページはそれぞれ作り方やコンセプトにもよりますが、HTMLとCSSによる標準的な組み方だと、ブログなども含め多くは大雑把に言ってヘッダー、本文、フッターという構造をしています。ヘッダーとはだいたいページのイメージとなるタイトル画像、あるいはメニューなどでデジタルメディアデザインブログで言うと上部のピンクの帯部分になりますね、フッターはページの一番最後にある住所や連絡先や著作情報などが入る場所です。
今回は手始めにヘッダー部分を意識して作ってもらいました、正直Webで展開するものなのでブラウザ上で見るのが一番なのですが、全体を俯瞰して皆で講評をしたかったため、提出されたものを今回はあえて印刷をして並べてみました。率直な感想は素人臭い・・・なんでかなぁと色々と皆と話したのですが、つまるところ文字の組がいい加減と言うのが大きな原因な気がしました、Web上では多くの文字はテキストで表示されるので細かなフォント指定やデザインが出来ません、しかしヘッダーなどのタイトル部分はある程度画像を入れ込んだりする自由なデザインの余地があります、多くはそういう部分でグラフィック的な要素を入れたくなるもので、やはり皆それぞれ思い思いに画像や文字を多く入れていました。つまりリッチな画像となっていた訳ですが、そのわりに文字の組やサイズ、フォントフェイスや色と言った部分があまりにいい加減だった気がします。
ちょうど1年前の坂野先生のグラフィックデザインの基礎授業で、そのあたりみっちりとやり込んでいるはずなのに、今回はその辺りがあまり活かされていなかったように思います。文字組などのような作業は紙面デザインの領域だと思われがちですが、実はWebデザインでも例外ではなく、文字の配置や並び、あるいは画像の配置も含め、総合的な「レイアウト」というのが重要で、紙に関わらず、Webデザインや、この先登場してくる電子書籍やデジタルサイネージなどでもとても重要な技術となります。Webデザインの授業はまだ続きますので、今後はもう少しそういう意味で文字組やレイアウトを意識したデザインを心がけて制作を続けて欲しいと思います。
授業開始! たかひこん@デジタルメディアデザインコース
今日から実習授業がスタートしました、1年生にとっては大学生として初の授業ですね。1年生の最初の授業は恒例の他者を紹介するプレゼンテーションを行うという内容、これから4年間生活を共にするクラスの仲間の事を知っておく機会にもなるので毎年行っている内容です。
とりあえずまずは2人1組になって、相手の事を調べる事から始めます、いわゆるインタビューというやつですね。名前や出身地なんかを聞き出しながら、いろいろとコミュニケーションを深めつつ、お互いの情報を集めて行きます。そして最終的にはそれをまとめて皆の前で相手の事を紹介、つまり相手を紹介するというプレゼンテーションを行います。情報を整理し伝えやすく編集し提供する事がいわゆるデザインの仕事なので、この課題はその第一歩という訳です。
1年生、最初の授業。ボスによるリサーチとまとめについてのレクチャー 4年、3年。4月末の展示のための打ち合わせ中。4年、3年はゼミ形式の授業がスタート。デジタルメディアデザインコースではそれぞれ5つの内容に分かれたゼミから、各自研究する内容に近いゼミを専攻する事になるので、ゼミ単位で今後は授業が進んで行く事になるのですが、今日は全体を集めて今後のゼミの運営方法から、プロジェクトの話、さらに4月末に予定している学内コース展示の話などを進めました。
4年、3年は、個人研究とゼミ単位のプロジェクト、ゼミ外のコースプロジェクト、さらに幾つかの展示やイベントなど多くの項目をほぼ同時に進行し、約2ヶ月に1回のペースで流れるイベントをクリアしていくという去年よりもタイトなスケジュールとなっています、詳しいそれぞれの内容に関してはまた随時ブログでレポートしたいと思います。
最多! たかひこん@デジタルメディアデザインコース
新入生のコースガイダンスが本日行われました、今日から名古屋造形大学のデジタルメディアデザインコース在籍の学生として新たなスタートを切る総勢28名が集結、コース名が情報デザインコースだった頃から数えても歴代で一番最多のクラスとなりました。
さてどんなクラスになるんでしょうねぇ、今後の皆さんの4年間の成長が楽しみ、なにより勉強に研究に遊びに恋にと大学生活を楽しんでもらえたらと思います。
ガイダンスでは1年間の授業の流れや学校やコースの行事、それにコース運営の方法などを中心に話ました、デジタルメディアデザインコースではメールやメーリングリストなどを頻繁に利用し、教員と学生はもちろん学生同士のコミュニケーションに活用していますので、まずはそれに慣れてもらう事が良いのかなと思います。
新入生ガイダンス 新入生ガイダンス初めて集まったクラスで、まだ大学にも慣れていないので当たり前と言えば当たり前なのですが、毎年この最初のガイダンスは全体的に静で淡々と進みますね、少しの緊張感が初々しく感じます。そう思うと、新2年生も去年の今頃は静だったんだけど、いまやえらい騒がしいですからね、新1年生は人数多いだけに慣れて来るとどうなる事やら(笑)
さて明日は入学認定式、つまり入学式ですね。式の前に学生支援委員会の学生有志ボランティア、ピアサポートメンバーによる恒例の入学歓迎の催し「お餅つき」が行われる予定ですので、少し早めに学校に行くと良いと思います。そしてこれも恒例のプロダクトデザインコースの大竹先生のマッチョ?な姿もたぶんみれるはず。
ついに始まる たかひこん@デジタルメディアデザインコース
今日は在学生に向けたコースガイダンスが行われました、まずは新2年生から。早い物で入学してもう1年が経つ訳ですね、みんな少しは成長したかな?2年生は1年で学んだ基礎をふまえた若干の応用と、Webなどネットワークに少し重点を置いたスケジュールとなり、メディア横断型の発想力やデザイン力をさらに鍛えてもらいたいなと思います。
在学生ガイダンス(3年)新3年生はついにゼミ形式の授業となります、各自個人でテーマを決めて研究を進める事になるので、どんな事を研究テーマとし、それを成果として上げて行くのかがポイントですね。少し慣れない作業かもしれませんが、いままでのように授業で課題が準備されてそれをこなすという事は一切なくなります。良く言えば自由に好きな事に向かって制作や研究が出来るという事なのですが、逆に言うと社会に対して自分の研究を提案して行く、つまり明確な意思表示をして行く事でもあって、これが実はなかなか難しい。やり始めると分かるんですが自由はあるいみ不自由と感じたりします、でも負けずに頑張りましょう!
そして新4年生はもちろん卒業制作に向けて研究テーマを掲げる年となりました、最後の大舞台に向けて、自分に出来る最高の作品を1年間かけて作り上げて欲しいと思います。4年生ともなるとさすがにコースのやり方やゼミには慣れていて、あとは各自がどう卒業制作や最後の学生生活と向き合うかに尽きるのかなと思います。大学4年生というと人生で最後の学生となる人が大半ですからね、悔いの無い学生生活を過ごして欲しいなと思います。あ、あと就職活動も頑張ってください!
チョコの日。たかひこん@デジタルメディアデザインコース
今日は卒展(卒業制作展の事を、名古屋造形大学では公式に「卒展」と言ってます)の前日搬入でした。全コースの作品数を合わせると膨大な量になるので、あらかじめ美術館の保管庫に半数を前日に搬入しておきます。体育館に集められた梱包された作品群をトラックに積み込む作業が午前中に行われました。
今年のデジタルメディアデザインコースの作品は、前回から何度かブログにも書いてますように壁など大きな物がたくさんありまして、序盤にほとんどを積んでもらったのですが、かなり面積を取ってました・・・また、大物が多くて視覚伝達デザインコースの学生さん達にも一部手伝ってもらいました、ありがとうございました。
最初にトラックに積み込む順序などを考えてから作業になるんですが、視覚伝達デザインコースの先生と相談してたら「あれと、それは、デジタルメディアと視覚伝達の作品ですよね、それからあの、壁に立てかけてあるのは絵画コースの作品だから別ですね」って言われてました(笑)スミマセンあの壁にもたれかかってる大きなのは絵画じゃなく我がコースの作品と壁なんです・・・写真にも運んでるところがありますが、油画や日本画と間違えられて妙に納得してしまいました。
数が多かったけれど、人数もそれなりにいて前日搬入作業はスムーズに進みました、いよいよ明日は搬入当日です、ちょっと大きな物が多いので大変そうですが、頑張ります!
残り3日! たかひこん@デジタルメディアデザインコース
卒業制作展はもうすぐ目の前、4年生は現在も慌ただしく制作にいそしんでおります。作品そのものは審査時でだいたい完成しているのですが、展示の為の展示台や展示用の壁の制作は現在も制作進行中です。
前回からも何回かレポートしてますが、まずデジタルメディアデザインコースでは展示作品は勿論ですが、それらを飾るための展示台などもそれぞれ作品に合わせて制作するという方針をとっています。名古屋造形大学の過去の卒業制作展に来て下さっている方はおそらく気がつかれていると思うのですが、他のコースはほとんどが大学の準備した備品の展示台を使っているのに対して、デジタルメディアデザインコースでは学生達が作ったオリジナルの展示台にて展示を行っています。
作品を作るだけでなく、他の部分の工数が増えるという事もあって大変なのですが、作品はやはり展示される空間そのものもプロデュースして初めてその全体の良さが伝わるとのかなと思います、勿論作品が主役なので展示台が目立ってもいけませんが、逆にいうと作品だけに心を集中してもらう為には展示台が見えないくらい自然に組み込まれている事も大切な要素ですし、またその逆に展示台や壁そのものが作品と一体化してこそ魅力が伝えられる事もあります。
制作は面倒ですが、それなりの効果も学生達が考えて展示台や展示方法をプランしています、特に今年の特徴は展示用の壁面を作るというプランが幾つかあって、また去年と違った展示になりそうです。
さらに今回は今まで展示壁などを業者さんに入って作ってもらっていたのですが、色々な都合でそれが出来ないため、学生達が自作で会場中央に壁を建てなければなりません。少し小さめに設定したのですがそれでも一辺が2250*1800の三角柱で素人にはかなり負担が大きくて大変な作業となっています、昨日はアトリエ前の廊下にて建てれるか実験してみましたが、やっぱり相当大変です。搬入に使える時間が限られてるのでどれくらいの時間で建てられるかがポイントになりそうです。
結局、作品に展示台に壁にと作業工程が多く、11日は作業が深夜に及んで気がつけば夜明けでした・・・ほぼ徹夜とか、この時期は皆寝る間も惜しんで作業しています、危険な作業も多いので怪我には十分注意して残り頑張って欲しいと思います。
今週で仕上げないと! たかひこん@デジタルメディアデザインコース
卒業制作の最終審査も終了し、残すところ展示だけとなりました、現在は搬入までの間で急ピッチで最終仕上げと変更点の制作、さらに展示用の壁の制作と展示台の制作に取りかかっています。
最後の仕上げと修正中 展示台の組み立て中今年の卒業制作展で例年と大きく変わった一つに、業者さんによる壁建てと暗室設置が入れられないという事が上げられます、色々と学内の都合などがあってどうしてもお願い出来なくなったので、コースで壁などをどうにかするしか方法がありません。学生達には展示プランで極力そういった設置の無いものを提案してもらってはいるのですが、やはりそうは言っても壁面の不足などもあって、壁を建てる事になりました。
パネル切断作業中 展示用の壁を自作中やった事ない事を導入していく事はかなりリスクがあります、俗にいう「前例がないので・・」ってやつですね、でもそんな事言ってたらいつまでたっても始まらないので、出来るかどうか分かりませんが、兎に角やってみようって事で、今週は壁の制作や展示台の制作を行っています。
本当に建つのか?いやむしろ立つのかが正解か??今のところ未知数です、安全面もあるんでシビアな事柄だけに、心配な事だらけ。展示台も含めて制作するデジタルメディアデザインコースの方針にさらに壁という工数が増えたので、学生達にはその負担や時間配分も必要になります。
こういう作業が作品制作に必要という事を経験してもらうにはとても良いのですが、そのぶん危険な機械を使った作業も増えるので、安全な制作という面でもリスクを追う事になります。今時の乙女達が正座してテーブルソーでギュイーンと木材を切断してる後ろ姿をみると、なんだかシュールな光景で少し滑稽でかわいらしい感じがしますが、間違えば指一本簡単に飛んで行く作業なので、みてるとハラハラします。安全第一で残りの制作も適度な緊張感を保ちつつ頑張りましょう!
正座してギュイーンと木材切断 正座してギュイーンと木材切断あ、作業が立込んでるのは分かるんですけど、くれぐれも徹夜明けとか疲れているときに危険な作業はやめましょうね、ちゃんと寝て、体調が万全な時に行ってくださいね、時間無いのは分かるけど大きな怪我してからでは遅いので、安全マージンを計算してください、もちろんこちらとしてもそのあたりを考慮して作品をみますので。
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