慣れたものです たかひこん@デジタルメディアデザインコース
宵の明治村に向けたプロジェクター投影テストに行ってきました。今年もプロジェクションマッピングを行なうという事で、とりあえずプロジェクターからの投射映像がちゃんと建物に投影できるかどうかテストしました、今年は札幌電話交換局の2面の壁面を使って映像を投影する予定で進めています、2台のプロジェクターからの映像が左右うまく合うかどうかと、建物の図面から抜き出した細かいディティールが実際の建物と合うかどうかを実験しました。
プロジェクターによる投影自体はもう慣れたもので、マッピングして合わせるのもそんなに苦労なく、だいたい合わせる事が出来たのですが、問題は投影するコンテンツ・・実際今回投影に使いたいいくつかのテスト映像を出力してみたのですが、建物の形で歪む事で何が映っているのか分からなくなったり、3DCGでの見え方と、実際の建物の見え方、パースなどが全然違ってくるので、その辺りの整合性をどう合わせて行くのか?といった課題が浮き彫りとなりました。
想像はある程度していたとは言え、予想よりかなり大変な作業が必要だという事が実際の投影で分かったので、これからその対策に苦戦しそうな感じです、完成まで後2ヶ月、作業量を考えるともう時間があまりありませんね、さて出来るのか?!とりあえずまた時々進行状況を報告したいと思います。
本格的に動きだしました たかひこん@デジタルメディアデザインコース
3回目となる宵の明治村への参加、今年もプロジェクションマッピングを行なう事となりました。制作メンバーは去年と全く入れ替わり、3DCGゼミの学生を中心に3DCGと実写の合成で制作する事でだいたい落ち着きました、現段階でストーリーや絵コンテをほぼ終え、明治村さんとの打ち合わせを続けながら撮影テストや投影テストに入っています。
未経験の部分も多いので、メンバーも手探り状態が続いています、ほぼ毎日制作に時間を使い、いろいろな調整に取り組んでいる真っ最中です。先週の日曜日にも撮影テストと投影テストで明治村入りしていましたが夕方の投影テストでは雨が降って来たため急遽中止、明日また改めてテストに行く予定です。今は明日の投影テストに向け素材制作中、実際に投影して建物に画像が合うかどうかが最大のポイントですね、計算した画像サイズや比率で問題なければ後は楽なんですが、また明日のテストの様子をブログでも紹介したいと思います(写真提供・浅野)
今年はどんな事が出来るかな? たかひこん@デジタルメディアデザインコース
25日の夕方から明治村にて今年の「宵の明治村」に向けた投影テストに行ってきました、今年はどんな事が出来るか?というところからのスタートなので、いくつか持ち合わせているプランが本当に実現可能かどうか?という事を確かめるために複数の地点をまわってきました。
プロジェクションマッピングは基本お金のかかる催しです、恒久的に置く訳でもないのに専用設計する割に短い期間で撤去となるので、実質かなり割高感のある展示物。そして世間はすでにもうプロジェクションマッピングとはどういう物か知っているので、規模が肥大化したり新たな趣向が必要となってきて余計に予算を圧迫するという事に・・・事実世間的に認知度が上がった事で、どこもプロジェクションマッピングを是非やりたいと要望を良く聞きます、ですが、いかんせん規模に対しての予算が高いので、だいたい予算との兼ね合いをみながら、限られた予算と、限られた機材、でなんとかするしかありません。
そういう意味でも2年間続けてきた宵の明治村でのマッピングも、新たな事を模索したり規模を大きくしたりしたいのですが、やはり予算や機材の限界が大きくのしかかってきます。大学が持っている機材は基本教育用のもので、イベント用に耐える物を持っている訳ではないので、流用や応用でなんとかなる範囲で、かつ、学生達のマンパワーだけでどうにかする範囲で考えなければなりません、なのでいくつかの可能性を探るために今回も何パターンかの投影テストや測量を行いました。
結果的に、何が出来るか(可能か)は持ち帰って検討になりますが、予想以上に厳しい部分があるのも事実。昨年同様ただ投影するというだけならそんなに問題無いのですが、投影範囲を増やす場合や複数の場所を設定する場合、また機材の設置が難しい場合など、想定したプランを実行するにはいくつものハードルをクリアして行く必要がまだまだあって、今年は何をやるかというのはまだ言える状態ではありません。実際テストしていくつか不可能な部分が出て来ているので、それに代わる方法など解決しなければいけない課題も多数発見しました。ですが出来れば去年とまた違うね、とか、新しさを演出できれば良いなと思っています、夏までまだ少し時間がありますので、これからしっかり詰めて行きたいと思います。
プロジェクションマッピング コシ(あさの)@デジタルメディアデザインコース
2月22日、名古屋栄東急インで行われた「短大40年、四大20年 名古屋造形同窓会周年記念パーティー」にて会場の壁面にプロジェクションマッピングを行いました。
16時から搬入を開始し、アルミフレームでプロジェクターの台を組み立て映像の調整をしていきます。今回は1人で搬入搬出作業だったので、開場18時ギリギリまで調整することになってしまいました。プロジェクターを2台使用したため、かなり威圧感のある台になってしまい、来場された方はかなり驚いていました。
パーティーは挨拶、乾杯から始まり交流の時間へ、そして、卒業生で現在アーティストとして活躍されている「原田章生」のライブパフォーマンスで会場は盛り上がりました。ライブパフォーマンス終了後、ステージにて自己紹介と簡単なプロジェクションマッピングの説明をしてスタート。途中、プロジェクターの前を人が通ってしまうというアクシデントが発生してしまいましたが(笑)、映像や機器等の問題は無く、最後に名古屋造形大学のロゴが出現すると、開場は拍手で溢れ、無事終了しました。
壁面の他に、左右にある鏡にも映像を投影することで、より大きな空間での演出を表現することができたと思います。映像自体の制作がギリギリだったので、あまりこった表現をできなかったのが残念ですが、今後の制作で活かしていければ良いなと思いました。
今回のプロジェクションマッピングは映像制作を僕が、制作補助として1年生の池場未有さんが。そして、楽曲の制作として「宵の明治村」や「リトルワールド」の作品でも楽曲を制作してくれた3年の瀧本繭丈さんが携わってくれました。僕たち後輩達のプロジェクションマッピングが先輩方の心のどこかに残れば嬉しいです。ありがとうございました。
※一部映像の差し替えをしてあります。
1年があっという間でした たかひこん@デジタルメディアデザインコース
2013年も最後の日となりました。いわゆる大晦日、今年はみなさんにとってどんな年でしたか?デジタルメディアデザインコースは今年、例年にないペースでいろいろな行事があった年になりました。特にプロジェクションマッピングというキーワードがここ愛知県で盛り上がりを見せたように思います。年始辺りから問い合わせが増え、気がつけばプロジェクターを使った行事が多かったのも今年の特徴かなと思います。
年内最初のプロジェクションマッピングは2月の名古屋音楽大学で浅野くんが行なったコンピュータミュージック、映像音楽
卒展と言えば、今年からビジュアルイメージを学生からのコンペに変えました。学生による卒展を打ち出すべく今年から卒展の広報活動も現役の3年生が中心となって動いています。まだまだ始まったばかりですが大学がつくるのではなく学生がつくる卒展にしたいものですね。2014年の卒展のビジュアルイメージはイラストレーションデザインコースの益田さんによるものです。そしてそれに伴って今年から卒展の専用ページが出来ました!
4月は新たに1年生を迎えスタート。デジタルメディアデザインコースでは1人1台のPCを導入。学年全体を網羅するべく99台もの27インチiMacを導入しました。1年2年も自分専用のPCがあるという環境を整え、よりクリエイティブな作品や研究を行なえる環境つくりを行いました。4年3年はゼミがスタート。恒例のプロローグ展では1年間の研究発表が行なわれました。同時期に愛知県下の芸術系大学を集めた「大名古屋電脳博覧会」もありましたね。ビジュアルイメージを手がけたのは卒業生の館さん。館さんといえば今年からマンガコースの非常勤講師として教壇に立ちました。卒業生が成長し戻って来て学生達に教えるというのはとても嬉しいニュースです。
プロジェクションマッピングでは企業との共同研究もいくつか行いました。5月は化粧品メーカー「RAURA」のRAURA 1st Anniversary & ECL Release Partyにて唯一1回だけの上映という貴重なマッピングも行いました。また8月には博物館明治村で「宵の明治村」にて約1ヵ月におよぶプロジェクションマッピングを行い、「イッポウ」というCBCの番組の取材も受けましたね。テレビでご覧いただけた方も多かったかと思います。CBCといえば12月にCBC創立63周年記念式典プロジェクションマッピングにてこれまた唯一1回だけの上映を行いました。また名古屋音楽大学の「第1回めいおん音楽祭/オペラ「ドン・ジョヴァンニ」 Don Giovanni」にデジタルメディアデザインコースとイラストレーションデザインコースでタッグを組みオペラにプロジェクションマッピングを行なうコラボレーション制作を行いました。
本当に今年はプロジェクションマッピングというキーワードがいろいろなプロジェクトを生み出した年になりました。
9月にはフィンランドのオウル工科大学と連携したワークショップを行いに海外へも行きました。総勢17名の学生達とともにオウル市に滞在、途中社会見学でいろいろな場所にも行きました。これを機会に今後も国際的なデザインのワークショップや研究がすすめれたらとコースでは思っています。そうそう教員がフィンランドに行っているさなかに愛知では野外博物館リトルワールドにてエキゾチックトルコ文化展に3D映像を出展しました。これも産学協同のプログラムとして院生の近藤君をはじめ2年生のスタッフ達が頑張って制作してくれました。上映期間中は多くのの方々に来ていただけました。
展示もいくつか行いました。とよたデカスプロジェクト、NODE_CONSONARE2013出展とワークショップ、殿町ハロウィン、スイッチ個展、ウッドエコテック展、そしてコース全員が参加するデジタルメディアデザイン展。振り返るといろいろな事をこなした1年間でしたが、まだまだ発展途上なコースです。来年も気持ちを新たにもっともっと「世代を築くべく新しい事」へ挑戦しながら、次世代のメディアデザインやメディアアート、研究を担っていく人材が育てばと思います。またコースそのものも、そういった新たなモデルを生み出すために、これからも速度を緩める事なく、時代のリーダーになれるよう努力していかなければならないと思っています。もちろん学生達にもそれを実現するためにもっともっと自分のハードルを上げ、挑戦する気持ちを忘れずに2014年を迎えてもらえたらと思っています。
長文となりましたが、読んでくださった皆様ありがとうございました。2014年もデジタルメディアデザインコースの学生たちが一歩先に出られるように次々と新たなイノベーションを進めていきたいと考えています。
どうぞ来年もよろしくお願いいたします。
デジタルメディアデザインコース・外山貴彦
大変でした たかひこん@デジタルメディアデザインコース
CBC(中部日本放送株式会社)でのプロジェクションマッピングについて前回記事を書きましたが、今日はそこまでに至った道のりを少しご報告してみようと思います。
11月中旬の「デジタルメディアデザイン」展のさなか、実はその会場で「CBC創立63周年記念式典」のプロジェクションマッピングについて打ち合わせを行っていました。この時期に使う音楽がだいたい選別され、デジタルメディアデザイン展の終了とともに、メンバーを招集、そこから3週間ぶっ通しで制作してきました。
はっきり言って時間がない! という事でかなりタイトなスケジュールで制作し、完成までの3週間実は土日なく毎日D306アトリエで制作を続ける姿がありました、大学のアトリエというより映像プロダクションみたいな風景になってますが(笑)とにかくレンダリングの繰り返し・・・
会場のCBCホールで何度か投影実験も行いました、途中経過の映像を投射しながら、式典のディレクターさんと打ち合わせ、要望に合わせた変更なども結構あって、実は結果的に当初組み立てた映像ソースの大半が入れ替わってます、おそらく一番最初にレンダリングしたソースは全体の20%もないくらい(笑)
とにかく適宜細かく調整を行なう事で作品の質が向上していくという事でもあるし、厳しい制作状況ではあったものの映像のプロであるテレビ局へ納品する訳ですから、それだけ要望も高いのは当然と言えば当然ですよね、それにしても3週間過酷な制作に耐えた学生達に感謝です。
プロジェクションマッピング行いました たかひこん@デジタルメディアデザインコース
12月16日、CBC(中部日本放送株式会社)局内にて行なわれた「CBC創立63周年記念式典」にて舞台演出としてプロジェクションマッピングを行ないました。制作したのはCBCホールの舞台奥の壁と床に投影するためのオープニングと、式典のコンテンツである各賞の映像、それにエンディング映像。
デジタルメディアデザインコースの院生から1名、学部生3名、それに教員1名という態勢をとり実質約3週間で仕上げました。院生の近藤君はおもに3DCGパートを受け持ち、2年の一柳さん、宮田さんが、絵コンテと3DCGのアシスタントを、3年の浅野くんが映像エフェクトと各賞の映像制作、それに本番のオペレーションを行いました。
プロジェクションマッピングという事で、3DCG映像による錯視などを盛り込みつつ、音楽のテンポに合わせて切り替わる映像を基本に、今回の式典のディレクターさんと途中何度も映像効果による演出を打ち合わせ、修正を繰り返しながら制作。時間が少なかったため時には大学に泊まり込みを続けながらという過酷な日々もありましたが、そんな紆余曲折を経て完成した映像は制作こそ大変ではあったけれど皆さんに喜ばれる作品になったのではないかと思います。
式典も滞りなく進み、プロジェクションマッピングの送出も予定通り順調に終える事が出来ました、オープニングや各賞への映像の切り替えは3年生の浅野君が行いました、インカムから聞こえてくるタイムキーパーとディレクターの指示に従って的確なタイミングで映像を送出して行くのは相当緊張した事だと思いますが、なかなかそんなライブの現場を体験するなんて事も少ないですからいい経験になったのではないかと思います(写真提供・CBC)
← Previous Page — Next Page →