10月11日(水)芸術祭が終わったばかりですが、アトリエでは次々と新しい事の開発のために常に動いています。この日は過去に作品制作で使っていた4Kテレビをテーブルに仕込んだ4Kテーブルを組み立てました。ちょうど2年前の卒展で卒業生2人がそれぞれこの仕組みを使った作品を発表していますが、それ以来この仕組みを使った研究内容が止まっていました。
70年代に流行ったタイトーのインベーダーゲームは卓上型画面の仕組みで一世風靡しましたが、あれから数十年経った現在においても卓上モニターという仕組みはあまり需要がありませんね。映画等では卓上が画面でそれらを操作するなんていうシーンが結構出てくるのですが、現実にはあまりそういったインターフェースは存在しません。
ここ20年ほどICTによるメディアの革新は目覚ましいものがあったかと思います、PCの性能や携帯の性能とってみても考えられないほどのスペックアップを果たしています、画面においてもピクセル数はVGAからハイビジョンや2K、4Kと高密度高精細となり今や8Kなども存在し、情報を取得あるいは操作するインターフェースとしての画面は現代社会にとって必要不可欠な物です。しかしテーブル型というのは20年ほど前からもアイデアや研究はあったもののそんなにインパクトを与える物として登場した事が無いように記憶しています。なのでこの4Kによる高精細テーブルもなかなか需要を見いだせないものではあるのですが、とりあえず何か動かしてみるという事が大事という事で、ゼミ3年生の研究課題として一旦導入する事にしました。まだ具体的なコンテンツはありませんが、開発を少し見守ってみたいと思います。