メリークリスマス! たかひこん@デジタルメディアデザインコース
22日で通常授業が終了し、今日と明日は補講期間となりました。クリスマスど真ん中に補講ってのもちょっとばかり酷な気もしますが(笑)みなさまどんなクリスマスをお過ごしでしょうか?わたくしたかひこんはと言いますと、今日は教授会でございました・・・会議ですか・・みたいなね。
という事で学校はすっかり冬休みモードに入って、日が暮れると学生達の姿もすっかり消えて寂しい限り、ついでブログに書く記事もすっかり無い訳で寂しい限り・・・ネタが無いのでコッソリクリスマスWii大会・・・じゃなくデバイス実験の模様を(笑)
学生達の姿が消えたアトリエはすっかり大人のパラダイス・・・プロジェクタを準備してWiiを準備して、大画面で助手さん達とデジタルメディアデザインの教員で無線デバイスの研究実験、4人同時に操作できるか実験、そして4人で協力しながらコンテンツを運営できるか実験・・・結果、全員協調性無し!って事が分かった実験を行った訳です。え?なに?遊んでるって?そんな訳ないっすよ、最新デバイスの実験ですとも!!って、事で、要するにデジタルメディアデザインコースは楽しいって事で!!(ちがうって?)
少しまじめな話をすると、Wiiは加速度と赤外線を利用した新しい形態のコントローラな訳です、加速度センサは今や携帯電話やデジタルカメラにも搭載される時代で、画面の方向などを検知してコンテンツをスムースに提供する事ができます。あるいは先の美系優秀に出展した「まわる、うつる、ひろがる」の独楽のように自分で制作するデバイスにも加速度センサを応用する事が出来たりと、センサ技術の組み合わせで既存のデザインや遊び方などを大きく変える事が可能なんです。その代表的な製品としてWiiは十分研究の教材とし役に立つ存在なのです。
目立ったトラブルなく終了!たかひこん@デジタルメディアデザインコース
16日間という長い展示期間の「美系優秀」展が無事終了しました、スイッチの作品「まわる、うつる、ひろがる」を観に来て下さった方々ありがとうございました。
まわる、うつる、ひろがる まわる、うつる、ひろがるこういうメディア系の作品は、色々と展示期間中にトラブルで動作不良とか起こしがちなので、正直「調整中」なんて日もあるかなと思っていたのですが、ほぼ全日動作させる事ができました。途中基盤がショートして発熱する独楽が出たのと、センシング用のカメラケーブルが抜けて停止するというトラブルはありましたが、完全停止で運行が困難と言う事が無かったので一安心しています。
今回の展示では各メディア含めて学生5名のユニットと紹介されましたスイッチですが、実際は教員を含む7名で構成されるユニットです。さらに今後も7名を中核に活動を続ける予定で、来年度は「まわる、うつる、ひろがる」のバージョンアップと新作発表を目指します、またどこかで皆様とお会いできる事を楽しみにしております。
ギャラリーは最終日の様子です。
いや〜長かった・・たかひこん@デジタルメディアデザインコース
「美系優秀」展も残すところ明日1日となりました、いや〜長かった、今日で通算15日目。コンピュータや電子デバイスを使うメディアアートなどのメディア系作品に関わった人なら分かると思うのですが、長期問題なく動作させるのって結構大変なんですよね。今回の作品はハードな状況で扱われるのが前提としてあったので、やはり独楽の破損が一番心配だったんです。
2月に愛知県児童総合センターで展示したときは電子デバイスは問題なかったんですが独楽本体がボロボロに・・・破損するたび削りこんで場をしのいでたんですが、今回木材を変えた結果、亀裂や欠けもなく順調です。
子供達は相変わらず元気です 今日で通算15日目、特に割れもなく順調です今日の夕方、車椅子のおじいさんが来られました、お年で足腰が弱っておられる感じでしたが、少しの間スタッフが回す独楽を眺めて、突然独楽を指差して付き添いの奥様方に支えられながら車椅子からおりられました。おもむろに手元にあった独楽を回して赤い花が出た時、制作した作家ながら少し感動してしまいましたよ、ご無理させるつもりは毛頭ないのですが、どうしても独楽を回してみたかったのでしょうね。
車椅子のおじいさんが、この後わざわざ椅子から降りて独楽をまわしました。 コースの学生も何名か来ています皆さんの心に残る作品であれば光栄だと思います、来て下さった皆様方に本当に感謝しています、明日の最終日はスタッフ一同で作品説明に付く予定です、是非お越し下さい。
あ、春日井は書道の街だそうで、道風くんっていうキャラクターが居ます、今日は等身大?の道風くんお仕事中でした、仕事を終えて控え室に入る・・のか?そのサイズ・・みたいなシーンに遭遇、このキャラクタって名古屋造形大学の学生デザインだった気がします。
道風くん・・・実はぶ〜んって電気的な音がする(笑)何故って膨らんでるがヒントです。 衣装替えで・・いや、ドアギリギリですけど、なんとか入ったのでした。
朝日新聞(夕刊)2009年12月11日(金曜日)
今日は雪ですね〜
たかひこん@デジタルメディアデザインコース
「美系優秀」展の記事が朝日新聞に掲載されました、掲載されたのは12月11日の夕刊です。ブログ掲載のための承諾をいただくため少し報告が遅くなりましたが、前回の「エキゾチックーひかりのまち」展でも中日新聞にスイッチの作品を掲載していただきましたが、今回もスイッチの作品を写真入りで紹介していただきました!
「まわる、うつる、ひろがる」は触れて動く作品という事で、記事にしやすいのかもしれませんね、でも取り上げていただけるのは光栄な事です。また同じく写真を掲載された櫻井裕子さんの作品は、EPSONのCOLOR IMAGING CONTESTの2008年度のグランプリ作品、グランプリ作家と同じ記事に載ったのもなんだか嬉しいです。
「美系優秀」展ものこすところあとこの土日の2日となりました、「まわる、うつる、ひろがる」は目立ったトラブルもなく順調に動いています、まだお越しでない方は是非独楽を回しに来て下さい。
朝日新聞(夕刊)2009年12月11日 アートART「美系優秀」展(朝日新聞社に無断で転載する事を禁止します)
作品の説明を前に立ってする事も経験!たかひこん@デジタルメディアデザインコース
12月5日(土)に「美系優秀【ビケイユウシュウ】2009展」にて作家による作品解説および質疑応答ができるアーティストトークが催されました、もちろんスイッチも「まわる、うつる、ひろがる」についてメンバーが作品の説明を行いました。
スイッチ(美系優秀展) スイッチ(美系優秀展)アーティストトークは2時にスタート、順に作品を廻って行くスタイルで、作品の前で作家が自分の作品について説明します。スイッチの作品はギャラリーの外にあるので、ギャラリー内の作品が一通り済んでからでした。他の作品とは形態が違うので、かなり異質な作品というイメージがありますが、参加された他の作家や観客の皆さんにもおおむね受け入れられている感じです。
作品についての説明は勿論メンバーが行います、今回は学生優秀展という事で、メンバーのわたくしたかひこんは一切登場せず、全て学生に任せました。作品はコンピュータやデバイス機器を使用したインタラクティブな物なので、まずは動作させてどのような表現が展開されるか実演しつつ、仕組みとコンセプトを説明。同時に他の方にも実演してもらいながら、質疑応答へ。
スイッチ・アーティストトーク(美系優秀展) スイッチ・アーティストトーク(美系優秀展)全体的にあまり質問が飛び出さない雰囲気でしたが、機器の動作やシステムに関してと、今後の展開や活動について質問がありました、それとなくメンバーが説明していたので、まぁおそらく伝わったとは思いますが(笑)こういう場に立つという経験そのものが彼等メンバーにとってとても重要な通過点だと思います。若干言葉足らずな部分もありましたが、まあまあ説明できていたのではないでしょうか。
この日は展示終了後にスタッフと作家、各大学の教員等を交えたアットホームな懇親会がありました、こういう機会を経て様々な人との交流や切っ掛けを見つけてくれればと思います。展示は12月20日までやってます(月曜休館)興味のある方は是非どうぞ。
予期せぬ不都合が発生するのがメディア系作品の搬入の醍醐味!ってくらい当たり前に今回も色々な不都合が起こってスタート以前に色々気持ちやられ気味の、たかひこん@デジタルメディアデザインコース
「美系優秀【ビケイユウシュウ】2009展」の搬入を行いました、昨日の夕方と今日でほとんど終了、明日の予備も含めてかなり時間に余裕ある搬入スケジュールだったので、かなり落ち着いて作業を進める事が出来ました。
初日は夕方から大物の搬入、今回の展示で一番大きいのは床に設置するスクリーン。大きすぎて車に乗らないので、パネル部品をあらかじめ切って持ち込み、現場で組み立て、インパクトドライバーでネジ止めして行くんですが、これメンバー皆下手で・・・相変わらず技術向上が遅いメンバーなので、特訓を兼ねて全員順番にネジ止めをやってもらいました(笑)ま、スイッチの初動はまず経験ってコンセプトなんで、こうやって経験値を積んでいずれ自立して制作できるようになってもらえたらと思います(でも実は結成して1年になろうとしています、そろそろ色々と覚えて自主的に制作できるようになって欲しい頃です・・・)
スイッチ搬入1日目、インパクトドライバーを使いこなせないので、全員順番にやってもらいました
スイッチ搬入1日目、インパクトドライバーを使いこなせないので、全員順番にやってもらいました
前回はスクリーンを塗装で行いましたが、今回は現場組み立てってこともあって壁紙を使いました、展示台制作などでも実はこの壁紙は優れもので、塗装より遥かに効率よくきれいに仕上げる事が出来ます。塗装もそれなりに手間ひまかければ奇麗に出来ますが、短時間で奇麗にできる魅力には叶いません。反面コストは相当かかりますが・・・
スイッチ搬入1日目、塗装よりコストかかるけど断然手間が少なくきれい
2日目は機材を持ち込み、プロジェクターやカメラを天吊り設置、配線の養生を行って、システムの起動を行いました、プログラムや独楽はおおよそ問題なく動作、基本動作はとりあえずクリア。
スイッチ搬入2日目、天吊りプロジェクター設置のための高所作業
しかし、メディア系の展示にトラブルはつきものでして・・・やっぱりかっていう感じで色々と今回も起こりましたよ。まず会場の光、展示場所はそとからの採光が入る場所で、天気や時間によってスクリーンの明るさが大きく変化してしまいます。前回も光が変化する場所で行ったのである程度予想してたんですが、聞いていた以上に今回の会場は光が入って、カメラが独楽のLEDを認識できなくなります、時間によって随時変わるので常に調整が必要なんですけどカメラは5m頭上・・・そうそう簡単に調整出来ず、明日の予備日に適正値チェックする事になりました。
スイッチ搬入2日目、青色の独楽は電池ケースの不良で電源が遠心力で一瞬抜けて再起動するエラー
もう一つのトラブルは、電子部品の部品を幾つか変更した事で生じる色々・・ICチップを入れる足の部品を変えたら、衝撃に耐えれずICが独楽の回転中に外れるとか、電池ケースに個体差があって青色だけ遠心力で電池が一瞬抜けて再起動してしまうとか・・・どうにか動くけれど、分かっているトラブルを解消するには、衝撃に耐えれる部品を検証して入れ替える必要が・・しかも中心的な部品もあるので、ぶっちゃけ最初から作り直し(涙)週末までには入れ替えたいと思ってます。
と、いうことで、色々ありましたが、たぶん動作はしてると思うので、時間ある方は是非どうぞ、会期は12月3日から20日までです。
展覧会に出展します。たかひこん@デジタルメディアデザインコース
かすがい市民文化財団が主催する「美系優秀【ビケイユウシュウ】2009展」にデジタルメディアデザインコースの学生と教員職員からなるユニット「スイッチ」がインタラクティブメディア作品「まわる、うつる、ひろがる」を出展します。
美系優秀展は、美術系大学優秀学生の略だそうです。
愛知県立芸術大学、名古屋芸術大学、名古屋造形大学から選抜された優秀学生を紹介する事を主とした展覧会で、総勢15組19人の参加となります・・・あれ?19人・・・スイッチのメンバーは7人じゃない?数合わないやん・・・スイッチは教員と元職員もメンバーなんですが、展覧会の主旨は優秀学生の紹介という事で、わたくしたかひこんは泣く泣く縁の下の力持ち状態なんですなぁ。
今回で3回目を向かえる展覧会だそうですが、メディアアート系の作品が出展されるのは今回が初めてだそうで、フライヤーの裏にその事がしっかりと記載されていました、これかなりのプレッシャーですねぇ。でも、他の学生さんの作品とはまったく違うジャンルの作品なので、それなりに楽しんでいただける気がします、とくにインタラクティブ系のメディアアートは触る事ができる参加型。「まわる、うつる、ひろがる」は電子デバイスを内蔵した独楽を回す事で映像が広がる作品です、是非独楽を回しに来てください(前回の様子)
まわる、うつる、ひろがるno images were found
今回出展を決めたおおきな理由は3つ
名古屋造形大学からデジタルメディア系のメディア作品が出展され、このような表現を造る事が出来るという事をアピールしたい。
スイッチはわたくしたかひこんが立ち上げたユニットで、学生を巻き込んで制作や研究を行い、出展などの経験を学生達に積んでもらいたい。
作品の根幹のシステムやデバイス、プログラムのおおよそは教員と職員の手が入っていますが、なにより作品制作の難しさやこだわり、展示する事の大変さ、観に来てくれるお客さんへ作品を伝える喜び等を経験して欲しい。
というのがあります、学生だけで制作された作品ではないので、少しばかり他の学生作家さんとはアドバンテージがありますが、展示の運用は学生達に任せて進める予定です。また12月5に予定されているギャラリーツアーなどで彼等を捕まえて作品について色々と質問などしてもらっても良いかと思います。
皆様のお越しをスイッチ一同お待ちしております。
[後援]春日井市/春日井市教育委員会
[助成](財)せとしん地域振興協力基金
[協力]美系優秀2009実行委員会
[会場] 文化フォーラム春日井・ギャラリー
[開催日時 ] 12月3日(木)~20日(日) 10:00~17:00 月曜休館
[入場料] 無料
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