5時起きで1番目、そして今日のブログ記事は長いです。
たかひこん@デジタルメディアデザインコース。
今日は東京へボスと日帰り出張に行ってきました、目的は「全国大学IT活用教育方法研究発表会」で発表する事。実は去年も同じ時期にボスと二人で参加したのですが、そのときは聴講者としてでしたが、今年はなんと2人とも発表者として参加しました。
わたくしたかひこんは10:00から1番目、そしてボスは2番目と朝からだったので5時起きで早朝の新幹線に乗って現地入り、さすがに眠かった。
わたくしは「3Dメタバース(セカンドライフ)を利用した初学者向け実技」と題して、去年ユニー株式会社様とのコラボレーション企画でセカンドライフを利用したTシャツ制作を題材に、最近の芸術系大学におけるデザインコースに在籍する初学者は、本格的な3DCGソフトをいきなり習うよりセカンドライフなどの3DCGメタバースを利用し、楽しみながら3DCGの体験を通じて感覚的な部分から技術を学ぶほうがなじみやすいのではないか?という事を発表させていただきました。
去年1年間コースの研究項目としてあつかったセカンドライフですが、とりあえず利用した実績という事で発表という形をとれたのは良かったと思います、ただまだリサーチ等の甘さがあって「実際のところ本当にこれが3DCGの体得に有効かどうか」という点で自分でも疑問符があり、質問でも突っ込まれました(苦笑)ただコースとしては全員に3DCGのプロを目指すカリキュラムを受講してもらうという事は考えていなくて、むしろこういった新参の技術を応用し、より新しいデザイン提案に3DCGの利用価値を見いだす研究を学生達が今後提案する可能性が広がったという点において、去年1年間の導入に意味はあったかと思います。
2つ目の発表はボス、お題は「クラウドコンピューティングサービスを利用したデザイン教育でのコミュニケーション円滑化」ということで約2年間導入してきたGoogleのサービスを利用した授業運営の紹介でした。デジタルメディアデザインコースでは4年生から1年生まで全員にGoogleのアカウントを取得してもらい、このサービスを利用してメールのやり取りは勿論、グループによるメーリングリスト、ドキュメントデータの共有、カレンダースケジュールの共有などを学生と教員のコミュニケーションツールとして活用しています。
サーバサイドをクライアントにしてデータのやり取りを行うので、ネットワークインフラがある場所だといつでもアクセス出来るのが特徴です、こういったサーバサイドからサービスを受け、データのやり取りをする事を最近「クラウドコンピューティング」と呼びますが、コースではこのGoogleのサービス導入によって、コミュニケーション量の増加と質の向上、また共有ファイルの同時編集など作業の効率化を図る事ができるようになったと感じていますし、学生アンケートからも利用価値を見いだす結果を得ています。
発表は1人13分とかなり短いものでしたが、ボスはさすが堂々としたもので、まとまりも良くて関心しました・・・わたくしは、ちょっと不完全燃焼気味だった感じです。
そうそう去年はカテゴリに芸術系が無かったのですが、今年は私たち2名と、もう1名の方の3名の参加がありました。芸術系は若干まわりの雰囲気と違ってて、な〜んとなく場違い?みたいな感もありましたが、兎に角芸術系のカテゴリとして発表出来ただけでも意義はあったかなと思います。