4月24日(月)新学期始まってまだ1ヶ月経ってませんが、すでにゼミアトリエでは泊まり込みで制作に追われています!・・・5月4日〜5日の2日間、刈谷市総合文化センターで行なわれる「かりやKidsフェスティバル2017」の併設ギャラリーでスイッチによる作品展を行なうため、作品の制作と調整が日々行なわれています。
出展作品のうちの1つ「なげる、あてる、ひろがる」は現在、魔法の美術館への出展のため運営会社に預けた状態で大学には無く、今回の出展のために「なげる、あてる、ひろがる」の複製を制作しました。設計図はあるので、複製はそんなに難しくは無いのですが、必要な部品を切り出す作業に時間を要するため、連日のレーザーカッター作業や、部品の組み立てに結構時間がかかって動作チェックがなかなか行なえないまま今に至という状態です。
レーザーカッターは便利なマシンなのですが、大学には1台しかなく、カッターの調子に作業が左右されるのが結構問題なのですよね。今回のように急ぎで大量の作業工程がある時に限って何かと問題が起こるのもどうにかしたいところですが・・・今回は集塵機の調子がわるくて右往左往しました。現場には魔物が居るとは良く言いますが、なかなかサラッと思い通りに行かないのが面白い所でもあり大変なところでもありますね。
新たに筐体を組み立てるためアルミフレームも大量購入しました、ネジやらボルトやらアトリエは部品だらけだし、すでに新学期始まったばかりとは思えない散らかり様です・・・。
12月3日(土)開催の「冬の1日体験入学」でD2ギャラリーにて作品展示するため搬入作業を行いました。展示する作品はプロジェクト「スイッチ」が制作している作品となるため、スイッチメンバーにて作業を行なったのですが、今回の展示から初めて1年2年の新メンバーが加わりました。
今後も活動続けるためには、先輩から後輩へノウハウの伝授が必要です。現在メインで活動しているのは3年生4名ですが、そろそろ新メンバーも現場で動けるようになって欲しいという事で、後輩にも参加してもらって作品の組み立てや天吊りの方法、作品の調整などを共に行ないました。
インタラクティブ作品の運営展示が出来るって、実は結構貴重な存在なんですよね。他大学と比べてもデジタルメディアデザインコースはそういう特殊な展示を得意としているのも特徴です!「冬の1日体験入学」に参加される皆さんにも、そんなところに興味もってもらえたらなと思います!
10月20日(木)勉強会はじめました! たかひこん@デジタルメディアデザインコース
秋深まる今日この頃、次第に寒くなってきましたね、デジタルメディアデザインコースではそろそろデジタルメディアデザインコース展にむけて各自の制作が慌ただしくなってきていて、授業終了後も制作に励む学生達の姿を良くみます。
そんななかA109アトリエではプロジェクト「スイッチ」の勉強会をはじめました。そろそろ新メンバーを入れて行きたいという事もあって、1年2年からプロジェクトに参加したい学生を募りました。現在1年2年から10名ほどが勉強会に参加、毎日授業終了後から8時過ぎのバス時間までを使って現スイッチメンバーの3年生によるレクチャーを受けています。まだ全員がプロジェクトに参加していくかは未定ですが、既に来年の夏までにやるべき作品制作や展示が決まってきているので、できれば早々にでも制作と開発に移行して行けたらなと思います。
授業時間だけで制作や研究は出来ません、むしろ授業時間外にどれだけ活動できるか?が大事ですね。限られた学生という特別な時間を目一杯使ってやりたい事を実現していく事がとても大切なのだと思います!
9月25日(日)汗かくメディア「あまもり」の展示、2週間の展示期間を無事終える事ができました、総体験者数は4184名!たくさんの方に体験していただく事ができました!ご来場くださったみなさんありがとうございました!
土日・祝は特に来場される方が多く、順番待ちで限られた時間の体験となってしまいましたが、何度も列に並んでくれる子供達もいて作品としては成功だったのではないかと思います。展示期間中は台風や豪雨の襲来などでリアル雨漏りというハプニングもありましたが、それはそれでリアルとバーチャルを同時に体験出来る貴重な機会だったのかなと思います(笑)
今回の作品はとりあえず初代のバージョン1.0として一旦完成しましたが、次回の展示は12月開催予定のデジタルメディアデザイン展(コース展)に出展予定で、デバイスの軽量化やセンサリング精度の改良など幾つかのバージョンアップを考えています。
9月10日(土)から始まった「汗かくメディア特別展 2016年受賞作品公開展示+α」の1週間の様子です、この週末は3連休という事もあって多くの子供達が会場を訪れてくれました。そもそも愛知県児童総合センターの週末や休日は子供達であふれていて、この場所の人気が伺えます!なのでそのついでに作品も体験してくれるということで、休日となると「あまもり」の体験人数は500人にもなります、たくさん体験してくれている事に感謝です。
ただ、作品で使っているバケツなどは4個しかなくて、1人1個じゃなくグループに1個で約5分のセッションごとの交代制で体験していただいています。それでも行列となっていて多い時は15〜20分ほど待ち、じっくり体験してもらいたいのですがなかなかそういう訳にも行かないですよね(ちなみに平日は比較的空いているので、ゆっくり体験してもらう事ができます)
展示は9月25日(日)までとなっております、この週末も是非愛知県児童総合センターへお出かけください!
デジタルメディアデザインコースのプロジェクトグループ「スイッチ」が企画した新作「あまもり」が、愛知県児童総合センターが企画する「アートと遊びと子どもをつなぐメディアプログラム2016[汗かくメディア]」の公募にて「汗かくメディア賞」に選ばれ、「汗かくメディア特別展 2016年受賞作品公開展示+α」にて作品を公開展示しています。
(会期)
2016年 9月10日(土)〜25日(日)10 :00〜16:00(11:30~12:30はクローズ)
(会場)
愛知県児童総合センター
愛知県長久手市茨ヶ廻間乙1533-1 愛・地球博記念公園内
新作「あまもり」は、音で再現される”あまもり”の雫が落ちる音をたよりに、バケツやタライなどで”あまもり”の場所を探します。雨音や雷の音、蛙の鳴き声の中から耳を澄まして雫の落ちる音を探してみてください、もしその”あまもり”をバケツやタライで受け取る事ができたら”あまもり”の”音”がします。
この作品は「スイッチ」にとって初の映像を使わない作品となりました、たよりになるのは音。目には見えない雫の落ちる音をたよりに雨漏りの場所を探すのは実はちょっと難しいのです。もちろん空間を自由に移動する不特定多数の人の耳にむけて音(音像)を再現するというのは技術的に困難な部分もあり、そういう意味での難しさもありますが、それを差し引いても、いわば視覚を頼らない方法で目標を見つけていくという作業は、少し普段と違う困難さが伴います。ですが作品に参加する人達はそれでもなお、なんとか雫の場所を見つけようと少ない情報からその場所を探そうとするでしょう、普段あたりまえに準備されている事が無かったとしても、私たちは”知りたい”という欲求と希望についつい夢中になってしまいます。作品はそんな普段はあまり意識しない些細な”研ぎすまし”や”探す力”を少し引き出し、”少し違った見方”、”少し違った考え方”、をしてみると”新しい発見がある”という事を知ってもらえたらと制作しました。そして雫の場所を発見したとき”あまもり”の”音”がするとなぜかみんな少し驚いた笑顔を見せます、是非体験してみてください。
制作(スイッチ)田島里紗・羽明桜子・東真由・安江佳菜・外山貴彦
9月7日(水)愛知県児童総合センターで開催される「汗かくメディア特別展2016」へスイッチの新作「あまもり」を搬入してきました、開催は9月10日からとまだ少し先なのですが、展示会場が天井の無いチャレンジタワーという特殊な場所だという事と、そこにKinectセンサーを4セット吊らなければいけないという事から、おそらく搬入に結構時間がかかるという事と、4セット吊った状態でのテストは大学のスペースでは出来ないため、現場での最終調整が必要という事で余裕を持っての搬入スケジュールとしました。
昼前に現場に入り早速機材を準備。今回の作品は大型の部品や機材数が少ないのが特徴で荷物が少なく運び込みはスゴく簡単でした、が、写真でもわかるように平衡感覚が分らなくなるような特殊な会場で、そこにセンサーを吊るのが本当に大変でした。
とりあえず床や壁をレーザー水準器を使いながら測量し、センサーを吊るべきある程度の位置を凧糸で示し、それに合わせてワイヤーを準備。センサーをワイヤーで繋いで吊るべき辺りに順番にぶら下げていきます。Kinectセンサーは高ければ高いほど広い範囲を取る事が出来ますが、脚立が届く高さにも限界があり、手が届く範囲の高さで調整する必要があります、かといってKinectセンサー4台と2台では天吊りのリスクがかなり違うので、一旦2台に減らして規模を小さくして安全を取るかどうか判断するという悩ましい状況もありましたが、会場のイメージからも出来るだけ広範囲に展開するほうが良いだろうという事で難しい4台吊りを決行しました。
しかし、この4台吊りは本当に大変でした、まず水平でない回廊の手すり等にワイヤーをそれぞれ結びつけて行くのですが、対角で水平にワイヤーを引っ張れる場所はほんの一部で、あとは上下に必ずズレが生じます、また回廊上での作業は目の錯覚を起こして水平かどうかが分らなくなるというのも厄介でした、上では水平だと思っていても、おりてくるとかなり歪んでるなんて事もあって、出来るだけ安定した位置にKinectセンサーを浮かすため結局ワイヤー数も当初の倍くらいに増えました。
結局Kinectセンサーの吊りは難航するという予測通り、4台吊るだけで夜の10時までかかりました・・・ただ一番難しいと思っていた事が1日ですべて終わったので、翌日からはデバイスをセンサリングする事が出来るかと、音響関係の調整をする事に集中する事ができ、予定通り10日のオープンに無事作品が動作させる事ができました。開催で動いているというのがあたりまえの事なのですが、なかなかこういう作品はそのあたりまえが大変ですね、現場のその緊張感がまた良いのかもしれませんが、こういうのを仕事にするには度胸も必要ですね(笑)
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