絵がスラスラ描ける人ってスゲーなぁ・・デジタルメディアデザインコース@たかひこんです。
今日は漫画家、浦沢直樹さんのスーパーレクチャー「浦沢直樹のマンガスピリット」がありました、さすがに大人気で会場は満員、月並みな感想ですが、名古屋造形大学で浦沢さんの話が聞ける事がとても凄い事だと思いました。
さて、肝心の講義ですが、会場の学生の心をつかむようなとても身近な感じで話されていて、とてもリラックスした雰囲気でスタート、実物投影機を使って絵をそのままスクリーンに投影できるのですが、その機能に驚いておられたのが意外で面白かったです。
で、実物投影機に白い紙を置いて、ペンでスラスラと絵を描いてしまうのに感動してしまいました、凄いですね、さすがです、こんなにいとも簡単に絵を描いてしまうなんて、と思ってしまった僕は素人すぎるんでしょうか?漫画家ってこれぐらい描けるのがあたり前なんですかね?
話は漫画を描くにあたっての心得という感じで進み、キャラクターの演技が重要だとおっしゃってました、顔の表情だとか仕草一つで話の盛り上がりや、ユーザに与える印象が変わるという事で、テーブルを挟んだ男女の絵を題材に簡単なストーリを作るという展開はとても新鮮でした。
しかし男女の絵を描いた後に、学生を適当に指名して、その学生に台詞を考えてもらうという、まさにライブな進行で、さらに学生が考えた台詞が「好きです」という唐突な展開だったのに、あんなに上手く講義が進んで行くのには驚きました、ほんと才能ある人って凄いです。
その後は、その男女の表情や台詞を幾つかのパターンで展開させてみて、違いを実演する形で一通り行って、最後にネームが出来上がってました、浦沢さんの”技”を垣間みました、名古屋造形大学には今年からマンガクラス(来年度からマンガコース)が設置されていますので、クラスの学生や漫画家を目指す学生にとって本当に最高の講義だったと思います。
最後は質疑応答、ここではちょっと書けない事も(笑)飛び出したりして、面白かったです、最後に「また来ます」と一言、とても忙しい方なのは重々承知ですが「また来ます」なんて言ってもらえると嬉しいですね。