



















レーザーで切るんです たかひこん@デジタルメディアデザインコース
プロトタイピングやラピッドプロトタイプなんて言われて久しいですが、特にプロダクトデザインのような”物”を扱うデザインプロセスで最近は動作するプロトタイプを早く作るという事で、ラピッドプロトタイプなどという言葉があります。
IT技術によりUI(ユーザーインターフェース)の重要性、特に画面で操作するGUI(グラフィカルユーザーインターフェース)が当たり前になりつつある事、さらにセンサー技術など人と関わる接点としてのインターフェースの使い心地、操作感、さらには”物”としてのもちやすさや扱いやすさ、それに感覚的、感情的にインターフェースを捉えるUX(ユーザーエクスペリエンス)や、より自然な感覚で操作する事を目指すNUI(ナチュラルユーザーインターフェース)など、インターフェースに関する捉え方が多角的になった事で、これらをより効率よく実現していくためのプロトタイプを早く簡単に、かつ安価に制作する事が必要となってきました。
こうした現実に対して、物を作る機材の技術進歩もめざましく、特に3Dプリンターやレーザーカッターという工作機器の進歩がプロトタイピングやラピッドプロトタイプを加速し、今やこうした機器を導入してプロトタイプを日夜制作し検証しながらより新しいものを産み出す事が当たり前のようになってきました。
レーザーカッターはアクリルや木材、それに布や紙、皮などを精度よくカットしたり彫刻(刻印)する事が出来ます、レーザーカッターも高価なものから安価な物まで様々で、業務用になると2000万ほどするかなり大きなものもありますが、名古屋造形大学で導入したのは小さめのフロアタイプのものです(といっても高級車買えるくらい結構なお値段します・・)
このレーザーカッターはレーザーワークスの製品で、結構あちこちで導入事例があります。CADやIllustratorのベクターデータから切り出す事ができ、プロダクトデザインのプロトタイプはもちろんですが、デジタルメディアデザインコースではセンサー等を使ったインターフェース設計や展示台の部品製作、また建築などでは建築模型の部品切り出し、グラフィック領域では紙の切断や切り抜き、それにパッケージの展開図切り出し、またグッズなどの小物制作にも使えますので、これ1台で精度の良い作品制作が可能になります。
プロトタイピングといえば、あとは3Dプリンターが必要ですが、まだ3Dプリンターは導入が遅れています、しかしながら今や当たり前となりつつある工作機械ですので現在検証中で近いうちに導入して行きたいと思っています。
写真はとりあえず導入されたレーザーカッターの操作レクチャーを受けた後に復習するために試し切りしているところです、とりあえず最初はムービーに撮ってみたりするのはお約束ですね(笑)さてこれで今後の色々な制作が楽しくなりそうです!
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
---|---|---|---|---|---|---|
« 2月 | ||||||
1 | 2 | 3 | 4 | |||
5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 |
12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 |
19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 |
26 | 27 | 28 | 29 | 30 |