Design Study展 搬入しました! 

名古屋市の中心部伏見の電気文化会館ギャラリーにて始まる「名古屋造形大学スタディ展」の作品搬入の様子です。

建築、インテリア、プロダクト、ジュエリー、工芸の5コース、2〜4年生にわたる作品展示ですが、

プロダクトデザインコースでは新2年生と新3年生、つまり1年生の集大成と二年生の集大成ということになります。

特に新2年生にとっては、まだ1年しか在籍していないのに、もう作品展示を行わなければならずなかなかハードな様子。

でも、なかなかどうして結構な作品を頑張って作っています。

こちらはCDプレーヤー内蔵スピーカー。まだ展示終わってないよ〜!って言いたくなりますが皆作業そっちのけで試聴会。

やれば出来るんですねぇ〜!という声が聞こえてきそうです。

おぉ、森田くんもかなり大きな作品。卒業制作じゃないですよぉ〜ってくらい気合い入ってます。

一応私も作業してる感じで写ってます。苦笑

高林くんも大きいです!本革でしょうか。とにかくかなりの造り込みです。

下記日程で行われますので、是非お越し頂いて実物、ホンモノ、手作りのプロダクトたちをご堪能ください。

【第18回 デザインスタディー展】
4月10日(火) – 15日(日) 10:00-19:00(最終日は17:00まで)
電気文化会館5階 東西ギャラリー
(東ギャラリー:建築・インテリア3年、
西ギャラリー:プロダクト2・3年、工芸4年、ジュエリー2・3・4年)

※オープニングパーティ
4月10日(火) 18:00-20:00
電気文化会館5階 イベントホール

台湾旅行 -5・6日目-

5日目は終日自由行動。
MRT(地下鉄)は近郊なら20元(約60円)、タクシーは初乗り70元(200円)と、とにかく安くて便利!
東洋一の高さを誇る台北101タワーや、故宮博物館、台湾式シャンプーなど、それぞれ楽しめたようです。

6日目はAM11:00にホテルのロビーに集合、チェックアウト。長かった旅も終わりです。
みんな荷物が行きの倍くらいになっています!

出国手続きを済ませ、PM15:45、さようなら 台湾。
空からはちょうど美しい夕日が見られました。
19:20、全員無事、中部国際空港に到着。お疲れさまでした!

台湾旅行 -4日目-

とうとう三日間の研修最終日となりました。

この日は朝9時に亜東技術学院(以下OIT)を訪問しました。

ホテルの近くから電車に乗り11駅。

プレゼンを発表するということもあり、移動中はいつもより静かだった気がします。

OITに到着すると、まずは広大な敷地に圧巻。

何棟もある校舎からなり、青々とした芝生のグラウンドにマラソンレール、奥にはバスケットコートがあり、学生たちはプレーを楽しんでいました。

また近隣住民も自由に使用することができ、マラソンに励む中高年の方々、散歩する親子連れなど、幅広い層が思い思いに利用していました。

校舎に入り、教職員は先生方への挨拶回りを行いました。

学生は別室に移動し、 OITの陳美枝先生ご指導のもと、組紐体験を行いました。

授業スタイルは陳先生が一から組紐を実践し、学生は先生の回りを囲んで制作を進めていきました。

初めての技法に、みなさん苦戦したと思います。

学生が組紐体験を行ってる間、教職員は学校の中を見学させて頂きました。

図書館は三階建てで、コンピュータールームやグループで鑑賞できる映像視聴室、寝転びながら読書ができるオープンスペースまで完備されていました。

自由なスタイルで利用できるせいか、私たちが伺ったときも多くの学生が利用していました。

羨ましい設備ですね。

次に案内して頂いたのは電波無響室。

簡単に言えば、電波を測定する部屋です。

他からの電波を一切遮断し、アンテナから発する電波の性能を正確に測定することができるそうです。

特に印象的だったのは、「電波吸収体」と呼ばれるトゲトゲの青いスポンジでした。

このスポンジは入射してきた電波を10万分の1にまで減衰することができるそうです。

さすがは工学も勉強している大学ですね!

見学が終わると組紐体験も終盤に差し掛かっていました。

みなさん、完成したでしょうか?

私たち教職員も陳先生から腕輪をプレゼントしていただきました。

ピンクと茶色のかわいい腕輪、大切にします。

正午。

お昼ご飯はOITの教員の方々と参加者全員で中華料理のフルコースを頂きました。

ずらりと配置されたターンテーブルに一同大興奮!

小龍包に酸白菜火鍋など代表的な料理に舌鼓しました。

昼食を終え学校に戻ると、OITの学生が自分たちの作品を展示している部屋に案内してもらいました。

日本と同様にコンセプトを書いたパネルと模型が展示してありました。

今回OITの学生達がそれぞれ制作した作品の前に立ち、来た人に説明していました。

私たちも自由に見学し、OITの学生さんから英語で説明を受けました。

皆さん本当に英語が堪能でした。

しかしここからが問題。

彼らのプレゼンを聞き、点数をつけるという課題が課せられました。

これには学生全員が苦戦。

何をもって評価すべきか?点数の基準はどこでつけたらいいのか?ましてや言葉の壁・・。

ただ、そこは学生!

自ら積極的に説明を聞きに行き、OITの学生と交流していました。

中には1人でどんどん説明を聞きに行く学生も。

人を評価するには、まずは自分たちから動かなきゃいけないですね。

頼もしいです。

普段点数をつけられる学生たちにとって、評価する側として思考したときに、新たに自分の作品の見せ方を学んだのではないでしょうか?

さあ、今度は私たちがプレゼンを行う番です。

トップバッターを努めてくれたのは、三年生の岩田君・柴田君・清家君・山奥君の四人です。

グループ全員でまとめ、プロダクトコースの紹介や[O.L.D.]で行われている三年生の岩田君・喜久里さん・矢倉君の「Slit Shelf」展で展示している作品の紹介などを行いました。

プロジェクターの投影には画像だけでなく、OITの皆さんにも分かって頂けるように英語を用いるといった工夫がなされました。

次に行われたのは二年生の中間さんです。

今年一月にヤマギワで行った「あかりてん」で展示した作品の紹介を行ってくれました。

プレゼンの場に自身の作品を持ち込んだのはとても印象的でした。

作品を実演で組み立てながらのプレゼンは、作品に対する理解が広がり言葉の壁もなくしてくれました。

言葉といえば、大学院生の李さんが大活躍してくれました。

彼女は中国からの留学生ということ、そしてなにより李さんの話す北京語が台湾での公用語となっていることが今回のプレゼンに大きく影響しました。

李さんはプレゼン発表者の日本語を中国語で通訳し、また中国語での質問を日本語で訳してくれるという大役を努めてくれました。

本当に感謝です。

さて、お次ぎは二年生の川村君。

川村君は持ち前の明るいキャラクターを上手くプレゼンに取り入れ、作品を紹介しました。

OITの学生さんにとっても川村君という人柄から作品に入り込めたのではないでしょうか?

プロダクトコースのトリを努めてくれたのは、またまた二年生の小栗君でした。

二年生の前期に学内併設のD2・D3ギャラリーでの「あかりてん」の作品を取り上げました。

展覧会の趣旨を含め、的確にまとめられた内容はシャープだったと感じさせられました。

またジュエリーコースから一人、二年生の原口さんもプレゼンに挑戦してくれました。

彼女は一年生の後期から現在までの一年半に渡る作品を取りあげました。

作品のコンセプト・モチーフなど色んな角度からの画像を踏まえて紹介してくれました。

OITの学生にとっても新鮮だったのではないでしょうか?

台湾と日本、国は違えどプロダクトする情熱は変わらないですね。

お互い刺激し合った3日間だったのではないでしょうか?

台湾旅行 -3日目-

AM8:00、ホテルのロビーに集合し、バスに乗って移動です。
この日も残念ながら雨…

到着したのは赤煉瓦の家並みが美しい、三峡。

午前中は、三峡染工坊で台湾の藍染めを体験しました。教えて下さったのは、廖寶桂先生。

真っ白なハンカチを折りたたんだり縛ったり…

これは紮染という技法。手軽ですが、広げた時にどんな模様が出るかわからない、手工芸ならではの楽しみがあります。

あれやこれやと考えながら折っています。

染料に浸け、引き上げ、を繰り返し…
空気に触れさせると、徐々に鮮やかになっていきます。

完成!広げるときはドキドキです。計算された模様ではないのに、それぞれ個性が出ていておもしろいですね。

ハンカチを乾かしている間に、民権老街を散策しました。

現在の街の姿ができあがったのは、日本統治時代。現在はほとんどがお土産物屋さんですが、繁華街の面影が残っています。
どこをとっても絵になる風景。

街の信仰の中心、清水祖師廟。

創設は1769年。1947年、李梅樹によって3度目の再建が始まりましたが、60年以上経った今でも、まだまだ”建設中”だそう。
約500坪あまり、石段・地面・壁・柱など、基本はすべて石造りです。精細な彫刻の数々は迫力満点!

午後からは、バスで鶯歌にある陶磁博物館へ。
ガイドさんの解説をイアフォンで聞きながら、館内をまわります。

昔の暮らしぶりを再現した展示には、ゴキブリまでも忠実に再現されていました!
日本にはない遊び心がありますね。

見学後は、博物館内でできる陶芸体験をしたり、鴬歌の街を各自散策。
鴬歌は古くから陶磁器産業が栄え、尖山埔路老街には100軒以上の陶磁器店が軒を連ねています。

おみやげに購入した陶器やお茶をを片手に、ホテルへ帰り、この日は解散。

次の日はいよいよOITを訪問です。3年生は部屋でプレゼンの練習をしたそう。頑張れ!
4日目に続く…

台湾旅行 -1日目-

立体系の教職員・学生で 5泊6日の台湾旅行へ行ってきました。

AM7:45 中部国際空港に集合し、搭乗手続きを済ませます。
約2時間半のフライトで台湾桃園国際空港に到着!
入国審査後、NT$(単位は元)に両替。1元=約2.8円です。物価は日本より少し安く、500mlのお茶が約20元で買えます。

ガイドの楊(ヨウ)さんの案内でホテルへ。
これから5泊 お世話になるのは「サンワード ダイナスティ王朝大酒店」。

1Fレストランの上は吹き抜けになっています。ドラマに出てきそう!

夕食は 皆でMRT(地下鉄)に乗り、西門町(シーメンディン)へ。
MRTの切符は “トークン”と言って、コイン状のもの。IC式で、入場時はセンサーにタッチ、出場時は投入口に投下し、再利用されます。
トークンの買い方がわからず困っている学生に、現地の女性が丁寧に教えてくださいました。優しい…


到着した西門町は、”台湾の原宿”とも呼ばれる、学生街です。

和平記念日(二二八事件記念日)に伴い、この日は4連休の2日目。とにかく人が多く、屋台もたくさん出ていました。

内田先生おすすめの台湾料理屋さんで、蚵仔煎(牡蠣のオムレツ)や皮蛋(ピータン)豆腐といった本場の料理たちに初挑戦。

口に合う子・合わない子 それぞれでしたが、台湾ビールやフルーツジュース片手に みんなでわいわい楽しみました。

その後は解散して自由行動。
2日目へ続く。

台湾旅行 -2日目-【金瓜石】

さて旅行2日目となりました。

いよいよ本格的な研修のスタートとなりましたね。

この研修旅行では、台湾にあるデザイン工学を主体とした亜東技術学院(以下OIT)と共に行いました。

プロダクトコース特任教授の内田邦博先生がOITの教壇に立たれているとこともあり、なにかと繋がりのある大学です。

特に邱雲堯先生とは親しくされており、邱先生の協力のもと今回の研修旅行が成り立ちました。

この日は金瓜石と九份を巡りました。

しかし天気は生憎の雨と風。

台湾では今期一番の冷え込みだとか。

けれど、OITが用意して頂いた大型バスでらくらく移動です。

バスが最初に到着したのは金瓜石にある黄金博物園区。

この場所は1930年代にアジア一の金鉱山として栄えた町でした。

当時の人口は1万5000人以上が暮らしていたそうですが、今の金石瓜石では想像もつきません。

また第二次世界大戦時には数百名の連合軍捕虜たちが連行された場所でもありました。

現在も捕虜収容所跡が残っています。

金鉱山としては、1970年代に金脈が尽きたため閉山しています。

今はとっても静寂な場所でした。

バスを降りると雨。

OITが用意してくれたカッパを着ての見学となりました。

園区内は広く、外を歩いて移動する距離が長かったです。

カッパは役に立ちましたが、全員が着るととってもユニークな光景でした。

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黄金博物園区では博物園の職員さんにガイドをしていただきました。

丁寧な案内に、みんな真剣な眼差しで聴講していました。

博物館内では金灰石金鉱の開発にあたる歴史を紹介していました。

金鉱山を開拓するにあたり、必要となった道具類の展示や当時の作業の様子がわかりやすく紹介されていました。

また220kgの金塊に触れることができました。

広い園区内にはトロッコ道も残っていました。

当時はここを使って金が運ばれていたんでしょうね。

ここは見晴らしもよく、時々雲の晴れ間から見える風景は、山間に広がる台湾の田舎町の美しい景色でした。

晴れの日にもう一度見たい!

内山さん 退職記念品進呈式

少し早いですが、今年度で退職される職員の内山さんへ

これまでの感謝の気持ちを込め、感謝状と記念品の進呈式を行いました。

この日は立体系3コース全学年の大掃除の日。タイミングを見計らって、有志の学生がたくさん集まってくれました。


まずはじめに、職員の上野さんから 感謝状の進呈です。

賞状は、職員の長谷さんがつくりました。よーく見ると、鳳凰の顔が内山さんになっています!

次に、有志の学生を代表し、プロダクト3年の道雄くんから記念品と感謝の言葉が贈られました。

品物は、ジョエ・コロンボ デザインのboby wagon。

ご協力下さった非常勤教員の皆様、学生の皆様、ありがとうございました。


最後に皆で記念撮影

簡単な式になってしまいましたが、サプライズは大成功!!内山さんの いろいろな表情が見られました♪

寂しいですが、今年度も残り1ヶ月です。

学生の皆さん。研究室は年度末休暇中も空いてますので、遊びに来て下さいね。

卒展看板PD

ところで卒展会場のプロダクトデザインコースの部屋の前にある「PD」の2文字。これ、実は今回の卒業制作で余った木材でできています。

下から20センチくらい「塗り残し」がありますね。

作ってくれた立石君いわく「作品としてはこれで完全、そして今後を期待させてくれるもの。」

という卒展の作品と生徒を意味しているそうです。この看板がある部屋にて、皆さんのお越しをお待ちしています。

明日、ついに最終日。皆様、是非、午後五時までにお越しを。

卒展JIDA講評会、明日は最終日!!

今日は土曜日、明日で最終日になります。

明日は5時までで搬出になります。

毎日のように数多くの来場者に観に来ていただき感謝です。

また、他大学含めて、卒展は観てまわって間違いないです。アイデアの宝庫。

そんな卒展をJIDA中部の方たちはまわって講評し、優秀者は表彰するという素晴らしい企画を何十年もやってきてます。

今日はそのJIDA中部の方による講評会でした。

造形のプロダクトとして、今回全体的に気をつけたことをひとつあげるなら、モノではなくコトであること。

トランスポーテーションでも、いきなりクルマを考えるのではなく、そのモノを含む全体を包括するコトを分析します。

そうすると、簡単にこれはクルマだとか、照明だ!とか割り切れないモノがいっぱい出来てきます。

今日のトップバッターは岡野くん。岡野くんも、散々、これはアートなの?デザインなの?と言われ続けて1年間。

やはりJIDAの方からも同様の質問。生々しくドロドロした部分もデザインです、という答えがあっているかは分かりませんが、、、

でも、自分の現したい世界を具体的に見せる、体感させようとする努力は誰よりも強かったと言えます。

観ての通り、多くの自画像が壁面に描かれて、来場者との一体感が感じられる作品になりました。

個人的に、いや、多くの人が、これはプロダクトなのか?でも、それでも、それでも、それでも、それはそこにあるし、何かがありそう。

意味があるだけがプロダクトなのか?シンプルや機能的であることだけがデザインなのか?

意味がないこと、生っぽいことにも震災以後意味があるのではないか、そう問いかける作品になりました。

つぎは展示室に戻って、プレゼン。全員分はありませんが、写真がブレてないものを紹介していきます。

鈴木さん?いや僕がプレゼン。。。。なんかさくさくプレゼンできちゃうなぁ〜と思いましたが、これで二回目!?プレゼンは自分でしましょうねぇ。。。

つぎは松田さん。デザインセンス溢れる作品。

落ち着いてます。クールです。

デザインもクールです。やはりデザイナーなら誰しも分かる見せ方の良さ。パッケージ、展開図、Tシャツの流れ。

文字もありますが、パッと見て分かるのは大事です。こちらもモノではなくコト。店頭からギフトになって、ハンガーになって、コト全体がデザインされているのが素晴らしい。

単にTシャツのグラフィックだけでもなく、コミュニケーションだけでもなく、パッケージだけでもなく、、、全てデザインする。展示もデザインされているからこその説得力。

来年から晴れてデザイナーですが、ジャンルにとらわれない素晴らしい仕事をしてくれると思います。

おつぎは黒木くん。

短期間で完成度をあげて頑張りましたが、あともう一歩頑張るともっともっと良くなったとおもいます。

おつぎは毎度おなじみ舟渡くん。作品の中の下の方に女の子が。快楽ですねぇ。え?プレゼン中?

こちらの方たちもプレゼン聞いてません。。。不思議なのは舟渡くんの作品に入っちゃうと快楽すぎて軽くトリップしちゃいます。

みんなハッピーになれる、御託はいいからさ、入ってみてよ、楽しいから。そんな快楽空間。

でもでも、、、こうなるまでには多額の借金?ではありませんがお金もかかりましたし、ものすごい汗と涙の作品なんです。

人が理解出来るレベルではなく、人が楽しめるレベル、というのはプロダクトにおいては最高レベル。そう簡単ではありません。

プロダクト4年卒業制作担当の非常勤の先生方の、厳しいご指導、プロダクトデザインとしての完成度を上げなければ成し得ない作品。

おつぎは上野くん。プレゼン大成功!プロジェクションに合わせて見事に説明。三菱自動車様やトヨタ自動車様などクルマ関係のデザイナーの方たちにも好評でした。

やはり、プレゼンは見せ方、流れ。

面倒でも音や映像、動画、五感をフルに使うこと、事前にしっかり流れをつくっておくことが大事ですね。

おつぎは松野さん。

本が三色になり分かりやすくなりました。戸谷先生のアドバイスは大きかったですね。

プレゼンもいい感じ?自慢のポートフォリオも完璧です!実はプロダクトのポートフォリオ、今年はみんな頑張りました。

こっそりポートフォリオがありますので、ご覧になりたいときは学生に話しかけてみてください。

おつぎは服部くん。

スパイダーチェア。実際に座って体感出来る実寸実物。角に展示になりましたが存在感はピカイチ。目立ちます。

影の出方もいいですね。毎日のようにサンダーを掛けてアルミ板で怪我しないように、努力を思い出します。

本当によく頑張りました。

おつぎは小中さん。この女の子は素晴らしいプレゼンをしてくれました。JIDAの方に「いくらでやとったの?」と冗談を言われるくらい。笑

こちらも、子供のオモチャなんだから、子供にも大人にも分からないと、と厳しい指導をして下さった非常勤の先生方に感謝ですね。

この女の子も何も説明していないのに、どんどん遊んでいます。

いいですね。こちらも楽しめるレベルまで出来ているのでしょうか。

見ているみんな笑顔。こんなふうなモノが出来たらと、想像するのと、実際に楽しめるかは別物。それだけに説得力あります。

来年からはオモチャのデザイナーとして活躍してくれることでしょう。

おつぎは福田くん。実は細かいところまで作り込まれています。

今年のいいところはみんな妥協が無い。しっかり出来た作品が多いこと。だって裏のプラの曲げだけで、、、、、○万円!すごいこだわってます。ほんと。

展示も綺麗にできました。いい作品です。

でも、関係ないんですけど、、ほんとにそんなに野菜好きなのかな??そこだけこんどちゃんと確かめてみたいですね。

最後にプロダクトではなく、工芸の塩野谷さん。是非JIDAに評価いただきたいということで飛び入りプレゼン。こういうの大事です。

ちなみにいままでず〜っとJIDAの受賞者は工芸が必ず一人。そして毎年工芸はレベルが高いと言われ続けてきていました。

今年はプロダクトも頑張りましたが、今年の工芸も負けていません。めちゃレベル高し。

こちら。実物を是非見てください。すごいです。

いわゆる家具の中身に使われる部材の良さを生かした作品。

今の家具って大体表面に木の皮を貼ってあるわけですが、その中の部材だけでつくってます。

これが塩野谷さんの作品だと大理石のような美しい文様が出て綺麗なんです。

素晴らしいですね。工芸コース。

ということで全員プレゼンして受賞者を決定。いままでプレゼンしてきた19名の中から2名(優秀賞、最優秀賞)を選びます。ドキドキ。

まずはJIDA優秀賞は舟渡くんの自己快楽の公開。

そして、最優秀JIDA賞は松田さんのTHINK。

さすがはJIDAの皆さん、プロダクト4年生も納得の受賞者で満面の笑顔。総評では各JIDAメンバーから他のもよかった、受賞はしなかったけどよかったよ、と有り難いお言葉の数々。午後1時からはじまって、4時まで3時間あまり熱心なアドバイスで学生達も感謝感激でした。ありがとうございました。

おしまい。

といいたいところですが、舟渡くんが何か展示が変わってます。

来場者からも「毎日なんか違うね」とか「ん?またなんか変わった?」と言われてますが、

プロダクトコースの展示は毎日ベストを探していますw

卒展ラストスパート!あと2日!

今日のトップバッターは上野くん。

トランスポーテーションを考えて考え抜いての提案。

以前のブログで紹介しましたが、白い車体はなんとプロジェクションする為だったんです。

モックアップ、模型ってなんなんだろうって意外と考えないものですが、しっかりと見せ方、説明の仕方を考えてあります。

バイクの見えない部分を映像で見せて、なおかつ新しい見せ方を提案しています。

初めての挑戦で実は簡単ではなかったわけですが、なんとか出来上がってきました。

車体は塗装しなくてもいろんな表情を疑似体験できます。ある種デジタルメディアとしてのプロダクト提案。

ときに領域を越えるというのは、デザインする上では当たり前のことなのかもしれません。

もちろん、プロジェクションするからといってもディテールまで精巧に仕上げてあります。

おつぎは黒木くん。

「しずく」の形状を型抜きして必死に頑張ったかいがありました。

ウォータクラウンの一瞬の美しさをいかに感じ取ってもらえるか、なかなか綺麗に仕上がりました。