芸術の秋

芸術の秋。

秋も深まり、紅葉の美しいキャンパス。

寒さが厳しくなるにつれ、、、、なぜか、学内は逆に活気づいてきます。

もちろん、年明けの卒展、就職活動、個展とあるわけですが、不思議なものです。

暖かい季節はもっと頑張れるはずなんですけど。。。

例に漏れずプロダクトデザインコースも慌ただしい季節。

たまにはリアルタイムなブログを、というわけで、本日金曜日の夜8時。

プロダクトアトリエ・学内散策してみました。

1階のプロダクト加工室をのぞくと四年生が所狭し!と製作活動中。

卒展まで寝ず食わずのハードワーキングに突入してます。

4年の豆田君は実物大でバイクのデザイン。

同じく4年の原君は何か一生懸命削ってます。

立澤君は等身大で何か作ってます。

指田君はアルミニウムで椅子を作るようです。もちろん実物大。

実寸図面だけでも大迫力!

皆さん実物大だけに出来上がりが楽しみです。

2月に行われる卒業制作展を楽しみに待ちましょう。

さて、外に出てみると、どこからともなく?いやいや近くで山火事?というくらいの黒煙が立ち上ってます。

そう!今週は大草古代釜で陶芸コースや陶芸部が三日三晩寝ずに火入れしています。

秋の夜長、月夜を眺めながら、焼き芋焼いたり、餅を焼いたりしながら、、、ひたすら薪を焼べてます。

今年は頼もしい陶芸コース一期生がメインで頑張ってました。

写真左の男の子は視覚伝達の竪山君。

差し入れは庶務課の皆さんや、大橋基弘教授、プロダクトの品川誠教授、

お汁粉のお餅を非常勤の水野先生。

栗の木ランチの田中さんがお菓子の差し入れなどなど、、、、

いろんなコース、専門の学生、教職員の協力で大草釜が成り立っています。

炊き出しで通称”坪汁”と呼ばれる豚汁は陶芸の坪井先生。

とっても美味しいんです。。。

去年は私も一晩寝ずに釜の番をしました。

というわけで3年のアトリエに戻ると夜の10時過ぎてますが、多くの学生が頑張って作品作り。

 

後ろの上野君もレンダリングに精を出していました。

実は、こんな感じでほとんど毎日深夜遅くまで1年生から4年生までプロダクトコースの学生達は頑張っています。

もちろん好きなプロダクトデザインだからこそ。

みんな必死です。

興味のある方は、ぜひ、夜電気の点くプロダクトの部屋を覗いてみてください。

きっと、おもしろいことを集中してやっていますよ。

研修旅行4日目前半

研修旅行最終日。
早起きして気持ちのいい朝です。今日はいい天気になりそう。

まだ暗いうちからパン作り。といっても、時間がないので生地を発酵させるところまではスタッフの方が準備して下さっていて、あとは形を作って焼くだけです。
いい釜ですね〜。これも手作り。

うまく焼けるかな。
焼き上がるまで、ワクワクしながら少し待ちましょう〜。

その間、ビレッジ内の紹介しきれなかった景色を紹介します。
女子が泊まったコテージです。見渡しのいいテラスで歯を磨くと本当に気持ちいい。

そうそう、ツリーハウスの紹介をするのを忘れていました。

ヘタな説明より、とにかく写真を見て下さい。
生き物を土台にして作られる建築。この家が倒れるのはこの樹が倒れる時。
建築というより巣。鳥になったみたい。
大きな命に抱きかかえてもらっているような気持ちになります。人間も自然の一部だと。

写真ではなかなか伝わりませんが、ビーチロックビレッジの周りは本当にこのビレッジ以外は全く人工物が目に入らないような森です。

こんなところにこれだけの施設を作ったビーチロックビレッジの皆様、発起人の高橋歩さんのすごさを改めて感じます。
そうしている間に、パンが焼き上がりましたよ!

焼きたて、いいにおい!美味しいパンと一緒に朝ご飯。
食べおわったら、慌ただしく荷造りをして、もう帰る時間です。

研修旅行3日目その4

夜はバーベキュー!牛、豚、鳥、野菜もたっぷり。スタッフの方々がすっかり用意して下さっておりました。

男の子達が飛び散る油でやけどしながら焼いてくれたお肉を食べるだけで申し訳ないけど、美味しい〜。
とっぷり日も暮れた沖縄の山の中で、美味しいバーベキュー。話がはずまない訳がない。ディープな話も、バカな話も、あちこちで盛り上がりました。

そして、なにより美味しかったのは、女性スタッフの方々が作って下さったおにぎり!いつのまにこんなにたくさん、、、と思うほどたーっぷり握って下さったキレイなおにぎり、本当に美味しかったです。

同じものを食べても、いつ、誰と、どこで食べるかによって全く味が違うというのは、人間がロボットではない証拠。
私達はモノをデザインする事に日々一生懸命になっています。
例えばこのお肉をどんな器で食べるのが美味しいか?どんな椅子に座って食べたいか?
でも、絶対に忘れてはいけないのは、お肉が美味しくなるのは、器が使いやすい時、椅子が心地いい時、”だけ”ではないということ。
モノばかりを見ていては決していいデザインにはたどり着けないという事を改めて考えさせられます。

一通りお腹がふくれた後は、学生が用意してくれたビンゴゲーム大会で盛り上がりました!

ビーチロックビレッジの方が、商品にオリジナルTシャツとDVDを提供して下さったことで、一層盛り上がりました!
ビンゴで当たらなかった人は買ってでも欲しがったオリジナルTシャツ。
みんなこの時までにはすっかりビーチロックビレッジのファンになっちゃってたって事ですね。

その後はトランプ大会。トランプなんて何年ぶりだ???
でも、みんな結構負けず嫌い。はじめは「大富豪」で盛り上がり、後半はあまり頭を使わなくてもいい「ババ抜き」。でも、10人弱でババ抜きはほんとに終わらない!同じカードがぐるぐるぐるぐる。。。。ねむーーーい。でも決着つくまで終われなーーーい。

永遠に続く!?かと思われたババ抜きもなんとか決着がつき、ビーチロックビレッジ最後の夜はにぎやかに終了。

最後におまけのエピソード。
ビーチロックビレッジには夜になると、たくさんの巨大なかたつむりが出没します。初めて見たときはその大きさにびっくり!カラの形もサザエのようなかんじで、本土のかたつむりとは全く違う。

わー、すごーい。めずらしー。と、捕まえて写真をとっていた研究室職員U。
後に、スタッフの方から、「アフリカマイマイといいまして、猛毒があるので絶対に触らないで下さい。」とのインフォメーションが。。。(‘_’;)
ぎゃーーーーーーーーーーーー。

でも、毒があるのは粘液の部分で、Uはカラ部分しか触れなかったようで、大丈夫でした。ふぅ。。。

よく見れば施設内には危険を知らせる張り紙が、、、。

アフリカマイマイの隣にある、同じく樹液に毒がある「クワズイモ」。本土では観葉植物として売られていたりするのですが、、、。種類が違うのかな? Uがかつて働いていたデスクにも「クワズイモ」が飾られていたのですが、、、、。
猛毒とニアミスのUでした。

研修旅行3日目その3

リバートレッキングから帰ると、希望者のみですが、染物体験をしました。
サンピン茶(ジャスミンティー)でTシャツを染めます。

冗談も交えながら、楽しく教えてくれるスタッフさんは大阪人。
常にツッコミどころに目を光らせて、隙があればすぐにツッコまれます(‘v’;)
いじられキャラの学生はすっかりいじられていました。
そうしているうちにいつの間にかみんな仲良く、1つの輪に。笑いの力って大きいですね。

さてさて、どんな色に染まるのかな〜???

絞って輪ゴムで止めたところだけ染まらずに残ります。
1人1人違った絞り方、違った染まり方に仕上がりました。

学生に混じって研究室職員も飛び入りで参加。
職員のTシャツは「大人の一品」に仕上がりました。。。!

染物体験に参加しなかった学生は、その間何をしていたかというと、、、、。
写真を撮ったり、犬と遊んだり、カフェでお昼寝したり、、、。

このカフェのソファーがホントに気持ちがいいんです。
目の前に緑しか見えない!目にいい〜。
そして気持ちのいい風が吹けば、間違いなく寝てしまいます。
夏は一ヶ月以上連日30度を超える名古屋で、小さな窓しかないコンクリートの壁に囲まれた部屋の中で、エアコンをつけていると、「絶対に間違っている!!」という気分になります。外の方が気持ちがいいなら、外に出ましょう。亜熱帯化している日本のリビングはこうでなくっちゃ。虫?防犯?冬どうする?そんなの二次的に解決しましょうよ。。。

そうこうしているうちに日は暮れて、最後の夜のバーベキューの時間に、、、。

研修旅行3日目その2

リバートレッキングから帰ってくると、ビーチロックビレッジのスタッフの方々が昼食を用意していて下さいました。
直火で作る焼きそば。本当に美味しかったです。

そして、この昼食でも大事な学びがありました。
一生懸命スタッフの方が作って下さった昼食を黙ってもくもくと食べ始める学生に、スタッフの方々から一言。私達が毎日食べている食事は全部、他の動物、植物の命を奪って手に入れているものだよって事をもう一度思い出してほしいと。

本当におっしゃる通りです。これも都会生活ではついつい忘れてしまう事ですが、大事な事ですよね。何の為に「いただきます」を言うのか。それは、「大切な命をいただきます」って事です。そんな話をわざわざ時間を作ってして下さったスタッフの方に感謝です。

研修旅行3日目 その1

研修旅行3日目は、リバートレッキング!

昨晩はビーチロックビレッジでの初めての夜。虫達と格闘した学生は若干寝不足気味でしたが、みんな早起きしてしっかり朝ご飯。

朝から強く降っていた雨も、だんだんと小雨になってきて、予定通りリバートレッキングにしゅっぱーつ!!

宿泊先から数十分、川のあるところまで車で移動してから、いよいよリバートレッキング開始です。

すべる足下を気をつけながら、前に進むうちに、珍しい虫、植物、に出会います。

昨日のキレイな青い空から一転、しとしと小雨が降る薄暗い空の感じが、かえって原生林の中を進む探検気分を盛り上げてくれます。

足場の悪い所では、両手両足をうまく使わなければ前へ進めません。

にぎる すべる ふみしめる おす ける およぐ   

都会での日常生活では忘れてしまいがちな「身体感覚」は、モノ作りに携わる者にとっては、本当はとっても重要な力。
それは教室での授業や、本を読んだり美術館に行ったりするだけでは絶対に身に付かないもので、こういった体験を通してまさしく「体で覚える」ものです。みんな全身を使って、水の冷たさ、岩の固さを確かめていました。

1時間ほど進むと、飛び込みができるスポットが!
男の子達はほとんどがチャレンジ。
見ているだけでもこわ〜い。でもみんななかなか上手。飛び込んだ瞬間の感覚、忘れないでね。

さらに進むと、大きな滝が。
マイナスイオンをいっぱい浴びて、みんなで記念撮影。そこには少しだけたくましくなった学生たちがいました。