マスプロジェクトやってマス。

9月下旬、名古屋市中区の国際デザインセンターにて「マスプロジェクト」と銘打った若手デザイナーによる新商品コンペが行われました。このプロジェクトは岐阜県大垣市の名産品である「升」の復権を目指し、大橋量器などの企業と本コース非常勤講師の鈴木光太先生などを中心とした若手デザイナーが、新たな升の商品開発を提案していくもので、名古屋造形大学からも、プロダクトデザインコース4年生の上野くん、立石くん、土井さん、2年生の森田くん、工芸コース3年生の川村くんが参加し、10月25日(火)の日本経済新聞に紹介されました。

みんなの作品、はさみマス、奏で枡、MASS BLOCK、マスピーカー、そうじ枡、オトマス、灯し枡、などなどはマスプロジェクトホームページの左のリンクLineupから見る事ができます。

どの作品も、「測る」「飲む」といったこれまでの枡の機能にとらわれることなく、伝統的なイメージすらもくつがえすような独創的なアイディアがいっぱいです。先日ポートメッセ名古屋で行われたメッセナゴヤでも紹介され、好評を博しました。

4年生上野くん。バックの図面は上野くんが卒業制作で取り組んでいるバイクのデザイン。

中でもプロダクトデザインコース4年生の上野俊介くん(写真)が提案した、スマートフォンで音楽を楽しむ為の小型スピーカーの提案は高く評価され、すでに試作品の製作が決定し、商品化に向けてプロジェクトが進んでいます。来年2月に東京で行われる東京ギフトショーに出展され、全国の雑貨店などに並ぶ予定です。

若手デザイナーの力で、新しい枡ブームが到来するかも!? 日本が誇る伝統工芸、「枡」の未来がマスマス楽しみになりますね!