史上最強?プロダクト卒業制作写真撮影

卒業制作も佳境を迎えました。

ついに、ついに、、、本日、作品集用の写真撮影。
卒展まで一ヶ月ほどありますが、全てが80%くらい?完成し、撮影に臨みました。

史上最強というのは名古屋造形のプロダクトの史上ですが、いろんな意味で今までなかったことが出来ています。

こんな時も

こんな時も

ありましたが、無事??撮影に臨むことになりました。

今年何が史上最強かと言えば、まず大きさ(笑)ひとり2メーター四方が作品サイズなんですが、4メーター四方の舟渡君を筆頭に収まらない作品の数が史上最高。

次に作品のバリエーションが史上最強。もちろんクルマやバイクもありますが、バイクでも普通のバイク?と呼べない新しい機構やデザインが満載。

上野君の作品も、もちろん実際のサイズ。実寸。スピードメーターやミラーはありませんが、全てHMDでヘルメットを冠るだけで情報が全てわかります。

HUDも最近は見られるようになってきましたが、さらに上をいくHMDでバイクの操作性を向上しています。

ちなみに自衛隊が導入を計画している次期戦闘機のF-35もアビオニクスはHMDで、操縦席からは床が透けるように360度空が見渡せますが、

バイクヘルメットでも今後は同様の技術が応用される日は近いのかもしれません。ちなみにヘルメットは座席のカバーになっており、

駐車時にはシートに被せてロックされ、盗難防止、シートの防水、車両情報のインターネットへの通信など、様々なアイデアが組み込まれてます。

次世代のトランスポーテーションのカタチが感じ取れます。

次に、立石くんの作品。だいぶ出来上がってきました。

こちらも巨大な作品。人の大きさから作品の大きさがわかります。もちろんただ大きいだけではありません。全てのカタチに理由があります。

名前は「Sputnik」世界初の人工衛星であるスプートニック号からネーミング。「世界初の」という意味ととその形状からこの名前に。

これは使われていなかった頭上の高い位置から空間をデザインするというもの。空中に収納や照明、さらにはスピーカーを内蔵しています。

一番左の水色のものは棚。この一連の作品の象徴的な作品です。空中の空いたスペースに物を置くことを可能にします。

左から二番目と四番目の透明の球体はスピーカーであり照明。カタチ、内部構造が見てとれますが、奇をてらった形状ではなく、複雑な構造にも理由があります。

球体の真ん中に光ってる部分がありますが、そこがスピーカーユニット。たった8cmしかない小さなスピーカーが上向きに内蔵されています。

上側に出て行く高音は指向性(音の方向性)が強いのですが上面についている逆円錐型の反射板で直角に反射し、360度全方位に均一に広がります。

ユニットが小さい為、高音を反射するだけでなく多少増幅させるため反射板の厚み、素材もテストを重ね最適な形状と厚みになってます。

またデザイン的にもユニットの裏側にLEDを付けて、透明素材の透けたり光が反射するところも考慮されています。

ユニットの下側に出て行く低音は指向性が少ない為、一度黒いバスポートで下側に噴射するように整流し(一次エンクロージャー)

さらにその下の小さい半球(二次エンクロージャー)で増幅し、半球の上側のフチから一番外側の半球(三次エンクロージャー)

に吹き出して、最後は一番下のバスレフポートから低音の空気が出るように設計されています。それぞれ3つのエンクロージャーの

体積を計算し、それぞれの半球のサイズ、ポートの大きさをテストを重ねながら決定し、8cmのフルレンジスピーカーユニットから出る弱い低音を効率良く増幅させています。

第19回名古屋造形大学卒展では実際に音を鳴らし、照明を光らせて、実働させます。その驚きの世界初球型トリプルエンクロージャーのサウンドをご堪能ください。

「Sputnik」のある空間では、どこでも素晴しい音を楽しめます。

大橋君の作品はクルマ?船?どちらでもありません。

新しい最高にエキサイティングな水中も飛び込みもスピードも演出も追求したレースを想定し、デザインされたレース専用機です。

陸走では200km/h以上で走行し、水中に大きな水飛沫を上げながら飛び込み、様々な演出を考慮しながらデザインされています。

土井さんは、照明の提案。

とっても美しい画像がスタジオ撮影されました。

中間発表から、長く、長く、本当に多くの試行錯誤を重ね、身近なとある液体で作り出されるフラクタルな世界。

とある液体と書いたのは、ほんとにこの液体には今年は御世話になりました。特許ものです。

パテの変わりになったり、有機溶剤で溶けなかったり、、、照明になったり。

制作とは、一筋縄ではいかないもの。いつも時間だけ掛ければいいモノが出来るわけではありません。

試行錯誤も、失敗は経験にはなりますが、無駄になってしまうこともたくさんありました。

そこから産み出された貴重な「光」。

服部君は、これまた凄いインパクトのある椅子!の提案。

彼岸花(英語名スパイダー)をモチーフにした椅子はものすごい迫力ですが、カタチは奇抜なだけではありません。

多方向に広がるアームは照明が組み込まれていて読書灯になったり、花びらのようなクッションは様々な座るスタイルに合わせて移動できます。

実際に座ることが出来ますので、その画期的なチェアーの座り心地を是非御体感ください。

春日くんの作品。キャンプファイヤーやアウトドア嗜好のターゲットに向けた商品提案。

薪を焼べて火を楽しみ暖を取る、人間古来の本能的行動を分析し、デザインに反映しています。

具体的に、薪を焼べる動作、火を楽しめる高さ、灰の回収から掃除の仕方。キャンプでの使用スタイル、時間、、、

様々なアウトドアでの使用シーンを想定しデザインしています。また完成度も非常に高く、そのまま高温での使用に耐えうる構造、素材で出来ています。

水田さんの作品は茶香炉の提案。

写真もとっても和風で綺麗に出来ました。お茶を焼く時に生じる香りをいかに楽しむか、実際に試作で確認しながら実寸サイズの作品を作り上げました。

ただお茶を楽しむだけでなく、仕草、作法をうまく取り入れてデザインしてあります。

松野さんの作品。様々な本の大きさを統計をとったり、サイズを計ったりしながら段違いの本棚をデザインしました。

組み合わせる事で、この段違いが生きてきます。素材もロシアンバーチという高級木材を使用し、高密度で剛性の強さを生かしたつくりになってます。

ロシアンバーチはオーディオスピーカーなどにも最適な素材ですが、今回の段違いの形状では支柱レスにするため部材の強度を生かしています。

黒木君の照明作品。

まだまだ途中段階ですが、水滴のカタチを生かした美しい光が見えてきました。

こちらも1メーターほどの高さのスタンド照明が三本ほど出来上がる予定です。アクリル素材を生かした照明デザインです。

まだまだ数多くの作品がありますが、スタジオ写真(8名)は写真がカメラマンさんからあがってきましたので、アップしました。

残りDギャラリーで撮影したデータは明日あがってきますので、また追ってアップします。

ちなみにDギャラリーが5名ほど。あとの5名は自分で撮影!ですから、今回ご紹介したのは半分程度となります。