塗装室リフォーム計画

私たちのプロダクトデザインコースでは自分がデザインした物をモックアップとして制作する事があります。

実際の製品に近づけるためによりリアルなディティールの作り込みが必要になり、そこで行われるのが塗装という行程。塗装はただ美しくなるだけでなく、輪郭をはっきりさせたり外部劣化を防ぐ事が出来ます。学生たちはこうして製品の成り立ちを肌で体験しながら技術を取得していきます。

今年も卒業制作や授業で塗装室を活用していくために学生と教職員で塗装室のリフォームを行いました。

これがリフォーム前の塗装室。 長年の歴史が蓄積され、いろんなところに汚れや破損があります。まだまだ使用可能ですが、これからも使えるように思い切ってリフォームしていきます。

まずは清掃、いらない廃棄塗料や乱雑に配置されていた棚などを移動して部屋をきれいにします。

これは水洗い後の塗装室。長年のゴミがたまり、手応えのありすぎる清掃でした(笑)

そして養生、生乾きになるのを待ちます、、、、、、、、、、、、。

下塗りの開始。養生されたコンクリート床にプライマーを塗ります。

4年生がお手伝い。彼らも卒業制作でここをたくさん使用するので使いやすい環境にしましょう!

プライマーを乾燥させるために1日放置。ここで手を抜くとはがれやすい床になってしまうので丁寧に丁寧に、、。

後日、ついに塗料を塗ります。色はNZUカラーのグリーン、目にも優しくて落ち着いた雰囲気に、、、!

ガシガシ塗ります!

デザイナーとしては細かいところも気になります。

そして、、、、、、、、、、、、、。

きれいなグリーンの床に!

あとは乾燥を待つばかりですが、これで終わりではありません!

またまた後日、ここは木工室。

皆さんせっせと木材を加工しています。いったいなにが出来るのでしょうか、、、。

こうして自分たちの使う物を自ら作る事が出来るのも大学の豊かな設備のおかげ、自然と工具の使い方や加工方法などが習得出来ます。

たくさん切ります!

非常勤講師の先生方もお手伝いしてくださいました。日曜大工で培った技が冴え渡ります!

戸谷先生

青木先生

設計、指導は小林先生(一番右)本職は家具職人なので抜かりがありません。

いよいよ形になってきました。

もうお分かりでしょうが塗装室で使う棚を制作していました!

場所をうつして塗装室。加工した木をくみ上げていきます。

きれいに採寸された部品は一瞬で組み上がりますね。

どんどん出来ていきます。

30分もかからないうちにここまで完成しました。

棚も取り付け、これで収納も万全です。

そして、、、、、、、、、。

完成!

以前より見違えるようにきれいに使いやすい空間へと生まれ変わりました!

学生と教職員が共同して少しでも良い物になれば、と努力した成果が出たリフォームとなりました。

おつかれさまでした!

中間審査開催のお知らせ

卒業制作の中間審査を行います。

日時:10月24日(水) 9:20〜16:00(終了予定)

場所:C305講堂

対象:建築デザインコース・インテリアデザインコース

プロダクトデザインコース・ジュエリーデザインコース・工芸コース

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4年生の皆さん、3分間という短い時間で 相手に”伝わる”プレゼンができるよう、全力を尽くしてください。

シヤチハタ最終発表

9月下旬、シヤチハタ株式会社にて3年生が最終発表会を行いました。

前期の授業の中で、産学共同として行っていましたが、とうとうこの日を迎えましたね。

皆さん、夏休み中に案を上手く練り直せたでしょうか?

当日はシヤチハタ株式会社の船橋社長をはじめ、企画・広報室の方々にお集り頂き、多くのご意見を頂戴しました。

今回は実際の商品化を踏まえて社員の方々に点数をつけて頂き、最後に表彰式を行うことになりました。
皆さんの表情から緊張感が伝わってきました。

発表中は自分自身を落ち着かせ、決められた短い時間の中でいかに相手にコンセプトを伝えられるかに苦戦しながら頑張っていました。

中にはモックを持参し、社員の皆様の手に取って頂きながら発表する学生もいました。
皆さん、納得のいく発表はできたでしょうか?

発表も終了したところで、結果発表を行って頂きました。
予定よりも時間が押していたため、優秀者の発表のみとさせて頂きました。

以前から何度も本学にお越し頂き、皆さんに商品化についての視点からご指導して頂いたシヤチハタ株式会社の清水様より発表して頂きました。

結果、3名にそれぞれの賞が授与されました。

最優秀賞(最高得点):渡辺 愛子
シヤチハタ賞(次点):森田 裕之
デザイン賞(デザイン最高得点):栗谷本 良太

この賞以外にも川村君・中間さん・長谷川君にも賞が授与されました。

皆さん、いかがだったでしょうか?
実際に企業の方に直接ご指導頂ける機会は少ないです。
この経験を活かし、大きく成長していって下さい。

またお世話になったシヤチハタ株式会社の皆様、貴重なご意見・ご指導頂き、誠にありがとうございました。
この場をお借りしてお礼を申し上げます。