沖縄研修旅行2日目後半

瀬底島を後に、今帰仁の道の駅へ。

道の駅には、beach rock villageの方々がお迎えにきてくれました。

全員が乗れるようにレンタカーを手配して頂き、ジープチェロキー!!2台、ワゴン1台、レンタカー2台、、、

みんなで便乗して山道悪路走行でビーチロックビレッジを目指します。

女性陣はなぜかこの絵の書かれたラブワゴン?風のワゴンに全員乗車。

今帰仁の山に入ると、、、もうそこは見た事も無いジャングル!おとぎ話の世界!

もものけ姫が傘にしていたような直径1メーターはありそうな巨大な葉っぱが群生していたり、

2メーター以上ありそうなシダ!があったり、映画アバターを現実にしたような自然が溢れていました。

ちなみにクワズイモと言われるもものけ姫の傘みたいな植物は毒性が強く、樹液にふれると肌がタダレたり、

猫や犬が食べると死に至るほどらしいです。写真の小判のような紋様のある木に触れるとお金持ちになるというジンクスがあるとか。。。触るの忘れてました。。。。

ヴィレッジに到着すると代表のAKIさんからビーチロックヴィレッジの紹介、オリエンテーション。

なんと、、、信じがたいことに、土地の開墾、開拓、建物から、道、歩道、水道、電気、、、ほとんど全て手作り。

水は毎日2トンあまりを汲んで運んでくるそうな。また衣食住のツール、道具も出来る限り手作り。

すべてファクトリーと呼ばれる工房(写真)で作製しているそうです。

もちろん、この工房も全て手作り。ストローベイルハウスと呼ばれるものですが、ワラを漆喰でかためて出来ています。穴ぼこがあちこちあいて窓になっています。

内部は、なんとなくカッパドキア風。土壁。ほんっとにただの土。でも気化熱?放射冷却?で少し自然のクーラーが効いてる感じでした。また半地下構造となっていて、建物の大きさの割に室内空間が広い。ワラに、土で、相当防音効果も高く、内部での工作作業の騒音も出にくい、非常に合理的な造りでした。見た目も最高にカッコイイ。。。。

照明や机、階段や窓、デザインも含め材料から全て手作り、ハンドメイド、ワンオフ。ボランティア。

ん〜、、ボランティアって書いたけど、そんな生半可なボランティアじゃない。。。。

触れるもの、使うモノ、全て作者の意図、ぬくもりが感じられます。

そういったことがモノを大事にしたり、工夫して大切に使う、また次に使う人の為に改善されることに繋がる。。。

道具が徐々に完成されていく、生き物のように輪廻があるプロダクトたち。

ファクトリーの隣は簡易キッチンサイト。朝食などで御世話になりました。

お皿も自分のものは自分で。洗剤は環境に配慮したもの。

キッチンの横にはCHICKEN’s HOUSE。モンゴルのパオ?みたいな構造ですが、こちらも全て手作り。

ファクトリーの反対側にはテントサイト。一泊690円。

中には、テントにゴキブリが居た人も。。。。

がしかし、相棒(二人で1テント)が手で優しく捕まえて外に。(笑)

今になって思うのはこの時点で、まだまだ序の口。これからすごいことに。

ただ、このとき、みんなは「こんなとこで三日大丈夫か?」って感じでした。

とにかく、参加者全員、どんどん自然の世界にはまっていきます。。。

ビーチロックビレッジ到着後最初の夕食。沖縄蕎麦体験の人たちは蕎麦作り。

麺から手作りでソーキ蕎麦をつくりました。

麺をひたすらこねる、こねる、こねる、、、。これがなかなか耳たぶのような柔らかさにならないんです。2人1組でこねたんですが、すぐに腕が痛くなってしまう。そんな中、1人手慣れた様子で生地を丸める学生が、、、。それは4年生の陶芸専攻の男の子!そう、普段の製作で土を練る事に慣れているので、まったく同じ要領でとっても上手に練っていました。

耳たぶになった人も、ならなかった人も、みんななんとか生地をのばし、切って、とっても美味しいソーキ蕎麦が出来ました

沖縄研修旅行2日目前半

7時半amホテルロビーに集合。

観光バスに乗車して移動です。

移動の間も、NZPD教員が眠らせない攻撃?で沖縄の植生、沖縄の文化、沖縄のデザイン、、、これから行くところの説明をしました。

途中、渦中の嘉手納基地を通り過ぎたり。。。

沖縄県、全国で一番観光客が多い県なんですが、基地問題も別の角度で見れば、毎日沖縄の話題がテレビに出ない日は無いわけで、宣伝効果は計り知れません。

那覇市を出発し、1時間ほど北上します。1時間ほど北上して、イオンへ。昼食は各自弁当を買ったり、パンを買ったり。

そしてまずは世界遺産の今帰仁城趾へ。

最高の天気!

説明員の方の説明を聞きます。時間が短いので急いで移動!!

ちゃんと聞きなさい。。。説明員の方、説明しながらなかなかのスピードで城趾を駆け上がります。。。

説明員の方、ごめんなさい。。。どんどん離されて行きます。。


広い城趾で、はぐれたりしながらも、、、さすがは世界遺産。

言葉で説明のいらない世界遺産スケールの感動をみんな共有出来たようでした。

おまけに、今帰仁ネコ。お城の城壁は最高の遊び場みたいでした。

ついでと言ってはなんですが、今帰仁の集落も貴重な文化遺産。

集落を徒歩で見て行きます。と、、、しばらく歩くとエメラルドの海が!

手乗り?とか遊んでる場合じゃありません。あと15分!

ゆっくり、記念撮影、、、という時間もなく、バスに乗り込み、次の目的地、瀬底島へ向かいます。

今回の研修旅行では事前課題として、『遊びのデザイン』課題がありました。参加者全員、ひとり1つはとっておきの遊びツールを考えてきてあるはず??です。

瀬底島大橋を渡ります。大橋の上からは一面バリアリーフ!!珊瑚の砂浜!!

瀬底島到着。ここから3時間、初日なのに、なんと最初で最後の砂浜休憩。

海の家も、シャワーも、トイレもな〜んにもありません。あるのは最高の海と砂浜と洞窟だけ。洞窟でお茶を飲んだり、着替えたり。自然を活用しながら、あとは持ち寄った道具で楽しんでました。

休憩、なのに、、エメラルドの海、、、やっぱりみんな海に飛び込んでいきました。

あっという間に終了!!

さて、次の目的地は今回の研修の目玉!!

Beach Rock Village!!ちょっと、、、画像が多いので次回持ち越し!!

沖縄研修旅行1日目

プロダクトデザインコース研修旅行を10月に行いました。

沖縄研修のコンセプトは「不便、不自由、不親切」。

日頃、合理化利便性を追求されたモノに囲まれて何不自由なく暮らす学生の皆さんにモノ造りの原点、プロダクトデザインの魅力を感じて欲しいとNZPD研究室で企画しました。

プロダクトデザインはインダストリアルデザインとも言われますが、インダストリアルデザインの語源は古代インダス川のほとりで農作業をする際、クワなど、作業を効率化するためにモノをデザインするということが始まりという説があります。真偽の程はともかく、プロダクトデザインをする上で、本来の生活の真の目的を認識することは大切です。

三泊四日という短いスケジュールで、どのような研修を行ったのか、画像とともに紹介していきたいと思います。

セントレア中部国際空港に集合し、ボーイング767で沖縄へ。

ボーイング787の開発が遅れるなか、中型エアバス機として国内でメジャーな機種です。シートはレカロ製。プロダクトデザインを志す学生達には飛行機はとっても興味深いプロダクト。興味津々にはしゃいでました。ちなみに、飛行機のオーディオのイヤホンはどうやって音を出しているのか、一部の学生に宿題を出してみましたが、答えはただのチューブ。シートの内部にあるスピーカーから音をチューブで伝えているだけなんです。多くの搭乗者が身につけるだけに、煮沸消毒や、安全面、盗難なども考慮されたプロダクトデザインなんです。

2時間のフライトを終えて、南の島沖縄に無事到着。

荷物を入れたトロリーバッグで休憩中。

荷物に座る、何気ない行動ですが、よくやりますよね?

実際にプロダクト四年生が座るバッグをデザインしていたりします。

モノレール、ゆいレールで市内の国際通りに面するホテルへ。

その後、ホテルでオリエンテーション。市内観光後、懇親会へ。

沖縄居酒屋で談笑中。晴天に恵まれ、最高の沖縄研修になりそう!って雰囲気で沖縄の産物を”いただきました”!滝壺に落ちたり、、、ヤドカリに挟まれたり、、、そんなことは全然想像してません。(笑)

初日はそんな感じで移動と観光でお終い。翌日からのハードな日程に備えて?深夜遅くまで語らいました。