笑って覚えるが勝ち(価値)!( ´▽`)

目指すは、「笑って覚える知的財産法!」

秩序ある法治国家へのなんという暴言…

(((((だから、公には言えません(^^;))))))

 

でも、

 

お堅いことを覚える =(equal:イコール)眉間にシワ寄せて姿勢を正してお堅く覚える。

では、ないと思うんです。

 

良薬、口に苦し。

孔子の言葉ですが、(逆らうつもりはありませんが)

美味しいのに超したことはない!

 

 

そう言えば、、、

 

小学校の頃、私の”たわい無い”発言が、先生を困らせたようです。

その後、職員室に呼ばれて、、、

怒られるとビクビクでしたが、注意どころか褒められました(´。`;)

 

地球は太陽を中心に左回り?

地球はクルクル回ってる?

北極が上で南極が下?

 

当然な事として浸透し内在化されてる既成概念という厄介なウィルス。

そういう常識というか不文律に対する礼儀が全く備わっていなかった幼少の私。

 

無重力の宇宙空間に上とか下とかあんの?

地球の上って北って決まってんの?

宇宙空間で自分が逆さまになったら、南極が上じゃんか…

地球って、クルクル回ってんじゃ無くて、(計算したらわかったけど)

全然回ってなくて、ずるずる滑ってる感じじゃん…

こういう事を理科の授業中に騒いでた面倒くさいガキだったようです、下尾くん。(^^;)

とにかく、頭ごなしで来られるものには、反発してました。(なまいきリスト常連)

 

だから(なのでしょうか?)、法律は難しいという常識に喧嘩を売ってます。

絶対勝てっこない喧嘩です。

 

(既にフルボッコ状態です)

 

知的財産法という面倒臭い法律を、食べやすくして(できない)、美味しくして(ムリ)、

どーにかしてでも学生達に覚えて欲しい。

 

お堅い内容だからと言って、正座して覚えることはないよ。

笑いながら、食べてね。

 

例えば、

鹿草豹

草陰から鹿を狙う豹の絵を描いた「鹿草豹」という絵

(著作物の定義を美味しく食べる方法)

 

 

武家も行け美観地区倉敷にある美観地区を歩いてる武士の絵を描いて、

デザインを学びたければ、武家[刀も魂の一部]も行け美観地区!という提言

(意匠の定義を美味しく食べる方法)

 

尻偽装

はくだけでスタイル抜群になる夢のようなシェイプアップパンツの広告の絵を描いて、「尻偽装でヒップアップ」という教育の場にそぐわない発明のキャッチコピー

(発明の定義を美味しく食べる方法)

 

特許出願パック

5歳の子供に「出願」というパネルを見せて、「なんと読むかな?」と聞いてる絵を描いて、

「願の字を、ガンとは読めず、五つの子」と言う俳句

(特許出願に必要な書類を美味しく食べる方法)

(最後のやつは、もともと5歳の子に「出(しゅつ)」さえ読めないだろ…というツッコミをレポートに必ず書かれますw)

 

全部の種明かしはしませんが、これらを金澤先生は「下尾メソッド」とお呼びくださいましたが、誠に恐縮です。

でもこれらは、面倒くさい法言語を学生の脳皮にガッチリ食い込ませたいが故の私の脳みそから出た汗が混じった味付け(マズイ)なんです。これで、少しはゴーヤも食べやすくなっているのではと期待します。

 

来年の、決戦の日(3月8日)を控えて、

(ボランティアで、(>_<。) )

知財検定受験対策の特講をやろうと思います。

また広報しますので、参加してね!

 

おいでませ、C305へ。(場所は未定です(^^;))

 

 

プロダクトデザインコース代表 下尾邦之

 

 

 

 

知財のもうひとつの側面…共存共栄

「日本では、デザイナーの地位は低い」…これは…私が30年間、車のデザインに従事し感じてきた率直な印象。 ガンディーニやジュージアーロにデシルヴァ…数え上げればキリが無いビッグネーム達…日本人のケン・奥山氏、和田智氏、古くは児玉英雄氏も海外で名を馳せました。 取り分けインハウス(企業のデザイン部門などに籍を置くサラリーマン)デザイナーの社内での立ち位置は、これほど「デザインが大事」と解った様な声を聞く昨今でさえ、決して高くありません…

12月の声を聞き、本格的な寒さも到来した12月2日(月)、「ものづくりの法律」の授業では、招聘講師を招いての授業となりました。

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御登壇頂いたのは、前期の6月16日にも講義して頂き、女子大生のハートを鷲掴みにしていったコポキャラ株式会社(http://copoc.jp/)の代表:藤原聖仁さんです。(前期で単位が取れても、後期も藤原先生が来られるなら授業に潜り込みます…という学生が何人もいたのです…本当の話。)

「守・破・離」に始まり、知財の知識に留まらず、デザイナーとしての在り方までをリアルなエピソードを交え分かりやすく話して下さる藤原節は、何度聴いても面白く引き込まれます…前回の内容からもバージョンアップされていて、飽きさせない話しの流れが凄い!

(詳しくは前回時のブログ、https://www.nzu.ac.jp/blog/product/archives/date/2014/06 を御参照下さい)

核となる話しの内容は上記の前回ブログに任せて、今回は、少し異なる視点から藤原先生の言葉を見てみたいと思います。

企業にいた時代も含め、私がイメージとして捉えていた知財戦略は、大きくは2つ。
・1つ目は、自分の権利を守ることで他からの盗用を防ぐディフェンス作用。
・2つ目は、権利侵害している可能性がある競合を相手取り利益に繋げるオフェンス作用。
この2つは解り易い。
今回、目からウロコだったのは、サラッと紹介されたデザイナーのプレゼンスについての話。

…当日、御同行頂いたコポキャラさんのスタッフのお1人:謎のイラストレーター「かずはりんぬ氏」です。 藤原先生によると、彼女はコポキャラ社の社員でありながら、個人的にもイラストレーター、タレント、ブロガー、TVレポーターなどとして幅広く活動しているとのこと。(http://kazuharinnu.com 参照…御本人も作品に負けず、ユニークで魅力的なキャラクターです。)

cardつまり、彼女は「インハウスデザイナー」でありながら「フリーランスデザイナー」でもあるのです。 「インハウスデザイナー」の場合、その仕事の成果物は職務著作となり、会社の名前で公表されることになりますが、藤原先生のアイデアが進歩的な点は、まだ若いタレント(才能)を育てていく為に上記の様な変則的な契約を結んでいる点です。

「インハウスデザイナー」であるメリットは、ある一定の収入が安定することで、安心して創作活動に傾注出来ること。
「フリーランス」のメリットは実名で勝負しながらプレゼンスを上げ、会社の方針に縛られない個性を伸ばせること。
そして、個人の作家としてのプレゼンスが上がれば、所属会社であるコポキャラの利益にも繋がること。

前回のブログで私は、藤原先生のメッセージは、知財を通して見る「デザイナーの自律」だと書きました。
これはデザイナー自身が己を律する「自律」ですが、藤原先生は「若い才能の自立」を身を以てサポートしているのです。
雇用形態を説明する際の「社員のままだと個人名は出ないので…」という藤原先生の言葉の端に、後進育成に対する強い意志と、デザイナーのプレゼンスを上げる為の柔軟な取り組みを見ることが出来ます。

この一見ファジーな関係をバックアップする為に、しっかりした知財についての知識と経験が必要なことは言うまでもありません。
つまり、知財の知識が「オフェンス(offense)」でも「ディフェンス(defense)」でも無い…新しい「コイグジスト(co−exist:共存)」の形に結晶している点です。

知財に於ける共存共栄は、差し詰め「使用権の設定」や「ライセンス契約」などが連想されますが、自由な新しい働き方を定義する為にも、知的財産の知識が有用であることを実践し、証明しているのです。
大袈裟ですが、こういった新しい働き方の浸透が、冒頭の「デザイナーの地位」を高めていくヒントなのかも知れません。

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創作的な仕事を目指す私達が、近い将来、理解ある経営者の下、新しい雇用形態の中で腕を振るうことが出来る時代が…既に幕開けていることに、大きな期待感を感じます。

そして…

謎のイラストレーター”かずはりんぬ”の正体とは…

つづく(…のかな?)

 

左から、スタッフの馬淵さん、藤原代表、かずはりんぬサン、わたくし金澤、下尾先生

 

プロダクトデザイン 金澤

オコ にハマル休日

芸祭を挟んで2週間ぶりの「ものづくりの法律」
いよいよ、著作権という法律の闇の奥深くまでどんどん潜り込んで来ました。

 

今週は、複製権だの、公衆送信権だの、譲渡権だの、著作財産権ということもあり、漢字だらけ、権だらけ、という時間。

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さすがに、レポートに書き写すだけでも大変だろうというヤサシイ親心で、パワポの画面を予めレポートに印刷してあげる大サービス。

 

これで、
「安心して授業に集中してもらえるだろう!」
という親心が、
「これなら、書かなくてもいいや‥」
という子供の心に通じない諸刃の剣ではありましたが、一度やってみようという事で決行しました。
(データ作るの結構大変だったんだぞ(`Д´))

 

終わってみると、結構、みんなには好評でしたね。
おかげで、集中して先生の話を聞けました! (って、ホントかオイ…(-.-))

  

授業終了は12:30。

 

この1週間で気になった知財のニュースの報告レポートも書いてもらうので10分位早めに終了しているのですが、時間通りに帰れた事はありません。。。

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熱心に、昼休みを使って、レポートを書いてくれる学生も少なくありません。
(と同時に、私のお昼休みが刻一刻と蒸発しています…)

 

そこは、待ちます。ご飯が食べられなくても、お昼休みが無くなっても、全員が提出するまで、待ちます。えー待ちますとも。。。
13:20からの3限は、4年生の「卒業制作」ですけど?
待ちます。えー待ちますとも。(>_<。)

 

 

 

 

ちなみに、全回の授業タイトルのベスト5

 

1位 オコ
2位 20人の家族 3人の他人
3位 パソコンにあたふたする先生を見ながら著作権を学ぼう
4位 ポッキーはオリジナルじゃない?!
5位 音楽流れる時間が一番楽しい

 

1位のオコ、には、ハマってしまった。
別に私が機嫌悪かった!とか、学生が怒っている!とか、ではありませんので。

 

言葉(SNS等への書込を含む)における著作性の説明として、創作性のない(オリジナルでない)ありふれた言葉は著作物とはなりません…という事を分かりやすく説明しようとして、

 

「例えば、おはよう!とか、バイバイ!などというのはありふれてますが、誰が最初に言ったかは知りませんが、怒りのレベルを表したオコだの、プンプン丸だの、何やら着火ファイヤーだの、何やらドリームだの、というのは、創作性があるかも知れませんね。」

 

と言ったチョイコメントを拾ったんだと思います。
それにしても、割と大きな記入欄の中に、小さい字で、

 

オコ

 

とだけ書かれていたのにはヤラレマシタ…
こういうセンス、私のツボです。
しばらく、ニヤケながら皆のレポートを採点することになりました。
こういう楽しみがあるから、休日が潰れてもやっていけるんですょ
学生に感謝です。
プロダクトデザインコース 下尾

今日はちょっと寄り道

火曜日の午前11時前。

100名余りの学生が大講堂wのC305に集まってくる。

先週の授業レポートと今週の配付資料を受け取って席に着き、ザワザワが始業のチャイムまでウォーミングアップの様に続きます。

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何を書いても良いコーナーである、Drill5:コミュニケーションエリアでは、

「先生、教室が暑いです(汗)」

「パクリ動画をもっと見たいです」

「お腹がグーグーなって困ります・・・」

「センセー、落書きなんて描いてる時間が無いですょ〜(´Д`)」

 

などというのも少なくない。

まぁ、これもコミュニケーションのうちか(^^;)と苦笑いしながら、赤ボールペンでコメントを返していますが、今回はこんなのがあった。。。

 

「写真を撮る人の表現の自由と著作権、撮られる人の肖像権、どっちが強いんですか?」

 

むむむ、なかなかシビアな質問だ。

そもそも、肖像権は法律で明文化されていないものだし、公共の場で不特定多数の人を撮影する場合は認められないもの。(だと思うw)

 

肖像権は知的財産権では無いけど、すこし寄り道するか・・・

 

ということで、今回は、学生の疑問に答える形で、肖像権の事をすこし説明しました。

スライド2

「肖像権は、大きく分けて2つの側面がありまして・・・・」

「勝手に自分の姿を撮られたり利用されたくない!という人格権としてプライバシーを守る側面と、特に有名な人などは自分の肖像によってビジネスになる場合もあるので財産権の側面もあります。特に商業的に使う権利をパブリシティ権と言います。」

「肖像権はね、写真だけじゃないんです。似顔絵やパロディでも、誰が見てもその人だと特定される場合は、その人の肖像としてみなされます・・・・ナンヤラカンヤラ」

ついでなので、「サザエさんバス事件」を紹介しました。

スライド4

もう38年も前の判例ですが、ある観光バスの車体に手描きでサザエ、カツオ、ワカメの3人を何とか真似て手描きしたものです。

どう見ても、ヘタッピな絵です。原画とはかけ離れたお絵かきですが、誰が見てもサザエさんと分かるし、ご丁寧に、「サザエさん」と文字まで描いてしまってます。

さすがにこれには、作者の長谷川町子さんも怒って(実際に怒ったかは知りませんw)訴訟して、結局は、このバス会社が負けて1800万円以上の損害賠償金を払ったというお話し。

要は、何も連絡せずに、承諾も取らずに、勝手にやるからこういうことになるということを知っておきましょう。

さて、

バスにサザエさんの絵が描いてあれば、子供は、あのバスに乗る!と言いますよね?

人気のあるキャラクターを何かの商品の販売に使えば売れることは分かります。それを商品化権とも言われていますが、パブリシティ権というのもこんなようなものです。・・・なんという曖昧な説明(^^;)

ただし、パブリシティ権は、「人格」を守るものなので、どんなに有名でも動物にはパブリシティ権はありません。

 

それにしても、サザエさんは昭和21年から始まった超ロングランマンガ。

68年の間、カツオは小学校を卒業できていない。歳を取らずに時代の波を乗り越えるフグ田一家は宇宙人という事にしましょう。

 

 

こんな感じだったので、今週の授業は全然前に進まなかった。。。

 

プロダクトデザイン

下尾

 

 

 

いよいよゴーヤを召し上がれ!( ̄▽ ̄)

。。。

 

だから言ったでしょ?

ゴーヤはナンボ料理したって、あの料理の鉄人が頑張ったって、ゴーヤはゴーヤだって。。。

授業の冒頭は、先週のタイトルおもしろベストNO.5の発表で、まだ笑いが起こるユトリがあった教室も・・・

 

著作者人格権とはね・・・アレコレアレコレ

著作財産権とはね・・・コレトアレトコンナノアンナノ・・・

 

次第に「気」が衰弱するC305教室

どよーーーーんんん

どよょーーーーんんん

 

「明日からあのパナソニックが知財関連部署を分社化した新会社が立ち上がるよ!」

とか、

「猿が撮影した写真の著作権者の問題が海外で勃発!」

とか、

 

寝かすか!

 

という私の意気込み、届いたでせうか・・・?

 

絶対領域wwの時間帯に、パクリ疑惑のムービーを入れながら

 

今週も何とか切り抜けました。

 

が、

授業レポートを ”ざっと” 下見拝見するにあたり

早くもゴーヤの毒(栄養だよ!)に当たった学生の告白がチラリホラリ

 

落書きが多かったのは、

睡魔に負けまいと健気に闘ってた君達の精一杯のガンバリとして

ぜんぶプラスに評価したいと思います。

 0930

多分、来週の授業冒頭の[タイトルおもしろベスト5]は、

全員が共感するんでしょうね。

 

 

でも、仕方が無い。

ゴーヤは、やっぱり、うまくないよ。

まずいよ。

 

良薬、口に、苦し。

 

野菜嫌いの君達に、

なんとか食べさせようと料理するお母さんの気持ち、

分かってあげてよ。。。

 

 

プロダクトデザインコース

下尾

 

 

 

ゴーヤとプリン

『ものづくりの法律』 今回で2回目。

前回はガイダンスだったので、実質的に法律を勉強する初日です。

ガイダンスでは、できるだけ食べやすく美味しい授業にするように、絵を自由に描いてもOKなルールを紹介しているので、スタートにしては学生達はリラックスムード。

で、授業冒頭に言いました。

 

「みなさん。できるだけ食べやすくしたところで、法律は法律です。

難しいし苦いし、聞いた事の無い漢字ばっかりです。

私は魔法使いではないから、ゴーヤをプリンにはできません。

食べようという気が無いと食べられません。

でも、『にがっ・・(^^;)  でもゴーヤだし・・・』とか言って

苦笑いを浮かべながら苦さを楽しんで食べてください。」

 

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苦行の90分。。。

100人以上もいるクラスですが、1人も寝ずに頑張ってくれました。

 

学生のレポートには、

「絵を描きながらノートを取ると覚えやすいです!」

「語呂合わせで覚えるのが楽しい!」

というお褒めの声もあり、疲れた体も癒やされます。

 

案の定、ゴーヤとプリンをモチーフにした落書きがどっさり。

でも、ちゃんと授業の内容は完璧にノートしてる!(゜◇゜)

彼らの落書きはただの落書きではない。上手いし、速いし、アートしてるんです。

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白紙で渡したレポート用紙は、学生にとってはキャンバスになって、授業の内容をモチーフにした思い思いのアートにしていきます。

であれば、お題目を書こう!

ということで、ノートの右上に授業の中で一番印象に残った言葉を書いてもらってます。

それがなかなかおもしろい。

 

今週のベスト3

第1位 初めてこんなに「権」という字を書いた

第2位 落書きするヒマが案外ない。。。

第3位 [悲報]ゴーヤはプリンにはなれない
来週から、前回授業のお題目おもしろベスト3として冒頭で紹介しようと思います。
ちゃんと食べてくれますように。(^-^)
プロダクトデザイン
下尾

ものづくりの法律(後期クラス)がスタート

今年から始まった知的財産権の講義「ものづくりの法律」

 

その講義を私(下尾)が担当しています。

この授業は、1年生は必履修という設定で、全員必ず履修しなければいけません。

200名近い学生はクラスとしては多すぎるので前期と後期に分けて行います。

その後期分が今日から始まりました。

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90分という高校時代の2倍近く長い授業時間は1年生には過酷でしょうが、その上更に、お堅い法律の授業ということで、それはもう寝落ち確実な退屈授業だと【最初は】誰もが思うようです。

 

そもそも、

 

美大に来る自由が大好きな学生に、お堅い法律を勉強させるという事自体が難題なんです。

創作者としては絶対知っておくべき知財知識ですが、法律という堅いイメージで嫌われてしまいます。

野菜嫌いの子供に何とかして野菜を食べさせようとするお母さんの気持ちが痛いほど分かります。

 

だから、いろいろと仕掛けました(笑)

 

まずは、授業レポート。

落書きOK、何をどう描いてもOK、の自由なレポート方式。

気になる知財関連のニュースの紹介や先生への質問や言いたいことコーナーもレポート用紙を埋めていくのは楽しいらしいです。

 

それでも、授業が始まって1時間近くなると、さすがに緊張感も緩み、集中力もなくなり、おねむモードになるのは仕方がありません。

 

そのタイミングを見計らってムービーを流します。

 

著作権という視点で、パクリと思われるような曲をどんどん紹介します。

学生は、自分が好きな歌が、実は1980年代にヒットした曲のフレーズと全く一緒だったり、同じ様なフレーズが沢山の曲に応用されていたりと驚きます。

寝落ちムードで静まりかえっていた学生達からザワザワと活気が湧いてきます。

 

この、たったの5分程度のムービーで、みんな目が覚めて気合いが入るんです。

 

オマージュ? モチーフ? パクリ?

最初はただ面白がっていた学生達も、少しずつ、「クリエイターには、知財モラルが問われるんだなぁ」という事を、少しずつ気づき始めます。

 

こうして、何とか、90分を寝ずにクリアさせるのは、なかなかのものですが、やり甲斐はありますね。

 

 

ただ、100名分以上のレポートを全部チェックして質問にコメントして翌週に返却するので、それに使う時間と体力が1番の私の課題です。。。。

 

。。。

 

元気で後期を乗り越えたいと思います。

 

プロダクトデザインコース

下尾