ビスケットジョイントって美味しそう

10/28(火)

こんにちは、4年の中川です。

この日は前のブログでも紹介したモニュメントの結合部、

ビスケットジョイントの穴あけをしました。

前日の夜に位置決めをし、当日は3限目を使っての作業です。

↓今回も動画にまとめてありますよ!

ちなみに、

いままでの動画は、撮影を小寺くん、編集を僕が担当していましたが、

今回は、小寺くんが撮影と編集の両方をしてくれました♪

…おかげで、今回のブログは楽だなぁ〜(ぼそっ)

以上、中川でした。(笑)

芸術祭の結果は…?

だいぶ今更ですが芸術祭についてゴニョゴニョ書きます。

 

台風とともに過ぎ去った芸術祭。(10月11日〜13日)

今年の舞台イベントにはプロダクトデザインコースの学生がわんさか出演していて

私は学生以上に舞台へ向けて大きな声を出しておりました。

 

まずはなんといってもミス造形コンテスト!

(しょっぱなから職員のことですが)

今年度の造形女子といえばそう!この人!

ジュエリーデザインコース職員のshishiを推薦して舞台へ。

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照れてるところがなんともかわいいですね〜。

 

なんとミスター造形にはPD2年次生の中塚君が出てきました!

さすがイケメン!←これは私のガヤです。

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そして最終日には毎年恒例のなべかまコンテスト!

残念ながら台風の影響でコンテストではなく、パフォーマンスのみとなりましたが。

そこにもPD2年次生の三好君と4年次生の中川君の姿が…姿が…女子!?

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バイクボーイの三好君は和風美人に、スケボーボーイの中川君は妖怪ウォッチの女の子に変身していました。

 

他学生の女装もいろいろな子がいてとても見応えがあり、楽しかったです。

ただ、おなべ(女性の男装)はなかったので少し寂しかったです。

 

ミスター&ミス造形の結果発表は11月4日に発表されるそうです。

造形女子shishiの結果はいかに!!お楽しみに〜♪

 

研究室 宮地

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不時着した宇宙船から生還できたか!?

毎回、クラスの始めに前週のレポートの中から興味深いコメントを披露し、思うところを話すことにしています。
今回取り上げたのは、先週体験したブレーンストーミングの中で出てきた「相手のコメントを批判(否定)しない」というルールについて。
学生のコメントには「相手(の意見)を否定しないというのは案外難しい」とありました。

私達は…通常、何かを改善していく時には、現状を否定することを前提にしています。 良くしたいと思うからこそ、否定材料を改善すべきポイントとして探す習慣を持っています。また、自分の意見が明快であればあるほど、それ以外の意見には違和感を憶えるのも自然なことでしょう。

企業にいた時には…例えばモデルチェンジです。 商品企画の人間は営業部門から現行車の不評点をリストアップし「次期車では、これらを変えて欲しい。」…そんな企画書(らしきもの)がよく上がってきます。
でもデザイナーにとって、そんなものは企画書でも何でも無いのです。
今しか見ていない営業の現場と、ネガを直せば売れると無邪気に信じている企画からは、何も生まれません。
取り分けマイナーチェンジを買ってくれるユーザーは、心の何処かで現行車を肯定しているのです。 根本的に現行車を認めていない人には、何処をマイナーチェンジしても売り上げが挽回するとは思えない。
ネガ潰しだけでは決して顧客の満足度は上がらない…何に魅力を感じてくれているかを冷静に見て、それを更に伸ばす…外してはいけない部分を知ることが大事だと考えてきました。
「ネガ潰し」と「ポジ伸ばし」…前者は直って当たり前…ただ業界標準に並ぶだけ、後者はブランド価値に繋がる大切な視点と捉えるべきでしょう。
アイデアを出す時にも「否定」の箍(たが)を嵌めると現実的な「解決方法」にばかり頭が働き、箍を外すと夢への「実現方法」に思いを馳せる様になるのではないでしょうか?

先週・今週は、皆さんの貴重な土曜日を頂いて2コマ続きで、アイデア発想とグループ討議のワークショップ型授業です。
先週は、ブレーンストーミングを通して、個人では思いつかない領域に発想を拡散する体験をしました。

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これは、あくまでも開発で言えば初期の初期…アイデアを拡げるステージ。
アイデアを拡散させた後には必ず「合意形成」が必要です。 声が大きい人の意見が正しい訳でも、時間切れで最後に残っていたアイデアが優れている訳でもありません。
大切なのは「設問(目的)」を最初に共有すること。 チームの目指す方向が同じでこそ、議論が可能となります。

取り上げたのは「NASAプロジェクト」…これは月面で不時着した宇宙船の船員が、母船と合流する為に宇宙船に残された15品目の優先順位を決めるゲームです。 1/6の重力や真空、磁場の有無、母船との距離等の前提条件から、どういう作戦を立てるかでモノの優先順位が変わります。

NASA
最初のチーム発表から、いきなり「300kmを移動する危険よりも母船からの助けを待つ」作戦が議論されていた点は、ビックリ! 先週、紹介した「批判的思考」(客観的事実から全てのことを疑ってみる)を実践しているではありませんか! スゴーイ!!

合意した優先順位そのものよりも、作戦(コンセプト)を合意するプロセス、コンセプトに沿った優先理由(判断基準)の共有を体験して頂けたでしょうか?

そして、皆さんは無事生還できたでしょうか?!

プロダクトデザイン 金澤

卒制・合同中間審査会

10月20日 月曜日

 

毎年恒例の空間立体系合同中間審査会を行いました。

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4年次生が卒業制作の内容をプレゼンします。

 

講評には建築・インテリア・ジュエリー・プロダクトの先生方に参加頂きます。

 

他コースの先生や学生にプレゼンするとあってPD4年次生にいつも以上の緊張感がみられました。

 

他コースの学生の進み具合や考え方を聞き、自分の方向性をまとめ、あとは完成まで突っ走るのみです。

4年次生は中間審査を終えて何を感じれたのでしょうか。

 

これから卒業制作も本格的になるなかで研究室側も出来る限りのバックアップでみんなの「ナニコレ」を完成させてあげたいです。

 

研究室 宮地
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オコ にハマル休日

芸祭を挟んで2週間ぶりの「ものづくりの法律」
いよいよ、著作権という法律の闇の奥深くまでどんどん潜り込んで来ました。

 

今週は、複製権だの、公衆送信権だの、譲渡権だの、著作財産権ということもあり、漢字だらけ、権だらけ、という時間。

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さすがに、レポートに書き写すだけでも大変だろうというヤサシイ親心で、パワポの画面を予めレポートに印刷してあげる大サービス。

 

これで、
「安心して授業に集中してもらえるだろう!」
という親心が、
「これなら、書かなくてもいいや‥」
という子供の心に通じない諸刃の剣ではありましたが、一度やってみようという事で決行しました。
(データ作るの結構大変だったんだぞ(`Д´))

 

終わってみると、結構、みんなには好評でしたね。
おかげで、集中して先生の話を聞けました! (って、ホントかオイ…(-.-))

  

授業終了は12:30。

 

この1週間で気になった知財のニュースの報告レポートも書いてもらうので10分位早めに終了しているのですが、時間通りに帰れた事はありません。。。

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熱心に、昼休みを使って、レポートを書いてくれる学生も少なくありません。
(と同時に、私のお昼休みが刻一刻と蒸発しています…)

 

そこは、待ちます。ご飯が食べられなくても、お昼休みが無くなっても、全員が提出するまで、待ちます。えー待ちますとも。。。
13:20からの3限は、4年生の「卒業制作」ですけど?
待ちます。えー待ちますとも。(>_<。)

 

 

 

 

ちなみに、全回の授業タイトルのベスト5

 

1位 オコ
2位 20人の家族 3人の他人
3位 パソコンにあたふたする先生を見ながら著作権を学ぼう
4位 ポッキーはオリジナルじゃない?!
5位 音楽流れる時間が一番楽しい

 

1位のオコ、には、ハマってしまった。
別に私が機嫌悪かった!とか、学生が怒っている!とか、ではありませんので。

 

言葉(SNS等への書込を含む)における著作性の説明として、創作性のない(オリジナルでない)ありふれた言葉は著作物とはなりません…という事を分かりやすく説明しようとして、

 

「例えば、おはよう!とか、バイバイ!などというのはありふれてますが、誰が最初に言ったかは知りませんが、怒りのレベルを表したオコだの、プンプン丸だの、何やら着火ファイヤーだの、何やらドリームだの、というのは、創作性があるかも知れませんね。」

 

と言ったチョイコメントを拾ったんだと思います。
それにしても、割と大きな記入欄の中に、小さい字で、

 

オコ

 

とだけ書かれていたのにはヤラレマシタ…
こういうセンス、私のツボです。
しばらく、ニヤケながら皆のレポートを採点することになりました。
こういう楽しみがあるから、休日が潰れてもやっていけるんですょ
学生に感謝です。
プロダクトデザインコース 下尾

台風の後は、頭脳嵐です。

急な出張、台風、芸術祭…と想定外に3週間をスキップして、ほぼ1ヶ月振りになってしまったプロダクトデザイン論。
今週・来週は、皆さんの貴重な土曜日を拝借し、2コマ続きでアイデア開発の体験学習を実施します。
1回目の18日は、3週抜けていきなりの土曜日ですので、出席率が低かったのは残念ですが、グループワークには丁度良いボリュームだったかも知れません。
前半に一般的なアイデア開発法として知られる手法を紹介し、後半はブレーンストーミングを通してテーマに沿った理想のプロダクトをイメージします。

先ずは、ウォーミングアップ!

皆さんに前に出てきてもらい、60秒で誕生日順に並んでもらいます。 但し、一言も喋ってはいけないルールです。
戸惑いながら、誰かが指で数字を示すサインを作ってアピールし始めます。 次第にそれが伝播しながら、みんなが相手の数字のサインを読み取ろうとしながら移動が始まります。
時間が限られていますので、後半は加速度的に伝播がスピードアップします。
結果は、誕生日が10月以降の人達が若干、混乱。 これは、2桁月2桁日の人達が、指のサインでは上手く数字を特定することが難しかったからの様ですが、9月迄はほぼ見事に誕生日順に並びました。
時間に余裕があれば、紙に書いたものをアピールしたり、免許証を掲げたり、誰かが壇上に上がり交通整理をしたり…と様々なアイデアが出てきた筈です。 しかし皆さんは時間の制約を考慮した上で、最も簡便で確度の高い方法をあっという間に暗黙裏に共有し、同じ目的に向かって行動することが出来ました。
「時間の尺度」と「解決すべき問題のハードル」のバランスを取ることは、アイデアを開発していく上で、非常に重要なことです。
そばで見ていると、誰かが突破口を開くトリガーとなり、全体を導く大きな動きを生み出す様子が分かります。 とてもダイナミックで感動的な瞬間でした。

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ブレーンストーミングには幾つかのルールが紹介されていますが、基本は「絶対に(相手を)批判しない・(自分を)否定しない」に尽きるでしょう。 人の意見に「Yes, and …」で膨らませていくことで、当人達も予想していない突拍子も無いイメージが見えてくることが醍醐味ですね。 何を発言しても大丈夫という安心の上に、ポジティブなスタンスで議論に臨むことが成功の鍵!

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開発のステージにもよりますが、企業でも初期段階でアイデアを拡げるだけ拡げるフェーズでは実践しています。 三菱では通称「おやかま」(やかましく議論が白熱するから)、ホンダでは「ワイガヤ」(ワイワイ・ガヤガヤ)なんていう隠語もあるくらいです。

デザイナーに限らず、創造することを学ぶ私達は、常にアイデア創出との戦いです。 講義クラスですので、ワークショップ型の授業には少し不安がありましたが、皆さんの「ノリ」に助けてもらい、とっても楽しい授業になりました。 さすが、クリエイティブな人達の集まりです。 授業後のレポートでも沢山の方が「他の人のアイデアに刺激を受けた」「自分の考え方が広がった」「楽しかった」等のコメントを書いて下さって涙がでました(T^T)

 

プロダクトデザイン 金澤

今日はちょっと寄り道

火曜日の午前11時前。

100名余りの学生が大講堂wのC305に集まってくる。

先週の授業レポートと今週の配付資料を受け取って席に着き、ザワザワが始業のチャイムまでウォーミングアップの様に続きます。

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何を書いても良いコーナーである、Drill5:コミュニケーションエリアでは、

「先生、教室が暑いです(汗)」

「パクリ動画をもっと見たいです」

「お腹がグーグーなって困ります・・・」

「センセー、落書きなんて描いてる時間が無いですょ〜(´Д`)」

 

などというのも少なくない。

まぁ、これもコミュニケーションのうちか(^^;)と苦笑いしながら、赤ボールペンでコメントを返していますが、今回はこんなのがあった。。。

 

「写真を撮る人の表現の自由と著作権、撮られる人の肖像権、どっちが強いんですか?」

 

むむむ、なかなかシビアな質問だ。

そもそも、肖像権は法律で明文化されていないものだし、公共の場で不特定多数の人を撮影する場合は認められないもの。(だと思うw)

 

肖像権は知的財産権では無いけど、すこし寄り道するか・・・

 

ということで、今回は、学生の疑問に答える形で、肖像権の事をすこし説明しました。

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「肖像権は、大きく分けて2つの側面がありまして・・・・」

「勝手に自分の姿を撮られたり利用されたくない!という人格権としてプライバシーを守る側面と、特に有名な人などは自分の肖像によってビジネスになる場合もあるので財産権の側面もあります。特に商業的に使う権利をパブリシティ権と言います。」

「肖像権はね、写真だけじゃないんです。似顔絵やパロディでも、誰が見てもその人だと特定される場合は、その人の肖像としてみなされます・・・・ナンヤラカンヤラ」

ついでなので、「サザエさんバス事件」を紹介しました。

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もう38年も前の判例ですが、ある観光バスの車体に手描きでサザエ、カツオ、ワカメの3人を何とか真似て手描きしたものです。

どう見ても、ヘタッピな絵です。原画とはかけ離れたお絵かきですが、誰が見てもサザエさんと分かるし、ご丁寧に、「サザエさん」と文字まで描いてしまってます。

さすがにこれには、作者の長谷川町子さんも怒って(実際に怒ったかは知りませんw)訴訟して、結局は、このバス会社が負けて1800万円以上の損害賠償金を払ったというお話し。

要は、何も連絡せずに、承諾も取らずに、勝手にやるからこういうことになるということを知っておきましょう。

さて、

バスにサザエさんの絵が描いてあれば、子供は、あのバスに乗る!と言いますよね?

人気のあるキャラクターを何かの商品の販売に使えば売れることは分かります。それを商品化権とも言われていますが、パブリシティ権というのもこんなようなものです。・・・なんという曖昧な説明(^^;)

ただし、パブリシティ権は、「人格」を守るものなので、どんなに有名でも動物にはパブリシティ権はありません。

 

それにしても、サザエさんは昭和21年から始まった超ロングランマンガ。

68年の間、カツオは小学校を卒業できていない。歳を取らずに時代の波を乗り越えるフグ田一家は宇宙人という事にしましょう。

 

 

こんな感じだったので、今週の授業は全然前に進まなかった。。。

 

プロダクトデザイン

下尾

 

 

 

芸術祭最終日は…午前11時で終了(T^T)

私(金澤)にとっては、初めての芸術祭。
プロダクトの学生もスゴかった! 普段はクールな印象の学生達が、自前(メンバーのお母さん作だそうですが)の衣装でモモクロを踊ったり(これがまた凄く楽しい盛り上がり! 一生懸命練習したに違いない、パワー溢れる素晴らしいパフォーマンスでした…これで単位をあげたいくらい…)、自分達で作ったアクセサリーを並べたり(美術系大学の面目躍如…クオリティーが高い!)…学生の皆さんの、日頃は見られない一面を見ることができて、とっても楽しいイベントでした。

不運にも最終日の今日は、県内に警報が出た為、11時で終了…
写真は、11時の終了決定が出る直前の2年生の模擬店。

最終日の台風直前の為、小規模になってました…初日の写真を撮っておけば良かった…。

作品のアイデア、クオリティー、ラッピングや展示方法など…さすが、プロダクトデザインの学生は上手い!
皆さんこんなにいい笑顔なのに台風で店仕舞いなんて…酷過ぎる!

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…企画はもちろん、原価計算や値付けなどの経済感覚、店舗計画やディスプレーなどの空間設計、日程管理や役割分担などの計画的運営…皆さん知らず知らずにそういうことを経験して身に付けているのですね…頼もしい。

花火など、多くのイベントもキャンセルされ、残念な結果となりましたが、実行委員として会場や舞台の進行を支え、裏方に徹しながらも盛り上げ役として大きな役割を果たした皆さん! 皆さんの責任感溢れる「ガンバリ」も、ちゃんと見届けました。

回りきれなかった学生の皆さん、申し訳ありません。 今から来年が楽しみです。

 

プロダクト 金澤

 

最後の芸術祭

台風の状況が気になりつつも、昨日から盛大に芸術祭が始まりました。

4年生にとっては最後の芸術祭。

最後の芸術祭の思い出に彼らが選んだのは「わらび餅屋」。

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これがなかなか、安くて冷たくて美味しい。

まだの方は、是非食べに来てやって下さい。

生姜醤油やかつお節醤油、のりたま、ごま油+塩…なんて言う、オリジナルトッピングは、普通にはやらない彼らの持ち味。

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看板には「わらび」を文字って「wanna be」と書かれています。

「wanna be = want to be」…彼らがこの先「『何者』かになりたい!」という想いを込めたネーミングの様です。

大学生活も後半年…「自分が望む誰かに」なれる様、ラストスパートします。

足元怪しいながら、何かに向かっていく彼らの行く末が「希望」に満ちたものであることを心から願っています。

 

プロダクト 金澤

 

卒制会場の真ん中に建つオブジェ

10/7(火)

卒制ブログ担当、中川です。

9/30に寸法を決め、今日から木材を切り始めました。

コレが完成すると、卒制会場の真ん中にオブジェが建ち、

ナニコレの説明や、制作過程などの映像が流れます!

バラさんこと、榊原先生に手助けしていただきながら制作しました。

そんな1日の様子を動画にまとめましたのでご覧下さい↓