いよいよ新年度が始まり、キャンパス内が学生で溢れ、活気のある毎日が戻ってきました。
公益財団法人日本生産性本部によると、今年の春に卒業した4年生…新社会人のタイプは「キャラクター捕獲ゲーム型」と名付けられたそうです…ポケ○ンGOのことかな…?(以下、http://www.jpc-net.jp/new_recruit/ より引用)
●キャラクター(就職先)は数多くあり、比較的容易に捕獲(内定)出来たようだ。一方で、レアキャラ(優良企業)を捕まえるのはやはり難しい。すばやく(採用活動の前倒し)捕獲するためにはネット・SNS を駆使して情報収集し、スマホを片手に東奔西走しなければならない。必死になりすぎてうっかり危険地帯(ブラック企業)に入らぬように注意が必要だ。はじめは熱中して取り組むが、飽きやすい傾向も(早期離職)。モチベーションを維持するためにも新しいイベントを準備して、飽きさせぬような注意が必要(やりがい、目標の提供)。
…ということだそうです。
熱中するあまり、事故を起こしたり、人の敷地に無遠慮に足を踏み入れたりと、多くの問題もクロースアップされ、加速度センサーを使った(車などでの移動中には作動しない)制御プログラムが追加されたり・・・力業で無いとモラルや常識さえ守れない時代感覚を浮き彫りにした出来事でもありました。
卒業生には、周囲を見ながら事故を起こさないで欲しいとも思いますが、時には疑わしきフィールドをはみ出し、叱られてもいいから自分のプレゼンスを高める冒険の旅にも出て欲しいものです。
入れ替わりに今年は、14名のフレッシュな新入生を迎えることが出来ました。
新学期が始まってまだ1週間半ですが、すっかり賑やかな面々を見ていると私達教員も元気が出て来ます。
15日は恒例の新入生研修会が行われ、皆で愛知県立美術館のフィンランド展を観に行きました。 ガラス工芸のカイ・フランクやマリメッコのマイヤ・イソラ、建築のアルヴァ・アアルト、プロダクトのエーロ・アールニオ…そうそうムーミンのトーベ・ヤンソンも忘れてはいけませんね。
想像以上にバラエティーに富んだ見応えのある展示で、みんなそれぞれ、お気に入りの作品を見つけたのではないでしょうか!
今年からプロダクトデザインコースは、全学年を一堂に集めた大アトリエで、学年を越えた活気ある環境で新たなカリキュラムにもチャレンジします。 先輩の仕事を見て、先輩に元気の良さを見せつけて…教員・学生一体になった新しい取り組みに一緒に臨んでいきたいと思います。
PD金澤