台湾旅行 -5・6日目-

5日目は終日自由行動。
MRT(地下鉄)は近郊なら20元(約60円)、タクシーは初乗り70元(200円)と、とにかく安くて便利!
東洋一の高さを誇る台北101タワーや、故宮博物館、台湾式シャンプーなど、それぞれ楽しめたようです。

6日目はAM11:00にホテルのロビーに集合、チェックアウト。長かった旅も終わりです。
みんな荷物が行きの倍くらいになっています!

出国手続きを済ませ、PM15:45、さようなら 台湾。
空からはちょうど美しい夕日が見られました。
19:20、全員無事、中部国際空港に到着。お疲れさまでした!

台湾旅行 -4日目-

とうとう三日間の研修最終日となりました。

この日は朝9時に亜東技術学院(以下OIT)を訪問しました。

ホテルの近くから電車に乗り11駅。

プレゼンを発表するということもあり、移動中はいつもより静かだった気がします。

OITに到着すると、まずは広大な敷地に圧巻。

何棟もある校舎からなり、青々とした芝生のグラウンドにマラソンレール、奥にはバスケットコートがあり、学生たちはプレーを楽しんでいました。

また近隣住民も自由に使用することができ、マラソンに励む中高年の方々、散歩する親子連れなど、幅広い層が思い思いに利用していました。

校舎に入り、教職員は先生方への挨拶回りを行いました。

学生は別室に移動し、 OITの陳美枝先生ご指導のもと、組紐体験を行いました。

授業スタイルは陳先生が一から組紐を実践し、学生は先生の回りを囲んで制作を進めていきました。

初めての技法に、みなさん苦戦したと思います。

学生が組紐体験を行ってる間、教職員は学校の中を見学させて頂きました。

図書館は三階建てで、コンピュータールームやグループで鑑賞できる映像視聴室、寝転びながら読書ができるオープンスペースまで完備されていました。

自由なスタイルで利用できるせいか、私たちが伺ったときも多くの学生が利用していました。

羨ましい設備ですね。

次に案内して頂いたのは電波無響室。

簡単に言えば、電波を測定する部屋です。

他からの電波を一切遮断し、アンテナから発する電波の性能を正確に測定することができるそうです。

特に印象的だったのは、「電波吸収体」と呼ばれるトゲトゲの青いスポンジでした。

このスポンジは入射してきた電波を10万分の1にまで減衰することができるそうです。

さすがは工学も勉強している大学ですね!

見学が終わると組紐体験も終盤に差し掛かっていました。

みなさん、完成したでしょうか?

私たち教職員も陳先生から腕輪をプレゼントしていただきました。

ピンクと茶色のかわいい腕輪、大切にします。

正午。

お昼ご飯はOITの教員の方々と参加者全員で中華料理のフルコースを頂きました。

ずらりと配置されたターンテーブルに一同大興奮!

小龍包に酸白菜火鍋など代表的な料理に舌鼓しました。

昼食を終え学校に戻ると、OITの学生が自分たちの作品を展示している部屋に案内してもらいました。

日本と同様にコンセプトを書いたパネルと模型が展示してありました。

今回OITの学生達がそれぞれ制作した作品の前に立ち、来た人に説明していました。

私たちも自由に見学し、OITの学生さんから英語で説明を受けました。

皆さん本当に英語が堪能でした。

しかしここからが問題。

彼らのプレゼンを聞き、点数をつけるという課題が課せられました。

これには学生全員が苦戦。

何をもって評価すべきか?点数の基準はどこでつけたらいいのか?ましてや言葉の壁・・。

ただ、そこは学生!

自ら積極的に説明を聞きに行き、OITの学生と交流していました。

中には1人でどんどん説明を聞きに行く学生も。

人を評価するには、まずは自分たちから動かなきゃいけないですね。

頼もしいです。

普段点数をつけられる学生たちにとって、評価する側として思考したときに、新たに自分の作品の見せ方を学んだのではないでしょうか?

さあ、今度は私たちがプレゼンを行う番です。

トップバッターを努めてくれたのは、三年生の岩田君・柴田君・清家君・山奥君の四人です。

グループ全員でまとめ、プロダクトコースの紹介や[O.L.D.]で行われている三年生の岩田君・喜久里さん・矢倉君の「Slit Shelf」展で展示している作品の紹介などを行いました。

プロジェクターの投影には画像だけでなく、OITの皆さんにも分かって頂けるように英語を用いるといった工夫がなされました。

次に行われたのは二年生の中間さんです。

今年一月にヤマギワで行った「あかりてん」で展示した作品の紹介を行ってくれました。

プレゼンの場に自身の作品を持ち込んだのはとても印象的でした。

作品を実演で組み立てながらのプレゼンは、作品に対する理解が広がり言葉の壁もなくしてくれました。

言葉といえば、大学院生の李さんが大活躍してくれました。

彼女は中国からの留学生ということ、そしてなにより李さんの話す北京語が台湾での公用語となっていることが今回のプレゼンに大きく影響しました。

李さんはプレゼン発表者の日本語を中国語で通訳し、また中国語での質問を日本語で訳してくれるという大役を努めてくれました。

本当に感謝です。

さて、お次ぎは二年生の川村君。

川村君は持ち前の明るいキャラクターを上手くプレゼンに取り入れ、作品を紹介しました。

OITの学生さんにとっても川村君という人柄から作品に入り込めたのではないでしょうか?

プロダクトコースのトリを努めてくれたのは、またまた二年生の小栗君でした。

二年生の前期に学内併設のD2・D3ギャラリーでの「あかりてん」の作品を取り上げました。

展覧会の趣旨を含め、的確にまとめられた内容はシャープだったと感じさせられました。

またジュエリーコースから一人、二年生の原口さんもプレゼンに挑戦してくれました。

彼女は一年生の後期から現在までの一年半に渡る作品を取りあげました。

作品のコンセプト・モチーフなど色んな角度からの画像を踏まえて紹介してくれました。

OITの学生にとっても新鮮だったのではないでしょうか?

台湾と日本、国は違えどプロダクトする情熱は変わらないですね。

お互い刺激し合った3日間だったのではないでしょうか?

台湾旅行 -3日目-

AM8:00、ホテルのロビーに集合し、バスに乗って移動です。
この日も残念ながら雨…

到着したのは赤煉瓦の家並みが美しい、三峡。

午前中は、三峡染工坊で台湾の藍染めを体験しました。教えて下さったのは、廖寶桂先生。

真っ白なハンカチを折りたたんだり縛ったり…

これは紮染という技法。手軽ですが、広げた時にどんな模様が出るかわからない、手工芸ならではの楽しみがあります。

あれやこれやと考えながら折っています。

染料に浸け、引き上げ、を繰り返し…
空気に触れさせると、徐々に鮮やかになっていきます。

完成!広げるときはドキドキです。計算された模様ではないのに、それぞれ個性が出ていておもしろいですね。

ハンカチを乾かしている間に、民権老街を散策しました。

現在の街の姿ができあがったのは、日本統治時代。現在はほとんどがお土産物屋さんですが、繁華街の面影が残っています。
どこをとっても絵になる風景。

街の信仰の中心、清水祖師廟。

創設は1769年。1947年、李梅樹によって3度目の再建が始まりましたが、60年以上経った今でも、まだまだ”建設中”だそう。
約500坪あまり、石段・地面・壁・柱など、基本はすべて石造りです。精細な彫刻の数々は迫力満点!

午後からは、バスで鶯歌にある陶磁博物館へ。
ガイドさんの解説をイアフォンで聞きながら、館内をまわります。

昔の暮らしぶりを再現した展示には、ゴキブリまでも忠実に再現されていました!
日本にはない遊び心がありますね。

見学後は、博物館内でできる陶芸体験をしたり、鴬歌の街を各自散策。
鴬歌は古くから陶磁器産業が栄え、尖山埔路老街には100軒以上の陶磁器店が軒を連ねています。

おみやげに購入した陶器やお茶をを片手に、ホテルへ帰り、この日は解散。

次の日はいよいよOITを訪問です。3年生は部屋でプレゼンの練習をしたそう。頑張れ!
4日目に続く…

台湾旅行 -1日目-

立体系の教職員・学生で 5泊6日の台湾旅行へ行ってきました。

AM7:45 中部国際空港に集合し、搭乗手続きを済ませます。
約2時間半のフライトで台湾桃園国際空港に到着!
入国審査後、NT$(単位は元)に両替。1元=約2.8円です。物価は日本より少し安く、500mlのお茶が約20元で買えます。

ガイドの楊(ヨウ)さんの案内でホテルへ。
これから5泊 お世話になるのは「サンワード ダイナスティ王朝大酒店」。

1Fレストランの上は吹き抜けになっています。ドラマに出てきそう!

夕食は 皆でMRT(地下鉄)に乗り、西門町(シーメンディン)へ。
MRTの切符は “トークン”と言って、コイン状のもの。IC式で、入場時はセンサーにタッチ、出場時は投入口に投下し、再利用されます。
トークンの買い方がわからず困っている学生に、現地の女性が丁寧に教えてくださいました。優しい…


到着した西門町は、”台湾の原宿”とも呼ばれる、学生街です。

和平記念日(二二八事件記念日)に伴い、この日は4連休の2日目。とにかく人が多く、屋台もたくさん出ていました。

内田先生おすすめの台湾料理屋さんで、蚵仔煎(牡蠣のオムレツ)や皮蛋(ピータン)豆腐といった本場の料理たちに初挑戦。

口に合う子・合わない子 それぞれでしたが、台湾ビールやフルーツジュース片手に みんなでわいわい楽しみました。

その後は解散して自由行動。
2日目へ続く。