さて旅行2日目となりました。
いよいよ本格的な研修のスタートとなりましたね。
この研修旅行では、台湾にあるデザイン工学を主体とした亜東技術学院(以下OIT)と共に行いました。
プロダクトコース特任教授の内田邦博先生がOITの教壇に立たれているとこともあり、なにかと繋がりのある大学です。
特に邱雲堯先生とは親しくされており、邱先生の協力のもと今回の研修旅行が成り立ちました。
この日は金瓜石と九份を巡りました。
しかし天気は生憎の雨と風。
台湾では今期一番の冷え込みだとか。
けれど、OITが用意して頂いた大型バスでらくらく移動です。
バスが最初に到着したのは金瓜石にある黄金博物園区。
この場所は1930年代にアジア一の金鉱山として栄えた町でした。
当時の人口は1万5000人以上が暮らしていたそうですが、今の金石瓜石では想像もつきません。
また第二次世界大戦時には数百名の連合軍捕虜たちが連行された場所でもありました。
現在も捕虜収容所跡が残っています。
金鉱山としては、1970年代に金脈が尽きたため閉山しています。
今はとっても静寂な場所でした。
バスを降りると雨。
OITが用意してくれたカッパを着ての見学となりました。
園区内は広く、外を歩いて移動する距離が長かったです。
カッパは役に立ちましたが、全員が着るととってもユニークな光景でした。
黄金博物園区では博物園の職員さんにガイドをしていただきました。
丁寧な案内に、みんな真剣な眼差しで聴講していました。
博物館内では金灰石金鉱の開発にあたる歴史を紹介していました。
金鉱山を開拓するにあたり、必要となった道具類の展示や当時の作業の様子がわかりやすく紹介されていました。
また220kgの金塊に触れることができました。
広い園区内にはトロッコ道も残っていました。
当時はここを使って金が運ばれていたんでしょうね。
ここは見晴らしもよく、時々雲の晴れ間から見える風景は、山間に広がる台湾の田舎町の美しい景色でした。
晴れの日にもう一度見たい!