[改訂] 小林先生が木のデザイン公募展に入選されました。

非常勤講師の小林啓伯先生が、 [木のデザイン公募展2011]に入選されました。

10月8日に軽井沢の脇田美術館にて公開授与式が行われ、大賞他各賞が発表されました。

小林先生の作品はどうなったのでしょうか、、、。審査の結果は次回のブログで!!乞うご期待。

展覧会は11月25日(金)まで開催されておりますので、会場で実物を見る事ができます。

小林先生の授業では、以前もこのブログで紹介致しましたスツールの他、木を使った各種プロダクトを製作しております。以下は授業で製作された学生の作品です。

小林先生の授業では、具体的なターゲットユーザーを設定して、実際に学生が自分達の手で物を作るところまでを行います。
この作品は、長く使う、便利に使う、シンプルに暮らすという消費者のニーズに対しての、収納家具の提案です。
学生は数人のグループに分かれ、物を収めやすいという機能面に加えて、「収めたくなる」ような家具を考えました。
上の写真の作品は、Tシャツなどの洋服を、部屋の中に飾るように収納する事ができるという家具です。
「収めたくなる」という条件をユニークに実現していると思います。また、棚の高さを自由に変えられたり、分解してコンパクトにする事もできたりと、長く便利に使う事ができます。
下記の写真は以前ご紹介したスツール製作の際の作品です。
この時よりも、木の特性や道具の使い方への理解が深まっていて、上記の作品のような意外な構造の作品を作る事ができたと思います。

この授業は3年生を対象に行われました。彼らも来年の今頃は卒業制作中!

その時には小林先生の授業で学んだ事がきっと役に立つと思います。

台風15号の接近について

本日は朝から愛知県全域に暴風警報が発令しております。学則は下記のように取り決めております。

1)午前7時現在において「暴風」を含んだ警報が愛知県に発令中のときは、午前中の授業(第1・2時限)が休講となります。
2)午前11時現在において「暴風」を含んだ警報が愛知県に発令中のときは、午後の授業(第3・4・5時限)が休講となります。
3)授業中に「暴風」を含んだ警報が愛知県に発令されたときには、直ちに授業を打ち切り、帰宅していただきます。

名古屋造形大学 台風に対する公式情報

気象庁気象警報

上記リンクを参考にして下さい。ということで、1、2限は休講決定ですね。これからひどくなるので、気象情報には十分注意して下さい。何事もない事を祈ります。

今回の台風に付けられている名前は「ロウキー」。空駆ける牙(Running Through the Sky Fang)と称されるアメリカのプロレスラー「ブランドン・シルベストリー」のリングネーム、ロウ・キー (LOW-KI)と同じだそうな、、、。なんか強そう、、、、みなさんほんと気を付けて!!!(>_<)

後期!嵐の幕開け、、、。

今日から後期授業がスタートです。久しぶりに友達同士顔を見られて嬉しい日になるはずが、、、名古屋造形大学のある小牧市は、庄内川からもほど近く、豪雨直撃で14時頃から休講になってしまいました!

中央本線が止まってしまったので、スクールバスを急きょ名鉄小牧駅まで走らせたり、保護者の方に迎えに来て頂いたり、、、。学食2階が開放されて、一時避難場所になったりもしました。

プロダクトデザインコースも保護者待ちが2名、学校宿泊覚悟で電車復旧を待つ子が1名。

後期は波乱の幕開けとなりました。でも、雨降って地固まるって言いますし、、、。とにかくみんな怪我などしないように、大人しく嵐が過ぎ去るのを待ちましょう。

ヤマギワ新作発表会

 新栄町のヤマギワへ、新作発表会を観に、学生と一緒に行ってきました。
先日のあかり展で講評に来て下さった飯塚さんや、営業の石神さんのご説明をうけながら、学生達も世界の一流プロダクトを真剣に見ていました。

有名なデザイナーの作品だとか、値札だとかは関係なく、学生達もいいものはいいと感じたのではないでしょうか。
7月19日からレイアウト替えをして、家具なども見られるようになっているようです。この時に行けなかった人も是非時間を見つけて行ってみましょう!

http://www.yamagiwa.co.jp/professional/showroom/index.html

3年生がイスを作りました。

少し前の話題になってしまいますが、3年生の授業でイスを造りました。
プロダクトデザインコースは、名古屋造形大学の数あるコースの中でも、一番多種多様な素材に触れるコースではないでしょうか。今回は椅子造りを通して、木という素材に触れました。
 数人のグループに分かれて作業をし、グループごとに発表をしました。
このグループ作業というのは、2年生まではあまりなかったのですが、3年生になって、2つの授業で取り入れられています。


 グループでの作業は、友達の意外な一面を発見したり、お互いに学び合う事ができる良さがありますが、一方で、意見が食い違ったりしてやりにくい場面もあると思います。でも、社会に出て仕事としてデザインをする場合は、1人で作業をする事はほとんどありません。そこには必ず依頼人やエンドユーザーがいるし、設計、企画、技術、、、いろいろな役割の人が関わって、1つのプロダクトが完成します。その中で、いかに相手の意向をくみとりながら、自分のデザイン主旨を通していくかという事が、デザイナーの仕事の重要な部分を占めると思います。良いデザイナーは良いネゴシエーターであり、コーディネーターであり、ファシリテーターであると思います。(横文字ばっかりですみません、、、)
 その意味で、グループワークは是非、力を入れて取り組んで下さいね。

ちなみに、この鏡付きスツールは、私ぐらいの女性をターゲットユーザーにしてデザインしてくれた椅子です。しっかりリサーチもしてくれて、とっても可愛い椅子を造ってくれました。ありがとね〜。

本当に個性豊かな椅子がたくさんできました!小林先生、ご指導ありがとうございました。

 

投票結果

「あかり展」「粉体造形作品展」が無事終了いたしました。
たくさんのご来場 ありがとうございました。

粉体造形作品展では、アンケートによる作品の投票を行いました。
投票結果を、皆様からのコメントと共に ご報告いたします。

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第1位 46票
No.13〔3Dネット〕4年・立石雅英くん

・おもしろいが硬さをどうするか
・サマー座ブトンにいいかも!
・粉体のだん力性のデザイン

第2位 37票
No.8〔Float & Slit〕立石くん

・今までのシェードを脱却したデザイン。商品化出来そう
・家でかざりたいです。
・粉体の素材感とデザイン

第3位 36票
No.4〔Cross tong〕立石くん

・パクパクうごかせて、しっかりしてるのにびっくりしました。
・実際すごく使ってみたいです。
・シンプルな機構デザイン

第4位 22票
No.18〔ΩMEGA〕4年・榊原康太郎くん

・形はおもしろいが実用は?

第5位 20票
No.14〔Tree〕2年・森田裕之くん

第6位 12票
No.23〔オトアビ〕3年・柴田迅人くん

・等身大ぐらいだといいネ

第7位 10票
No.20〔キャベツ〕3年・矢倉圭祐くん
・キャベツ以外だとどんな形のものをだしてくれるのかきょうみがあります。

第8位 9票
No.7〔SPRING Stool〕立石くん

第9位 7票
No.6〔suger crusher〕立石くん
・両手ではなくそのままトングをつかむように片手でできたらいいなと思いました。
 たしかにさとうのかたまりを何とかできるスプーンは見たことがなく、あったらいいなと思いました。
・逆に、粉の砂糖をコロコロの玉に変えるのもおもしろいなぁと気付かされました。
 たまにあると愛おしいのがあのカタマリ。
・そうなんですよー。砂糖って固まるのでこういうのあると便利です。
 そして普通のスプーンではなく、計量スプーンだったら なお便利かと☆
No.12〔ORIGAMI〕立石くん
・いろんな形で製品化できそう。

第11位 5票
No.9〔foot light〕立石くん
No.15〔PETAL〕3年・渡邉道雄くん
・カサ立てほしい
No.16〔Chin!〕3年・丁野博之くん
・個人的に好きなのですが、男子しか使えないのが残念なので、ぜひ女子用も。

第14位 4票
No.22〔Rib〕3年・後藤謙太くん

第15位 3票
No.1〔つり革〕2年・川村英之くん
・つり革は丸いもの、三角ぐらいしかないのでこれはいい
・つり革の形を変えたい気持ちはすごくわかります。
 カップルで持てるし、いい景色が広がりそう。
 満員時に1〜2人が握れる事を考えると、あとは径、サイズの問題になると感じました。
No.10〔FRILL CLIP〕立石くん
・大きさといい、用途といい、すぐにも欲しい。実際に形にしてほしかった。

第17位 2票
No.17〔ミュージックシェル〕3年・原口卓也くん
No.19〔メガネくん〕榊原くん
・メガネ見てみたい!

第19位 1票
No.2〔MESSENGER〕職員・内山志保さん
No.3〔レストチェア〕3年・石黒優くん
No.5〔wave met〕立石くん
No.11〔RP capsule〕立石くん
No.21〔FEED ME!〕内山さん

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23作品 全てに票が入りました!
その他 粉体造形や展示会全体に対するご意見もいただきましたので、
抜粋してご紹介します。

6.27
・僕も作ってみたい と思った。
・粉体ってとてもおもしろいなと感じました。複雑な形を表現できていて感動した。
・パネルにかいてある文字が写真に被って読みにくいものがある。
・実際に手にとって使いたくなるようなものばかりで、どれも見ていてワクワクしました。
 日々の生活に豊かさを+していくようなデザインばかりで、とても勉強になりました。
・どれも しょうひんかしても よさそうです。ほしい。ください。
・3Dプリンタの特性がしっかりと理解できるコンペ作品だと思いました。
・発想がすごい!勉強になります!

6.28
・どの作品もきれいに仕上がっていて とても粉からできたもののようには感じられなかった。
・もっと大きな作品も見てみたいです。
・遊び心あるものがたくさんあり、みているだけで面白かったです。
・3Dプリンタの活やくにきたいします。
・あー参加すれば良かったなと思っています。
 粉体造形の美しさが伝わるものばかりで 素晴らしいと思いました。
・実用的なものから きばつなものまでおもしろかった。
 ありそうでないデザインを考えるのは大変ですね。

6.29
・アイディアがすごくおもしろかったです。
 さらに、使ってみたいなーと思える、使う所がすぐ想像できるのも良いと思いました。
・どの作品も、しっかりとしたコンセプトをもとに作られていて、素敵だと思いました。

6.30
・まだまだ可能性のある業種・製品がありそうです。
 参考になりました。
・もっと煮つめると実用性が高くなると感じました。若い感性を大切に!!
・モデルワークを勉強して頂きたい。

7.1
・コンペ作品全ての、実物を見てみたかったです。
 立体として実物が置かれていないものにも、面白そうなアイデアがあったので。
       ・
       ・
       ・

アンケート回収数は84枚!
ご協力いただいた皆様、誠にありがとうございました。

あかり展

現在開催しております
2年生によるLEDを使った「あかり展」の様子を紹介します。


この展覧会にはゲストとしてヤマギワ株式会社よりデザイナーの飯塚様をお呼びし、
学生のプレゼンテーションの後に講評をしていただきました。
ベテランのデザイナーを前にしてのプレゼンは
プレッシャーもあり学生にとって貴重な経験になりました。

あかり展
名古屋造形大学 D2、D3ギャラリー
6/27〜7/1(金)
9:20〜17:00(最終日16:00まで)

粉体造形展・応募作品より



プロダクトデザインコースの柴田君の応募作品です。
音楽を浴びるように聴くというコンセプトのスピーカーで
スケールモデルの展示もあり、提案としてもよく考えられていました。

この展示ではアンケートによる投票も行っております。
ご来場の際には是非皆様のご意見をお聞かせいただければと思います。

粉体造形展・森田くんの作品

次に紹介するのは森田くんの作品です。この作品は木をモチーフとしたです。春から夏にかけての木が生い茂ったり、冬の葉がついていない裸の木を明かりの点灯と消灯とで表現しています。また、木の片面を厚くすることで木のシルエットが鮮明に写り周りのほんのりとした光は見た人の心に温かな安心感が生い茂ります。
この作品が造形に至るまでプロの設計者の方と何度も打ち合わせやデザインの手直しを重ねました。学生がプロの方と一緒に一つのものを作り上げていく、その体験は非常に貴重なものだと感じました。

表と裏

夕焼けをバックに

粉体造形展・スピーカー


こちらは粉体造形によるスピーカーです。原田車両設計株式会社の高い設計力と、技術力によって開発されました。ホーンの部分は周囲にチューブ状のバックロードがぐるぐる巻きに巻き付いています。非常に複雑な形状で粉体造形ならではの造形力が活かされています。デザインはプロダクトコースの教員によるものです。

ちなみにぐるぐる巻いているチューブ状のホーンを、まっすぐ延ばすと2〜3メーター?ほどの長さのホーンになるそうです。

さらに、バックロードホーンは出口にむかって徐々に大きくなっていくように設計されています。

いまだかつてない形状のスピーカーです。