粉体造形展・榊原くんの作品

粉体造形展の作品を紹介していきます。まずは榊原くんの作品です。これは靴なんです。粉体造形では画像のように自由な形状をつくることが出来ます。この靴は靴下などを履いてから、装着すると靴として使用できます。またビニールも履いてから装着すれば防水されます。東日本大震災のような非常時に、これがあれば便利ではないでしょうか。粉体に使用される樹脂はある程度の柔軟性があり、また形状もメッシュやバネ構造などを用いて柔軟性を高めることも可能です。靴下とのマッチングで、いろんなオシャレが出来そうです。



粉体造形展開催中!

名古屋造形大学Dギャラリーにて今週金曜日まで粉体造形作品展が行われています。この展覧会は原田車両設計株式会社様との合同企画で株式会社NTTデータエンジニアリングシステムズ様株式会社スリーディーシステムズジャパン様に協賛頂いて行われています。粉体造形とは粉末の樹脂をレーザーで焼結させる技術で最先端の造形技術です。ちなみに粉体造形で検索をかけると真っ先に原田車両設計様がでてきます。

会場には説明員の立石君。粉体造形によるトングの説明をしています。

この展覧会は「粉体造形コンペティション」の投票も行われています。

会場には協賛企業様による粉体の説明、試作モックアップ、粉体造形のアイデアスケッチなど25作品、実際に粉体で造られた実物モックアップ6作品、あと粉体造形による世界初(特許申請中)のバックロードスピーカーなど盛りだくさんの展示があります。

本日は夜まで設営手直ししました。名古屋造形大学からの夕焼けは本当に美しいんです。特にギャラリーからはよく見えます。

卒業制作コース内発表

今日は、卒業制作のコース内発表が行われました。
正確には、ジュエリー、工芸も含めた、立体系のコース合同の発表会です。
従って、プロダクトコースの学生が、木工、ジュエリー、染織など他分野の専門領域を持った先生方から意見を聞く事ができる、貴重な機会です。

中には前期は課題に取り組み、卒業制作に取りかかるのは後期になってからというコースもありますが、プロダクトデザインコースを始め、立体系の各コースでは前期の内からコンセプトを練り、時間を掛けて完成を目指します。

とはいっても、まだ今の段階ではコンセプトが絞りきれず、漠然とした発表になってしまいがちだったのは、多くの先生方から聞かれた感想です。
まだ6月、されど6月、、、。
まだ4年生が始まって2ヶ月しか過ぎていない、、、と思う一方で、1月には卒業制作作品集に掲載する為の写真撮影をしなくてはいけませんので、立体モデルは実質年内に完成させなくてはなりません。
そう思うと、もう7ヶ月を切っているわけですから、ちょっと焦る気持ちも芽生えさせる為に、今日はいい機会になったと思います。

発表後に一応先生方からマル、バツ、サンカクの評価を頂きます。
一番多かったのはサンカク。まだまだコンセプト段階で、いいとも悪いともいい難い段階だからですね。

7月にはまずはコンセプトを発表する意味で、コンセプトイメージ展を学内ギャラリーで行います。
それぐらいにはコンセプトがはっきりして、具体的な制作に入れる、、、かな???その後は、10月に建築、インテリアコースとの合同で中間審査、本格的に制作へ、、、となるわけですから、夏休みを有意義に過ごす為には今の時期にコンセプトをしっかり固めておくのが重要ですよー。
頑張れ、みんな!

テラスお掃除

プロダクトデザインコースのアトリエ横には屋外で制作ができるテラスがあります。
でも、ついつい材料が散乱したり、屋外なので葉っぱが舞い込んできたりして、汚くなってきます。
そこで今日は4年生の学生と一緒に清掃をしました。
ムカデと戦いながら頑張ってくれまして、キレイになりました。
これからもキレイに使いましょうね!

LGコンペ「私の形態」

先週金曜日、LGエレクトロニクス・ジャパン主催のMobile Design Competitionの東海地区説明会が本学で行われました。
このコンペは、毎年プロダクトデザインコースの学生が取り組んでいるもので、2008年には1年生がシルバー賞とブロンズ賞をダブル受賞しています。(シルバー賞 TEMPERATURE、ブロンズ賞 Drop

説明会では、LGという会社のデザイン戦略、最新商品なども紹介して頂き、アイディアを考えるヒントになったと思います。


デザインの世界は年齢、経験関係なく、いいものはいいと認められやすい世界だと思います。このコンペは学生に限らず、日本在住の人なら誰でも参加も可能です。その中で、大学1年生の2人が受賞したのも、新しい感覚、視点を持っている若いデザイナーだからこそだと思います。
また、説明会にはプロダクトデザインコース以外のコースの学生も参加していたので、意外に違う専門分野の学生が斬新なアイディアで受賞したりすると面白いなあ、と秘かに期待しています。

今年のテーマは携帯電話ではなく、周辺機器になりました。
周辺機器というのはまず、スピーカーにするのか、充電器にするのか、イヤホンにするのか、、、、というところから考えないといけないので、なかなか難しいと思いますが、その分可能性が広がって、思いもよらないような面白いアイディアが出て来るのではないかなと思います。

今回、話をして下さったのは、LGエレクトロニクスジャパン株式会社日本デザイン研究所のチーフデザイナーの森憲朗氏。
学生達は説明会終了後も、講師の周辺に集まり、アイディアの出し方などを熱心に質問していました。
今回のコンペの応募に為だけではなく、国際的に活躍する現役デザイナーの方の話を聞けるいい機会になったと思います。

締切りは6月19日(日)24:00。あなたも応募してみては!?

STUDY展

1ヶ月も前の話になってしまいますが、先月の5日から10日にSTUDY展を開催いたしました。

卒展以外に学外で行うもっとも大きい展覧会で、プロダクトデザインコースは3年生と4年生が出品しました。

会場計画、案内状のデザイン、オープニングパーティーの企画等すべて学生主体で行う事で、展覧会開催の経験を作ります。

プロダクトデザインコースの他に、建築コース、インテリアコース、ジュエリーデザインコース、工芸コースも合同で行いましたが、プロダクトデザインコースはひと際個性的な作品が目立ちました。バイク、自転車、車、時計、椅子、照明器具、洗面台、おもちゃ、家電、、、などなど本当に多種多様で、あらためて、「プロダクト」という分野の幅広さを実感する展示でした。

中でも異彩をはなっていたのは、着物を使ったインスタレーションのような作品。プロダクトというと用途のあるものになりますが、彼の作品はアートのような作品で、見た人の心を動かす実験のようなものでした。
実は彼の作品こそSTUDY展らしい作品で、卒展と違って実験的な作品、試行錯誤のスタディーを発表できるのが、STUDY展の良さでもあります。
まだ完成度は高くなくても、なんらかの形で作品を発表する事により、先生方やご来場頂いた方々に作品を見て頂き、講評して頂いて、最終的に卒業制作に向けての糧にする事ができると思います。

まだ対象学年は未定ですが、来年もまた4月に開催します。対象になった学年の学生は、最大限にこのチャンスを活かしてほしいと思います。

新入生歓迎会

先週金曜日、2011年度の新入生歓迎会を行いました。
2年生の子が幹事になって、50人ぐらい集まったのかな?
今年はビンゴゲームもあって、すごく盛り上がっていた、、、みたいです。というのは、職員は、同日開催のジュエリーデザインコースの新歓に顔を出してからの遅刻参加だったので、行った時にはデザートでした(;v;)!
みんな仲良くなれたかな?
1年生のみなさん、先輩、後輩の縦のつながりは情報収集や技術習得の上でとっても大事なので、早く先輩たちと仲良くなって下さいね。そしてプロダクト風呂にどっぷり浸かって下さい。(ぬるいと風邪ひくので、あーーっついのに浸かってね!)

幹事のNくん、Mくん、お疲れ様でした。
そしてなぜか去年に引き続き、2年連続で「救護・衛生班」になっていたYくん、君はえらい!お疲れ様でした!こうなったら3年連続やってみる(笑)!?
来年は誰が幹事になるのかな?毎年なんとなく、それぞれの個性に従って役割分担のようなものができてきて、クラスのまとまりが出てくるものです。新1年生がどんなクラスになっていくのか楽しみですね。

不在が多くてすみません

新年度スタートし少し落ち着きましたが、やはり授業準備やら、STUDY展の備品片付けやらで研究室に在室できる時間が少ないです。

急ぎの用事の方すみません。
でも携帯電話番号を公開するとそれはまた大変な事になりそうなので、、、もし研究室に誰もいなかったら、ちょっとデスクスタンドに注目して下さいませ!

ロスラブグローブデザインのこの「バイオライト」。結構高いので借り物です。大事に扱って下さいね。

研究室在室、もしくは5分ぐらいで戻ってくるという時は点灯。

学内におりますが、5分以上もどりません。という時は消灯。

申し訳ありません、帰りました〜。という時は閉じるようにします。

5分で戻るつもりで、戻れなくなくなってしまったりするので、点灯してるのに来なかったらごめんなさい。
遊び半分のコミュニケーションツール程度とお考え下さい。
なるべく1人は在室しますm(_ _)m

2011年度始まりました!

今年度も始まりました!
始まって2週間も経ってしまいました!
ブログというものは、書く事がやまほどある時こそ、忙しくて更新できないものです、、、。

プロダクトコースには今年も新入生達が入ってきました。
そして、新年度早々、STUDY展という展覧会を行いました。
研究室のレイアウトを変更しました。

いろいろ書く事は多いのですが、止まっていましてすみません。
とりあえず、3月に卒業した皆さん、卒業おめでとうございました!(過去形でごめんね。) 4月から新しい気持ちで、今まで以上に頑張って下さいね!!いつでも遊びに来て下さい。

そして、新入生のみなさん、入学おめでとう!
4年間はあっという間です。だってもう1年の24分の1が過ぎちゃったんですから、、、。充実した大学生活を送って下さい。分からない事は気軽に研究室へいらっしゃいませ。

それでは、今日はここまで。明日から頑張って更新します。

コンペの原くん その後

先日このブログの中で、コンペで連戦連勝している原君の事をご紹介しましたが、その時に受賞コンペの1つであった、ダンボールコンペの作品がまだ発表する事ができなかったのですが、公表の許可が出ましたので、改めてご紹介したいと思います。


ダンボールを使ったアイデアのデザインコンペ

ダンボールの波波になった形状の面白さを活かしたテープで、掲示物をちょっと壁に貼っるのに使ってもかわいいし、ラッピングや手作りカードなど、使い方次第でいろいろ楽しめるプロダクトだと思います。

特筆すべきは、受賞者が原君以外は社会人、プロのデザイナーである事。
商品化を前提にしたコンペなので、面白いだけではなく、商品としての実現性もなくてはなりません。アイディアの奇抜さだけを競うようなコンペでは学生の方が有利な事もありますが、今回はきちんと「売れるものか」という現実的な事も考えながらまとめあげる事が難しかったと思います。

原君も4月からは社会人。プロのデザイナーとして第一歩を踏み出す事が決まっていますが、しっかり準備体操出来ているのではないでしょうか!?
がんばれ!