卒業制作中間審査会

秋も深まる10月下旬、プロダクトデザインコースでは卒業制作中間審査会が開催されました。

4年次生の卒業制作で重要な分岐点である中間審査。朝から学生の緊張した面持ちが伝わってきました。

卒業制作中間審査会はインテリアデザインコース・建築デザインコース・プロダクトデザインコース・ジュエリーデザインコース合同で行われます。

他コースの教員から指導を受ける事で自身の作品を客観視してもらい、リアルな評価を得ることがこの中間審査会。鋭いまなざしで卒業制作にふさわしいモノか見極められます。

今年も残すところ後2ヶ月。卒展会場で彼ら彼女らの作品がどう開花するか期待しましょう!

芸術祭ワークショップ

美しい秋晴れの中、名古屋造形大学芸術祭2013が開催されました。

多くの企画展、模擬店が開催され、会期中はにぎわいを見せている中、プロダクトデザインコースでもワークショップが開催されました。

今回も多くの来客を迎え、大盛況となったキーホルダーワークショップ。

3日間で計約100名以上の方がキーホルダー作りに参加して下さいました!

今回は大学パンフに告知していなかったのでいつもより少ないかなと思っており、お手伝いはいつもより少なめにしていましたがまさかの人気!お待たせしてしまった方すみませんm(_ _)m

写真のとおりお子様連れの方も多く見られ、元気な声が響いていました。楽しんで頂けたなら幸いです。

今年のオープンキャンパスで行うワークショップは今回で最後、実験的に投入したこのキーホルダーワークショップも大盛況・満員御礼でした。

来年度も引き続きこのワークショップは行う予定ですので興味のある方はぜひプロダクトデザインコースのブースまで!!

最後に芸術祭を楽しむ学生たちの風景を載せて終わります。次回オープンキャンパスでお会いしましょう。

【告知】9月15日開催オープンキャンパス

名古屋造形大学では予定通り9月15日にオープンキャンパスが開催されます。

プロダクトコースも前回同様にワークショップを開催してお待ちしております!

【内容】

ワークショップ(レーザーカッターでキーホルダーを作ろう!)

教員によるコースなんでも説明会

在学生、卒業生の作品展示

最新の3Dプリンターデモンストレーション

https://www.nzu.ac.jp/info/nfo2013/1231/

PD環境改善プロジェクト4日目 最終日編

いよいよ本日が最終日の、PD環境改善プロジェクト。アトリエ、工房、テラスと進んだ清掃も大詰めです。

作業開始とともに学生がテラスに集合しています。

引き続き組み立て作業。

作る事となると皆さん張り切ってますね、急ピッチで昨日加工された木材が組み上がります。

そして完成したのが、、、

作業台兼パーテーションです!

テラスの有効活用の為に先生より提案されました。これを20台作成し、より有効にスペースを利用します。

これの完成により4日間続いたPD環境改善プロジェクトは終了します。皆さんお疲れ様でした。

そして最後の打ち上げBBQ!

環境の改善にとどまらず、コース間の交流。知識、技量の向上になった今回のプロジェクトは後期にむけた良い準備となったのではないでしょうか。

モックアップ制作が多いプロダクトデザインでは特に作業に対してスタンドプレーになりがち、もちろん自分のアイデアを責任もって完成させるのは大切ですが、それだけではなくまずは広い視野をもって周りを見る事。同じ土台で戦っている友達や先輩はすぐそばにいる協力者です。知識や技術を共有して自分オリジナルな部分を成長させられてこそ良い作品が生まれます。

そして先生方はみんなを良い方向へ導いています。こういった場で頂くアドバイスは心に留めておくといろんな活用が出来ると思います。明日からは本当の夏期休暇!どんな使い方でも多くを経験して自分を成長させてください。

PD環境改善プロジェクト3日目工房・テラス編2

連日の作業に学生、お手伝いの先生方も疲労が見えてきましたが、全体では半分を過ぎました!

本日も前日に引き続き工房・テラスの作業となります。

アトリエ同様床の汚れをはがしていきます。ですが、アトリエのような剥がれる汚れではなくこれは強力。FRP樹脂やシリコン樹脂など立体造形で使用するものの残骸で、ちょっとやそっとでははがれてくれません。腰をいれてガリッガリッと剥がしていきます。

こちらは新工房(加工室)NC切削機や3Dプリンター、レーザーカッターが並びます。

所変わってここは木工室。なにやら大量の木材が加工されています。

加工していた木材が運び込まれてきます。

大量に並ぶ木材。ただの材料ではなく、これがテラスの新しいアイテムに変貌します。

加工した木材を今度は組み立てていきます。なにが出来上がるのでしょうか。

設計して下さった青木先生も張り切って指示をしています。

と今日はここまで。

明日はいよいよ最終日!PD史上初の大規模プロジェクトもいよいよ佳境です!

PD環境改善プロジェクト2日目工房・テラス編

2日目となる今日も夏の日差しがまぶしい陽気。

アトリエ編では各学年の努力により、きれいな環境を取り戻しました。

今回は工房・テラス編。先生の号令とともに作業開始です。

まずは前日同様不要物の撤去からスタート。

テラスは物も多く、なかなかはかどりません。猛暑の中の屋外作業、皆さん水分補給を忘れずに!

ロープに苦戦。なんでしょうかこのロープ、、、片付けをすると不思議な物がたくさん出てきます。

ようやく広々してきました。この調子でどんどん行きましょう!

テラスの外がすごい事になってます。意外と分からないですが収納されているとなおさら計り知れません。

物を全部出したら水とブラシで汚れを洗い流します。面積が広いので高圧洗浄機も出動!戸谷先生お貸し頂き有り難う御座います。

同時に外の不要品処理も進行、これだけの量は収集所に運ぶだけでも一苦労。

本日はここまで。

範囲が大きいだけに一日では終わりませんでした、残る日数はあと2日。使いやすい作業環境を目指して残りを片付けましょう。

PD環境改善プロジェクト1日目アトリエ編

ジリジリとした日差しが照りつける中、名古屋造形大学では夏期休暇を迎えました。

先週までの試験期間を終えた学生が花の夏休みと浮かれるさなかにプロダクトデザインコースでは大規模なコース環境整備を行います。

過去に学年単位での大掃除は行って来ましたが、今回はPD全体。工房、アトリエ、研究室、作業室、準備室すべてが対象です。

まずはミーティング、各箇所の現状と今後のプランをざっくり検討。使っていないもの使う予定の物、必要な物等分別をしっかりつけて整理整頓していきます。

机の上にあるのは各アトリエ、工房、作業室の模型。これらからレイアウトの検討を行っていきます。

まずは完全清掃アトリエ編!

まずは不要な物を撤去・処分、ここはモッタイナイではなく潔く捨てます。

プロダクトでは様々な素材を使って作品を制作しますが、それから出る端材は結構なもの。ちょっと片付けを怠るとすぐに一角がゴミだらけ、きれいさっぱり処分して快適な作業環境を目指しましょう。

ある程度ゴミ出しをしたら今度は床清掃です。

こびり付いた接着剤、樹脂をシンナーや時にはサンダーを使って完全にはがします。普段の掃除では箒とモップどまりでしたが今回はそれでは終わりません。長年蓄積した苦労の跡をリフレッシュします。

皆で行えば作業もスムーズですね、順調にクリーンアップされて行きます。

最終的にはここまできれいになりました、皆さんお疲れ様です!

1年次前期終了プレゼンテーション

プロダクトデザインコースではこの7月の終わりに各授業が終了します。
前期授業の集大成としてプレゼンテーションが行われました。

入学から4ヶ月が過ぎた彼ら彼女らはどのように進化したでしょうか、悩み多き年頃、皆一様に苦戦を強いられておりました、緊張と不安が入り乱れる中ついにこの日がやってきました。

プレゼン内容は前期タームで行った課題の報告、発表。

どれでも何個でもOKの中、各自思い思いの作品をプレゼンしました。

最初のプレゼンではありましたが、皆さんスムーズで聞きやすいことに驚きました。

作品をどう相手に伝えるかがデザイナーとしての重要な能力です。

デザイナーとしての素質は十分備えていますね、プレゼンも回数が命!。

場数を踏んで他人を引き込むような話術を身につけましょう。

産学協同 シヤチハタ×NZU

前期タームも大詰め。
各講義ではプレゼンラッシュが始まります。
そんな中、プロダクトデザインコース3年次生も同様に春から行われてきた産学協同授業のプレゼンテーションが行われました。

ここはシヤチハタ株式会社本社。

約4ヶ月にわたる成果をここで発表します。皆緊張している面持ちでしたが、企業の方の前でプレゼン出来る絶好の機会を逃す訳にはいきません。

今回、彼らは文具をテーマに各々の作品を発表します、優秀かつ、今の市場に見合った物であれば商品化も検討され、発売の可能性も秘めています。

プレゼン開始。3年生ともなれば皆慣れたもの、伝えるという事に関しては手を抜きません。

質疑応答ではアイデアの根源やデザインの経緯をさらに深く質問されている場面や、コストなど生産に関わる具体的な質問も飛び出しでいます。
学生も知っているつもりでは粗を見抜かれてしまうのでしっかりとしたリサーチ、デザインの完成度アップが今後の課題ですね。

この中から商品化、または商品にアイデアが取り入れられる学生はいるのでしょうか。
皆さん十人十色、様々なアイデアが並びプレゼンテーションは好評のうちに終了しました。

コンセプトイメージ展を終えて

先週5日でコンセプトイメージ展が無事に終わりました。
たくさんのご来場ありがとうございました。

今回の展示を通して多くの方から貴重な意見を頂く事ができ、卒業制作に対し見つめ直す機会になったかと思います。
1人1人の意見/感想をまとめたので、是非ご覧下さい。

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●川村

皆様、コンセプトイメージ展はいかがでしたでしょうか?
『大人からのデスク』の川村 英之です。
私は学習机から卒業したユーザーをターゲットとした『大人からのデスク』を卒業制作のテーマとしました。
「作業の違い」や「使用する物」に着目して社会人や大学生からののデスクを提案します。
コンセプトイメージ展では具体的な形になっておらず伝わりにくい面もあったかと思います。
これからは、頂いたご意見ご感想やリサーチ結果をもとに徐々に形にしていき、9月の中間発表では「これでいきます!作り出します!」と自信を持って言えるような準備をしていきたいと考えております。
また、これからも叱咤激励、アドバイスなど頂けたら幸いです。
2月の卒業制作展では4年間の集大成として自信を持って展示できるように頑張るので、皆様よろしくお願い致します。

●栗谷本

卒業制作を進める上で重要な通過点の一つである「コンセプトイメージ展」が終わった。
展示期間中はコース内外の様々な来訪者と対話し、これからの方向性を探る事ができた。
来訪者との対話の中で気づかされたいくつかの要素を上手に吸収しつつ、自分が最初に決めた「軸」となる考え方に上手く溶込ませていきたい。

●小林

1年間取り組む卒業制作の最初のチェックポイントであるコンセプトイメージ展。
自分のやりたいイメージをなんとか表現し乗り切って一息..といきたいですが、講評で得た意見などを取り入れ最後まで気を抜かずに頑張っていきたいです。

●田沼

コンセプトイメージ展では、これからの卒展へと制作していく第一歩として、非常に頭を使いました。
全てが手探りで、一歩前進したかと思うと、それがすべて悪く思えてきたりと悩みながらのものでした。
まだまだ納得のいくものではないので、卒展までに自分の納得いくものにしていきたいです。

●中井

コンセプトイメージ展で1番感じた事は相手への配慮が足りなかった事です。
コンセプトイメージ展なので、パネルを読む方に明確にコンセプトやイメージを伝えなくては行けないはずなのに、
パネルが自分の自己満足で終わってしまっていました。
これから先、物を作るにあたっても、自分の自己満足で終わらず、相手への配慮を考えながら進めて行きたいと思います。

●中間

コンセプトイメージ展へのご来場、ありがとうございました。
長い期間悩みに悩み、まだ完全なコンセプトが決まらないまま今回のコンセプトイメージ展を迎えてしまいました。
モックの制作まで出来なかったことはとても反省しています。
しかし今回の展示を通し、たくさんのアドバイス/意見を頂く事ができました。
今後の制作に活かし、自分の考えを具現化し納得のいく卒業制作ができるよう進めていきます。

●長谷川

やりたい事はなんとなく決まっているのですが、いざ取り組んでみると、色んな問題にぶち当たります。
当たり前ですが、自分のイメージしていたものにはできないような気がしてきました。
この展示が終わり、今まで言われた意見を考え直しながら中間発表に向けてさらに良いものになるよう頑張ります。

●福岡

お忙しい中、ご来場ありがとうございました。
たくさんの方々から貴重なアドバイス・感想を頂き、今後の目標や課題がより明確になりました。
私は浴育をテーマに卒業制作に取り組んでいますが、もう一度コンセプトを見直し、きちんと現状の問題を解決するデザインができるよう頑張ります。

●水田

今回のコンセプト展で僕は、人に伝える事の難しさを感じました。
自分では解っている各部品などの用語、それが相手には伝わらない解ってもらえない。そういう点で自分には解説力の無さが強く感じられました。
今後この反省をいかし、シンプルかつ解りやすく改良していきます。

●森田

今回のイメージ展では何も知らない人へ概要を伝えようと思った。
しかしイメージさせるのではなく理解させようとする見せ方にした為、思いやりのないやり方だったと思う。また、各要素の掘り下げが浅いとも感じた。
最適な言葉選びを持って短的に伝えられるよう改善する必要がある。

●梁瀬

ぼくは今回のコンセプトイメージ展を通して意見を頂ける事へのありがたみを改めて感じました。
来場された方々に自分の作品への意見を多く頂きましたが、どれも多角的な視点ばかりで
自分の中だけでは導きだすことができないものばかりでした。
今回の経験を活かし、今後は自分のアイディアを積極的に人に見てもらい、話し合った上で
よりより作品へと繋げていければいいと思います。

●渡辺

今回のコンセプト展は、計画通りにコンセプトや方向性が決まらず試作を制作することができませんでした。
かなりぎりぎりになって考えたコンセプトなので裏付けとしての調査がしっかりできていなかったりと
かなり突っ込まれることが多いと感じました。展示会を行い、さまざまな人に意見をもらうことで、
自分では気づかなかった視点やアドバイスを頂くことができたので良かったと思います。
今後は頂いたアドバイスをもとに、コンセプトの変更も考えながら進めてきたいと思います。

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来場者の皆さん、他学年ご担当の先生や後期からご指導いただく先生方から、本当にたくさんの意見を頂きました。
他の学生に対する意見の中でも、自分の作品に繋がる新たなヒントに気がつくこともあったのではないでしょうか。
4年生の皆さん、貴重な意見を参考にして、夏休み中さらに詰めていきましょう。休み明けの中間プレゼンを楽しみにしています!