プロダクトデザイン 木工実習

そろそろ梅雨の時期、気候は良いとは言えませんが、自然豊かな名古屋造形大学では新緑がまぶしく、雨露で染み渡った緑が目に鮮やかです。

そんな中、アトリエや工房からは学生の元気な声が聞こえてきます。

ここは木工加工室。プロダクトデザインコースでは様々な素材に触れる授業があり、この実習でもスツール製作を通じて素材に対しての考え方やふれあい方を学んでいきます。

木には金属や合成素材にない特徴がたくさんあり、知れば知る程おもしろく、アイデアによって無限の可能性が有ります。

丸太のこの部分だからそりがあったり、節に影響されない場所を選んだり、水分や熱を加えれば変形、加工も容易だったり、木と向き合って四苦八苦しながらも学生は楽しそうな様子です。

皆、話し合いながらすらすらと紙にペンを走らせていますね、実際にスツールを使って何か実演している場面も、デザイナーは言葉以外にスケッチと体験で伝えます。

使いやすさや美しさはこういった検討から生まれます。良い物を作ろうという気持ちだけで何でも出来てしまうのがデザイナーの魔法です。

前期タームも中盤に差し掛かり、このスツール製作も各グループの方向性が見えてきた頃、これから本製作!今年の学生はどんなカタチを作り上げるのか期待しましょう!