卒業制作展スタート!

さあ、いよいよ今日から第23回名古屋造形大学卒業制作展・大学院修了展が栄にある愛知県美術館でスタートします。 私達プロダクトデザインコースも幅広いジャンルを対象に、各学生が大学生活の総括として各々のテーマに取り組みました。
今日から、数回に分けて学生自身のコメントと共に作品を紹介します。
美術館では、学生が自分の作品をプレゼンすべくスタンバイしていますので、是非、美術館にも足をお運び下さい。

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会期/2016年 2月16日(火)~21日(日)
10 :00~18 :00
〈 19日(金)は20:00まで、21日(日)は17 : 00まで〉
会場/愛知県美術館ギャラリー・A 室-I 室
(愛知芸術文化センター 8 階)

 

先ずは、この人から…

中井俊樹(大学院)

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日本文化をイメージする「履物」は古来から現代までその形において、大きな変化が見られませんでした。

これは西洋の文化を取り入れた衣服などと違って、西洋の道路整備や舗装技術等に基づいた生活環境の違いなどから、履物については西洋の文化を取り入れないまま現代に至りました。西洋との生活環境に大きな差異が認められない今日において、進化が止まったままの日本の履物について再考し、日本と西洋とのテイストを心地良く融合させた新たな日本文化の「履物」です。(中井俊樹)

 

野澤拓磨

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わたしが提案するのはU+Knitという新しい「カゴ」の提案です。一つのパーツを連続して繋げることで製品として利用することができます。また同じパーツをつかって別の製品に組み替えることもできます。「デザインの恩恵を未だ受けられていない人々」をターゲットとし、主に開発途上国に住む人々に使ってもらうことを前提としています。(野澤拓磨)

 

中村果歩

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身体障がい児童用リクライニングマットKOEBI【コエビ】

この作品は、脳機能による身体障がいを患う児童(子供)を介助する方を対象として作られた、児童用のリクライニングマッサージマットです。脳機能の不具合によって身体の筋肉の硬直化を防止・緩和の為に必要となるマッサージは、介助者の身体に大きな負担をかけます。その負担を軽減し、児童(子供)に対して介助者が心にゆとりを持って接する事が出来るようになることを目的とした介護用品です。(中村果歩)

 

田中真実

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歌って遊ぶ幼児向けの浴育玩具を制作しました。音認識の泡風呂&シャボン玉メーカーで、歌うと声に反応してシャボン玉がでてきます。

エスメラルダはバスタブのお湯にプカプカと浮かびながら泡を出し、モコモコの泡風呂にしてくれます。

自分の歌声がシャボン玉になり、かたちになった歌を見ることで歌う楽しさを知るきっかけになったり豊かな感性を育てることに繋がればいいなと思っています。(田中真実)

 

河北治美

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Toy Furnitureは子供の自由な発想で遊べる家具です。収納する棚や机、椅子としてはもちろん、積み木のよう遊んだり市販のおもちゃと組み合わせて遊ぶなど、遊びの幅が広げられるのが特徴です。一般家庭で使用するだけでなく、保育園や小児科の待合室などの公共施設でも使用できます。こんな自由な使い方ができる家具はいかがでしょうか?(河北治美)

 

片岡茜

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「今日を楽しく演出する場」をコンセプトとした棚であり、箪笥であり、クローゼットです。

季節の服やお気に入りの服を1週間分コーディネートし、そのまま仕舞っておくことで忙しい朝も早く選ぶことができます。また、鞄やアクセサリーなども一緒に仕舞い、鏡を付けておくことにより無駄な移動をせず全てその場で試着し、チェックすることができます。綺麗に飾り見やすくすることでお店で選んでいるような楽しい感覚と見やすさが時短に繋がることで自分の毎日を楽しく演出することができます。(片岡茜)

 

石川翔一郞

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日本の多くの観光地では、英語を話せる店のスタッフは少なく海外からの観光客は戸惑いを抱いています。そこで、お店と観光客との間で快適なコミュニケーションが図られるツールとしてデジタルサイネージ(電子看板)を提案します。使い方の事例としては、飲食店のメニュー、商店の商品一覧、或いは街並み案内など、様々なコンテンツが考えられます。デジタルなので内容の書き換えやリニューアルも簡単に出来ます。そして、この提案は、スタンド部にLED照明を付けて夜の店先や街の夜景を演出します。(石川翔一郞)

 

続きは、また次回! お楽しみに。