9月15日から、いよいよ講義クラス「プロダクトデザイン論」が始まりました。
赴任して半年足らずの私(金澤)が担当させて頂きます。
新しいことに着手する…というのは、どんなことにせよ不安と期待が入り交じり
エキサイティングなもの。
会社勤めの時には、大勢の幹部や海外ディストリビューターの前でのプレゼンも
経験しましたが、勤め人の頃には、こうして若い学生の皆さんの前で話しをさせて
頂く機会はそうそう無い。
配当年次は1年生…90分のクラスは、彼らも聞くことにも慣れてきたところで
しょうが、話す側の私には未体験ゾーン…独特な「ムード」も感じつつ、最初はお互い
探り合いながらの心理戦…といったところでしょうか?
最前列は・・・空席・・・なんで皆さんそんなに遠慮深いんでしょ…まあ、自分が
学生の頃も、そんなもんだったかな…。
1回目の授業は、50数名の出席者…この中で顔が判るのはプロダクトデザインを
専攻している10名と学内行事で顔見知りになった数名…彼ら、彼女達の存在が
随分、心理的な救いになってくれた様です…でも、せめて彼らくらいは、前の方に座る
程度の「優しさ」があってもいいんぢゃない!? えっ どうなの?
このクラスでは、毎週、何を描いても良い講義ノートと、その週に得た感動や発見の
紹介、授業の運営や質問、要望などを何でも自由に記述してもらうレポートフォーム
で進めます。
第1回目のレポートは・・・おおおおおおおおッ ガイダンスだけだったのに結構
面白いレポートが沢山! 流石、美大に来る連中は絵が上手い! 何でも楽しむ術を
身に付けている人はデザイナーに向いているんじゃないかな…そんなことを
考えながら、時が過ぎるのも忘れ見入ってしまい、至福の時を過ごすことができました
…チェックのつもりが、がっつり返信を書き込んでしまった…1枚当たりにこんなに
時間を掛けていたらいつ終わるんだ? 採点しなきゃ!
みんな後ろの方に座るくせに、聴き手としては真面目な様です。
お互い良い緊張感をキープしたい。
次回は画像で遊んでみる予定。 学生の反応と表情を冷静に見てみたい…学生の
顔に私に対する評価が現れるのですから、怖い…でもそれが面白い。
その内、前の列に座ってもらえる様に頑張りましょう。
プロダクトデザインコース
金澤