プロダクトデザイン、特に車などのモビリティ開発には無くてはならない存在のクレイモデル。
デザイン業界ではポピュラーな造形方法ですが、一般には粘土細工くらいの認知度しかありません。
この実技ではモデリングの基礎となる面の作り方から複雑な自動車のモデリングまでを行います。
彼ら彼女らが一生懸命削っている茶色い粘土はインダストリアルクレイといってごく一般的な油粘土とは違い、常温ではかなり硬く硬化します。指では到底変形させることはできません。そこでヘラや専用の治具を使ってクレイを削ります。皆、母体の周りにクレイのかすがいっぱい出ていますね。
女性陣もがんばっています。というか男性陣よりきれいに出来てきてる?!、負けるな男たち!!!
カタチを起こすことはデザインに必要不可欠。立体をとらえるために一番の近道は自分で作ってみることです。この実技課題クレイモデル実習では体で実感し、手で覚えることで物のカタチを理解でき、説得力のあるデザインが生み出せるようになります。
彼らがどんな車を作っているか気になりませんか、、、。最終形態のモデルを今日、先生にお持ち頂きましたー。
奥が生徒製作中のクレイモデル。そして手前が完成したクレイモデルに実車同様の塗装をしたモデル。
車を知っている方ならご存知でしょう。この春発売されたばかりのFT-86です!
プロダクトデザインコースでは実際に企業の方をお招きして指導を頂くことが多々あります。このクレイモデル実習もトヨタ自動車から現役のモデラーを講師にお招きし、事細かに指導を頂いております。
これを目標にガンガン自分の腕を磨いて欲しいですね!