商品化?(°▽°)

プロダクトコース1年後期の産学連携 第二弾

「株式会社近藤印刷様への商品開発提案」

 

思えば、昨年の11月10日にスクールバスでお仕事中の会社にお邪魔して、透明フィルム+UV印刷、その他諸々のノウハウを惜しげもなくご提供頂きました。

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[これって、プロダクトの課題? 二次元ちゃうの?]

未知のテクノロジー御対面のワクワク感と共に、バシバシ発してた課題への不審オーラは記憶に新しい(笑)

・・・

工場見学後に、会議室でMTG。

目の前に並んだ、普段から見慣れたハズの素材…

 

PP200ミクロン_ナチュラル、PP300ミクロン_高透明、500ミクロンスーパーライン、硬質塩ビ500ミクロン、PET300ミクロン、軟質塩ビ300塩ビ梨地、・・・

 

「クリアファイルの材料」としか意識もしなかった素材が、こんなにも種類があって、それぞれの特性を活かされた形で世の中に出ている事を学びながら、、、、

 

少しずつ、少しずつ、

 

「これをプロダクトデザインの素材として使ってやろう!」というチャレンジャーの目つきに変わって行きましたね?

 

(^-^) ←ワタシ

・・・

 

でも、大学に戻っての何週間かは、

考えては没、描いては書き直し、作っては駄目、作り直しては駄目、 この繰り返し。。。。

 

 

(…作業と不安の年末年始)

 

 

年を明けて最初の授業が、企業の方々をお呼びしてのプレゼンテーションの日。

本日、1月19日の月曜日です。

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前半が終了した休憩時、近藤社長さんが仰いました。

「先生、、私…感動してます。」

「ごめんなさい。ホントはあまり期待していませんでした。でも、本当に皆さんのアイデアは面白いし完成度も高いし、ビックリしてます!」

(^^;)…←ワタシ

 

実は、指導担当の私も、この度の彼らの仕事はすばらしいと思いました。

プレゼンひとり5分+質疑応答5分、カンペ不可、マイク不可、その他モロモロ…

プレゼンテーションだけとっても、全員が完璧にルールを守り、しかも、本気で自分の作品をアピールしてました。

成績とか評価とか、そんな考えは飛んでいたと思います。そんなことより、自分のデザイン、考えを全力で企業の方々に伝えよう、認めて貰おう、というプロ意識とも思えるような意気込みがヒシヒシと伝わってきました。

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もしかしたら、この中から商品化されるデザインが生まれるかも知れません。

 

 

 

プロダクトデザインを学ぶ面白さや楽しさは沢山あります。

中でも、自分がデザインした「もの」が世の中に出て、沢山の人たちが使ってくれて、分かってくれて、笑顔になってもらえる。

その「醍醐味」を体感して欲しいと思っています。

 

 

おそらく、さほど遠い未来ではないでしょう。(^ ^)

 

 

プロダクトデザインコース

下尾

制作協力:株式会社近藤印刷様(http://www.noah-digital.co.jp/

 

 

 

 

 

 

メナード美術館で公開講座(最終回)

名古屋造形大学では、小牧市のメナード美術館とのコラボレーションで、一般の方が対象のEXTENSION PROGRAM 名古屋造形大学公開講座を毎年4回行っています。

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今年のテーマは、「創造と想像」

今年最後となる4回目は、私し下尾が担当する事となりました。産学連携を担う社会交流センター長として司会進行は担当してきましたが、講義となると話は別です。大学での授業とは訳が違います。

どこのどなたがお忍び(笑)で来られてるかも知れないし、音楽の著作権を仕切ってるJASRAC(ジャスラック:一般社団法人日本音楽著作権協会)の方が目と耳を光らせているかも知れない。。。

 

11月29日土曜日。

朝からの雨も上がり抜けるような青空のもとメナード美術館に到着。

〆切りギリギリに突貫工事で作ったポスターも、なんとかサマになっててひと安心。

最初は、司会進行と講義を一人二役でやるつもりでしたが、それは来られた方へ失礼ではないか?という気がしましたので、受付に来ている学務の伊藤課長に司会進行をお願いしました。伊藤課長は入学式や卒業式でそういうのを何度も経験されているのでお手のものです。あの渋い声で紹介されるとなかなか気分が良いですねぇ(^。^)

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その代わり、受付は一緒に来ていた大学院生ののび太君こと中井俊樹君にお願いしました。のび太君ありがとう(笑)。

(のび太と呼ばれるのはあまり気に入ってない様ですがww)

 

さて、14時、いよいよ開始。

来られるのは近隣の方だけだと思っていましたが、豊田市など遠方からのお客様もいらっしゃって、また、私より年上の諸先輩方も多く、少なからずプレッシャーが隠せないままの講義の始まりです。

 

講義タイトルは、感動の「食べ方」と「摂り方」

日頃から学生に伝えていることを少しアレンジしてご紹介しました。

普段から私が学生に言っている「大学の短い在学中で結果を出そうなどと焦ってはいけない。本番は、卒業後の60〜70年という長丁場の舞台だから、卒業後に芽を出してくる質の良い種を学生時代に沢山植えときなさい」という事を伝え、その方法を教える内容です。

しかしながら、来られている方々は既に豊かな人生経験をお持ちの方が殆どですので、釈迦に説法状態であるのです。この満身創痍の覚悟で挑んだのですが、終わってみれば皆さんからお褒めの言葉を沢山いただく事となりました。

 

今回は、感動の要素として大きな役割を持った「音」については、実際に体感していただくために、いろいろと仕込んできました。

例えば、お涙シーンの鉄板である花嫁がご両親へ手紙を読むバックに流れる曲について。

ご存じ山口百恵さんの「秋桜」をワンフレーズ流しながら「おとうさん、おかあさん、今までワガママな娘でごめんなさい…」などと私がノリで言うと、それだけでウルッとした空気が流れ始めました。

その空気の中、今度は三波春夫さんの「チャンチキおけさ」を流します。まるで、コントのオチのようにどっと笑いが上がります。これは、歌や曲の善し悪しを言っているのではなく、グググッと込み上がる感情は「音」に大きく影響されるという事を理解して頂く為の実験ですのでご理解よろしくお願いします。当然、三波春夫さんの大ファンなら「チャンチキおけさ」を聴いて、生前のお元気な歌声を聴いて涙する方も沢山いると思いますが、それは、感動とは少し違う涙ですね。

 

講義は聴く側が主人公です。なので、今回は少し寄せていきました。(笑)

が、

「とても分かりやすかったし沢山の気付きをいただきました。ありがとうございました!」

と、帰り際に上品な初老の女性に言われました。

少しお話ししたのですが、ご主人の介護をされている大変な毎日の中でも、気付きと学びを大切にしながら前向きに過ごすことができます!と最高のお褒めの言葉をいただきました。…もう恐縮するばかりでした。

 

とりあえず大仕事が無事に終了し、あまりにも嬉しいコメントまで頂いたので、その晩は1人祝いをしようといろいろと買い込んで帰宅しました。

でも、四捨五入して還暦の身にとって徹夜明けの1日は辛すぎました。

お風呂から出た後の記憶がございません。(笑)

 

プロダクトデザイン:下尾

後期☆産学連携授業 2年次生

11月17日(月)

 

後期の2年次生は住友理工株式会社様と連携授業を行っています。

授業テーマは住友理工様開発商品“スマートラバー”を使用した「2030年の車のインテリア」です。

 

今回はその中間プレゼンの様子をお伝えします。

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今回は5名もの方にお越し頂き、いつも騒がしいアトリエが一気に静かさと緊張感に包まれました。

 

2年次生とだけあって始まってしまえば自分の考えを淡々とプレゼンしていましたが、緊張のせいからか少し静かというか暗過ぎた気もしました。

普段のアトリエにいるときぐらい明るくプレゼンが行えるように頑張りましょう!

 

発表後は企業の方にアドバイスを頂き、授業最終までに金澤先生とデザインを思案していきます。

 

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そしてここでちょっとご紹介します。

後期からプロダクトデザインコースには留学生が2人授業に参加しています。

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ミンソンさんとリンリンさんです。

彼女たちはバウハウス大学と香港バプティスト大学からそれぞれ来てくれています。

 

 

最終プレゼンでは内容もそうですが、明るさや元気のよさにも期待してみたいと思います。

 

研究室 宮地

 

 

産学協働プレゼンテーション

11月3日(月)文化の日

 

世間は祝日でお休みのところも多いかと思いますが、造形大学は特別開講日のため朝から授業がありました。

 

さて、今回の授業は株式会社松浦紙器製作所様ご協力のもと、

1年次生がパッケージデザインに挑戦しました。

パッケージデザインと言うと平面的なイメージですが、

本日初めて作品を見た私はびっくりして「すごい」を心の中で連発していました。

データ回収のため展開図は見ていたのですが、ここまで展開があるなんて驚きでした。

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パッケージを開いてびっくり!!

商品がそのままディスプレイとして使用できたり、「飛び出す絵本」のようにフタの中にまた仕掛けがあったり、ただの梱包材ではなかったのです。

 

平面的なデザインはもちろん、立体にしたときの動きや感動までもデザインしている1年次生に自然と関心のため息が。。。

 

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そんなことをよそに1年次生は初めての企業へのプレゼンとあり、とっても緊張していたみたいです。授業が始まるギリギリまで練習を行ったり、自分のなかで台詞を何度の繰り返したりしていました。

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それはまるで呪文のようで、少し恐かったです。

 

ともあれお越し頂いた松浦紙器製作所の皆様にはかなりお褒め頂き、彼らの自信につながったのではないでしょうか。

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また、初めての企業とのやりとりにデータの正確さや納期の大切さなど身をもって学ぶことができ、こうして学生時代にいろいろな経験をつみながら社会への階段を少しずつ登っていってるんだなと勝手にしみじみと感じていました。

 

本当にいろいろなビックリ箱が見れてとっても楽しいプレゼンテーションでした。

これからも楽しい気持ちを忘れずに頑張っていってほしいです。

 

研究室 宮地

 

 

 

 

 

 

後期 産学連携 第一弾始動!

プロダクトデザインコースでは、できるだけ企業や社会との連携を活発にしながら、大学内だけでは得られない「きづき」と「まなび」を積み重ね、デザイナーとして豊かな知識とスキル、感性を身につける「ひとづくり」を目指しています。

本年度は、1年生の後期から始めることにしました。すこーし早すぎるかなぁという感もありましたが、どうしてどうして、みんなガンガンこなしています。

今回の産学連携先は、『POPPY BOX』という飛び出す絵本の様なパッケージを開発されている株式会社 松浦紙器製作所様です。最初のガイダンスでは、松浦社長自ら大学までご足労頂き、商品の説明と技術的なノウハウをレクチャーして頂きました。

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意匠権と実用新案権を登録済みであると説明をされましたが、『ものづくりの法律』を履修している1年生にとっては、机上での勉強では無く実際のモノを触りながらのリアリティのある「まなび」となったことでしょう。(なってるよな?おい)

 

先ずは、印刷されていない真っ白の教材をご提供頂き、

「取り敢えず組み立ててみよう!」

ということになり、(その作業にもイロイロとノウハウが詰まってました)、必死に組立作業・・・普段おしゃべり好きな学生達が言葉なく黙々と魂を燃やし始めますw

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POPという飛び出す絵本的なパーツをオリジナルにして、今日の授業は終了。こんな感じです。

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さぁ、次週はこの経験を踏まえて、自分なりのオリジナルなアイデアを沢山ださなければなりませんよ!

大丈夫。

彼らなら、やってくれるでしょう。

(だよな?)(^^;)

 

プロダクトデザインコース

下尾

産学共同プロジェクト

プロダクトデザインコース2年次生では、産学連携の授業を行っています。

前期は内田邦博客員教授監修のもとプリ・テック株式会社様と共同で「EcoDiss」を使用した課題に打ち込みました。

 

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中間、最終のプレゼンテーションを終えて、

優秀作品の授賞式を先日プリ・テック株式会社様にて行ってきました。

 

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特別賞:鶴田夏実さん

 

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銅賞:中澤右君

 

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銀賞:市川双葉さん

 

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金賞:寺石有希さん

 

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優秀作品は11月5日〜8日にポートメッセなごやで開催される「メッセナゴヤ2014」に展示予定です。

 

展示作品と受賞者コメントはまたアップする予定ですのでお楽しみに!

 

研究室 宮地